【レミラーマ】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 05:12:22

概要

本編シリーズやモンスターズなどに登場する呪文。
唱えると、周辺(画面内)に落ちているアイテムの場所を発光させる効果がある。
作品によって仕様は違っているが、基本的に戦闘ではなく移動中に使う呪文である。
DQ6・DQ7で登場し、リメイク版DQ3・DQ4にも逆輸入された。
 
かつてDQ1に登場した【レミーラ】と似た名前であるが、今のところこの二つの呪文が共演したことはなく、「レミ系呪文」といった関係性が言及された事もない。
しかし扱い方は異なるが「光」を操る効果を探索に役立てるという共通点があるあたり、レミーラをイメージして付けられた名前ではあるのだろう。
 
ただの地面にアイテムが落ちているというのはDQ1からの伝統だが、DQ1・DQ2では基本的にヒントが与えられる場所にしか落ちていない。
DQ3以降はノーヒントで地面に落ちているアイテム、さらにDQ4から登場した【ちいさなメダル】システムの影響で、一部のやり込みプレイヤーが警察犬のようにそこら中の地面を調べまくるという事態に発展した。
そこまで突き詰めるプレイヤーでなくとも、墓や井戸の前など、少しでも怪しい地面は調べたくなるのが冒険者のサガ。そこでこの呪文が役に立つ。
わざわざ怪しいポイントまで歩み寄らなくても、宝箱はもちろん、壷やタル、タンス、果ては地面など、見えないアイテムをキラリと光らせる。
こうしてプレイヤーは部屋中をひっくり返して家探しする労力から解放された。
しかし、「何かがある」事しか探知できないため、中身が【トラップモンスター】でも光るので油断は禁物。
 
トルネコシリーズで言えば【千里眼の巻物】みたいなものだが、宝の位置は一瞬光るだけなので、対象が画面内になければ全く意味を成さない。
まず、ほぼ同時期に覚えているであろう【とうぞくのはな】【たからのにおい】)とセットで使うのが鉄則。
また、隠しアイテムの場所はある程度法則性があり、井戸の中、牢屋、お墓、行き止まりなどに多い。
適当に唱えて回るのではなく、怪しい場所に絞って唱えるのが使い方の基本だろう。
壷やタンスなどは唱えて回るより虱潰しにした方が早い場合もある。
 
隠しアイテムが落ちている場所が全て固定である作品の場合、落ちている場所を暗記しているプレイヤーにとって必要のない呪文。
インターネットの攻略サイト等でもこれらの配置を紹介しているものは多く、それらを利用して調べてしまえばやはり必要はないが、その手間を省いてこの呪文一つで確認できるメリットは大きい。

DQ3(リメイク版)

新登場の【盗賊】がLv20で習得する。消費MPは2。
DQ6同様、目印もない場所に【ちいさなメダル】などが落ちていることが多く、場所を覚えているのでない限り、メダルのコンプリートには欠かせない。

3DS版

効果範囲が画面に対し縦に広く横に狭くなっている。画面外にある場合は音のみ。
これを知らないと光の場所を見逃したと誤解し何度も唱えることになりかねない。
3DS版はスマホ版をベースとした移植のため、スマホの縦画面に合わせた効果範囲の設定をうっかりそのままにしてしまったミスと思われる。

なお、近年のシリーズ作品では地面のアイテムがあらかじめ光っているのだが、
スマホ以降で発売されたDQ3では1・2の反省を踏まえて地面のアイテムがあらかじめ光っていない状態に戻された。(後述)

DQ4(リメイク版)以降の作品

【ブライ】がLv23で習得するようになった。消費MPは2。シリーズでも盗賊関連のキャラ以外が習得するのは珍しい例。本作では盗賊枠は【トルネコ】が担っているのだが、MP0のトルネコに呪文を習得させるわけにはいかなかったのだろう。
リメイク版DQ3ほどではないが、今作も目印のない地面に落ちているアイテムがあるのでPS版では結構役立つ。
 
しかし、DS版以降はこれを使わなくてもアイテムがキラキラ光るようになり、この呪文の出番は減った。
壷などのアイテムに反応した場合は結構長い間光ってくれるようになったため、壷やタル内のアイテムの有無を調べるのには結構便利ではある。

一方で、スマホ版DQ1及び2では無理に近年の作品に仕様を合わせた結果、妖精の笛や太陽の紋章といった一部の謎解きの難易度が極端に簡単になってしまうという副作用を生じさせてしまった。
このためか、スマホ版のDQ3では地面のアイテムの仕様がDS版4以前同様の物に戻され、これにより再び設置オブジェ以外にもこの呪文が有効に活用できる様になった。

