割とよく耳にする格好いい名前だが、スティングレイ(Stingray)とは、毒棘を持つエイのことである。
FF5
Lv93、HP30000、MP1000、種族なし。
攻撃力66、物理倍率16、素早さ70、魔力70(魔法倍率29)。
防御力60、回避力40、魔法防御20、魔法回避10。
弱点属性なし、地属性無効、水属性吸収。カテゴリ弱点なし。
有効な状態異常:暗闇、毒、沈黙、バーサク、混乱、マヒ、眠り、老化、ストップ、スロウ、ゾンビ、リフレク。
行動:
通常時
- 1ターン:たたかう/たたかう/得意技>ひれ(毒)
あやつる:たたかう/タイダルウエイブ/マイティガード。はなつ:タイダルウエイブ。
盗み:通常枠ダークマター/レア枠ルーンブレイド。落とす:竜の髭(6.25%)。
EXP:0、ギル:0。
ボス系耐性持ち。
第三世界の特定の海域およびカーウェン湖にいるレアモンスター。
エイ型モンスターは他に、パドスール、コルベット、ピラミデライアがいる。
シルビューヌのように世界の端っこの海をうろついているとたまに出るような敵ではなく、
ウォルスの塔周辺の「第1世界の海域にいた敵が出てくる海域」にたまに出現する。確率は1/16。
30000ものHPがあり、かつかなり素早いが、通常は物理攻撃と猛毒効果の「ひれ」しかしてこない。
しかし、操ると「マイティガード」を味方全員に対して使える。
神竜級の「タイダルウエイブ」を使用することもできるが、対象はモンスター側全体(といってもスティングレイ1匹のみだが)固定で、パーティ側に使用させることはできない上、水属性のため吸収されてしまう。
しかし一旦とらえてしまえば雑魚敵に神龍級のタイダルウェイブが使える。
SFC版FF5でマイティガードを覚えるには、スティングレイを操るか、アポカリョープスか神竜が使うマイティガードを「リフレク」で反射するしかない。
とにかくマイティガードとセットな存在。
- タイダルウエイヴ、マイティガード、竜の髭、強い剣を持つなど神竜との共通点が多い。
- スティングレイの素早さは70もある。流石にオメガ(76)より遅いが、ギルガメ(66)より素早い。
- スロウが有効なので、使っておきたい。
混乱させてもこちらにマイティガードを使ってくれる。
ヒュプノクラウンを持っていない時や、ABP未取得プレイの時などの場合は、混乱でもマイティガードを使う事は覚えていても良いだろう。
攻撃力が66と高いが、防御力も60と高すぎるので、殴って撃破は非現実的。回避率も40%と高く、クリティカル狙いの刀も魔法剣フレアもしばしば空振りする。
物理系ジョブだけで挑むと地獄を見るため、素直に魔法で倒すのが確実。
レベル93なので青魔法のレベル3フレアを連発するか、メテオを連発するのが比較的楽。
コルナゴの壺があれば、HPを15000強削ったところで捕えて終了。
以下はその他の対抗策。
- 調合「竜の口付け」(竜の牙+乙女のキッス)で竜属性を付与してからアポロンのハープが手っ取り早い。
ストーリー進行で入手できる武器なのも長所。
SFC版・GBA版では竪琴の攻撃があやつるを解除するので注意(旧スマホ版とピクセルリマスター版は解除しない)。敵の打撃は即死級という威力ではないので再び操れば良い。 - スロウ、メテオ、味方へのヘイスガなど時空魔法が重宝する。じくうの使い手は基本的には1人いれば十分だが、スティングレイ相手にはもっと増やした方がいいだろう。
- 同じ場所で頻繁にエンカウントするサンダーアネモンは雷迅の術を確実に落とすため、探している間に溜まるであろうこれを投げつけてもいい。
レベル30・魔力50前後で雷属性を強化すると1600ダメージ、レベル40なら2000ダメージくらいになる。
猛毒が有効なのでポイズンを使って放置すれば倒せるが、時間がかかる。
スティングレイほどの高レベルだと黒の衝撃(命中率66)は大変当てづらい。
黒魔法のポイズンも命中率99%なので悪くはないが、確実に猛毒化するなら魔法剣ポイズン。
- 猛毒をかける前にヘイストをかけると周期がさらに半減するので、操るなどで無力化してから試すと良い。
ヘイスト→魔法剣ポイズン→操るの放置で勝利は確定するため、マイティガードを使わせたら放置してしまうのも手。
