FF4での初出から、一貫して人形というキャラ設定で登場する。
名前の出典はダンテ『神曲』に登場する獄卒「マレブランケ」のひとり、Calcabrinaだろう。
(これはゴルベーザ四天王メンバーの、名前の出典と同様である。)
名前は「霜を踏みにじる者」を意味する。
→キャラクター/【カルコ】、キャラクター/【ブリーナ】、音楽/【踊る人形カルコブリーナ】、幻獣/【カルコブリーナ】
FF4
ドワーフの城のボスで、人形型のモンスター。
フィールド上でのドットは4体の女の子型の人形のような感じに描写されており、
戦闘開始前のセリフである、
『僕らは陽気なカルコブリーナ!』『怖くて可愛い人形さ!』
『君らを捕まえてゴルベーザ様の手土産にさせてもらうよ!』
は妙に可愛いと評判である。
だが、可愛いのはここまで。
戦闘開始時は青い服を着た人形のカルコ3体と赤い服のブリーナ3体で登場。
たかが人形と侮るなかれ、攻撃力がかなり高く、一人に攻撃が集中するとすぐ戦闘不能になってしまう。
さらに、カルコかブリーナのどちらかを全滅させると、合体して巨大な悪魔人形・カルコブリーナになる。
このカルコブリーナ、見た目が異常に怖く、初プレイの子供達を大いにビビらせた。
合体後は攻撃の破壊力も更にパワーアップし、単体を混乱させる瞳まで使ってくる非常に厄介な相手である。
直後に戦う彼等の主人であるゴルベーザよりも余程強い。
そのため多くの人の心にFF4のトラウマとして残っているモンスターである。
GBA版とDS版では合体前に倒してしまうと図鑑にカルコブリーナが載らないほか、カルコまたはブリーナを1体も倒さずに残した状態で合体させ分離させずに倒すと図鑑には載るがデータが「?」のままになるので注意しよう。
- ここでセシルの残りHPが少ない状態で勝ってしまうと、直後のゴルベーザ戦で大苦戦を強いられる。
彼を優先的に守りながら戦うようにしたい。 - カルコには砂時計系のアイテムが効くので、先にブリーナを倒してストップ状態のカルコを最後に叩けば合体を阻止できる。と当時の攻略本に紹介されている。
正確にはカルコとブリーナ併せて3体残っていることが合体の条件。少なくとも自分はSFCで確認済み。
- カルコ及びブリーナは、同一のモンスターグループしかいないときに合体するようにプログラムされている。よって、3体未満でも問題なく合体できる。
- カルコがどういう原理か一体で合体して巨大化し、それに殴り殺されたことがある。
- まだ動ける人形が、倒されて動かなくなった人形を寄せ集めて合体しているのだろう。
- オレはカルコ2体、ブリーナ1体の他直上と同様1体の時に合体された(SFC版)。よって上のプログラムうんぬんはありえないと思うが解析?
- カルコとブリーナ片方を全滅させて他のグループが行動可能なら合体するわけですわ。
片方全滅させちゃったんでしょう。SFCでカルコ1体ブリーナ2体が残ったけど合体しませんでした。
そこでブリーナの動きを止めてカルコを倒してブリーナが動き出す前に全滅させて合体させずに倒しました。
属性魔法で攻撃すると反撃するらしいが、物理アイテムで攻撃する以外で機会は無いため宝の持ち腐れに…
- ボムのかけらなどの魔法攻撃アイテムを使うとカウンターが発動する。
炎・吹雪・雷のうち、こちらが行ったものと同じ属性の技で反撃を行う。聖属性には反撃しない。
とはいえそれらの攻撃アイテムには今さら頼る必要はほぼないが。
ブリンクを使えば楽勝。
ただし、ブリンクをかけたキャラが混乱させられて無双開始して全滅、ということもあるので注意。
- ねじりはちまきで混乱無効しておけばちょっと安心。
- バロンの町で販売されているので心配なら買っておこう。
余談:
セシル一行がドワーフの城に最初に入った時にルカが、「あたしの人形どっかいっちゃったの。あなたたち知らない?」などとしゃべっていることから、こいつはルカの人形がゴルベーザによってモンスター化したものと思われる。
- 戦闘時のグラフィックがマリオンタイプのキモい人形なので、ルカのセンスを疑うところだが、
天野氏の原画では西洋人形風デザインで、ゲーム中のものよりは可愛く見える。(イラスト自体は結構怖いが)
HPが減った状態でほっとくと、合体パワーが切れてもとの6匹に戻ってしまう。
- HP100以下になった際のカウンターで合体が解除される。
- HPが条件なのか。タイムアップでやり直しなのかと思った。
- HP100以下というのがなんとも気付きにくい仕様。分離されたら運が悪いと思うしかない。
片方の動きを止めて合体させずに倒せば無難だが砂時計消費するし…- マジか。私、これを5~6回やられて必死こいて倒した経験あるんだが。
お陰でゴルベーザ出現したときに(2周目以降だった)「兄さん待ってた!超待ってた!!」とかなった。
そして(気分的に)楽勝させてくれる兄さん。あんたイイ人だよ!と兄さんの株が上がった。
- マジか。私、これを5~6回やられて必死こいて倒した経験あるんだが。
人形を魔物化させるゴルベーザのセンスがイマイチ分からん。
- 王女の持つ人形をコントロールして手下にすることで、内部からの混乱を狙ったんだろう。
- 諜報部員としてなら、ひそひそう並みに気付かれないのでは?
