KH関連の詳細についてはキングダムハーツ用語辞典(外部リンク)も参照。
- 概要
- シリーズ
- キングダムハーツ
- キングダムハーツ ファイナルミックス
- キングダムハーツ チェインオブメモリーズ
- キングダムハーツII
- キングダムハーツII ファイナルミックス
- キングダムハーツ 358/2Days
- キングダムハーツ コーデッド
- キングダムハーツ バースバイスリープ
- キングダムハーツ 3D ドリームドロップディスタンス
- キングダムハーツ-HD 1.5 リミックス-
- キングダムハーツ キー
- キングダムハーツ-HD 2.5 リミックス-
- キングダムハーツ HD 2.8 ファイナルチャプタープロローグ
- キングダムハーツ HD 1.5+2.5 リミックス
- キングダムハーツIII
- キングダムハーツ メロディオブメモリー
- FFキャラ
- その他
概要
2002年からスクウェア・エニックス(旧スクウェア)が発売しているアクションRPG、およびその関連作品のシリーズ。通称『KH』。
公式のジャンル表記は「RPG」だが、聖剣伝説などと同様にアクション性が強く、アクションRPGと言った方が近い。
オリジナルのキャラにディズニーとFFのコラボ、FFシリーズと同様のアイテム・魔法・コマンド、簡単な操作で爽快感のあるバトル、宇多田ヒカルの主題歌などが特徴。
天野シロによる漫画化もされている。
音楽担当はFF15も担当している下村陽子。
シナリオは野島一成、渡辺大祐、野村哲也。
FFと違って、シリーズ全作品が共通の世界観やストーリーで繋がっており、ストーリーは続きものである。
その弊害として、シリーズ作品が多くなるにつれて「全体のストーリーや各作品の時系列を把握しにくい」といった問題も生じている。
ナンバリング以外の関連作品が多く、その割に対応機種は作品ごとにバラバラなことも大きな原因となっている。
スクエニ側もこれを憂慮してかあるいは意図的な販売戦略か、
複数作品の抱き合わせ販売(同一ハードへの移植)などで新規にも入りやすいような試みが取られることがある。
FFシリーズよりは低年齢層向けの作風だが、大人でも、ゲーム初心者から上級者まで楽しめる作りにはなっている。
というか一作目を小中高校生の頃に遊んだ人でも、今やとっくに低年齢層を通り越している。
FFシリーズから流用した要素もあれば、今作から後のFFシリーズに影響した要素もある。
特に主要スタッフが同じであるDFFシリーズやFF15などはKHシリーズと共通する部分がみられる。
FF7のリミットやFF10のオーバードライブなど野村FF色が強い一方で、「無」の力を操る悪役、クリスタルの4戦士を彷彿とさせるキャラクター、さらにはFF9のアビリティシステムとFFTのブレイブストーリー(登場人物やあらすじを確認できるアーカイブ)、FF2の魔法レベルの採用など非野村FF色も結構ある。
発売当時は、印刷会社が「KHの同人誌は取り扱わない」という旨の文書を発表したこともあった。
良く「○ボタン連打ゲー」とか言われるが、ボスや強めのザコはしっかり攻撃を回避・防御してその隙に攻撃しないと苦戦する。
確かに○ボタン連打で攻撃はつながるが、実際はそれをいかに相手の隙にタイミング良く叩き込むかが重要。
特にKHIIからは顕著。
- 難易度選択による。
基本的に、アクションゲームが苦手な人でも回復連発・無敵技連発のゴリ押しである程度何とかなるように、意図的に調整されている。
高難度のゲームモードや隠しボス戦などの戦闘ではゴリ押しは通用しにくくなるが。
シリーズ
初期の作品(シリーズ1作目~3作目)、及びそれらの作品のリメイク版やファイナルミックス版(インタ版みたいなもの)は大体がPS2作品であり、「I」、「I ファイナルミックス」、「チェインオブメモリーズ」、「II」、「II ファイナルミックス+」と続いていた。
上記の作品のうち、2作目の「チェインオブメモリーズ」のみ対応機種がGBAだったが、「II ファイナルミックス+」には「チェインオブメモリーズ」の3Dリメイク版が同梱されている。
