ドイツ爆撃機(ツリー)
機体名称 | 開発Lv | ドイツ空軍国籍マーク |
---|---|---|
ドルニエ Do17 | 12 | |
├ユンカース Ju87 スツーカ | 20 | |
│└Ju87G カノーネンフォーゲル | 42 | |
│ └Ju87G-2 カノーネンフォーゲル | 56 | |
│ └ユンカース Ju187 | 102 | |
│ └ユンカース Ju187e | 120 | |
├ハインケル He111 | 20 | |
│└ドルニエ Do217 | 30 | |
│ └ユンカース Ju188 | 42 | |
│ └ユンカース Ju188E | 49 | |
│ └ハインケル He177 グライフ | 56 | |
│ └ハインケル He177B グライフ | 68 | |
│ └メッサーシュミット Me264 | 84 | |
│ └メッサーシュミット Me264 V2 | 102 | |
├(G4M 1式陸攻)日本爆撃機参照 | 20 | |
└(キ48 九九式爆撃機)日本爆撃機参照 | 20 |
ドイツ爆撃機
ドルニエ Do17
HIS画像 | 史実画像 | 備考 |
---|---|---|
製造者:ドルニエ社 運用国:ドイツ空軍(フィンランド,スペインなど) 初飛行:1934年11月23日 生産数:1994機(試作機含まず) 運用開始:1937年 退役:1945年(ドイツ) |
開 発 LV | 速 度 | 機 動 | 攻 撃 | 防 御 | エンジン 温度 | 上 昇速 度 | 下 降速 度 | 機 銃 | 機関砲 | 後 方 | 武 器 スロット | 爆 弾 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12 | 2 | 1 | 5 | 6 | 8 | 2 | 2 | 2 | 1 | 3 | 4 | 8 |
高高度 | 攻+10% | 中高度 | -- | 低高度 | -- |
- 史実の記録
Do17はドイツのドルニエ社が製作した双発爆撃機。元々は高速郵便輸送機との名目で開発された経緯があり、スマートな機首と細い胴体から「空飛ぶ鉛筆」(Fliegender Bleistift)の異名をとった。
この異名が示すように、横断面が小さくほっそりとした胴体が外見上の大きな特徴である。主翼は肩翼式でやや円形のテーパー翼となっている。尾翼は双尾翼の形をとった。初期の実験機では機首が直線状になっていたが、実戦参加機のE型からガラスで整形された半球状となり、S、U型から機首が上下に大きくせりだした形状となった。
敵戦闘機を振り切る高速爆撃機として製作したのだが実際は肝心の速度は遅く、また細い胴体のために爆弾搭載数や防御火気を増やすことすらできなかった。
生産は1940年でストップされているが、ドイツで終戦まで戦い続けた(他国では終戦後もしばらく活動していた模様)。 - スペック(Do17Z-2)
全長 15.80 m 全幅 18.00 m 全高 4.55 m 重量 8590 kg エンジン ブラモ 323Pファフニール 空冷星形複列14気筒 1000馬力×2 最大速度 410 km/h 航続距離 1160 km 武装 7.92mm機銃×7(最大8)
爆弾最大1,000kg実用上昇高度 8200 m 乗員 4名 乗員内訳 パイロット1名,爆弾手兼射手1名,射手2名 派生型 詳細[()=生産数,ユーゴ=ユーゴスラビア] Do17V 高速郵便機原型(V1~V3)。爆撃機型原型(V4以降) Do17E-1 初期量産型。BMW VIエンジン(750hp)搭載。爆弾最大500kg(399機) Do17F-1 E型をベースに燃料容量を拡大しカメラを2台搭載した偵察型(178機) Do17K Do17Mによく似るユーゴ向け機体。グロームローヌ14Nエンジン搭載。