キャラクター/【ジークフリード】

Last-modified: 2022-12-06 (火) 20:17:02

名前の元ネタはドイツの英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』の主人公「ジークフリート」
ドイツ語読みの「ジークフリー」が一般的な表記だが、FFでは「ジークフリー」の読みになっている。
いわゆる「サンドウォーム」と同じで、SF小説での(独特な)表記を元ネタとした読みである。


【関連項目】
モンスター/【ジークフリード】
【元ネタの関連項目】
武器/【バルムンク】 (元ネタのジークフリートが使用していた剣)
キャラクター/【シグルド】 (北欧神話に登場する起源が同じ英雄)


FF6

戦闘時についてはモンスター/【ジークフリード】を参照。


本物と偽物の二種類がおり外見は全く同じ。
戦闘時の見た目は黒っぽい服・鎧・マントに身を包み、左手に銃、背中に剣を背負っている。
顔はヘッドギア状のものに覆われ、露出している片目だけが淡く光る。
本物はコロシアムにいる1人のみ


魔列車にて初登場。
マッシュたちが宝箱を開けようとすると「ちょいと待ちな!」と天井から降ってきて
「オレさまは、世界一の剣士ジークフリード」と自己紹介し、宝箱を置いて帰るよう言ってくる。
しかし、マッシュから「世界一の剣士様?そっちこそケガしないうちに帰りな」と軽くあしらわれ、
これに「キンニクだるまのぶんざいで!オレさまの剣のサビにしてくれる!」と怒り出して戦闘となる。


大層なことを言うわりに実際はめちゃくちゃ弱く、
「いくぞ!こわっぱども!!うりゃりゃりゃーー!!」と声を上げて八連続攻撃を仕掛けてくるが、
どれも1ケタ程度のダメージしか受けない。
攻撃終了後に「ぜえ ぜえ ぜえ」「ど、どうだ! まいったか!!」とまだ虚勢を張っているあたりが笑える。

  • HPもたった100しかなく、簡単に倒せる。

戦闘後に「くちほどにもないやつだな」と評されるものの、直後マッシュたちを押しのけて宝箱を横取りして去っていってしまう。


その後、西の山のオルトロスの口から
「へへへ。このキンピカの像はおれ様のものだ~。これでジークフリードの兄貴に顔向けできるよ~ん」と、こいつの名前が語られたりする。
アニキと慕われている(?)ようだ。


世界崩壊後はサウスフィガロの洞窟の入口で再び登場する(なお、一度面識のあるマッシュを連れていても特に反応はない)。
セリスらに「俺様が先に行ってモンスターどもを残らずかたづけて来てやる。ここで待ってな。」と
なにやら頼もしいこと言って先に洞窟に潜っていくが、洞窟の奥で宝箱を開けている姿を目撃されると
ビビッてさっさと逃げていく。洞窟の宝を独り占めしたかったらしい。


竜の首コロシアムに居るところを話しかけると、
「最近、オレの名前をかたるニセモノがでてきているらしい。だまされちゃあ、いけねえぜ。」と教えてくれるが
物語中に2回しか会わないのに、いったい何が偽者なのかすらわからないままであり、
最後まで一切身上が語られなかった謎のキャラクター。
 
しかし、崩壊後は貴重なアイテムが手に入るコロシアムに常駐していることや、
西の山にて金ぴかの三闘神像を見つけたオルトロスの
「これでジークフリードの兄貴に顔向けできる」という発言を見ると、
ジークフリードもお宝を追い求める一種のトレジャーハンター(泥棒?)であるらしい。


本当はイベントがあったが、容量の関係でこのような形になってしまったという説が、最有力だ。もしくは納期の都合上かもしれない。

  • だったら後からゆっくり作ったGBA版でちゃんと追加実装して欲しかった。
    オリジナルと随分間が空いたから、用意してあった話自体を忘れてしまったのかも知れないが…。
    • オリジナル版で採用しなかった要素を追加するのは、どう頑張っても後付け感が漂って微妙になるからでないかな。
      ことコイツの場合、イベント削った結果「目立たないのが味」となっていたキャラが、「無駄に悪目立ちして鬱陶しい奴」へ印象悪化する恐れもある。
  • 結局魔列車やサウスフィガロへの洞窟で奪った宝はなんだったんだろうか。

FF6のデータ内には、

「最近、俺のニセモノが
宝をあらしているようだけど
おめえたち
だまされちゃーいけねえぜ!
お宝って~のは、まってりゃ

むこうから、近づいてくるもんだぜ
さあ、おっぱじめるとするか」

というバトル中のメッセージが存在しているらしい。
「偽物に騙されるな」と言うあたり、本物のジークフリードが喋る予定のセリフだったのだろうか?
当初の予定ではもっとイベントが設定されるはずだったのだろうが、結局本物と偽物の関係などもよくわからないままなのが惜しい。