DQ6

初出。【盗賊】★8で誰でも習得可能。消費MPは2。
唱えると、アイテムのある場所が順次効果音とともにキラキラと光るが、一瞬で光は消えるのでその場所を覚えておく必要がある。
 
この呪文の存在を前提としたような、なんでもない場所に何気なくちいさなメダルが落ちている事もあり、コンプリートには欠かせないものの一つである。
初出の今作では、【スロット】【カルベローナ】の時の砂もこの呪文で光る。
宝に限らず、何か怪しいものに反応する呪文といったところか。
 
DS版以降ではDQ4同様の理由で出番は減った。

DQ7

【海賊】★5での習得に変わった。消費MPは2。
 
今作では【あくまの書】【エビルバイブル】のいる本棚や、【いどまじん】等のいる井戸も光らせることができる。
これら以外の本棚や井戸が光る事は無いので、【インパス】に近い使い方ができる。
 
なお、店のカウンター内にある開けられない宝箱には基本反応しない。
…が、【エンゴウ】の武器と防具の店(旧よろず屋)、過去【フォーリッシュ】の武器と防具の店、【アボン】の道具屋、現代【マーディラス】城下町の道具屋及び防具屋のカウンター内のものはなぜか光ってしまう。
これは【とうぞくのはな】も同様。

リメイク版

習得職業が【盗賊】に戻り、★5で習得。
唱えるとアイテムのある場所が一定時間青白く光り続ける。
 
しかしPS版から大幅な改善があった割に、DS天空シリーズと違い足元のアイテムは光っていなかったり習得職業以外あまり変わってない。
前述の開けられない宝箱に反応してしまう不具合は修正された。
…のだが、今度は【フィッシュベル】及び【グランエスタード】城下町のよろず屋にあるカギのかかった宝箱が光ってしまうようになった(これらも絶対に開けられないが、PS版では光らなかった)。何故だ。
 
PS版と違い井戸のトラップモンスターに反応しなくなった。幸い、とうぞくのはなの宝の数にはカウントされるので心配症な人はそちらが残り0になるまで井戸を調べなければ対処できる。

DQ10オンライン

海賊が使用可能な魔法としてVer.6.1で実装。【おたからさがし】の呪文版である。消費MPは2。
詳しくはこちらを参照。

DQM・DQM2

こちらは宝探し用ではなく探索用の呪文で、唱えるとマップの未探索エリアが埋まる。
トルネコシリーズで言えば【レミーラの巻物】のようなもの。こちらも使わない人は全く使わない。
【エビルワンド】【ビーンファイター】【メーダ】がLv10で習得する。消費MPは2。
1では同様の効果がある【レミラーマそう】というアイテムもある。貴重なアイテム欄を圧迫してしまうため、手に入れたらすぐ使うことが推奨されているのが残念だが。
 
この呪文で埋めたマップも踏破済みの判定となるため、他国マスターの出現にも影響を及ぼす場合がある。
魔法使いは広いマップを埋めずに出会えるのでメリットとなるが、マップの未踏破区域を残すことが条件に含まれる商人はこれを使っていると出現しなくなってしまう。
【しはいのとびら】のレベル上げスポットである21階以降にサクッと潜りたい時は、この呪文を活用する事で魔法使い出現の条件を簡単に満たしやすく、非常に役立つので育てたいモンスターの護衛役に覚えさせておくのも一考。

PS版

マップを埋めるだけでなく落ちているアイテムの位置をマップ上に表示できるようになった。
アイテム回収の効率が段違いに変わるため、主力の1匹に習得させておきたい特技となっている(特に2。1でも神官や魔法使いの【他国マスター】を出現させるためにかなり有効である)。

いたストSP

スフィアの一種として登場。踊り子、賢者で入手できる。
これが発動すると次の自分のターンのダイスの目がわかる。
止まるマスがわかっていれば、あらかじめそこに対応したスフィアをセットしておくという使い方ができる。
ただし、他プレイヤーにも目は見えてしまうので迂闊に使うと行き先を増資されて待ち構えられることも…
また、【あしばらい】【すいめんげり】などのダイスの出目操作をくらってしまうと、そちらの効果が優先される。

シアトリズム

【盗賊】【商人】などの職業が習得する、FMS専用の呪文。
ステージ中1回だけ発動し、たるアイコンのタッチトリガーでCRITICALを出した時のアイテム入手率が上がる。
消費MPは4。