Ka-1~Ka-3型存在 Do17L-0 ブラモ323A-1エンジン(900hp)搭載の先導誘導機型 Do17M-1 ブラモ323A-1エンジン搭載の改良型。7.92mm機銃×3、爆弾最大1000kg(200機) Do17R-0 エンジンテスト機。DB600GやDB601Aエンジンを搭載 Do17P-1 M型ベースの写真偵察機型。BMW132Nエンジン(875hp),カメラ2台搭載(300機) Do17S-0 DB600Gエンジン(950hp)搭載の高速偵察機型。少数生産 Do17U-1 5座先導爆撃機型。レーダー,ブラモ323A-1エンジン搭載(15機) Do17Z-0 改良型。ブラモ323A-1エンジン。機銃×3、爆弾1,000kg Do17Z-1 Z-0型の防御武装強化型。エンジン馬力不足のため爆弾最大500kgまで減少(113機) Do17Z-2 ブラモ323P(1000hp)搭載の出力強化型。爆弾最大1000kg,機銃8門まで搭載可能(382機) Do17Z-3 Z-2型ベースの写真偵察機型。カメラ2台搭載(368機) Do17Z-4 複操縦装置付きの転換練習機型 Do17Z-5 Z-2型ベースの海洋偵察機。胴体に不時着水用浮き袋を装備 Do17Z-7 カウツ(Kauz)Iと呼ばれる長距離侵入/夜間戦闘機型。Ju88C-2と同型の機首を持つ Do17Z-10 カウツIIと呼ばれる夜間戦闘機型。新設計の機首。20mm機関砲×4(9機) Do215A-1 輸出用のDo17Z。スウェーデン向けだったが輸出禁止に(18機) Do215B-0 輸出禁止となったA-1型をドイツ軍向けに改修した機体。同様なB-1型も存在 Do215B-2 爆弾倉扉をスライド式とし、カメラ3台を搭載したモデル。B-0およびB-1型改修型 Do215B-3 ソ連に輸出されたB-1型2機の機体の呼称 Do215B-4 DB601Aエンジン(1000hp),カメラ2台搭載の写真偵察型。B-2型を改修 Do215B-5 DB601Aエンジン搭載し,Z-10型と同様の機首を持つ夜間戦闘機型。カウツIIIとも呼称(20機)
ユンカース Ju87
開 発 LV | 速 度 | 機 動 | 攻 撃 | 防 御 | エンジン 温度 | 上 昇速 度 | 下 降速 度 | 機 銃 | 機関砲 | 後 方 | 武 器 スロット | 爆 弾 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20 | 4 | 4 | 5 | 7 | 5 | 6 | 7 | 2 | 0 | 1 | 4 | 4 |
高高度 | -- | 中高度 | -- | 低高度 | 攻+10% |
- 史実の記録
ユンカース Ju87(Junkers Ju 87)は、ドイツにおいて第二次世界大戦中に使用された急降下爆撃機である。
愛称の「シュトゥーカ」(Stuka)とは、急降下爆撃機を意味する「Sturzkampfflugzeug」(シュトゥルツカンプフルークツォイク)の略で、本機が急降下爆撃機の代表として扱われたため、この名が用いられるようになった。日本語では「スツーカ」とも表記されている。
第二次世界大戦以前の1935年春に初飛行を行っているにもかかわらず、後継機に恵まれなかったこともあって大幅なバージョンアップも無く終戦まで使用され続けた機体である。
Ju 87と言えば急降下時のサイレン音が有名であるが、元々はサイレンを特別に取り付けていたわけではなく、急降下時に発生した風切り音がそのように聞こえただけであった。
音の発信源については2つの説があり、ひとつはダイブブレーキのスリットが発生させていたという説、もう1つは主脚から発生していたという説である。その後、威嚇効果の高さが認められ、B型やD型の一部の主脚根本に、プロペラに風を受けて駆動させるサイレンをとりつけた機体が生まれた。連合側兵士からは「悪魔のサイレン」の異名で恐れられた
