スペクター (Specter,Spectre) とは、亡霊を指す言葉の一つである。
当初はゴーストより下位のモンスターだった。
FFUSAやFF6で強さがゴーストと逆転したが、実はサガ3がその先駆け。
FF1
ゴーストの次に強いポジション。
中盤のダンジョン「氷の洞窟」に出現する攻撃力の高いアンデッドであり強敵。
ダディアで一撃なので、白魔がいれば覚えておきたい。
単に打撃が痛いだけでなく、打撃に麻痺の追加効果までもあるので要注意。
FF2
ゴーストの次に強いポジション。アンデッドの集団を率いてくる場合も有る。
闘技場の地下や、ゴートス討伐前のフィン城に出現する。
フィン城地下のブラッドソードの宝箱でも出現。
通常物理攻撃にHP吸収の追加効果あり。
また、全体ブレイクを連発してくる。運が悪いとあっさり全滅する。
初登場する闘技場の時点では、石化(変化)耐性のある防具がなんとラミアクイーンのレアドロップしかない。
フィン城以降は耐性装備が充実するので大した敵ではなくなるのだが、その前に遭遇したら戦闘が長引く前に弱点の魔法で一掃してしまいたい。
FF2(ピクセルリマスター版)
使ってくるブレイクの対象が全体から単体になった。実質、弱体化されたと言える。
FF6
序盤、ナルシェのガード試験で失敗すると戦闘になる魔導士の悪霊。
グラフィックはゴーストとまったく同じ。
亜種にはリッチ、ネクロマンサー、魔法レベル10がいる。
行動パターン
通常時
- 1ターン:ロッド/ロッド/何もしない
2ターン:ファイア/ブリザド/サンダー
3ターン:ロッド
1.5倍打撃の「ロッド」で殴りかかってくるほか、ファイア・ブリザド・サンダーを唱える。
アンデッドなので毒属性を吸収、聖・炎属性に弱い。
種族は不死・人間。
- 低レベル攻略中だと、逃げ遅れたバナンがこいつの魔法で即死したりする。
獣ヶ原登録の為に遭遇するなら、幻獣防衛イベント後にした方が良い。
出現パターンはダークサイド&リン3体と一緒に出るパターンのみ。
スペクター単独の出現パターンはない。
同系統でスペクターだけレビテト状態になってない。
出現時期はゴーストとほぼ同時期で、ゴーストの方がよりやっかいな技を使うのでこちらが実質的な最下位種である。
通常はポーション、まれに氷のロッドが盗める。
出現場所の関係で盗むのは大変だが、氷のロッドはこの時点ではかなり有用なアイテム。
また、ポーションをたまに落とす。
状態異常は暗闇・毒・カッパ・石化・沈黙・バーサク・睡眠・ゾンビに耐性があり。
「暴れる」でファイア、「スケッチ」で更にサンダー、「操る」で更にたたかう・ブリザドが使える。
ラグナロックのメタモルフォースを使うと、必ず毒消し・イエローチェリー・目薬・金の針のどれかに変化する。
FF6(GBA版)
倒しても何故かモンスター図鑑に登録されない敵の一体。
同じくナルシェのガード試験で出現するダークサイド、リンも同じ憂き目に遭っている。
- これらのモンスターは全てあばれる枠に含まれているので、コンプリートを目指す際は要注意。魂の祠でも挽回が利かないうえ、ダークサイドと違い出現率も低い(25%)ため予備知識がないと、ほぼ確実にスルーしてしまうだろう。
FF11
古代遺跡「フェ・イン」に出現する、シャドウ族のモンスター。
FF12
恐怖という形のない感情が、魔法の力と結合し実体化した存在。
人が殺された場所などには、しばらくの間恐怖という思念が残り、スペクターが生まれやすい土壌となる。
体を構成するほとんどの要素が恐怖であるため、それ以外の感情に反応し魂を奪おうと襲いかかる。
魂を奪われた者には恐怖の感情しか残らず、その存在に怯えながら衰弱していき死後スペクターとなる。
バルハイム地下道に出現するゴーストタイプのアンデッド。
バッテリー残量が30%以下の時に湧き出てくる。
HPを減らすと分裂して増殖する。
魔法攻撃主体で、稀にだが大ダメージ範囲魔法のダークも使う。
さらにHPが低いキャラを優先的に狙う習性があり、ワープ移動をするため逃走時も瞬時に接近してくる。
銃耐性もありバルフレアの銃は通用しない。
なによりバッテリー切れの地下道はザコが大量に湧いて数で押されるので、バッテリーが命綱。
バルハイム奥ではバッテリーの概念がないため普段から出現する。
ラ系範囲魔法を連発するため、密集して戦うのは殺してくれと言わんばかりである。
デッドリーボーンと合わせて常に4~5匹の大群になるので、ドンアクなどで黙らせたい。
サイレスも有効だが、デッドリーボーンがリフレガを使うため反射されることも。
スペクターは即死も有効(デッドリーボーンは即死耐性あり)なので、最悪フェニ尾を投げて急場をしのぐ。
逃げると、画面がぶれる場合がある。
設定が非常に某魔法使い小説の吸●鬼と似ている。
負の感情が集まるところで生まれ、人の感情を探知し、
魂を奪って廃人のようにし、死後自分たちの同類にしてしまう。
これらの設定が全て奇跡的に似通っている。
FF14
ギラバニア湖畔地帯の列王の詩エリアにいるアンデッド系モンスター。レベル69。
その外見は大きな黒い人影。列王の詩はとても狭い墓所で、ストーリーにも絡まない所でこのモンスターしか存在しない。アラミゴ王族の亡霊とも言われているが定かではない。
スペクター系と思われる名前のモンスターがいるが、コレとは似ておらずFF12デザインの姿をしている。
FFUSA
ゴーストの上位モンスター。こちらは白い。
生きている樹海や巨大老木に出現。
ゴーストと同様の特徴・攻撃方法に加え、2回攻撃もしてくる。
ただし、回復属性だけでなく風属性と飛び道具にも弱くなっている。
FFL
黄昏の章のロゼッタの塔に出現する。
FFEX
不死種族のゴースト族のモンスター。
「ゴースト」の上位種。
ブリザガやサンダガなどの上級魔法を使いこなし、スロウで妨害、デスペルでこちらのバフをはがそうとするなど嫌らしいモンスター。
不死種族なので即死が効かないのも嫌らしい、そのため高難易度の道中では無視して素通りするのが無難。
- 敵強さアップのオプションをつけると不死種族と思えないほど意外に耐久力がある。
- 下手に相手していると範囲魔法で味方もろとも事故するリスクの方が高い。
もしドロップアイテムがほしいなどで相手にするなら、凍結や麻痺など行動不能系の状態異常に持ち込んで戦うと安全。
魂石にして連れ歩くこともでき、上記魔法で援護してくれるので頼もしい。
ただしなぜかデスペルを忘れてしまう、覚えたままならシングルで召喚獣の怒りのバフを剥がしてもらうなど活躍の機会も増えていたことであろう。
- 忘れるならスロウの方を忘れて欲しかった…。
ちなみに強力な魔法を複数扱えるからか、コストは150と中途半端に高い。
- コスト150はコイツとアーリマンだけ。
PFFNE
AREA6-5の3戦目に1体、AREA17-8の2戦目に2体登場する。