ネクロマンサーとは「死操士」のこと。
死体をゾンビ化して使役したり、幽霊を意のままに操ったりするなど、
人が扱うには邪悪な技を主に使う。
FF5(GBA版)
FF5GBA版で追加された新ジョブ。裏ボスのエヌオーを倒すと入手できる。
このジョブで特定のモンスターを倒すと強力な「暗黒魔法」を覚えることができる(連続魔不可)。
- 拾った時のメッセージが唯一「かけらに眠る暗黒の力」所以なのか、ジョブマスターした状態のすっぴんやものまね師 or 他のジョブに「アンデッド」アビリティを付けて特定の敵にトドメを刺しても暗黒魔法を習得できない。
もうひとつ、ランダムにモンスターを召喚する「盟約」を覚えるが、暗黒魔法の前ではイマイチ影が薄い。
マスターに必要な累計ABP:750。
ネクロマンサーのアビリティ一覧→ネクロマンサー
装備可能武器はロッドと短剣。装備可能防具は魔法帽子とローブ系。
カオスオーブを装着するとそのスリップ効果を無効にして、逆にリジェネ状態となる。
ジョブ特性として体がアンデッド化しており、「ケアル」などはダメージを受けてしまう。エーテル系は使用して大丈夫で、FF5のアンデッド状態は敵味方問わず、MP回復はダメージにならず普通に回復する。
単体ケアルガやエリクサーを使うと瀕死になる(エリクサーならMPは全快)が、デス系(調合「デスポーション」やレベル5デス含む)を吸収し全回復する。
通常時にフェニックスの尾などの蘇生行為を行うと瀕死になるが、ボーンメイルと違って戦闘不能になっても戦闘中蘇生できる。
- HP回復には「ホワイトウインド」を使うなどの工夫が必要。体力の歌などリジェネ効果はカオスオーブなしでも普通に回復する。ドレインやアスピルなど吸収系は仕掛けた側が逆に吸収される。
- ボーンメイルとはほとんど別物の性質を持つ。ボーンメイルの装備効果は毒属性吸収、冷気属性被ダメ半減、炎&聖属性弱点、体力-5。暗闇、猛毒、即死、バーサク、混乱、老化状態に耐性、戦闘不能になると原則蘇生不可、リジェネ無効化、ゾンビ化耐性なし。
- 即死耐性と「デス系の即死で全回復」は別物なので、ジョブのネクロマンサーはデスを食らうと全回復するが、ブラスターやしにがみのつるぎなどの非デス系即死攻撃で死んでしまう。
- ジョブ特性「アンデッド」によりゾンビ化を無効化し、ゾンビブレスをダメージ0にする。賢者の杖などアンデッド特攻武器で攻撃してもダメージは増えない。
各耐性は「デス系」と「ゾンビ化」を除いて持たない。
ジョブ特性の「アンデッド」は単純にメリットだけではないためか、ジョブマスターしてもすっぴんやものまね師には受け継がれない。
- GBA版で検証したところ、ネクロマンサーをジョブマスターすればステータス補正はすっぴんやものまね師に引き継がれるのを確認。バーサーカーと同じ仕様のようだ。
魔道士系ジョブだが全ての能力値が上昇する。
なんと力~魔力の基本値の合計が150を超えている(他のジョブは高くても130程度)。
ステータス値の数字だけなら全ジョブでもトップクラス。
そして意外にも体力(HP)の値が高く、ナイト(体力44)すらも上回るほど。
これなら前列に置いてもさほど問題ない。
- モンク・シーフ・予言士マスターのすっぴんとものまね師は200。
- 力+魔力の合計値が風水士を上回り唯一の80台。素ではルーン系武器は装備できないので持て余しがち。
体力はなんとモンクに次いで全ジョブ中2位。装備は純魔道士だがHPだけ見れば完全に戦士系。
ただし力は+1とシーフと同格で、腕力的にも武装的にもやはり貧弱。
- 魔力は黒魔(55)と白魔(49)の間。
- 素早さも+1とナイトやモンク、白魔・青魔並みで鈍足組。
エルメスの靴を履いてもアサシン(素早さ75)には先制されてしまう(素早さ60のハーデスならこちらが先手を取れる)。
画面ではわかりづらいが、レナはビキニで露出度がかなり高い(聖剣伝説のメイガスのような感じに)
- レナをこのジョブにして鞭を装備させるのは誰もが通る道‥‥か?