その後の作品はNDS、携帯アプリ、PSP、3DSといった様々な種類の携帯機で発売されるようになった為、シリーズを追ってシナリオを楽しむには複数のハードが必要という状況が長らくの間続いていたが、後にPS2作品と携帯機作品のHDリマスター版がPS3やPS4で発売されたことにより、現在は据え置き型のハードでほとんどの作品を遊ぶことができる。
2021年にはNintendo Switchにも移植された。
「I」~「III」までの作品は「ダークシーカー編」と呼ばれている。
キングダムハーツ
記念すべき第一作。通称『KH』。発売日は2002年3月28日。
2002年にスクウェアから発売されたアクションRPG。
FFキャラとディズニーのコラボ、さらには当時ブームを巻き起こしていた宇多田ヒカルが主題歌を担当という
この異例の組み合わせに、発売前には2chでは例によってディレクターの野村哲也に罵声が飛び、
FFファンとディズニーファンと宇多田ファンの醜い罵声合戦が繰り広げられた。
ところが、いざ発売され蓋を開けてみると、
3Dアクションゲーム『スーパーマリオ64』(1996)を基にしたというゲームシステムが非常に秀逸であり、
システム的にもキャラ的にもディズニーやFFに頼らずとも十分独り立ちできる出来であったため
「ディズニーいらね」「FFいらね」「宇多田いらね」などという身も蓋もない文言が飛ぶようになった。
現在もシリーズは続いており、前述の通り天野シロによる漫画化もされている。
3D酔いする人が続出した。
- ギミックが多い、カメラが近いなどが原因
IIと比べるとFFキャラは違和感なく馴染んでいる。こいつらは主人公ソラのサポート役となり、IIでもその立ち位置はあまり変わらない。
IIでFF7勢がよく問題にされるが、今作のクラウドの立ち位置もハデスに雇われた傭兵といった感じで、ケルベロスにフルボッコにされてヘラクレスに救出されるというもの。ちなみに見事ケルベロスを倒すとクラウドからアビリティがもらえます。
セフィロスは後述する「FM版」での隠しボスで本編には一切絡まず(一応クラウドとの対決シーンはあるが)、ティファはそもそも出てこない。
シリーズ1作目ということもあり、本作オリジナルのキャラはソラ、リク、カイリ、アンセムの4名のみと少なめ。
その為ディズニーの世界がモチーフではないKHオリジナルの世界ではFFキャラが住人として登場し、上記のようにソラたちのサポート役を務めることとなる。
キングダムハーツ ファイナルミックス
北米版ベースにした作品。FFでいうところのインターナショナル版に近い。2002年12月26日に発売された。
ゲーム開始時に3種類の難易度から選択出来るようになり、
セフィロスや謎の男をはじめとして隠しボス及び新エネミーが多数登場している。
いくつかの新規ムービーに加え、条件を満たす事で閲覧可能となるシークレットムービーも追加されている。
キングダムハーツ チェインオブメモリーズ
2004年11月11日に発売されたシリーズ2作目。略称は「COM」。
ナンバリングタイトルではないため外伝作品と勘違いされやすいが、シリーズにおけるれっきとした本編作品である。
対応機種はゲームボーイアドバンス。
ムービーが挿入されたりエンディングに主題歌の『光』がフルコーラスで流れるなど、とてもGBAとは思えない演出がある。
戦闘はアクション+カードゲーム。
冒険中に手に入れたキーブレードや魔法等のカードを組み合わせてデッキを作り、カードを使用することで戦闘アクションが発動される。
ハードがGBAのため、新たに登場する敵組織「XIII機関」のメンバーはバトル時の3~4つの掛け声しかなく、マールーシャ、ヴィクセン、レクセウスの声はスクエニ社員の神藤辰也、ラクシーヌの声はスクエニ宣伝部の片山理恵子が担当し、ゼクシオンはバトルそのものがなかった。
そんな中アクセルだけはプロの声優である藤原啓治が担当している。
- この時点でもうアクセルだけは他のメンバーとは違う重要な存在であることをネタバレしているようなものである。
- 信じられないだろ………こいつ(アクセル)、2のチュートリアルで殺られてそのままフェードアウトの予定だったんだぜ………。
