【サンマロウ】

Last-modified: 2023-01-14 (土) 16:03:35

DQ9

中盤に登場する町で、【ビタリ山】の南西、広大な花畑に囲まれた港町。
由来はフランス北西部にある港町サン・マロ(Sant-Maloù)だろう。
英語版での地名はBloomingdale、町長の名はDaff。
 
入ってすぐに花屋の屋台や大きな宿屋が出迎え、少々入り組んだ歩道橋を上り下りすればお馴染みの武器屋や防具屋から、シリーズで初めての靴屋まで、店が豊富に建ち並ぶ。
全体的に明るくかわいらしい雰囲気で、女の子に人気のありそうな町。
特に目を引くのは大金持ちの【マキナ】のお屋敷と、【船】であろう。
 
防具屋はドレスやスーツなどお洒落なものや可愛いものが多く、ネコミミバンドはプレイヤーの趣味が試される。
また、ゴールドメイルの錬金で稼ぐ場合はここでシルバーメイルを仕入れることになる。
宿屋は家族経営らしいが、リッカの宿屋が成長する前までは自称世界一の宿屋を名乗っている(実際には宿王グランプリは長年1位該当者なしだったらしく、万年2位のここが勝手に1番を名乗っている)。
 
なおマキナの屋敷には【まほうのカギ】、井戸の中には【さいごのカギ】で開く扉があるので、カギを手に入れる都度戻ってこよう。
 
【守護天使像】が街の中央に祭られているが、天使の名前はプレイヤーにはわからないようになっている。

シナリオ

【女神の果実】を回収する旅のさなか、【船着き場】でこの町に大きな船があるという噂を聞いてやってくることになる。
船はマキナが所有しているものだが、予想どおりというかすぐには貸してはもらえない。
マキナのお屋敷はお嬢様の財産目当ての自称お友だちに、奇行の目立つマキナ本人と、
胡散臭い雰囲気満載で出迎えてくれる。
しかしその後、マキナが何者かによって【サンマロウ北の洞窟】にさらわれてしまうので、
主人公はマキナ(実は人形の【マウリヤ】)を救出しに洞窟へ向かう。
この事件を解決すれば、女神の果実と船が手に入る。

クリア後

夫から町長の座を奪い取ったゴージャスマダムや、マキナがすでに故人であること、
【宿王グランプリ】のクエスト後は宿屋が3位に落ちて息子を信用していないなど
チームワークばらばらなことを考えると、将来的には経済破綻しないか心配に見えてくる。
 
一方、船守の老人は「じじいの行水場」なる施設を開設。
「アンチエイジング効果あり」との触れ込みで大評判を受け、毎日老爺たちでごったがえしている。
すっかり斜陽になった宿屋とは対照的に、サンマロウの新名所となっている。
宿屋の元従業員の中にも、こちらの方が儲かるという事で転職してきた者もいる。
宿屋側はこのことが相当癪に障るのか、サンマロウ入口にいて街の紹介をしている女性(正体は宿屋の女将)は
「この街には宿屋くらいしか見るべき場所がない」とネガキャンを行っている。
なお客は本当にじじいばっかりで、アンチエイジングに反応しそうな妙齢のご婦人方は一人もいない。残念。
基本的に川の水を小屋の中に引いているだけで、アンチエイジング効果については未知数。
客の中には実際に若返ったと主張する自称元老人の若者がいるが、彼はサクラであり外見相応の実年齢である。
【マルチプレイ】のゲストが話しかけると真実を教えてくれる)
 
ナザム村の少年【ティル】はもともとここの出身とのことで、家族の墓参りに来ている(が、ナザム村に帰る気配はない)。
まあ村のおじよりもこっちに住んでいるおじの方が良い人だけど。

クエスト

にゃーにゃーと鳴くだけでクエストと言い張る猫からは【にゃー にゃにゃー!】が訪問当初から受注可能。
クリア後には教会のシスターから【シスターのざんげ】
自分の誕生日を祝うため友達でもない主人公を利用する男から追加クエスト【ステキなバースデー】
入り口付近の女の子から追加クエスト【ハッピークリスマス】が受けられる。
またサンディ関連のストーリークエスト【まぼろしの樹のなぞ】
ラテーナ関連のSQ【竜のなみだ】の受注場所ともなるほか、
【運転士試験】では何故か教会の鐘の裏にいる【カデスの星】のメンバー【ニクス】に会う必要がある。
何だか変わり者のクエスト関係者が多い場所だ。