【メルル】

Last-modified: 2024-03-13 (水) 06:22:33

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場するキャラクター。
【テラン】王国の高名な占い師【ナバラ】の孫娘(ナバラは父方・母方どちらの祖母か不明)。
両親については作中では一切触れられておらず、存命かどうかも不明。
アニメでの声優は南場千絵子。新アニメでは小原好美(チャンピオンズの【ホミット】役)。
新アニメの次回予告のナレーションで、【バラン】戦後(恐らく【ダイ】記憶喪失時も)パーティーが休息に利用した建物がメルルの自宅であることが明言された。
ナバラが水を運んでいる描写などから同居していることが推察されるが、二人暮らし(但し、作中では放浪の旅の最中)なのか、上述の両親含め他に家族がいる(いた)のかは不明。
 
黒目がちな瞳と、どっからどう見てもDQ4の【ミネア】を思わせる衣装が印象的な、年齢15歳の可憐な少女。
性格は原則的に内気で大人しいが、秘めた占いの才能は祖母ナバラをも凌駕することとなり、日々成長するその姿を見たナバラは「ほぼ百発百中で気味が悪いくらい」と評したほど。
それはもはや、近未来予知といって差し支えない域に達しており、さらには目の届かない位置にいる者の気配を(数まで正確に)察したりと、およそ一般的な占いでわかる範囲を大きく超えている。終盤にはテレパシーまで使えるようになり、後方支援として大活躍していた。ただし、【水晶玉】の扱いに関しては、まだ祖母ほどの実力は無いようだ。
 
他にも簡単な回復呪文も使えると本人が語っているが、具体的にどの呪文を覚えているのかは不明。ただ、キャラクタープロフィールに「ホイミ系呪文を少々」と書かれており、【ホイミ】は使えると思われる。実際に、【バラン】戦の終盤で戦場に現れ、【ポップ】の蘇生に専念する【レオナ】に代わり、【ヒュンケル】【クロコダイン】を再び戦える程度には回復させている。
 
またその内気な性格だが、ポップに関することになると完全に話は別。普段の印象を吹き飛ばし、時に爆発的といえるぐらい感情的になったり、想像も付かないほどに行動力が一段とアップする。
 
最初は祖母のナバラ共々【ベンガーナ】のデパートで【ダイ】たち一行に出会った後、彼らに【竜の騎士】についての情報を伝えるだけのただのモブキャラかと思いきや、彼女の【古代占布術】によりダイの最強の武器を得るため、ポップを故郷【ランカークス村】に居る両親と再会させ、ダイ達が【ロン・ベルク】と出会うきっかけを作ったり、森に隠れたロンの住みかを探り当てている。
他にも気配を察知する能力と回復呪文でダイ達をサポート、夢の中とはいえダイが母【ソアラ】と父バランと再会させるお膳立てを整えてくれ、【ミナカトール】を会得する洞窟へ自ら進んで赴き、【マァム】に自分自身に向けられる愛についての先輩の一人になる等々、多岐に渡って活躍する重要キャラクターとなる。
ダイ探索時にクロコダインがメルルが居れば容易に見付けられたかもしれないと言う程、仲間達にも頼られている。
 
気配察知能力は人探し以外にもザボエラが化けたマァムの禍々しさに気付いたり(あの【ゴメちゃん】ですら気付かなかった)、【クルテマッカVII世】の影に潜んだ【シャドー】を発見したりと、対象の放つ気配の善し悪しも判別できる様だ。
また、シャドーに攻撃する時にクルテマッカVII世の腰からナイフを瞬時に奪い、ジャンプして影にナイフを垂直に突き刺すという妙な身体能力の高さをみせた。
 
余談だが、ポップ関連でよくネタにされる「天地魔闘の構えを受けるまで破損しなかった旅人の服」は、バラン戦の後に彼女が新調したものである。

性格及び略歴

黒目がちな瞳が印象的ななかなかの美人。初対面の時からポップに思いを寄せていたが、それに気づかない彼を見て、スケベで百戦錬磨のはずの【マトリフ】が「勿体ねえ」と評したほど。
実際に、ポップも初対面時には「結構美人だったよな」と仲間内に語っていたが、メルル本人は美人である自覚が無いのか、ポップがマァムに想いを寄せていることを知っている上に内気で自信を持ちきれない性格も相まって、中々ポップに想いを伝えられずにいた。
スタイルも中々良く、特に【カールの法衣】着用時はそれが顕著。

ミナカトールの魔法陣を巡る攻防戦の際、ミナカトールの発動のために四苦八苦しているポップを【ザボエラ】が狙っている事をその感知能力で察知する。
かすっただけでも死に至る猛毒「【毒牙の鎖】」の一撃から身を投げ出してポップをかばい、メルルは腹部に直撃を受けてしまう。息も絶え絶えとなった彼女は駆け寄ってきたポップに(先にレオナにバラされる形ではあったが)自らの想いを伝える。
ポップがマァムに好意を寄せていることを知っているため、その想いが届かないことは承知の上であったが、最期の意地悪な願いとしてポップの好きな人を教えて欲しいと言う。
彼女とのやりとりでポップは己の弱さ、正直な気持ちと真に向き合い、それを言葉にしたことで自らの心の力「勇気」を見出し、【アバンのしるし】を光らせるに至る。
同時に賢者の力に目覚めたポップが放った【ザオリク】級の回復エネルギーにより猛毒は全て解毒され、彼女は一命をとりとめた。
 