- リメイクの旧スマホ版では解像度が上がって非常によくわかる。詠唱ポーズではこっちを向いて腕を広げるため、さらに非常によくわかる。
バッツはドクロの仮面で素顔が隠れ、光の戦士とは大きく外れたイメージになる。
ファリスはどこぞのマレフィセント的な髪形に。
「クリスタルのかけら」は緑色で、青く光っている。拾った時に出るメッセージも
「かけらに眠る勇者の心」ではなく
「かけらに眠る暗黒の力」というもの。
入手時期が本当に最終盤で「本編クリア後のおまけ要素」状態。人によっては1回ジョブチェンジしただけで以後使うことなく終わる可能性も有る。
ジョブ入手後に残っている可能性のある亡者の巣窟以外のボスは
(ラムウ・)オーディン・リバイアサン・バハムート・ゴゴ・アポカリョープス・ネクロフォビア・オメガ・神竜・オメガ改・神竜改、そしてラスボスのエクスデス&ネオエクスデス。
ジョブマスターしてラスボスを撃破しEDを迎えると、最後に全キャラのレベルと修得したアビリティが表示されるのだが、
「あんこく」のみ誤植なのか「!あんこくL1」になっている。
ルブルムドラゴンから暗黒魔法「メルトダウン」を修得する場合、GBA版はFAのフレアを受けるとパーティーの一番上のキャラが止めを刺した扱いになるバグがある。一番上にネクロマンサーを配置しておけばこのジョブを使ってとどめを刺す必要がない。
- 他のモンスターの場合はきちんとネクロマンサーが倒さなければ駄目。
「おや…? ま、まさか そのクリスタルのかけらは…!おおっ! 『ネクロマンサー』の力を手に入れたのであるな!ついに禁断の力が解放されたということか!
入手時のイベントにて出てくる古代人曰く「禁断の力」らしい。
このかけらは元々どんなクリスタルだったのか気になってしょうがない。
- エンディングでクリスタルの欠片が新たなクリスタルを成した様子が描かれているが、
例えばの話、もしもこのクリスタルの欠片が新たなクリスタルの一部になってしまったりしたらその後そのクリスタルはどんな変質を遂げることやら。
「この世界は暗黒に包まれている」みたいな未来が待ってないといいのだが。
追加ダンジョンの追加設定ではあるが、あえて深く考えてみると怖い…。 - この世界での敵は「暗黒・闇」ではなく、『無』だったし、
闇も光も、世界が世界であるためには必要だから問題はない気がする。- FF4だと暗黒騎士は棄てるべき悪しき力だったけど、FF3だと魔剣士はクリスタルの授けてくれた正義のための称号だしなあ。このネクロマンサーも魔剣士のたぐいかな。
- 世界を二つに分けるためにクリスタルを割った時できた欠片なのでは?
- クリスタルの欠片という形で表れた、意思を失ったエヌオー本人の力という解釈。ネクロマンサーになったバッツ達のデザインもエヌオーを思わせる感じになってると思ったし。
ネクロマンサーは「死者を操る」存在であって、別に「本人が死者」というわけじゃないと思うんだが、なんでアンデッド体質になってしまうんだろう。
- モンスター版ネクロマンサーがアンデッドだから。
- 自身に死霊術を用いてアンデッド化するネクロマンサーは多い。その場合「リッチ」と呼ばれることもある。
Magic the gatheringやMight and Magic8など海外でもネクロマンサーからリッチの流れは多い。
ネクロマンサーとは基本的に「死者を操る、呼び出す」存在。
しかし、ある意味永遠の存在であるアンデッドを使役し続けるために不死のリッチを目指すことはおかしくはなく、作品によってはネクロマンサーの使う死霊術自体がリッチになるための準備段階とされることもある。
- タクティクスオウガに登場するネクロマンサーも自身がリッチになることを求めていた。
海外版での表記はNecromancer。
FF5(iOS/Android版)
他のGBA追加ジョブ共々再デザインされた。
バッツのドクロの仮面が頭飾り程度に小さくなり、ファリスの何とも言えない頭も劇的に改善。
他にもクルルの頭飾りなど、細々な所が調整され、全員かなり洗練されたデザインとなった。
元のGBA版と比べてみるのもいいかもしれない。
- 性能面も暗黒魔法の追加効果発動率が100%に大幅強化。
旧スマホ版ではエンディングアビリティ習得表示時の「あんこく」の誤植は正しく修正された。
ジョブ特性「アンデッド」が弱体化し、ゾンビブレスを無効化出来ずダメージを喰らうようになってしまった。ゾンビブレスで死亡してもゾンビ化自体はしない。
ルブルムドラゴンのバグは修正されネクロマンサーでとどめを刺す必要がある。
旧スマホ版の4人ジョブマスター時アチーブメントコメントは「アンデッド大好き」。
FFB
呪術士Lv15以上+黒魔道士Lv15以上で取得可能な上位ジョブ。
得意アビリティは技・魔、得意武器はロッド。Lv10での追加得意武器は短剣。
男性はドクロのような顔に王冠、黒紫のローブと非常におどろおどろしい姿。
女性は白い顔に髑髏の印の髪飾りでこっちも少し不気味。