その他/【ゼノギアス】

Last-modified: 2024-04-16 (火) 23:46:05

WOFFで登場したミラージュは→こちら


7でぐげったクラウドがさりげなく宣伝していたゲーム。
FF7でシドがリーダーの時にクラウドに話しかけると「囚われた天使の歌声ゼノギアス」と言う。

  • 正確な台詞は「百億の鏡のかけら……小さなともしび……とらわれた天使の歌声……ゼノ……ギアス……」

数々のベッドシーン、黒ビキニ、全裸のOP・ED、シタン先生のビンタ、美少年の売春未遂、
人肉缶詰、暗黒盆踊りなどで有名だが、
「後半が手抜き」「続編が期待外れ」という比喩にもよく用いられる。
裏・FF7といった感じで作られたらしいが、クラウドは出てこない。
代わりに出てくるのは「クロノトリガー」のルッカ。


ちなみに、6のエドガーマッシュを作った人が制作に関わっているからか、
ロニ・レネというそっくりな兄弟が脇役で出てくる。
弟は世界滅亡の日に兄をかばって死亡、
兄はその後砂漠に王国を作った、という設定もなんとなく6を彷彿とさせる。
そのためかCEROのレーティングは何とD(17歳以上対象)である。

  • ただしアイコンは『暴力』だけ。
    • FF8でさえも色んなアイコンがついてきたのに、それを上回る描写が多いこの作品に何故『恋愛』や『セクシャル』がなかったのかが疑問。
      レーディングの対象年齢はかなり的確だと思うのに。
      • 審査はdisc1だけプレイして判断してるんじゃない?セクシャルな要素はdisc2に集中してるから。
        まさかCEROもdisc2はオマケdisc的な扱いというシニカルなオチじゃあるまいな。
      • 下記のゼノブレイドも別の意味でレーティング対象となっている。
  • 『人肉缶詰』が気になる人はソイレントシステムでググってみよう。

原案は高橋哲哉と田中香(現:嵯峨空哉)が共同で提出したFF7用のストーリー。
だがその原案は「FFシリーズ作品としてやるには難解すぎる」という事で却下され、
代わりに別プロジェクトとして高橋がプロデューサとなってこのゲームが開発される運びとなった。

  • 坂口博信は、高橋のデスクが開発が始まったとたんガンプラとモデルガンで埋めつくされ、
    彼が本当にやりたかったことを悟って少し寂しい気持ちになったと発言している。

製作チームはクロノトリガーに近い。
一部に熱狂的なファンがいるためリメイク、続編を希望する声も多い。
売り上げ目標に達せずに続編を却下されたことなどがきっかけで、スタッフの大半が離反し、
実際には似てるけど違う「ゼノサーガ」を「ナムコ」(現在のバンダイナムコゲームス)で作ったが、
初代は良かったものの2が全体的にあんまりの出来であった為ファンが離れ、3はシナリオ以外はそこそこの出来になったが、完結までに長い時間が掛かった事、
2のファン離れが原因で売上はシリーズ最低を記録してしまう、何とも切ない結果に。

  • 一応フォローするが、売り上げが低迷する羽目になったのは高橋氏に反旗を翻したスタッフたちや、初期スタッフたちの更迭を行ったナムコのほうに原因がある。
    • 特に家の交代は痛い、2,3はシナリオが終わってる。
    • ちなみに当時のスクウェアの続編作成に必要な売り上げラインは100万本だったそうだ。ゼノギアスの売り上げは発売年内で89万ちょい。
      100万に届かなかったため続編は見送られる事になった。
      今から考えると(当時でも、だとは思うけど)相当贅沢なハードルだと言うような気がする。
    • なお2010年代において新規IPが大ヒットとされる売上本数は10万本。

その後任天堂から「ゼノブレイド」が発売され、好評を博した。こちらはFF12との共通点が多く、一時期松野氏の参加も噂されたほど。

  • 戦闘システムはFF12と同じく、ヘイトの概念があり、役割分担が重要となっている。
    各キャラクターの役割がある程度決まっており、ゲーム中でひとりひとりの戦い方の説明がされている。
    また、序盤で攻撃役・盾役・回復役に適したキャラクターでパーティーを組むため、役割分担や立ち位置の重要性が自然に理解できる。
  • ゼノブレイドに関してはFF7との共通点も多い。
    • 同作の要素の一つであるジェムは「穴にはめ込む」「分裂する」などマテリアと設定が似ており、またその材料となるエーテルの設定もライフストリームと似通っている。
      その他、主人公シュルクの境遇もクラウドとよく似ているなど、共通点は多数みられる。

