【ピクシー】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:31:22

概要

DQ4などに登場する、青い体色で一本角が生えているモンスター。
同種属に【おにこぞう】【バアラック】【うらぎりこぞう】【子鬼ブリック】【グリゴリぼうず】がいる。
 
女性的な【妖精】として描かれる事が多いピクシーだが、ドラクエのものは男性的である。
古典的には「性差の分別が難しい、性徴期前の魂」が妖精化するのであって、妖精にはそもそもの性別がない。
キャラクターとしては男女型それぞれに確立があると言ってよく、日本でいう「化生(化け物・妖怪)」寄りのイメージも多い。
現代では「フェアリー」とほぼ同じ意味で用いられることが多いが、上記のように本来は別物…というか、「フェアリー」という単語そのものが極めて広範な「人間でない隣人」を指すため、強いて言えばピクシーもその中の一種族に近い。
アメリカやイギリスのゲーム等では少女型のケースが多く(ウルティマシリーズなど)、それらの影響が日本では大きい。コンピュータゲーム早期には女神転生シリーズで少女妖精スタイルのピクシーが広まり、後にポケモンでは(多くのモンスター観がそうなので)人型っぽく描かれていない見た目で浸透している。
 
ピクシー(pixy)とは妖精の中でもイタズラ好きなものや小鬼の意味があり、後のシリーズで登場する【インプ】(imp)に近い存在と言える。インプ系はいかにも嫌な奴らのイメージが強いが、ピクシーの系列もなかなかの策士揃い。
ところで、おにこぞう(=小鬼)を言い換えるとピクシーである。【ミイラおとこ】【マミー】のような感じだろうか。
 
単にピクシーで検索すると、上記の妖精・ポケモンの要素で引っ掛かってしまうので、「ピクシー ドラクエ」等と入れると良い。
 
ちなみに【サンディ】(DQ9)のような妖精はフェアリー(fairy)。それ以外の妖精では、ドラクエの世界では【エルフ】(elf)が妖精の種族としてメジャーなのは御存知の通り。

DQ4

1章では【湖の塔】に、5章では【ボンモール】周辺や【裏切りの洞窟】周辺などに出現する。
極めて珍しい【ピオリム】を唱えるモンスターである。
DQ5以降本編ではしばらくピオリムか欠席した影響もあり、なんと、DQ8が発売されるまでのモンスターの中で唯一の使い手となっている。
こちらのレベルが上がってくると逃げ出すようになる。
 
一章では他の敵とチームを組んで登場することが多いので注意。
【ダックスビル】【ルカニ】で守備力を下げたところに、ピオリムによる先制攻撃を叩き込んでくれたりする。
また、FC版では【集中攻撃】特性を持っているため、【ホイミン】が狙われるとかなり危険である。
まぁ一章に限って言えば、もともと【ライアン】は鈍足でピオリムの有無にかかわらず後手に周りやすいのだが、ホイミンですらも先攻が怪しくなるという点が厄介で、このせいで回復が間に合わなくなることがしばしばある。
ちなみに敵の使うピオリムは、FC版では敵全体に効果があるのに対して、リメイク版では対象となる敵1グループに範囲が狭まり少々弱体化している。
 
DS版では塔内に昼夜のモンスター判別が持ち込まれ、湖の塔では夜限定の設定が世に出ることになった。
このため、宿で寝て昼に塔にチャレンジすることが多いこのダンジョンでは、見つけられない人が続出した。
多くの攻略サイトでもこの現象について言及しないため、被害者は増えるばかり。
同ダンジョンは夜だと固定パーティーが出ず、【ホイミスライム】【おおにわとり】もほとんど出ないので楽勝。
 
【ドロップアイテム】【すばやさのたね】
ドロップ率は1/128と低めな上、こちらのレベルが高いと1/6の確率で逃げるため、盗みのターゲットには向かない。
この種を狙うなら、こいつよりも弱くて逃げない【きゅうけつこうもり】の方がいいだろう。
 
【格闘場】では、同キャラ4人の対戦が組まれている。
2章・3章で同キャラ戦はこのカードのみ。
特に2章では【838861枚】が使えないこともあり、連続ダブルアップで万枚に挑戦している時には一番見たくない組み合わせだろう。とりあえず、微差だが一番オッズが高いのに賭けよう。

DQ10オフライン

おにこぞうの上位種でバアラックとは同格。【こおりのいき】を吐く。
【ミュルエルの森】にいる個体は【ナグアの洞くつ】の個体よりも若干弱め。
通常ドロップは【まほうの小ビン】、レアドロップは【ウルベア銀貨】

DQ10オンライン

なかまをよぶため、サービス初期にはレベル上げ対象として狩られた。
詳しくはこちらを参照。

DQM1・DQM2

【悪魔系】として登場。悪魔系に【スライム系】を配合するとできる基本種族。
DQM1ではしあわせのとびら・ねだやしのとびらに、DQM2ではイル編のみ海賊の世界のフィールドなどに出現する。
習得する特技は【ピオラ】【バイキルト】【キアリー】
DQM2とPS版ではピオラの代わりに【ふういんのいのり】を覚える。
しかし、それを習得するのに必要な賢さの伸びがかなり悪いので、次の世代に期待しよう。