老化絡みの戦術について。
猛毒のダメージ周期はレベル(敵のみ。味方側が参照するのは体力)が下がるほど短くなるので、老化させればダメージ周期がどんどん短くなる。
ポイズンと老化を組み合わせてもいいし、もうひとり青魔法役を待機させて、老化させたら少々待って(93→90)レベル5デスを撃てば瞬殺できるが、オールドがなかなか当たらないのが問題。
オールドと魔法剣ポイズンのコンボのため、SFC版Lv38のパーティで簡単に検証(Lv38はゲーム進行的には高めでクリア時相当)。
- 33%の確率でオールドが発動する古代の剣で「たたかう」を行うと、50回中30回打撃部分がhitし、オールドに成功したのがそのうちの4回。
- 古代の剣の追加効果オールドは敵の魔法回避とレベル差の影響を受けるのは確認済み。
- 時空魔法のオールドを使うと50回中21回成功。
- 時空魔法のスロウを使うと20回中10回成功。
試行回数は少ないが直接の時魔法オールドがまったく当たらないという事はなく、検証時よりも低めのレベルでも、操って放置の片手間に試す程度なら良いかもしれない。
味方のレベルを調合や歌で上げれば各種状態異常魔法の命中率も上がるが、縛りプレイなどをせず調合を前提とするなら、それこそアポロンのハープによる攻撃役のレベルを上げるなどした方が楽だと思われる。
運が悪いと1時間以上ウォルスの海で往復を繰り返しても遭遇できないこともあるが、場所が正しければ長くても10~15分ほどでエンカウントできるはず。
GBA版を除き出会うためにはある程度根気が必要。
このとき無関係な雑魚敵から逃げまくれば、チキンナイフの攻撃力アップも狙えて一石二鳥である。
実はウォルス海域でもごく一部の北東の範囲と、カーウェン湖にしか出ない。そのためウォルス海域の南部を往復した場合は未来永劫エンカウントしない。
「ウォルス海域北東の河口」と「海域北の細い半島」を左右に往復するとお手軽。
- カーウェン湖と出現テーブルが同一の「河口」側でグリグリやればなお確実。
目印は「サ」ハギン、「サ」ンダーアネモン、「シ」ーアイビスと、サ行で始まる敵と覚えとけばよい。 - 色違いのコルベットが出たら確実に外れエリア。
FF5のフィールドマップは8x8のスクエアでエリア分けされており、エリアごとに出現モンスターが決まっている。
ファイナルファンタジーVアドバンス公式コンプリートガイドにおけるGの3、すなわち大部分がグロシアーナ砂漠のエリアの南端でのみスティングレイは出現するため、ウォルスの塔の海上やカーウェン湖が該当エリアとなる。
FF5(GBA版)
GBA版ではExダンジョンの「魂の河」エリアB3Fで多数出現するので、第三世界海域で無理に会おうとする必要がなくなった。追加ダンジョンでの出現率自体は60/256と微レア枠。
- SFC版から健在の第三世界海域の出現範囲(16/256のレア枠)については、裏技を使えば2回目のエンカウントで遭遇できるので、早く使い勝手のいい青魔法であるマイティガードを覚えたいなら飛空艇入手直後に出向くといい。
魂の河での遭遇しやすさは竜の髭の入手が容易になった事の方が大きい。一度覚えればいいラーニングと違って、ドロップ率が6.25%のため、一々中断技を使うと大変。
マイティガードのラーニング元としては、スティングレイ以外にも頻出モンスターのアイアンクラッドが追加された。
ネクロマンサーで倒すとヘルウィンドを修得できる。
ただ、石像からの修得のほうが遥かに簡単なので、スティングレイから覚える事は少ないだろう。
- 暗黒魔法のヒントでは「その悠然たる姿はまさに邪悪そのもの」と称される。
FF5(ピクセルリマスター版)
猛毒にさせられるが発動間隔が非常に遅いため、オートと放置を組み合わせるという手もあるが、毒を絡めた戦略はあまり有効ではなくなっている。
FF14
黒風海テンペストにいるエイ型モンスター。レベル79。
緑の体に紫の模様という色合いをしており、見かけは毒々しさがある。
テンペストは海底エリアなので深海魚扱いで、オンド(サハギン)族にスティングレイの皮は様々なものに使えると重宝されている。
ウォタガみたいな技を使う。