【即降り】

Last-modified: 2023-02-26 (日) 10:17:46

不思議のダンジョンシリーズ

【階段】を見つけ次第、フロア巡回をやめて階段を降りることを指す俗称。
【落とし穴】を発見した場合でもわざと踏んで、次のフロアに進むことを最優先とする。
階段を登るダンジョンであってもなぜか「即登り」でなく「即降り」と呼ばれやすいが、あまり気にしてはいけない。
 
ダンジョンでは基本的に、フロア全域を巡回してアイテムを回収し、適度にモンスターと戦って経験値等を稼ぐのが序盤から中盤にかけてのセオリー。
だが、巡回で回収できるアイテム量よりも戦闘によるアイテム消費量が上回りそうな場合や、このフロアにいると操作キャラや仲間の命が危ういと判断された場面、その他冒険失敗に直結するレベルの危険なモンスターが徘徊する場面では即降りが有効になる。
 
基本的にフロアすべてを巡回するのが主流とする風潮があるが、トルネコの大冒険の産みの親である【中村光一】は階段を見つけるとさっさと降りるタイプだとインタビューで語っており、他のスタッフから「中村さんがそっちのタイプなのは意外」とコメントされていた。

トルネコ1

トルネコ1では、レベルがある程度まで上がると伸びが悪くなるうえ、アイテムの種類も少なく、ボス戦の概念もない。
ある程度の強さと直接戦闘を回避できるだけのアイテム、そして食料が揃ったのならば、その時点で即降りを開始するプレイヤーも少なくない。
【ベビーサタン】が出現しなくなる19階や、【ミステリドール】が出現し始める22階辺りが即降り開始の目安と言える。
【ドラゴン】が出現する25階以降でフロア全域を巡回していると、よほど強い武器や盾がない限り、途中でアイテムが尽きて倒されるのがオチ。
持ち込み不可&未識別アイテムだらけの【もっと不思議のダンジョン】ではなおさらである。
また、帰り道ではアイテムが落ちていないため、【王様の宝石箱】【しあわせの箱】【奇妙な箱】を入手した後も即降りが基本戦略となる。
この場合は階段が上りになり、落とし穴を踏むと逆に戻ってしまうので注意。

トルネコ2以降

トルネコ2のもっと不思議や【試練の館】、トルネコ3の異世界の迷宮や【不思議の宝物庫】をはじめとする各作のやり込み用のダンジョンでは、冒険終盤では戦う事そのものがハイリスクノーリターンになりやすいことが多く、そういった危険を避ける目的で行う事も多い。
壁越しに一直線に炎を飛ばしてくる【ダースドラゴン】、同士討ちでレベルを上げて襲い掛かってくる【バーサーカー】、自爆でプレイヤーのHPを1にしてくる【リビングハンマー】【キラースター】など、危険なモンスターが出現するフロアは即降り推奨とされる。
具体的には、【異世界の迷宮】【バーサーカーゾーン】【爆ゾーン】【魔窟】などにいるときが当てはまる。
こういったデンジャラスゾーンをつつがなく駆け抜けて降りられるよう【レミーラの巻物】【地獄耳の巻物】【一時しのぎの杖】を温存しておきたい。
広めの部屋の【モンスターハウス】では入り口にモンスターの姿が見えないことも多いので、そういった事故を防ぐためにも重要。
即降りの最中でも【宝物部屋】の攻略は忘れずに。