【バンプドック】

Last-modified: 2023-11-23 (木) 22:24:11

概要

DQ4に登場する、常に上下逆さまにぶら下がっている、犬のような顔をしたコウモリのモンスター。
【きゅうけつこうもり】の上位種。
 
名前の意味は英語で吸血鬼を意味する「バンパイア」に同じく犬を意味する「ドッ」を足したもの。
訳すなら「吸血鬼の犬」か、いっそそのまま「吸血犬」か。
ただ犬を意味する英語は「Dog」で「グ」なのにコイツは何故か「ク」になってしまっている。
同様の被害をコチラも受けている。
リーンドラゴン】レートオーラス】がいる以上、別に「グ」の文字がつかえなかったというわけでもあるまいに、ましてや前作で犬のモンスターに「グ」の字が使われているのに、なんとも奇妙なことである。
 
なお海外版ではFC版にあたる初代nes版ではそのまま(?)「Vampdog」であったが、リメイクに際し「Vampire battler」に変わった。
「battler」は「執事(butler)」ではなく「戦う人」の方。
直訳するなら「吸血鬼戦士」ないしは「吸血鬼の戦士」なので、「吸血鬼の手先(となって戦う者)」「吸血鬼の尖兵」みたいな感じだろうか。
肝心のは出てきませんけど。
ちなみに下位種のきゅうけつこうもりが「Vampire bat」なので、そこに比較級の「er」が付くことで「より強い、さらに上位のコウモリ」といった意味のダブルミーニングにもなっていると思われる。

DQ4

4章では【アッテムト鉱山】に出現する、この時点ではかなり場違いな強敵。
眠り攻撃、ラリホーでこちらの動きを封じてくるうえ、攻撃力・素早さまで高く、よく3~4匹の集団で出現し、オマケに上記行動は制限行動ではないため1ターン目から連発され何も出来ずに封殺される事もありと苦戦必至の難敵。何を考えてコイツをこの段階で出したのだろうか。前作の【マタンゴ】を思い出させる。
HP・守備力ともに高くはない【ミネア】【マーニャ】では4回以上攻撃を喰らったらほぼアウト。にも関わらずほぼ確実に先制でラリホーが飛んでくる上に高確率で眠らされてしまう。こいつの集団は逃げに徹したほうが得策かもしれない。
集団での出現時に奇襲まで喰らった場合は、もはやただの運ゲーである。
一応こいつ自身もラリホー系は無耐性で必ず効き、攻撃呪文に対しても【ヒャド系】以外は確実に有効。
攻撃呪文と組み合わせて速攻で倒したい…が十中八九こちらが先に眠らされる。
【せいじゃくのたま】も確実に効くので、こいつの素早さ(割り込み)に対抗するためにも1ターン目はラリホー・静寂の玉を使い、ミネア・マーニャのどちらが眠らされても向こうの行動 or ラリホーを封じられるようにしておくといい。但し、前述の通り眠り攻撃もあるので呪文を封じたからといって油断しないこと。
 
こんなに厄介な敵の割に、経験値36、24ゴールドと得られる報酬も乏しい。
 
5章では、【パデキアの洞窟】と夜のソレッタ地方に出現する。
屋外であるソレッタ地方のフィールドでは何にぶら下がっているんだろう?
この頃には戦いやすくなっているものの、【メタルスコーピオン】との組み合わせが危険。
落とすアイテムは【いばらのむち】(FC版)、【せいなるナイフ】(リメイク版)。