カルコブリーナを魔物に改造したってことは、ゴルベーザ(もしくは部下)はドワーフ城にこっそり侵入したのだろうか。だとしたら城の警備がザル過ぎである。
- 人形だから、魔物に改造したといっても改造手術とかじゃなくて、遠隔地から呪い(魔力)を送り込んで自律するようにした、というところかもしれない。
- 元々人形の魔物だったんじゃないだろうか?ゴルベーザの部下か誰かがただの人形に見せかけてルカの手に渡らせたとか
- 確か設定資料集では「地底と地上に交流があった時代に地底へもたらされた愛玩人形」って書かれてたような気がする。
IVの中ボスの中で唯一、固有のテーマ曲を持っている珍しいボス。
- ただしその曲が流れるのは登場からカルコとブリーナの分離状態まで。合体するとバトル2に変わる。
- 合体が解ければまた流れる。
ドワーフ王との会話中に急にBGMが途切れ、何者かの気配を感じたというヤンの言葉に皆が静まり返る中、壁の向こうにちらちらとジャンプして見え隠れする敵影…
そして隠し扉に突入したとたんに入ってきた入り口が完全に閉ざされて閉じ込められてしまい、進んだ先に高らかに笑う謎の人形たちが待ち受けると共に不気味なBGMが流れ出す…
戦闘に至るまでのこの一連のイベントの流れも敵の不気味さ・怖さを盛り立てている要因である。
FF4(DS版)
DS版では物理攻撃にカウンターで反撃してくる上、ただでさえ高い攻撃力がより高くなり、一撃で1000以上のダメージを受けてしまう。即死してしまうローザやカインはもちろんの事、セシル、ヤンにとっても致命傷になるのでブリンクで攻撃を回避していきたい。
SFCほど合体パワーが切れやすくないので、ヤンの「ためる」を使ってゆっくり倒そう。
密かにホールドが50%ぐらいの確率で効くので、最優先で唱えてみるのもありかもしれない。
次のゴルベーザ戦に備えセシルのHPを回復しておくことも忘れずに。
SFC版での恐ろしい見た目はそのままに、手痛い打撃と壊れた人形の様なモーション(人形だが)が加わり
トラウマ度はさらに上がったように見える。
合体パワーが切れて分裂するための条件はSFC同様HP100以下。狙わないと見るのは難しい。
どうしても見たければ地獄の爪で毒に冒すと良い。毎ターン88ダメージを与えられる。
分裂すると再びカルコとブリーナ3体ずつに戻るので、理論上は無限に倒し続けることが可能。
FF4(PSP版)
マップ上のグラと戦闘グラフィックがFF4TA本編を踏まえて変更されており、外観や服装が男の子・女の子とわかるように差別化されている。
また、合体時のリアクションも追加されており、「人形が合体する!」のメッセージと共にぴょんと飛び跳ねつつ中央に集合し土煙を上げながら合体という演出が施された。
FF4TA
FF11
ボスディン氷河に出現する、ドール族のノートリアスモンスター。
からくり士の相棒「オートマトン」につけられる名前の一つでもある。
FF4経験者がこの名を選ぶことが多い。
詳細はこちら→Calcabrina
FF14
星海観測 逆さの塔に出現するボス。
3体ずつ出てくるカルコとブリーナを全滅させると合体してカルコブリーナとなる。
FF4に登場した物を再現しているのだが、3Dかつグラフィックが綺麗になった事もあり、リアルにホラーな様相となり、トラウマ度はさらに上がったように見える。
カルコ&ブリーナ戦の音楽は踊る人形カルコブリーナが使われている。
原作を尊重してか合体後は通常のボス戦闘音楽。
頭を何度も床に打ち付け、その衝撃波で攻撃するなどしてくる。怖い。
倒すと大きな瞳がグルグル回り、関節がギチギチガタガタ震えながら崩れる。怖すぎる。
FFT
モンスターでは登場しないが、財宝として登場。
伝統的な着せ替え人形である。 元々娯楽の少なかったこの地の少女たちの間で流行し始め今に伝わる。 当時の少女たちの思い出が人形に宿っている。
西洋人形みたいな遊び方で使われていたようだが、財宝では服がない。
FF4のもあって非常に怖い印象を与える人形となっている。
これならルゲイエボーグの方がマシのような気がする。
FFTA
名称がセリフ内で出てくるのみ。FFTのと同じく人形らしい。
マテリア晶石製。
FF LOST STRANGER
ミシディア編にて正吾達が交戦したモンスターとして複数体が登場。
ただし外観はFF4やFF14のそれではなく、ザコで登場したマリオン系モンスター同様、髪やサークレットが無い。
また、体中に血管の様な筋がたくさん浮き出ており、そのキモさはFF14版に匹敵するかも。
FF4と同じくブリーナのみ全滅させた事で、隠れていたカルコ達が集い、合体。
王城の上階に軽く手が届く程の巨体でミシディアの王宮中に大量発生し、城内をパニックに陥れた。
また、合体した状態では高威力魔法の連発ですら倒しきれず、再分裂を許してしまう程に耐久力が高い。
途中でブリーナの一体がバリアの塔の結界を破ったのを切っ掛けに、
数多のカルコブリーナが大聖堂へ集い始めるという窮地に追い込まれるも、
最期は正吾の案による、分裂の瞬間に6体が固まっている所を纏めて撃破するという作戦で無事討伐された。
チョコボと魔法の絵本 魔女と少女と五人の勇者
アルヴァニカ第二巻の登場人物。
姿はこれまでとは全くといっていいほど違い、鳥かごにユーク族の上半身をくっつけたような姿をしている。
古代の破壊兵器で、国一つを灰にするほどの力を持つ魔導人形。
ネーロによって力を弱められていたが封印を解くため、カーバンクルをはじめとする魔導ぬいぐるみを利用していた。
HP:350 攻撃力:15
技はブライン(視界を奪う)、目からビーム、両腕振り回しなど。