IとIIの間のストーリーに当たり、これをやらないとIIの展開において一部(特に冒頭)が理解不能になる。
重要な部分にも絡んでくるため、後にIIのFM版が出た際「Re:チェインオブメモリーズ」というタイトルでリメイクされた。
キングダムハーツII
シリーズ3作目。発売日は2005年12月22日で、対応機種は1作目と同じPS2。
強力な技や特殊能力を持つ「フォーム」に変身する「ドライヴ」、ワンボタンで派手なアクションが発動する「リアクションコマンド」等、戦闘の爽快感はかなり増している。
また、Iにもあったミニゲームの「グミシップ」が単体でも十分に楽しめるほどパワーアップしており、下手なシューティングゲームよりも余程面白い。
「ゼアノート」という新キャラクターが登場し、後の作品にも影響を及ぼすこととなる。
主題歌は宇多田ヒカルの『Passion』。
いろいろと問題の多い作品である。
- XIII機関のヴィクセン、レクセウス、ゼクシオン、マールーシャ、ラクシーヌがCOMで倒されており、ソラの現状もCOMのエンディングを見ていないと理解できない。
一応作中でもある程度の補足はあるが、COMをプレイしていることが前提となっている部分も存在する。 - ロクサスとの戦いがイベントで済まされる。
- FMでは戦えるように。あと強化版も。
- ビビ・セッツァーの改悪。詳しくは下記を参照。
- KHIで使えたアクションの一部が削除されている。
FFキャラがどうのというより野村キャラの優遇が酷い。ディズニーキャラは弱く苦しむシーンが多いのに野村キャラはそんなシーンはほぼない。敵は皆強敵で仲間になる野村キャラは活躍するシーンばかりだ。後半になればなる程目立たくなる(ラスボス戦では途中から完全にいなくなる)オリジナルディズニーキャラ。とりあえずKH2をつくったスタッフ達はもう少しバランスっていうか空気を読めと。 - しかしFFキャラが出てくるのはホロウバスティオンとオリンポスのみ(こちらはディズニーの悪役によって操り人形化する)。中盤の大戦と終盤のトロンとの協力イベントくらいである。また主人公タッグと黒幕の決戦演出にアヒルやネズミがいたらちょっとヘンだと思う。
- それが違和感になるような決戦演出が問題だと思う。
- とはいえ、前作以上に戦略性が高く「魅せる」プレイが出来る戦闘システムは高く評価されており、様々なやり込みプレイが生まれた。高難易度モードでプレイし直すと今まで使わなかったアビリティや技に光が当たる……ということもままある。
- ジャンプアクションやマップギミック、探索要素が前作と比べて大幅に減っている。マップの数は前作に比べて激減しているステージが多い。アルティマニアによればこれらの要素は苦手なプレイヤーがいたため意図的に削ったとのこと。個人的にはカメラアングルの悪さが苦手意識を生んでいたように感じるが。
キングダムハーツII ファイナルミックス
ディズニー声優による英語ボイス(条件を満たすことで日本語ボイスもシアターモードで聞けるようになる。)
新難易度、その他戦闘バランス調整がされている。
KHIで人気だったアビリティ(技)が使えるリミットフォームが追加されている。
本編の所々に追加シーン挿入(ただし英語ボイスなし。後述のシアターモードでは日本語ボイスで聞ける。)。ロクサス戦も追加。
クリア後セーブ可能。隠しダンジョンの「追憶の洞」追加。
アブセント・シルエット追加。これについてはデミックスが教えてくれる。
リミットカット版XIII機関や鎧の男の新規ボス追加。
シアターモード追加。シークレットムービー追加。
- 新アビリティの1つとして、「EXPゼロ」というものが追加されている。
これを用いる事でFFのような低レベルクリア、さしずめLV1攻略が可能となる。
元々は本編をファイナルミックスとして製作していたため、北米版にはこれらの要素は存在しない。
この様なのはFF12のインターナショナル版を彷彿させる。
キングダムハーツ Re:チェインオブメモリーズ
上記の『キングダムハーツII ファイナルミックス』に同梱されているタイトル。
GBAの『チェインオブメモリーズ』がPS2にフルリメイクされたもの。
キャラやステージ、戦闘が完全3Dになり、イベントシーンも流れるようになった。