偽物

FF大全集(1997年刊行)やアルティマニア(2008年刊行)で、
「竜の首コロシアム以外に登場するジークフリードは偽物である」ことが書かれている。


ストーリー中で会うのは3回(魔列車、サウスフィガロの洞窟(崩壊後)、コロシアム)。
うちコロシアムを除いた2か所のジークフリードは盗賊ぶりを発揮しているため偽物と思われる。

  • 両方とも最初はカッコつけているが最後には宝を奪って逃げている。
    魔列車の奴はあの弱さを考えるとニセモノ。サウスフィガロの洞窟で会った時もどちらもニセモノだろう。

マッシュは魔列車でジークフリードと遭遇しても、崩壊後にはジークフリードの事を忘れているのか
サウスフィガロの洞窟でジークフリードが「この先は危険だぜ。」と言うシーンで何も言わない。
面識があるはずなのに何も言わないのはプログラムミスか制作サイドが忘れていたのかも
もしくは偽物が数人いるとかだろうか?

  • 単純に魔列車の偽物は会わなくても話が進むからだと思う。
  • 変装している兄(ジェフ)にも何も言わないので、仲間にしていない事を想定してだろう。

魔列車では「ジジイキンニクだるまは帰った 帰った!」と何気にシャドウをハブっている。
魔列車突入前にシャドウがいなくなる可能性もあるからだろうが、いる場合の台詞も用意して欲しかった。

本物

竜の首コロシアムにてラストエリクサーを賭けるとコイツが出てくる
ハイパードライブなどを使ってくるHP30000以上の強敵。
ちなみに、勝利すればタマの鈴が手に入る。
凄まじい強さなので、こちらが瞬殺されることも多い。
まるでキラーマジンガである。

  • あっちと違って操作できないので、体感的な強さはキラーマジンガの比ではあるまい。
  • やりこんでいる人なら9999×8の攻撃が出来るキャラで瞬殺。
    とはいえやはり「操作できない」ので勝つのは運次第な部分も。
  • 石化・即死以外の状態異常全てが効くので、カッパーコンフュが効いてしまう。しかし操作できないので発動は運頼み。

その他

初めて会ったときはFF5のギルガメッシュのような存在なのかと思ったが、
その後まともなイベントはなく拍子抜けした記憶がある。
仮にイベントがあったとしたらどんなものになっていたのか、想像は尽きない。

  • むしろ「FF6版ギルガメッシュか!?」と期待させておいてその後全く出さない、という
    「肩透かし系イベント」として敢えて仕組んだ可能性もある。
    忘れきった頃にサウスフィガロの洞窟で再登場するのが何かムカつく。

ゲーム中での体感的な強さは(コロシアムの仕様もあるが)ケフカなどより圧倒的に上でSFC版では最強格。
それでも影が薄いせいか、「お前がケフカを倒せ」といったネタにはあまりならない。

  • 実際ギルガメッシュのように強いのだろうが、その「強さ」以外の魅力がイマイチ乏しい。
    FFシリーズの代表的なキャラになったギルガメッシュと比べるのは、ちょっとかわいそうだけど…。
    現実世界にもいる「能力は非常に高いのに、何故か目立たなく人気も高くない」という人みたいなものかな。
    • 例え有能でも『性格が大人しい』と影が薄くなってしまう傾向が強いよな。

ポジション的に考えてオルトロスとの二択で切られた可能性が大。
この男はあの蛸に負けたのである。不憫。

  • そうだろうね。はっきり言ってテュポーンにも負けてる。
    ただ、「味方PC以外にも強い人間は存在しているよ」という世界観の広がりには貢献していると思う。

FF14

ウルダハのコロシアムで人気を集めるスター剣闘士。その正体は鉄灯団団長にしてアマジナ鉱山社総帥の御曹司、ツィルンベルク。
「ジークフリード」のリングネームは、古典小説に登場する「世界一の剣士」から採られたという。
初登場シーンではあのタコをあっさりと切り伏せていた。


古典文学の方のジークフリード(FF6)もいるが、ちゃんと偽物である。

DDFF

「でんせつモーグリ」のフレンドカードで、

おれさまのなまえを知らないって?
みんな あのタコばっかり……

とのコメントを残している。
ゴーストはLV100のヴァンで、イカサマのダイスを装備している。

FFRK

イベント「猛者たちの饗宴」のラストに登場する。偽者を倒した後に、本物と戦うことになる。
デシとは別に、闘技場で戦っていたビッグスは(本物に)一瞬でやられてしまったらしい。
デシシャドウスミス?からは伝説の剣士と認識されているようだ。