運送ネットワークアップグレード

Last-modified: 2023-03-16 (木) 12:55:36

内容の関係上、基本的な生産・消費速度に関する情報を集積しました。運送ネットワーク製造ネットワークの複合的かつ高度な情報ページです。
一部電気ネットワークに関する部分もあります

 

概要(v0.17)

搬送ベルトには輸送量に限界がある。
搬送ベルトに上流から最大限素材を詰めて流しても、途中インサータに拾われて消費される量の方が多いと、やがて全て拾われて下流まで届かなくなる。
そういった場合に搬送ベルトのアップグレードが必要となる。

 

厳密な計算は大変なので基本的には「足りなくなったらアップグレード」で対応していくことになる。(もしくは新しいラインに分ける)
このページはあえて計算して考えたいという人向けの基本的なガイドとなる。

処理能力は「毎秒」で概算

基本は「1秒あたりn個」に変換して考えると分かりやすい。

搬送ベルト
搬送ベルト15個/秒片側:7.5個/秒基本
高速ベルト30個/秒片側:15個/秒基本の2倍
超高速ベルト45個/秒片側:22.5個/秒基本の3倍
施設の稼働は「素材n個の製作時間x秒」というデータしか確認できないが
「n/x=個数/毎秒」で計算すれば1秒当たりの個数が分かる。
インサータ
インサータの処理能力は「旋回速度(°/s)/360°(半回転2回分)」で基本の処理能力を把握できる。
燃料式インサータ216°/s0.60/s※燃料補給分で若干遅い
インサータ302°/s0.83/s
ロング432°/s1.20/s
高速系864°/s2.40/sスタックの速度も同様
※インサータはスタックボーナスや他の影響でもかなり前後するためあくまで概算
 スタックボーナスはスタック以外は+2(計3個)、スタックは+11(計12個)まで
※スタックボーナスは基本n倍になるが、ベルトに対しては作業時間の分遅くなる
詳しくはこちらを参照→公式wiki(英語)インサータ類の情報のページ
 
搬送ベルト→インサータの計算
最大量の搬送ベルト(15/s)から全てのアイテムを基本のインサータ(0.83/s)で全て回収させる場合、最低約18~19本となる計算
スタックボーナスがあれば半分近く~1/3近くまで減る。
※作業する時間がある分、単純な半分~1/3ではない。スタックインサータ+11もベルトに対しては12倍速にはならない。
遅いインサータは速いベルトのアイテムをつかみ損ねることがあり、適さない(高速→燃料式・超高速→基本以下など)
ベルト通常1長腕1高速1スタック12
搬送ベルト(15/s)から19本分13本分7本分1本分+
高速ベルト(30/s)から37本分25本分13本分2本分+
超高速ベルト(45/s)から×55本分38本分19本分2本分+
※またインサータの周期の問題で最低限の数では若干足りなくなる。詰まりなく回収するには数本多めに必要となる
※スタックインサータの数値は単純12倍の本数。実際は2~4倍程度必要
インサータ→搬送ベルトの計算
搬送ベルトへインサータで最大容量まで詰め込む場合片側10本、計20本のインサータが最低限必要になる計算。(0.75/0.83=0.903)
スタックボーナスがあれば少し減るが、ベルトへ載せる作業時間の分単純な半減とはならない。
方向通常長腕高速スタック12
搬送ベルトへ10*27*24*21*2+
高速ベルトへ19*213*27*21*2+
超高速ベルトへ28*219*210*21*2+
単純な横並びではインサータの周期の問題で最低限の数では100%詰め込むことができない
※インサータの周期の問題を度外視させる場合はインサータを余分に増やすか、別々のベルトへ置いて合流させる必要がある。
※スタックインサータの数値は単純12倍の本数。周期の問題もあるため実際は2本x2列ずつ必要
 