こちらは英語の再生設定はなく、日本語のみとなっている。
- KHIIFMとこの作品がセットになった商品を『キングダムハーツII ファイナルミックス+』と呼ぶ。
- 北米版はKHIIFMから独立した形になっている。こちらは2008年12月2日に発売された。
キングダムハーツ 358/2Days
サブタイトルの読みは「スリーファイブエイトデイズオーバーツー」
2009年5月30日に発売された。
- 発売前や発売直後は、「どう略せばいいか分からない」という意見が多かった。
- 公式では「Days」と略されてる。姉妹wikiのKH用語辞典も公式を倣って同じ略し方をしているようだ。
2でもキーキャラクターとして登場したロクサスが主人公で、彼がXIII機関にいるときの物語。
COMやIIでは敵方だったアクセルらがパッケージにいる。
王様ことミッキーは黒服でフードをかぶっている
FFキャラはモーグリがショップを経営している。
話題に出るのも、トワイライトタウンで少々触れられているくらい。
主題歌はKHII同様、宇多田ヒカルの『Passion』。
新キャラのシオンが登場。
物語の途中でロクサスやアクセルと仲良くなり3人でアイスを食べるのだが、終盤になると衝撃の事実が明らかになる。
ミッションをこなしていくことで物語が進む。
ミッションモードではXIII機関の面々は勿論のこと、条件を満たせばリクやドナルド、王様やソラを操作できる。
- トライアルシンボルを255個全て集めるのは、意外と大変だった…。
ミッションクラウンは、周囲に友達がいないと全て集めるのは難しい。
358はWi-fiではないので、友達がいないプレイヤーは涙目。
というか周りにソフトを持ってる友達がいなければ最大レベルまでは絶対上がらないという酷い仕様。- ミッションクラウンをコンプしたプレイヤーでないと、
Lvは100に届かない(どんなに頑張っても89で上限となってしまう)。
まあ、Lv89でも十分強いのだが。 - ちなみにLvに関しては、わざとLv1にして入手経験値を減らそうとしても結局、減らないので注意。
- ミッションクラウンをコンプしたプレイヤーでないと、
- ちなみにパネルと言う特殊な成長システムを逆手にとってレベル1で攻略することも可能。
- とある武器パネルに3つのリンクパネルを装備する事で使用出来る二刀流ロクサスは、ロクサスとしてではなく隠しキャラクター扱いらしい。
字幕の字体がシリーズ中他作品と違う。
キングダムハーツ コーデッド
携帯アプリ。KHII終了直後の物語が描かれる。
「キングダム ハーツ モバイル」のメインコンテンツとして、2009年6月3日に配信開始された。
以降、1ヶ月ごとにシナリオの追加配信が行われている。
キングダムハーツ Re:コーデッド
Re:COMと同系列の作品。
COMがGBAからPS2にリメイクされたように、こちらはモバイルからNDSとプラットフォームを変更して発売。
358に次ぐNDSタイトルである。
2010年10月7日木曜日に発売。
条件を満たすと、シークレットエンディングが閲覧出来るようになった。
シリーズ他作品とは違い、何と今作は、シナリオ進行中でも難易度を自由に設定出来る
『難易度チート』というシステムが導入されている。
- 他の作品は、難易度を設定したら二度と変更は出来なかった。
- よく確認したら『チート』というシステムがあり、
プレイ中何時でも自分の好きなタイミングでチートを調整することが出来るようになるらしい…。
- よく確認したら『チート』というシステムがあり、
- チート調整をすることで主人公のステータスに制限がかかるのでいいと思う
- 補足すると、何かの倍率を上げると代償として何かしらの制限がかかる。
また、バランスを崩すような値を変更できるわけでもない。 - 名前こそチート(卑怯)だが、洋ゲーのようなデメリット無しで
狂った性能が得られるものではなく、メリットに対しデメリットがある。
例えば、ドロップ率上昇を得る代わりにプレイヤーの最大HPが減る等。
358/2Days(とすばらしきこのせかい)のキャラ強化システムにBbSの戦闘システムを合わせた良いとこどりリメイク。
