あなたを伴侶に (87-357)

Last-modified: 2008-05-04 (日) 18:45:04

概要

作品名作者発表日保管日
あなたを伴侶に≪花言葉シリーズ≫87-357氏08/04/2008/04/20

 

作品

ハルヒから『花』を貰ってから暫くがたった。
流石に気になったので長門の言った『花言葉』を調べこの上ない衝撃を受けた事を伝えておこう。
あれ以降ハルヒはその様な素振りは見せないが何時もと違うのは見ていて明らかだ。
ふとした時に目が合ったら急に逸らしたりするしな。いい加減俺も腹くくらないとな。
 
そんなこんなで今日は何時もの不思議散策の日だ。
何時もはなかなかハルヒと2人っきりになる事は無いが今日は長門に頼んで午後は俺とハルヒ2人にしてもらった。
そして今俺達はとある花屋の前に居る。
 
「で?如何したのよ。今日は行きたいところがあるって言うからついてきたけど、あんた花なんて飾る趣味でもあるわけ?」
「そんな訳あるかこの間の花の例と、それと・・・そのこの間の、・・・・・・返事だ!」
「え?」
 
そう言って俺は予め頼んでおいた『花』をハルヒの手渡した。
 
「・・・これって『カルセオラリア』?」
「ああ。」
「・・・えっと、返事って言ったわよね?」
「言った。」
「この『花』を贈るって事はつまりそういう意味で良いのよね?」
「好きに解釈すれば良いだろ?言っとくが他の意味を引き合いに出してはぐらかすなよ!俺だって色々考えたんだからな。」
 
そう言ってハルヒの顔を見た。
そこには世界中探しえてみる事が出来ない最高の笑顔をしたハルヒがいた。
 
「で?」
「え?」
「一応俺の本心だからな!二言は無いぞ。」
「解ってるわよ。末永くよろしくお願いします。あたしの旦那様。」
「此方こそな。俺の奥さん。」

イラスト (360氏)

触発されて描いてみた
 
87-360 hanakotoba.jpg