ダイ達がバーンと戦っている最中には【ピラァ・オブ・バーン】【ロロイの谷】に落とされる事を察知して目覚め、全員をその場から離れさせている。
その後、復活が切っ掛けになったのかは不明だが「他人とテレパシーで交信する」という新しい能力に目覚める。
対象はポップだけという効果範囲の極めて狭い能力ではあるものの、【バーンパレス】にて【バーン】と戦っていたポップとこれで交信し、バーンパレスから出られないポップ達ではどうしようもなかったバーンの最終計画を挫くきっかけとなった。
 
そしてバーンとの最終決戦後、彼女はポップ・マァムとともにダイを探す旅に出ている模様。

名前の由来

いつも「目(メ)がウ「ル」ウ「ル」」している女の子だから。
ヒュンケル等と同じく、ダジャレネーミングのキャラの1人。

クロスブレイド

クロブレ超選挙の「クロブレに登場してほしいキャラクター部門」でノヴァ(2位)やチウ(3位)を押しのけて1位になり、超3弾で初のカード化。

レアリティは【ドラゴンレア】で、属性は光。
ステータスはHP:2540、攻撃:890、魔力:1690、素早さ:1530、防御:1240。
必殺技は回復効果の「光闇の啓示」で、特殊技はかばう。
スキルは「自身が必殺技を使った時仲間全体の闘気ゲージを小アップ。仲間にポップがいる時追加で次のラウンドの間、味方全体の全ステータスを中アップ」と
「自身が敵の攻撃で戦闘不能になった時に敵全体の全ステータスを中ダウン」。

超5弾のコレクション2では【カールの法衣】姿で【シークレット】化。また同時にミナカトール攻防戦時ポップに抱き抱えられたシーンがポップのシークレットカードの絵柄になっている。

魂の絆

サービス初年度は、原作再現ストーリー【竜の軌跡】でのシナリオNPCとしての登場、および交換所の一つ「メルルの占い場」受付キャラとして表示されるにとどまっていた。
占い場はクエストクリア時に消費【スタミナ】と同値を獲得できる「占術用ろうそく」を各種素材と交換するための場所であり、キャラ獲得イベントを逃して加入させられなかったキャラ(スタイル)がいる場合、後日ここに追加されるので大量の「占術用ろうそく」を消費すれば加入させられる。
 
その後、一周年を過ぎたあとにメルル自身のキャラ獲得イベントが実施され、仲間にできるようになった。
原作では回復呪文が使える事は示されていたのでキャラ性能としては【僧侶】となり、原作未使用の片手杖を装備する(グラフィック上は無手)。

占い師

原作でおなじみの姿。言語切り替え時の英語表記は「Fortune Teller」。
イベント「占い少女の小さな決意」で仲間にできる。
味方の回復や攻防のサポートが得意で、光・闇弱点の敵に有効なスキルを持つ。
原作において戦闘描写といえるようなものがないことからか、スキルはいずれも本作オリジナル。
光属性の魔法ダメージを与え【負傷】状態を付与する【退魔の手かざし】、味方全体の物攻・物防・魔攻・魔防を短時間アップする【高揚の加護】、味方全体の光&闇属性の与ダメージ・物防・魔防を短時間アップする【光闇の加護】、ガチャなしで使える基本奥義は【渾身の光闇の加護】となっている。
同時に実装された【エレガントスタッフ】によって【光闇の啓示】を修得できる。

ウィンターホリデー

本作オリジナル衣装。2022年のクリスマスシーズンに実装された、赤い生地に白いファーのついた暖かそうな衣服。言語切り替え時の英語表記は「Winter Holiday」。
熱・冷属性が得意な性能となっており、【氷炎の加護】というスキルが追加された。また同時に実装された【ツリータクト】で習得できる【ミラクルボックス】も熱・冷属性を中心に複数の強化を与える奥義となっている。
 
キャラ獲得イベントでは、ウィンターホリデー用に【ピラちゃん】が用意したプレゼントが例によってモンスターに奪われてしまい、それを取り戻すのに特に頑張った二人への報酬の衣装ということになっている。
 
限定ガチャでのみ獲得できる装備として、この服装を再現した【ウィンターボレロ】【ウィンタースカート】が実装されている。服に分類される星4の防具。
絆の勇者に装備させた場合は、当然メルル(ウィンターホリデー)と同じ格好になる。またこれは「スタイル強化装備」の一種であり、メルルに装備させた場合のみ、別種の装備特性が追加発動するようになっている。