ゼノサーガ・ゼノブレイドもゼノギアスと同じく、難解な設定、用語などで人を選ぶフシがある。
ニーチェの著書からサブタイトルが取られたり、有名どころの哲学者が考えた用語を用いているのが最たる例だろう。

  • ↑ゼノブレイドはさほど難解でもないよ、ギアスとサーガに比べればかなり分かりやすいし用語もほとんど出てこないし……。
  • キャラデザが2から田仲久仁彦さんじゃなくなったのも個人的には痛かった。ただ、あの人の遅筆は有名だからなぁ…。
  • 因みに何故か新作のゼノブレイドクロスでは↑の人がキャラデザを再担当している。
    最近はやや萌え系の絵柄になっていたから戻すのが大変だったのが本人のサイトから伺える。
    • 2015年11月13日に大乱闘スマッシュブラザーズfor Nintendo 3DS/Wii Uでクラウドの参戦が発表された。
      同作ではゼノブレイドの主人公シュルクも参戦しているため、FFとゼノシリーズは思わぬ形で共演を果たすことになった。
      • FF7と裏FF7と言われたゼノギアスの系譜であるゼノシリーズとの共演であり運命的なものを感じる。
  • さらにゼノブレイド2では野村哲也氏がキャラクターデザインに参加した。
    • さらにさらに『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の有料追加コンテンツ第9弾としてゼノブレイド2からホムラ とヒカリが2021年の3月5日に参戦した。
    • さらにさらにさらにその結果ゼノブレイドシリーズの在庫が捌けまくった。一時期パッケージ版はマジで手に入らんかった。

実はとある場所にFF7のティファのポスターが貼ってある。
ヒマな人は探してみよう


製作者がO・S・カードや神林長平などのSF小説の愛読者であるためか、難解な設定がガンガン持ち込まれ、
終盤の展開が意味不明であるという意見もある。

  • 設定集が恐ろしく重厚で読み物としても結構面白く、
    「なるほどこう言う事だったのか」と言う発見も多いが逆に言えば設定集を読まなければ分からない事もかなりあり
    実際その「練りこまれた設定」をゲームの中で完全に生かせていたかと言うとかなり謎。
  • 設定資料集にも存在しない本編内における裏設定も相当ある。
    • 設定資料集は絶版となっており入手困難。(2014年に再販が決定)
      • 更に表紙イラストが「マッパのヒロイン」という、別の意味での入手し辛さもある。
    • 今なら別になんとも思わず買えるけど当事中高生だったとすればちょっと買いにくいだろう。
      それほどエロい絵と言うわけではないんだが思春期の子供が買ってきたのを家族が見たら
      確実になんか言われるだろう。そもそも書店で「下さい」って言うのも…。
    • ちなみにヒロインがマッパであることにあまり大きな意味はなく、むしろイラストの構図が非常に重要である。

ちなみに原作者の高橋哲哉の嫁は設定担当スタッフの嵯峨空哉
(本名:田中香。FF6ではフィガロ関係の設定を考えた)であり、
FF6のフィガロ関係裏EPでやったように彼女が担当したキャラのほとんどに数々の裏エピソードないし、801的設定が存在する。

  • スクウェアで続編が出なかった一因に、嵯峨空哉の同人活動に会社が怒ったためでもある、という説もある。
  • クロノクロスはゼノギアス完成後に加藤さんの企画が通った形だから無関係の筈。
  • 高橋哲哉がインタビューで、FF7開発で温存状態になっていた第一開発部のCG戦力を借りたと言っており
    FF7では「BACKGROUND DESINER」、ゼノギアスでは「メカニカルCGモデリング」としてクレジットされてる。
    • その後のFF8の「LEAD FIELD DESIGNERS」4人中3人がゼノギアス参加組。
      もしかしたら1997年中にFF8開発のためゼノギアス開発を抜けて帰っちゃってるかも。

これの続編を作ろうとヒゲにもち掛けたら却下され激怒。結果高橋はスクウェアを退社してモノリスソフトを立ち上げた。


もともとはFF7の没プランの一つが原型。
CMのキャッチフレーズの一つ「聖剣伝説が出ない理由」は一部の層を激怒させた。

  • 少し違う。もともとはFF6製作後にスタッフが
    「魔導アーマーをベースに、さらに発展させたロボット主体のRPG構想」を持ち、「クロノトリガー」発表後にそのプランで製作を開始、
    同時にFF7の没案の一部が(ストーリー/設定の端緒が)持ち込まれた形となっている。
    • ちなソースはギアス発表前後(97年末~98年初頭頃)のVジャンかファミ通。
  • 恐らく、内容や設定がFF6に酷似(フィガロ兄弟とファティマ兄弟、セリスとエレハイム、敵の帝国とその末路、主人公の境遇、終盤の絶望感、等)しているのはその辺の事もあるのかと。

