スクウェア・エニックス第1開発事業部部長。
聖剣伝説のゲームデザイン、シナリオを皮切りに、FFシリーズでは
FF5以降、クロノ・トリガーやキングダムハーツ等数多くの作品の開発に参加する。
FF7コンピ作品やFF13関連作品およびディシディアプロデューサーを担当している。
彼のインタビューを聞く限り、
どうやら「ファンタジー=剣と魔法の世界という概念に捕らわれて作るのが嫌い」なようである。
彼の担当したFF作品が「中世ヨーロッパ的な要素が薄くSF寄り」なのはこういった思想からかもしれない。
- 逆説的に言うと、
彼自身は「剣と魔法じゃないファンタジー=SF」という概念に囚われているのかもしれない。 - FF7からSFっぽくなったのは当時多かった中世風RPGとの差別化を図るためという考えからそうなったらしい。ファミ通のFF7・15周年インタビューで話していた。野村氏曰く「温和そうに見えるけど頑固」。
- 近年は宣伝動画などにも度々顔出しするようになり温和で大人しい面は確認できる。
- しかし今の時代は逆に中世風の剣と魔法のファンタジーの方が珍しくなっており
現代的なSFファンタジーの方がアニメ・マンガ・ゲーム問わず溢れていてもはや目新しさが無い。
FF7当時ならともかく、今では彼の方がSF的な概念に縛られている風に見える。
FF6のオペラの歌詞はこの人のラブレターであると植松がNHK FMのゲーム音楽三昧(2010年8月7日放送分)で暴露していた。
アルティマニアのインタビューにたびたび顔を出している。
だが、FF7の解体真書から出ているのに、ほとんど顔が変わっていない。
FF13-2の発売日前日である2011年12月14日に、「昔のFFは街が多いのでリメイクが大変」と発言をした。
- 実際FF7をリメイクすると10年近くかかるらしいね…技術が高くなりすぎても困るって所かな。
2021年でも坂口氏とは交流が続いている。
以前からFF15のディレクターを務めた田畑氏を紹介したり、メビウスFFのテストプレイを頼み意見を尋ねたり、開発スタッフ向けに言葉をもらいに行ったりと師弟関係は健在。
逆に坂口氏の開発したRPG『FANTASIAN』のテストプレイをした上で宣伝動画に出てくれ、と撮影一週間前にいきなりオファーされながらも協力するなど信頼関係は篤いようだ。
元々アニメ業界でアニメーターをやっていた。FFには5から参加。
FF6ではオペラ座、ティナの両親、セリスの身投げなどエピソードなどの名シーンを手掛ける。その他にも世界崩壊時の大地が跳ね上がったり地滑りを起こして崩れるところなども、本来はスクリプトで作る箇所をプログラマーに頼みこんでプログラムを組んでもらい作り上げたりもした。
ロマサガ1でも船が沈没して海面を漂う兵士の遺体を表現し、河津氏から「当時から映像演出に優れていた」と評価を受けている。