携帯機KHの集大成と言ってもいいかもしれない。
キングダムハーツ バースバイスリープ
PSPで2010年1月9日に発売された。DL版は発売されなかった。略称は「BbS」。
ロードが長め。
主題歌はKHIでも使用された宇多田ヒカルの『光』。
シリーズ中最も過去の話(KHIの9~10年前)であり、新キャラが多い。
テラ、ヴェン、アクアという3人のキャラクターが主人公となり、声の担当はそれぞれ置鮎龍太郎、内山昂輝、豊口めぐみ。
- 各々の名前の由来はラテン語で…
テラ(Terra、大地)、ヴェン(Ventus、風)、アクア(Aqua、水)。
XIII機関が人間だった頃の姿が描かれたり、FF7からザックスがゲスト出演したりする。
敵キャラとしてマスター・ゼアノート(IIに登場したゼアノートのCVは大塚明夫氏だったが、こちらは大塚周夫氏が担当し、姿も異なる)、ヴァニタス(CV:入野自由氏)というキャラが新たに登場し、主人公たちの師匠としてマスター・エラクゥス(CV:井上真樹夫氏)というキャラも登場する。
- マスター・エラクゥスの顔がヒゲ似で話題になった。
- ちなみにエラクゥスはスクウェアのアナグラムらしい。
- SQUARE⇒ERAQUS
- ミッキーの師匠でもあり、「ディズニー」のスペルを逆から呼んだのが名前の由来である「イェン・シッド」を意識していると思われる。
英語ではqはuとくっつくのがほとんどなので、「qu」と一くくりにすればエラクゥスはスクウェアのスペルを逆に呼んだものであるとも言える。
- ちなみにエラクゥスはスクウェアのアナグラムらしい。
クラウドやレオンの登場も検討されていたが、
キャラクターを増やしすぎてしまうと物語が煩雑になってしまうという理由によって、
FFからのゲスト出演はザックス、モーグリのみとなった。
- 当初はワールドの一つ「ミラージュアリーナ」にラグナも出演予定だった。
その後ディシディアの続編でラグナを出そうと思い、KHBbSでの出演は取りやめになった。
ストーリーがシリアス過ぎとディズニー側から注意されたらしい(それでもシークレットムービーなどを見ていると、所謂BAD ENDではなく希望を残した終わり方である)。
そのせいか、ディズニーのワールドではディズニーキャラが以前の作品よりも
ディズニーらしいコミカルな動きや展開を見せてくれる(ヴェン編をプレイしていると分かり易い)。
シークレットムービーにて、KHIIの続編発売をほのめかす描写がある。
キングダムハーツ バースバイスリープ ファイナルミックス
BbSのFM版。2011年1月20日に発売された。
初回生産限定特典として、DDFFでクラウドの「KINGDOM HEARTSコスチューム」が仕様可能になる
プロダクトコードと、クラウドのプロモカードが封入された。
余談ではあるが、追加要素はこれまでのFM版に比べるとかなり少ない。その点が不評だった。
キングダムハーツ 3D ドリームドロップディスタンス
ニンテンドー3DSで2012年3月29日に発売された。
初回出荷分はARカード封入 。3DS本体同梱版やKH10周年記念BOXも同時発売された。公式HP
主題歌は宇多田ヒカルの『Passion』。エンディングで使用される。
今回はFFキャラではなくすばせかのキャラが登場している。
- そのため本作にFFキャラは登場しないが、すれ違い通信機能を利用したリンクポータルには、
主にディシディアに登場したFF1~FF13の主人公達の名前が使用されている。
(FF1はウォーリア、FF3はオニオンと略称されている)
任天堂からの依頼を受け製作が決定し、BbSを製作したスクウェア・エニックス大阪チームが開発を担当。
開発期間は実質1年程度。
ソラとリクの二人が主人公となっており、それぞれ主人公として操作する。
358/2DaysやBbSとは異なり、シリーズの時系列の中で(発売当時)最新の時間軸の物語。「KH3D」のエンディングが「KHIII」の物語に続く模様。
現在のシリーズの「最終決戦の序章」となる物語で、今までのシリーズと同じ時間軸上の物語。
予想もつかない謎に満ちた、非常に難解な物語で、ディズニー側にも1度の説明では理解して貰えなかったほど難解になっている。
