【時の破壊者】

Last-modified: 2022-01-06 (木) 06:00:34

DQ11(3DS版)

【冒険の書の世界】の歴史を書き換え、世界に滅びをもたらそうとした真の黒幕。
世界を滅ぼし再び新たな世界を創造しようとしていた。3DS版限定ダンジョンの【時渡りの迷宮】の実質的なラスボス。
【邪神ニズゼルファ】の色違いで、黄金に輝くボディを持った宇宙人。
ただし完全な色違いではなく、マスクの中央に◆の様なものを書き足して【ヨッチ族】の顔・◆・にデザインを似せてきている他、マスクの中は空っぽで素顔は無い。
本体の胸部には左右三つづつ大きさが微妙に違う【時のオーブ】のようなものが埋め込まれて(?)いる。その設定と見た目からなんとなくクロノトリガーのラスボスを思わせる。
【ヨッチ村】の祭壇にあるすべてのクエストをクリアし、【追憶の神殿】で彼の配下を全て倒したあと、過ぎ去りし時の最果てで戦うことになる。
【ラダトーム】の城のクエストが邪神討伐後にしかクリアできないこともあり、その戦闘力は邪神ニズゼルファをも上回る。こいつこそが本作における真の【裏ボス】と言えるだろう。
ちなみにこのボスは冒険の書の世界の仕様上、3Dモードでしか戦うことができない。
また、戦闘する前にも名前は聞く事が出来、【いにしえの呪文】クエストで王様の声を封じる時には時の破壊者が直々に出向いたらしい。

戦闘

ニズゼルファと同じように「みぎうで」と「ひだりうで」を駆使して戦ってくる。
本体のHPは15000、みぎうでのHPは4200、ひだりうでのHPは3800。
HPを含める各能力値は、邪神ニズゼルファを上回っており、両腕はニズゼルファの両腕と同じくらいと見られる。
全ての状態異常に完全耐性を持っているが、ステータスダウンは通用することがあり、【ルカニ系】のみ弱点になっており高確率で命中する。
全てのパーツあわせて3回行動、ただし腕を破壊すると2回行動になる。両腕を破壊すると1-2回行動。
使ってくる技もニズゼルファと似ている。ただし、【闇の衣】を剥ぎ取ったり仮面が割れたり【邪神の子】を生み出したりというイベントは一切なく、はじめからフルパワーで行動してくる。タメ技さえも祈りなしで使ってくるので十分警戒しておきたい。
 
元々ニズゼルファの固有技だった特技の一部は名称や表示メッセージ、演出などに変更が加えられている。
特技名や表示メッセージに「時」「時空」といった単語が多用されており、時を司る存在である事が強調されている。

使用する技

3回行動でほとんどの技が全体攻撃、ただし五体満足のときは不敵な笑いで行動を無駄にすることも多い。
3属性のブレスは耐性をあげれば100程度のダメージで、イオグランデやバギムーチョはマホカンタで反射できる。
怖いのは【ジゴスパーク】【ダークミナデイン】の強化版の時空のはざまからいかずちを呼ぶ攻撃【クロノデイン】、タメなしで使用してきて約200~300ダメージ受けてしまう。耐性をあげておこう、【雷鳴の旋律】も有効。
 
しかしこいつの真に厄介なのは【マホトーン】【異次元の霧】による、【魅了】と、【とくぎふういん】、これらは【スーパーリング】【エルフのおまもり】で防げないので面倒、かと言って魅了や特技封印の耐性を意識すると今度は眠りや休みに引っかかるとかなり厄介な技なので、とりあえず右腕は優先して倒してしまいたい。
素早さも高めなのでほとんど後手になると考えて戦いたい。こちらが行動する前に封印or魅了で戦線が崩れることがザラにあるので、戦闘開始から右腕を仕留めるまでは【セーニャ】による【キラキラポーン】をどこまで振り撒けるかが重要になる。
開幕【ファンタスティック】によるキラポンが切れる前に【レディファースト】も交えてキラポンと総替えを行い、戦闘メンバーだけでなくいてつくはどうが届かない控えメンバーにもある程度はキラポンを撒いておくと後々の立て直しがしやすい。
【ほしふるうでわ】+3を両腕に装備して素早さ+400にする手もあるが、この場合だと更に状態異常耐性が気になるので、可能であれば戦況と味方へのバフ状況次第でアクセ装備を取り換えたい。
また、こいつも溜めてから終末の炎を放ってくるのだがダメージは500以上にもなる。瞑想中(溜めているとき)に腕のどちらかを破壊すれば攻撃を阻止できてさらに相手へのダメージが狙えるが、倒せる自信があるとき以外はHPが高いメンバーを中心に総替えして防御したほうがいいだろう。
 