確かにFF6とゼノギアスの酷似点は非常に多い。

  • 序盤の流れはかなり似通っている。
    • 1"最初の町でそれぞれ、ティナ(侵攻/虐殺/暴走)、フェイ(暴走/虐殺)を行い、正気に戻るも、町を追われる身となる。"
    • 2"森を抜けたら砂漠"
    • 3"砂漠の国は「帝国と同盟関係にある」という事実を知る。"
    • "砂漠の地下には太古の時代の物が数多く埋まっている。"
    • 4"砂漠の城から脱出する。"
    • 5"脱出後、帝国の動向を察知して隣の同盟国の町へ。(この町はのちに占領される)"
      …この辺までの流れは完全なセルフカバー。
  • 中盤の帝都潜入の流れ。
    • 1"帝国領上陸に成功する。"
    • 2"帝都潜入する際、正面突破は無理な為、工場~研究所を経由して帝都中枢部に潜入する事に。"
    • 3"途中で仲間の裏切りかっ!と思わせ、一瞬プレイヤーに冷や汗をかかせる。”
    • 4"帝都潜入の理由。「相手国の情勢を生で感じる為…そして…」
      (A)「それと、皇帝のお宝の事も気になるから…イヤ、何でもない」
      (B)「それと、試したい事がありまして、無事に脱出できたら話しますよ…あなたにとって大事な事ですから」
    • 5"帝都脱出後、主人公は双方真逆の展開へ。"
      (A)「帝国と戦う為にはティナの力が必要だ。」
      (B)「奴は危険過ぎる。グラーフの再来だ。凍結処置を施すべき…。」
      …この辺は少し無理矢理かも。
  • ストーリー転換期の展開。
    • 1"敵にとってある条件が整い、封印が解かれる。"
      (A)魔大陸浮上。
      (B)マハノン浮上。
    • 2"ラスボス「じゃあ、あなた(達)はもう用済みさ」ポイー。"
    • 3"星の生命の相当数が死滅する。"
      • つーことはマハノンのダンジョン部分がカットされてなかったらギアスの中盤最大の鬼門になってたかも。
        本編のセリフでここがダンジョンとして存在していたような発言もあるし。
  • 主人公の共通項。
    • 序盤は記憶喪失。(正式にはティナは記憶喪失じゃない)
    • 通常とは違う特別な存在。
    • 過去に大量虐殺をしている。
    • 暗に監視されている。
    • 制御不能な暴走を度々起こす。
  • セリス/エリィの共通項。
    • 軍のお偉いさん。(帝国のエリート女将軍とエリート女士官)
    • 帝国を裏切る。
    • 自己犠牲な所。
  • その他。
    • モグ「ぬいぐるみじゃないクポー!」
      チュチュ「ぬいぐるみじゃないでチュよ!」

シタン先生の本名はロボットヒーローに出てきそうな名前になっている。

  • その傾向はオリエンタルな世界観の零式でもそんな感じになっている。

チョコダン1の付録の不思議なデータディスクに体験版が入っていた。

  • ゼノギアスの体験版は続きが凄く気になるところで終わる。

ゼノギアス(98年2月発売)はFF7(97年1月発売)と同時に開発がスタートしたが、
開発期間がFF7の倍の2年間ちょっと掛かっている。

  • つまりいつ頃から始まったの?
    • 逆算すると1996年頃?
  • 坂口「昔は僕のほうが早かったのに、今回は負けました(笑)」 (坂口氏と高橋氏の対談で、ゼノブレイドがラストストーリーより早く発売された事について)

BGMを担当した光田はこの仕事が終わったら■を退社しようと心に誓っていたと述べていて、社に対する恩返しも含めてやれるだけのことをやろうという気概でやったとのこと。

  • なんと2011年に『-MYTH- The Xenogears Orchestral Album』と言うオーケストラバージョンが発売されていたりする。

■作品で初めてキャラボイスがついた作品。キャストはどういうわけか青二プロの声優が多い。

  • 東映が絡んでいると、青二中心になる場合が多い。
    • アニメ部分を制作したのはIGなので東映は関係ない。アニメ版ゼノサーガは東映製作だったが。
  • 主人公フェイの声優は後にDFFフリオニールを演じることになる緑川光
    しかし緑川氏、このことをあんまり憶えていないらしい。
    • 緑川氏は重度のゲーマーで自身の出演作を好んでプレイすることでも知られているためこれは少々珍しい。
      しかし↓の様に本作では主人公のフェイでもセリフが非常に少ないため憶えていないのも仕方がないか。