ソラとリクのマスター承認試験も描かれる。XIII機関に関しては、メンバーではなく「機関とは何か」という秘密が明らかになる。
- 特に序盤はわけがわからないが、徐々に回想シーンなどといった形でわかるようになっていく。OP後いきなり長~いムービーが流れないという点では評価点とも言える。
- そしてゲーム中に挿入される回想シーンを後で見なおせる機能「メモワール」が実装されている。
ゲーム本編をどんどん進ませたいプレイヤーに合わせた機能である。
(ただしストーリーを完全に把握したいならば飛ばさずに見た方がよい)
エンディングは今までと趣向が違う“らしくない終わりかた”
スタッフロールにサプライズあり。
シークレットムービーは短いが、次に繋がる衝撃の展開に。
久々にパーティ戦闘が復活したせいか、難易度は従来のシリーズより高め。
- ボスが全体的に強く設定されており、特に最終ステージのラスボスラッシュは高難度と評判。
しかもボスラッシュでよくある様な中ボスクラスの敵がまとめてくるのではなく、
設定的にも実力的にも単体で大ボス張れるような強さの敵が現れるのが特徴。
特にリク編のボス5連戦(正確には3連戦+2連戦、間にセーブを挟める)が中々鬼畜。
その中でもアンセム第二形態と若ゼアノートがかなり手強く、敗北報告も多数上がるほど。
携帯機ながら骨のあるバトルが楽しめるとも言える。- アンセム第二形態は通称ビリヤードと呼ばれており、使う技其々がかなり強力。
若ゼアノートはバトル中にあろうことか「時を戻して」戦闘を振り出しに戻す技を扱う。
- アンセム第二形態は通称ビリヤードと呼ばれており、使う技其々がかなり強力。
キングダムハーツ-HD 1.5 リミックス-
キングダムハーツシリーズ初のHDリマスター。
対応ハードはPS3。 発売日は2013年3月14日。
『キングダムハーツ ファイナルミックス』と『キングダムハーツ Re:チェインオブメモリーズ』をHDリマスター化、『キングダムハーツ 358/2 Days』のストーリー部分をHDフルリメイクシアター(映像作品)として収録。
一般的なHDリマスター作品に比べると作り直された部分も多く、
・キャラモデルの一部は最新の『KH3D』と同じものに差し替え
・画面比率やゲージ配置、ゲームシステムの調整
・一部ボイスは新規収録(特にDaysのシアター)
・既存楽曲のオーケストラアレンジ
など、リメイク作品としての一面も持つ仕上がりになった。
本作のスタッフクレジットによって、『2.5 リミックス』の存在が示唆されている。
ちなみに野村自身もインタビューで「(1.5があるなら2.5も)無いと不自然ですよね。」と語っていた。
キングダムハーツ キー
プレイヤーの作成したアバターが主人公になるブラウザゲーム。略称は「KHχ」。
2013年7月18日にサービスが開始され、2016年9月1日にサービス終了となった。
システムはFFBとほぼ同じだが、画面が広がった分インターフェースも見やすく、
各ワールドごとに物語やクエストが設けられて作業感が軽減されたりと、かなり改善されている。
BGM・SE等はすべてKHシリーズのものが使用されている。
FFキャラのカードの絵柄はイラストではなくKHのポリゴン画像が使用されている。
ストーリーにおいてFFからはモーグリとクラウドが登場。
キングダムハーツ アンチェインドキー
KHχを元に2015年9月3日からリリースされたスマホアプリ。略称は「KHUχ」。
ストーリーはχとほとんど同じだが、微妙に違う点もあるらしい。
システムは大幅に変更されている。
- 戦闘システムがカード式からメダル式になったことなど
FFキャラのメダルはKHのポリゴン画像がほとんどだが、イベントや期間限定ガチャでイラストメダルが実装されている。
- セフィロスのポリゴンメダルは期間限定ガチャ商品だった
2017年3月23日にメジャーアップデートが実施され『キングダム ハーツ ユニオン クロス』へリニューアル。続く2020年6月22日のメジャーアップデートにて『キングダム ハーツ ユニオン クロス ダーク ロード』へと再リニューアル。
