FF12
別称「エルダードラゴン飛ばし」とも言われる。
中盤最大の難関ボスとされ、多くのプレイヤーを苦しめてきたであろうエルダードラゴンだが、実はこのエルダードラゴンとの戦闘を回避できる方法が存在する。
そもそもエルダードラゴンのいるゴルモア大森林はルートが2つに分かれている。
1つはエルダードラゴンのいる東ルート、もう1つは幻妖の森に出る南ルート。
要するにゴルモア大森林の南ルートを通って幻妖の森を経由するだけでいい。
これはガルーダ戦でのイクシロの実同様のルート選択で、どうみても仕様であって裏技でもなんでもないのだが、エルダードラゴンの迂回路についてはほとんど知られておらず、知る人ぞ知る裏技的なことになっている。
- 幻妖の森はゴルモアやパラミナだけでなく、ギルヴェガンとヘネ奥にも繋がっている土地。
しかしギルヴェガンへの道はラフレシア直前で、ヘネ奥は入ってすぐの所で通行止め。
つまり要所はしっかり交通制限されている。
そこから考えても、この迂回路が開発者の想定しているものであることは明白だろう。- ヘネ奥の袋小路にはLv60台のアビスが1匹だけ配置されている。
迷いこんだプレイヤーを明らかに意識しているイヤらしい配置である。
- ヘネ奥の袋小路にはLv60台のアビスが1匹だけ配置されている。
- シナリオアルティマニアにもコラム的ながらちゃんと書いてある。スタッフ公認の迂回路と言える。
- アルマニに書いてあるあたり、山下氏はきちんとこの迂回路を知っているのだと思われる。
- エルダードラゴン「飛ばし」の別称はいかにも裏技という感じで、すごく勘違いされやすそうだ。
- 「飛ばし」という言い方は東京大学ゲーム研究会が企画した12作連続RTAで使われたのが元かと。
ニコニコ生放送の12作連続RTA企画でも東大ゲー研に倣って「飛ばし」と呼んでいたが、
やはりバグ技と誤解されやすいということで「迂回」という言い方に変わっていったようだ。
- 「飛ばし」という言い方は東京大学ゲーム研究会が企画した12作連続RTAで使われたのが元かと。
ゴルモア南部や幻妖の森には、エルダードラゴンよりも遥かに攻撃力の高いザコが多数生息している。
ガリフからチョコボで通れば安全だが、普通なら興味本位で立ち寄っても危険と判断してすぐ引き返す。
また「東に進んで神都に行こう」というガイドがあるため、南ルートはあまり知られなかったのだろう。
- チョコボが時間制なのも厭らしい。「時間が尽きてココに置き去りにされたら…」と思うと、騎乗中は戦闘が発生しないと分かっていても冒険する気が消沈する。事前にセーブしてあるとしても、ゲーマーはリアルラックが作用してレアアイテム入手が叶うかも知れない『今』が全てなのである。
『針を狂わせる路』が分岐路となっている。
- エルトの里からの視点だと、
里に一番近い結界方面がエルダードラゴンがいる方向(パラミナ大峡谷方面)。
上記の結界を通過し、階段を昇降して直進すると、3つのトレジャーがある。
そこを超え、再度階段を昇降すると、結界がある。そこから奥は『葉ずれのしみる路』へ行ける。 - オズモーネ平原からの視点だと、
『光閉ざされし路』を右折し、直進するとゾーン切り替えラインがある。更に結界を進んだところにもゾーン切り替えラインがある。
そこを超えると『針を狂わせる路』に行けるので、真っ直ぐ進んでいけば、『葉ずれのしみる路』へ行ける。
開発チームには「ストーリー上必ず戦うボスの強さは控えめに」というお達しがあったと語られている。
逆に言えば、実なしガルーダやボムキングなど、相手にする必要がないボスは非常に強い。
エルダードラゴンが非常に強いのも、迂回路があり戦う必要がないからなのかもしれない。
- バトルセクションの前廣氏も、ガンビットで『障害ステータスの味方』→『たたかう』を使用していたが、エルダードラゴンが限界だった、とバトルアルティマニアのスタッフインタビューに答えていた。
スタッフが「これは無理だろう」と直感したものは、プレイヤーにもその定義を突破することは出来ないらしい。 - 相手にする必要がないボスは、他にはデモンズウォール(手前)やバッガモナンなどがおり、こいつらも非常に強く、無策ではまず勝てない。