【闇の衣】が無いのでその代替なのか守備力が高いが、前述の通りルカニ系は通りやすい。 
両腕が揃っているときは行動回数が多いので、【全身全霊斬り】、イオグランデや【マヒャデドス】などを使って異次元の霧を使用するみぎうでから破壊していこう。
腕の耐久力はニズゼルファと大差無いため、ニズゼルファ撃破後となるこの戦闘で攻撃力不足に陥る事は無いはず。
片腕を破壊したらあとはひたすら【ばくれつきゃく】【メラガイアー】などでダメージを与えていこう。
めいそうをけっこう使って来るため火力が低いとなかなか倒せずジリ貧になるため全力で畳み掛けたい。
両腕を破壊してもどうせ再生されるので、再生されるたびに片腕ずつ倒していくほうが効率がいい。
片腕を瀕死まで追い込んで、再生を使用した直後に片腕を破壊することで厄介な技の多くを封じることができる。
またゾーンに入る事もある。

 
時の破壊者は腕がなくなると「時を奪う」攻撃を使って3ターンの間、強制的に1人以外を行動不能にしてくる。
この状態になるとなかなか厳しいので防御や回復状態にしてその場を凌ごう。
また、このとき瞑想による回復や両腕の再生を行ってくる。
 
ニズゼルファよりそこそこ強いぐらいなので、レベル80もあれば勝てるはず。【モンス・デミーラ】&【ラプソンフープ】のほうが強いと感じた人もいるだろう。魅了には十分注意したいが。
倒すと「余興はこれくらいにしよう」とか言いながら、ステータスを上昇させる種を貰える。
ラスボスより強い余興ってどうなの?と思ったプレイヤーも多いはずだ。

その後、ヨッチ村に送られるが【ネルセンの最終試練】と違って完全回復はしてくれない。

その正体

戦闘後、【終末の炎】のような極大な炎を生み出して自らの身体もろとも時を破壊し世界を消滅させようとする。
 
…というところでネタばらし。
仮面がパカッと開くと、そこにニズゼルファのような素顔は無く、がらんどうになっている内部から【ヨッチ族】のようななぞの生物が登場する。

「な~んちゃって! ウソだっぴょ~ん!

という脱力ものの台詞と共にポーズを決める彼の正体は、【ロトゼタシア】の時を司り流れを見守る【時の守り神】
(なお、この時抜け殻となった時の破壊者の身体が本体と同じポーズを取っておりかなりシュール。)
 
【主人公】たちが邪神ニズゼルファを討ち滅ぼす力を持っているか試すため、あえて冒険の書の世界の歴史を書き換えていた。
戦闘前の時を破壊して世界を滅ぼすうんたらかんたら~みたいなセリフは全部ウソということになる。
本人によると、自身と同じく神に属するニズゼルファの悪行を放って置くわけにはいかず、ニズゼルファをこらしめる方法を考えていたところ、邪神とともにこの世界に生まれた主人公に目を付けたらしい。
ニズゼルファより強いお前が行けと言うのは禁句である。彼はニズゼルファの闇の衣を剥がせないのかもしれないし、3DS版のニズゼルファを闇の衣を剥がずに倒すのは極めて困難なのだ。第一こいつが倒されると時の均衡が保てなくなってしまう。
 
主人公が自身を倒した後は、主人公が真の勇者に相応しい存在だと認め、「今のそなたたちならきっとニズゼルファも倒せる」と太鼓判を推しつつ、歴代主人公の銅像と同じく、主人公の銅像を立ててくれる(尤も、この台詞を聞く頃には既にニズゼルファを1度撃破しているのだが…)。
その後は話しかけることで再戦可能。

DQ11S

3DS版では仕様上3Dで固定だったが、こちらでは2Dで固定されている。
ニズゼルファ同様ドット絵が動く仕様になっている。
正体を見せるときは、時の破壊者の身体が消えて時の守り神に変身するようになっている。
 
時の破壊者を倒すと、真の裏ボス【失われし時の災厄】【失われし時の怨念】に挑めるようになる。

星ドラ

2020年4月8日からすれちがい冒険者でカギを入手でき、戦えるようになった。
倒すと時の破壊者の仮面を入手できる。