2021年6月17日をもってオンラインサービスを終了しオフライン版へ移行予定。
キングダムハーツ-HD 2.5 リミックス-
『キングダムハーツII ファイナルミックス』と『キングダムハーツ バースバイスリープ』をHDリマスター化、『キングダムハーツ Re:コーデッド』のストーリー部分+バトル部分をHDフルリメイクシアター(映像作品)として収録したもの。
対応ハードは1.5と同じくPS3。発売日は2014年10月2日。
リメイク方法は1.5とそれほど変わりない
2.5に収録されなかったKH3Dについても、野村はインタビューで何らかの方法でHD化することが示唆されていた。
キングダムハーツ HD 2.8 ファイナルチャプタープロローグ
『キングダムハーツ ドリームドロップディスタンス』をHDリマスター化、『キングダムハーツχ Back Cover』を新規映像作品として、『キングダムハーツ0.2 Birth by Sleep -A Fragmentary Passage-』を新規ゲーム作品として収録したもの。
対応ハードはPS4。発売日は2017年1月12日。
余談であるが同日のワイドショーの宇多田ヒカルの話題でゲーム映像が放送された。
KHIやBbSの主題歌を本作のためにアレンジした『光 -Ray Of Hope MIX-』が0.2BbSの主題歌となる。
『2.8』の意味は、『KH3D』=2.6、『χBC』=0、『0.2BbS』=0.2とし、これらを合計すると2.8となることから。
- KH3Dは2.5の続編なので2.6、χBCはソラが出ていないため0、0.2BbSはBbSが0.1だったためその続きとして0.2
これまでのHD版とは違い、PS4での発売となる。 - キングダムハーツIIIがPS4(とXbox One)での発売が確定しているため、それを見込んでの発売だと思われる
- ただしXbox One版の発売予定はない
KH3D以外の2作品は両方とも新規作品。
- χBCはキングダムハーツχの物語の裏側(5人のマスター側)の物語
- 0.2BbSはBbSとIの間の物語であり、闇の世界に堕ちたアクアの冒険を描く
- キングダムハーツIIIのグラフィックを使用しているため、実質キングダムハーツIIIの体験版と言えるだろう
KH3DではすばらしきこのせかいのキャラがFFキャラの代わりに出ていることと、他2作でのFFキャラの登場が考えにくいことから、当作品でのFFキャラはモーグリのみとなった。
キングダムハーツ HD 1.5+2.5 リミックス
『キングダムハーツ-HD 1.5 リミックス-』と『キングダムハーツ-HD 2.5 リミックス-』をPS4向けに移植したもの。
後にXbox One向けにも発売された(こちらはダウンロード専売)。
発売日は2017年3月9日(Xbox One版は2020年2月17日)。
KH1.5や2.5は複数のハードで分散されていたシリーズを一つのハードに集約させることが目的だったが、KHIIIの対応ハードがPS4で確定、KH2.8もPS4で発売された為、再びハードを統一させる為に移植された。
キングダムハーツIII
KHIから続いていた「ダークシーカー編」の完結編。
ナンバリングとしては3作目だが、シリーズとしては9作目となる(FM版、リメイク版、HDリマスター版を除く)。
対応機種はPS4とXbox One、発売日は2019年1月25日。
主題歌は従来の作品同様宇多田ヒカルが担当し、オープニングが『Face My Fears』、エンディングが『誓い』。
オープニングとエンディングで別の曲が用意されるという事例は本作が初。
KHIIのリアクションコマンドを発展させた「シチュエーションコマンド」、フォームチェンジを発展させた「キーブレード変形」といったシステムが登場する他、BbSや3Dで登場したシステムも組み込まれているシリーズ集大成。
「ダークシーカー編」の完結編ということで一旦は敵組織との決着がつくのだが、ソラの物語が幕を閉じるというわけではない。
その為KHIIのように一件落着といったような終わり方ではなく、後述の「リマインド」や「MoM」へと物語は続いていく。
キングダムハーツIII リマインド