この作品、フェイ以外のキャラクターも、声を担当しているのは他のゲームなら主役を演じている様な超有名どころばかり。
にも拘らず、声が出るのは戦闘時の掛け声とごく一部のムービー、某ミニゲームの終了時(勝ちと負けで一種類ずつ)くらいで、
一番台詞の多いフェイですら丸暗記が出来そうな程度しか喋らない。(メイン以外を含めれば、OPムービーのオペレーターが一番喋っていると思われる)
ビリー役のうえだゆうじ氏は、電撃PS誌の別の作品のインタビューで「最近では他にゼノギアスにも出たけど、全然喋ってない。収録は5分ぐらいだった」と語っている。
これでは憶えていなくても仕方がないかも知れない。

  • ビリーとリコはムービーでは全編通じて一言の台詞も無い。
    戦闘時のかけ声も(このキャラに限らないが)本当に「かけ声」程度であり、台詞らしい台詞は上記ミニゲーム時のみ。
    これでは「収録は5分くらい」だったというのも無理は無い。

昨今のRPGを見てるとどうにも時代に早乗りしまくった作品と思ってしまう。


後半以降は『製作者の妥協の産物』が多いが、前半は恐ろしいほどに作り込みがしっかりしており、
また、まともな攻略本がなかったこともあって
発売から14年目の2012年になってユーザーから
『「とあるキャラをとある面々と同じ戦闘メンバーに」という条件で、かつ、さらに特定状態にすると発生する仕様』
という、なんとなく『薬師バグ』に通じる仕様が発見されるなど、色々と見て回ると細かいところが非常に多く、面白いものがある。


FF7とゼノギアスの共通点がもっとあるような気がするが……。

  • ほとんどが正反対なところか。
  • FF7のヴィンセントとビリーが分かりやすいかも。同じガンマンだが、見た目や性格が正反対。
  • 罪を償う者と裁く者の立場だし。
  • タイトルロゴなんて色が逆。FF7は青い(緑色も)メテオの絵に背景は真っ白なのに対して、ゼノギアスは赤いXの文字に背景は真っ黒。
  • 似てるからと言って深追いするのは良くないが…ま、探しても面白いよな。ジェノバとデウスあたりもなんか似てるし。
  • FF7ではジェノバではなくセフィロスに『敵』の役割が与えられていたが、
    セフィロスの事を『ジェノバの行動端末』と見ながらプレイするとジェノバ=セフィロスの関係がまんまデウス=ミァンである事に気付く筈。
    • セフィロスというキャラクターを重視したのがFF7、母(神)からの独立というテーマを重視したのがゼノギアス、という見方が出来るかもしれない。
  • モンスター(ウェルス)が非人道的実験の産物
  • 主人公が人体実験の後遺症で人格分裂とかもだな。
  • あとどっちも中盤でヒロイン格が永久離脱ってところも
  • ラスボスが星の外由来の存在ってのもそうだ。あと、最後主要人物に片っぽだけ羽生えるなんてところも似てる、か。

リコという味方キャラの不遇っぷりが有名。
亜人キャラ且つシステムに嫌われた性能ということから、キマリの先輩のような立ち位置である。
そのため、RPGでの不遇キャラネタではキマリと並んで挙がることが多い。

  • シナリオ的にも不遇で、初登場の街ではキーとなるくらい重要な立ち位置なのだが、中盤に入ると一気に目立たなくなる。
    仲間では唯一の亜人で、かつとある国の上層部と繋がりを持つという設定的にはかなり美味しいキャラなのだが…。
  • なんとエンディングスタッフロールですら名前が省かれる始末、ビリーですらあるのに。
    担当はグラーフとカーンも演じた麦人氏。マリアも省かれているが、スクウェア社員が担当だからか無し。

TFFCCの有料DLC曲として、2015年1月7日より「飛翔」が配信された。
以降のシアトリズムでもこの作品の楽曲が収録されている。


WOFFではメガミラージュ「XG」名義で登場。

  • ゼノギアスそのままだと使えなかったのだろうか…。
  • ちなみにラァンは、XGを見た際「出る作品間違え…」とかなりメタなことを言いかけてレェンに止められていた。
  • ゼノギアスとせずメガミラージュ「XG」としたのは、もしかしたら顔が原因かもしれない。ゼノギアスの顔面はZガン○ムに似ているがXGは人型の顔である。

FFBEでもコラボでゼノギアスのキャラが登場している。


現在は本作の開発スタッフがスクウェア・エニックスから退社したため、リメイク自体が困難である。


モノリスソフト開発のプロジェクトクロスゾーン2ではある技で黒背景で赤いX字の斬撃を描くものがある。技を放つキャラを含め本作を意識しているのは間違いない。

  • ちなみにクロスゾーンのディレクターはスクウェア出身ではない。