採掘→製錬
燃料掘削機電動掘削機石の炉鋼鉄の炉
電気炉
全般0.25個/s
(1/4)個/s
0.5個/s
(1/2)個/s
0.3125/s
(5/16)/s
0.625/s
(5/8)/s
2個*(5/16)回/s
消費0.625個/s
消費(10/16)個/s
2個*(5/8)回/s
消費1.25個/s
消費(10/8)個/s
ウラン-0.25個/s鋼鉄0.0625
(5/80)/s
0.125/s
(5/40)/s
掘削機の生産量は研究「採掘効率」の影響を受けて増加する
※鋼鉄の製錬は素材鉄板5枚/時間鉄板の5倍なので「鉄板の製錬炉:鋼鉄の製錬炉」の数は通常なら1:1で釣り合う。
ベルト・掘削機・製錬炉のおおよその比率
搬送ベルト(15/s)電動掘削機30機(15機2列)石の炉48基or上位炉24基
高速ベルト(30/s)電動掘削機60機(30機2列)石の炉96基or上位炉48基
超高速ベルト(45/s)電動掘削機90機(45機2列)石の炉144基or上位炉72基
(v0.17では基本の数が揃えられるようになっている)
採掘効率研究やモジュールで可変な点に注意
 
組立機
TIME組立機1
速度0.5
組立機2
速度0.75
手作業他
速度1
組立機3
速度1.25
備考
0.5s/回1/s1.5/s
(1/(2/3))/s
2/s
(1/2)/s
2.5/s
(1/0.4)/s
短い生産物雑多
1s/回0.5/s
(1/2)/s
0.75/s
(1/(4/3))/s
1/s
(1/1)/s
1.25/s
(1/0.8)/s
基準値
2s/回0.25/s
(1/4)/s
0.375/s
(1/(8/3))/s
0.5/s
(1/2)/s
0.625/s
(1/1.6)/s
化学プラント変換類
3s/回0.166/s
(1/6)/s
0.25/s
(1/(12/3))/s
0.33/s
(1/3)/s
0.416/s
(1/2.4)/s
TIME組立機1
速度0.5
組立機2
速度0.75
手作業他
速度1
組立機3
速度1.25
備考
5s/回0.1/s
(1/10)/s
0.15/s
(1/(20/3))/s
0.2/s
(1/5)/s
0.25/s
(1/4)/s
j自動サイエンスパック他
6s/回0.083/s
(1/12)/s
0.125/s
(1/(24/3))/s
0.166/s
(1/6)/s
0.2083/s
(1/4.8)/s
物流サイエンスパック
v0.17:化学プラントの製作速度が1.25→1に変更
組立機以外の組立施設、原油精製所・化学プラント・遠心分離機は速度1
 
組立機1は補正で0.5倍速、初期に作成できるものは多くが0.5秒なので、組立機1では1回/sのペースで作成できる。
0.5秒の例:歯車・銅線・電子基板・パイプ・搬送ベルト・インサータ・他色々
しかし1回/sのペースで稼働するため1/s未満の基本のインサータでは、インサータがボトルネックとなることも。

インサータのボトルネックの例

  1. 例:組立機1で歯車を生産すると鉄板の消費は1秒当たり2個
    • 基本インサータは0.83/sなので2/sに足りない。素材供給が0.83/sで頭打ちとなるため、生産は0.41/s止まりとなる。
    • 組立機1の歯車生産の最大には初期状態で、基本3本(2.5/s)or長腕2本(2.4/s)or高速1本(2.4/s)が必要
      スタックボーナス+1があれば基本~長腕は-1本分少なく済む
      最大効率なら組立機1での歯車の生産量は1/sになる。
    • 他にも電子基板、パイプ、搬送ベルトは組立機1では+1/sペースで生産、
      つまり材料も「材料数*1/sペース」で供給しないと最大稼働・最大生産にならない
      基本インサータ1本ではインサータの能力がボトルネックになる。
  1. 例:ボイラー(1.8MW)が石炭(4MJ)を消費する最大速度は4MJ/1.8MWで2.22秒に1個、1秒当たり0.45個
    • 搬送ベルト1本15個/sなら稼働できるボイラーは約33.33機、高速ベルトなら倍、超高速なら3倍。
    • 原木(2MJ)では熱量が半分=消費量は倍になり1秒当たり0.9個、稼働できるボイラーは半減する。
    • 燃料式インサータは初期0.6/sのため、石炭(0.45/s)なら間に合うが原木(0.9/s)では消費に間に合わない。