2020年1月23日に配信が開始された有料ダウンロードコンテンツ。
KHIIIのラストバトルからエンディングまでの間に起きていた出来事や、KHIIIの後日談(KHIIIの物語からは1年が経過している)といった追加シナリオが収録。
追加シナリオの中にはKHIIFMで好評だったリミットカット版XIII機関(本作では真XIII機関)とのバトルや、新たなシークレットムービーも収録されている。
また、長らくの間KHシリーズにモーグリ以外のFFキャラが登場していなかったが、上記の追加シナリオにおいて一部のFFキャラが復活を果たした。
キングダムハーツ メロディオブメモリー
シリーズ初のリズムアクションゲーム(いわゆる音ゲー)。略称は「MoM」。
対応機種はPS4、Nintendo Switch、Xbox One。
発売日は2020年11月11日。
物語としてはKHIIIリマインドのさらに後日談となるが、メインは音ゲーなのでストーリー要素は薄め。
FFキャラ
先述の通り、KHシリーズにはFFシリーズからのキャラクターが多くゲスト出演している。
- FFからのゲストキャラ一覧はデータ/キングダムハーツ登場キャラを参照。
FF本編から設定が大きく変更されているキャラクターも多い。
しかしながらFFキャラの選考と境遇には賛否両論がある。
特にKHI、IIとも殆どがFF7・FF8・FF10・FF10-2の野村キャラで、
KHIIでやっと出たFF6のセッツァーとFF9のビビの性格改変と
FF7本編顔負けのクラウド・セフィロス・ティファの出張り具合には特に否の声が強い。
その詳細は
【セッツァー】
外見がザックス似になり「きゃーセッツァー様~」の意味不明のとりまきがいる
ギャンブラーだったのに子供のロクサス相手に「この勝負負けてくれないか?」というヘタレな性格に
- あれはにやつきながらささやいていたからロクサスをからかっているように思えたが
備考:ちなみにFF6の設定資料では「嫌いなもの:腰抜け」となっている。 - ついでにセッツァーの役割は当初ルーファウスが担うはずだったが、FF7キャラが多すぎるということで、
野村氏の強い要望でセッツァーに変えたとのこと。その突然の要請にシナリオ担当の野島氏は快諾したが、
実はセッツァーのキャラを知らず、ゆえにこんなことになってしまったと思われる。 - でも「お願いします負けて下さい、ヒィィ!」って感じじゃないし、勝負に勝つと普通に主人公を讃えてくれるのよね。
ちなみに負け(てあげ)るとメダルをくれる。
【ビビ】
案の定ジッパーを帽子につけている
何故かサイファーのとりまきになり「サイファー様」と連呼
本編ではあんなにも心の問題で悩んでたのに、よりによって心がないノーバディーの役にされて
主人公にボコられるというとても可哀想な展開
【FF7キャラ達】
発売時期がFF7ACと被っていて商品販促のせいか、ゲストのクラウド・セフィロス・ティファが作品の枠を超えて活躍している。
ただソラとクラウド、ティファとの共闘はしっかり描かれている。
【視聴覚室】
- 元々FFキャラはディズニーキャラではやりにくい役割を担う為のゲスト出演とのこと。
2ではそれに対しプレイヤーの意見に合わせてビビやユリパを出したらしい。
ちなみに今はオリジナルキャラなどで無理にFFキャラを出す理由も無いらしいが、3ではメインシリーズとしてゲスト参加は前向きに検討中とのこと - ユリパは野村氏のインタでは過去作のキャラをマスコットにして登場させたかったと語っていた
- ちなみにKHのプロデューサーは坂口さん。KH2のプロデューサーは野村さん。KH2でFFキャラとオリキャラがやたら出ばってるのは野村さんの影響か?
尚、これらの問題に関しては、こちらやここを参照して頂きたい。
KHII後の作品ではFFキャラが登場するということ自体が減少し、KHIIIはナンバリング作品であるのにも関わらずクラウドやサイファーがほぼ「名前だけ」登場する程度となってしまった。
DLCで追加されたシナリオにはレオン、ユフィ、エアリス、シドの4名が久々に登場した。
その他
KHの要素が以降のFF(主にディシディアやFF7コンピ作品)に影響を与えているといっても過言ではない。