イルルカ

テリワン3Dでは登場できなかったが、ようやく復活。
【水の世界】のいにしえの灯台の上層部に出現する。どうやら【つきのいし】の傍にいたいようだ。
2体でドクロのお面を被って睨めっこしていたり、「【スカルブレード】の近くで自身の顔が描かれた風船を膨らませ、風船がスカルブレードに当たって割れた衝撃で吹っ飛ぶ」という謎の遊びをしたりしており微笑ましい。
 
悪魔系のFランク。
特性は【スタンダードボディ】【みかわしアップ】【封じブレイク】
+値を上げることで【ふくつのとうし】【しっぺがえし】を得る。
また、【新生配合】【ヒートアップ】、メガ・ギガボディ化で【AI1~2回行動】、ギガボディ化で【ジャミングブレイク】を習得する。

DQM3

悪魔系Gランク。
野生では出現せず、スライム系と悪魔系の系統配合で生み出せる。
特性は【いきなりピオラ】【みかわしアップ大】(Lv20)、【くじけぬ心】(Lv40)、【1~3回行動】(Lサイズ)、【封じブレイク大】(Lサイズ)、【いきなりバイキルト】(LサイズLv60)。
所持スキルは【妖精】
 
【いばらドラゴン】との配合で【フェアリードラゴン】【ランタンこぞう】との配合で【おにこぞう】【ズッキーニャ】との配合で【リリパット】ができる。

スラもりシリーズ

敵キャラや物を投げて攻撃してくる。
普段の動きは遅いが、物を持つとダッシュしながらこちらに向かってくる。
その特性からか、こいつのいるフロアには【爆弾岩】【サボテンボール】が同席していることが多い。
 
1では【ウルオッター川】【カラカラ水源】に出現。見た目に反してHPが4ポイントと多い。
2では【サラスナ古墳】【大魔王発掘現場】に出現。
物を投げる前に予備動作が入り、やや弱体化したが、地面に落ちると粉々になる壊れた柱を投げて資材の運搬を妨害したり、攻撃範囲の広いサボテンボールを投げてくることも。
勇車バトルでは【やまなりに ぶっぱなせ!】【まっすぐに ぶっぱなせ!】を命令できる。
なお、二本兵はおにこぞうのカラーリングが使われている。
3では【ガンバレーこうや】に出現。やはり爆弾岩やサボテンボールを投げてくるが、スライムガンマンを撃たずに投げようとするあたりにコイツの思考レベルがうかがえる。
船バトルでの作戦は前作と同じ。
いずれのシリーズも担ぐものがないと、うろうろするだけで何もしてこなくなる。

バトルロード2

第3章から登場。
ステータスはHP:522 ちから:89 かしこさ:68 みのまもり:55 すばやさ:82。
使う技は「おにび」と「デイン」。
前者は炎をまとった拳で敵1体を殴り、後者は雷の呪文で敵1体を攻撃。
 
バランスの良い能力と高い回避率を持ち、小さいモンスターの中でもかなりの実力者。
その為か、公式大会や勇者認定戦では、魔法使い(マジカルメイス)+ゴースト+ピクシーという組み合わせで戦うデッキが流行った。因みにこの組み合わせは生息地、ミニモン、職業相性で3段階パワーアップした。
武闘家と組むと、デインが敵全体に炎を放つ「火竜拳」に変わる。

モンパレ

悪魔系のEランクモンスターとして登場。初期とくぎはピオリム。
【ふつう】Eランクレベル50でHPは約400にもなる高さを誇るタフガイで、HPだけはランク内ではトップクラス。
しかしそれ以外のステータスは下位種であるおにこぞう(Fランク)とどっこいかそれ以下という低さであり戦力としては起用し辛い。
モンパレでは行動頻度にも関わるためかなり強力な初期とくぎのピオリムが唯一といっていいほどの救いだが、ピオリムを他モンスターに伝授するための素材としての需要の方が高かったのは言うまでもない。

ライバルズ

第3弾カードパックで共通ノーマルカードとして登場した。

2/1/4 あくま系
ねらいうち

狙い撃ちを持つ2コストユニット。
【ヘルコンドル】とは対照的に体力に偏ったステータスをしており、ステータスの合計値は上回る。
しかし攻撃力は低いのでそのままだとスルーされ置き物になってしまいがち。
同じ弾に登場した【スピリットリンク】で攻撃力を強化してやると良い。

ウォーク

ストーリー15章3話から出現。とても良く見かけるモンスター。
15章で登場するものの中でも素早さが高く、ジバリーナで毎ターン220近いダメージを与えてくるほか、マホカンタで呪文を牽制。
こころは緑色でコストは147。そこそこの回復魔力と攻撃魔力、HPを持つが、それ以外は低く特殊効果も無い。