FFT
FF5の様にモンスターとしての出演は無いものの、信じられないぐらい不吉なキノコとして登場する。
ザルバッグが雇った薬師によれば、
「モスフングスの生えた死体が 埋葬された墓ってのは たいそう縁起が悪ぃンですよ」 「そのキノコが生えた代で 家が滅びちまうってぐらいでさぁ」
とのこと。
これはベオルブ家の迎える運命の伏線にもなっている。
- ラムザとアルマがどうなったのかは解釈次第だとしても、
歴史の表舞台からベオルブ家が消えてなくなってしまったのは確かだからなぁ。
ゲームに登場しなかった傍流でもいるなら別だが。 - 傍流がいたとしてもラーグ公側(=この内戦の敗者側)についたベオルブ家を再興させてくれるかどうかは
微妙なところじゃないかなぁ。
死体にしか生えないキノコで、胞子から毒素が抽出でき、粉末状の毒として使える。
その毒は、吸引した場合は頭痛や胸のムカつきなどの症状に見舞われるようになる。
そのためバルクが、北天騎士団の戦力漸減を図ってベスラ要塞でバラまき、
ラムザに途中で阻止されたものの、北天騎士団の多数の騎士を昏倒させることに成功した。
服用した場合は、大量ではない限り死ぬことはないが、微量でも長期間摂取し続けると中毒死する。
後者の場合、症状は風邪のようで自覚し辛く、気付いた時にはもう手遅れであるため、
ダイスダーグがザルバッグ・ラムザ・アルマの父でもあるバルバネスの暗殺に用いた。
ちなみにモスフングスの毒に犯された死体を埋葬した場合、モスフングスそのものが生えてくる。
トラップにもモスフングスの毒が使われている。
「墓にキノコが生えるとその代で家が滅びる」というのは、
人に長期間毒を盛り続け、謀殺することのできる人物が、すぐ身近に存在する→
そんな家はどの道もう長くは持たないということなのだろう。
- 単に縁起が悪いって意味なのかなと思ってたがその解釈を読んで凄く納得した。
そりゃそんな事をするような奴が身近にいる一族が繁栄するとは考えにくいわな。 - 悪い奴ほどよく眠る…と言いたいが残酷歴史絵巻のFFTでは登場人物は善悪問わず大体死ぬ。
- 乱世だからな。
仮にも毒物の専門家でかつ策略家のダイスダーグが、
なんで死体にキノコが生えるなんてわかりやすい証拠の残る毒を選んだんだろうか。
- 当主(ダイスダーグ)の許可なくその家の墓を暴くということは、まず考えられないからではないかと。
ザルバッグも決死の覚悟で確認したんだと思う。
ちなみにFFTの世界ではグールは浮遊霊体であり、いわゆる食屍鬼(墓荒らし)という感じではない。 - 別に死んですぐにキノコが生えるわけではないだろう。
埋葬した後の墓にキノコが生えてくるだけであって、
それを毒殺に結び付ける人はいないのでは?
上記のように薬師ですら縁起が悪いだとか言ってるわけだし。 - 暗殺に最も適してるからに決まってるじゃん
- 「微量でも長期間摂取し続けると中毒死する」と言う意味では、暗殺には確かに向いている。
特にバルバネスのようにそこそこ年がいった人物に与えた場合は特に怪しまれる事はないだろう。
ただし確かに上記のように「死体にしか生えない」(=その死体はおそらくモスフングスで
殺された)と言う特性を考えると、「暗殺」された事がすぐバレそうな毒でもある
(まぁ、実際劇中ではそのせいでバレた)。
上に書いてあるようにまさか墓を暴いてまで確認すると思わなかったからだろうが、本来なら
火葬して証拠を隠滅するべきだったと思わないでもない。多分この世界(イヴァリース)では
火葬ってポピュラーじゃないんだろうけど。 - 多分毒殺でなくとも死体に生えることがあるから直接の証拠にはならないんだろう。
また、専門家である薬師に確認させていることから、
一般の人間にはキノコの判別や性質把握が難しいか知られていない可能性も高い。
名門貴族の超有名人が毒殺なんて吹聴したら確実に消されるだろうし、
上のように墓を暴くなんてとんでもないことだ。
まあ、正義感の強いザルバックが薬師雇ってまでそんなことするとは読めなかったのかも。- もしくはネタとして軽く流されるか、だな。
若くして死んだり惜しまれつつ亡くなった人に暗殺説が付きまとうのは良くある事だ。
実際ゲーム内ではルーヴェリア王妃によって蟄居させられ僻地に追いやられた挙句、
そこで亡くなった王太合やオムドリア3世の亡くなった2人の王子等
「暗殺されたのではないか」と噂されているキャラクターは結構多い。しかも
ストーリーの中で暗殺されるキャラも結構多い。なんとも血生臭い世界である。 - そもそもダイスダーグとローファルの密談をザルバッグが盗み聞きしなければ、
ザルバッグもモスフングスの特性を知らず墓暴きなんてしなかったんだから、当然っちゃ当然ではある。
ラーグ公の今際の言葉から、「バルバネスは毒殺されたのかもしれない」と疑いを持っていただろうが、
科学技術での検死とか発達してなかっただろうから、掘り返しても普通は毒殺まで導けなかっただろうし。
- もしくはネタとして軽く流されるか、だな。
- ローファルにモスフングスの特性を聞かされた時のダイスダーグの反応から察するに、単に知らなかった可能性もある。
実際ザルバッグが雇った薬師も、上記の台詞の通り「モスフングスが生えた死体が埋葬された墓は縁起が悪い」程度しか知らなかった訳だし、専門家でもなかなか知らないレベルの特徴なのかもしれない。
最も密談時のダイスダーグの反応は「痛いところを突かれた」というようにも見えるから何とも言えないが。