第2次世界大戦開戦時は大きな戦果をあげたJu87だが、これによりドイツ空軍上層部は能力を過信し、「急降下爆撃こそが至上の爆撃である」と誤った認識を持ってしまった。この思想により後継機や戦略爆撃機の開発を怠ってのちのバトル・オブ・ブリテンにおいて大損害をこうむることとなる。 - スペック(Ju87A-0)
全長 10.80 m 全幅 13.82 m 全高 3.84 m 重量 3350 kg エンジン ユンカース ユモ 210D×1 最大速度 310 km/h 航続距離 1000 km 武装 MG15 7.92mm機関銃(後方機銃) 実用上昇高度 7000 m 乗員 2名 乗員内訳 パイロット1名,射手1名 派生型 詳細 Ju87V すべての型の原型機(V1,V2・・・) Ju87A-0 A型試作機。ユモ210Caエンジン(640hp)搭載 Ju87A-1 最初の生産型。ユモ210Caエンジン搭載。500kg爆弾×1 Ju87A-2 ユモ210Daエンジン(680hp)搭載の出力強化型 Ju87B-1 ユモ211Doエンジン(1200hp)搭載。風防・尾翼等再設計 Ju87B-2 1,000kg爆弾を搭載可能とした改良型 Ju87C-1 艦上機型計画。投棄可能降着装置や折り畳み翼、着艦フック等を装備 Ju87D-1 ユモ211J-1エンジン(1410hp)搭載。防御装甲強化。爆弾1,800kg Ju87D-2 D-1型にグライダー曳航用フックを装備、機体補強を施した機体 Ju87D-3 D-1型の防御装甲を更に強化した地上攻撃型 Ju87D-4 航空魚雷搭載可能とした雷撃機型の提案 Ju87D-5 投棄可能な降着装置を装備、急降下ブレーキを廃止した近接支援専用機 Ju87D-7 ユモ211Pエンジン(1500hp)搭載。20mm機関砲×1の夜間攻撃機 Ju87D-8 D-7型から消炎装置と夜間飛行用計器を撤去した昼間攻撃機 Ju87E 計画のみ Ju87F 全幅拡大、機体再設計、出力強化の計画機。後にJu187と改称 Ju87H 複操縦装置付きの複座練習機型。D型改修 Ju87R B-2型を燃料増加、落下タンク装備の長距離型。250kg爆弾×1 Ju87T 幻の空母グラーフツェッペリンに搭載するために着艦フックなどを追加した計画機
ユンカース Ju87G-1
開 発 LV | 速 度 | 機 動 | 攻 撃 | 防 御 | エンジン 温度 | 上 昇速 度 | 下 降速 度 | 機 銃 | 機関砲 | 後 方 | 武 器 スロット | 爆 弾 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
42 | 5 | 5 | 9 | 5 | 9 | 7 | 7 | 2 | 2 | 1 | 6 | 6 |
高高度 | -- | 中高度 | -- | 低高度 | 攻+10% |
- 史実の記録
Ju87の事実上の最終型。すでに爆撃機として旧式化してきていたJu87は対戦車攻撃機としてその役割を変え、主に東部戦線で活躍した。ソ連戦車を主な標的とするJu87Dの更なる発展型として、Ju87Gの開発は1942年11月に始まった。
Ju87の改良型ではなく、新型の機体を設計すべきという反対意見もあったが結局エンジンを換装し、37mm機関砲を2門積み、1000kgまで爆弾搭載可能なJu87の設計が進められた。また低空時の防御性能はイリューシンIl-2シュトゥルモヴィークが参考にされている。なお翼下にガンポッド方式と呼ばれるこの機関砲搭載はスツーカACEであるルーデルの希望から採用されたものである。
Ju87Gの初陣はルーデルも参加しており、クルスクの戦い初日においてJu87Gに搭乗していたのはルーデルだけだったとされる。
Ju87の愛称はすべてスツーカだったが、本機Ju87Gはその特徴的な機関砲から「大砲鳥」(キャノンフォーゲル:Kanonenvogel)の愛称で呼ばれ、ルーデルを筆頭とするドイツ空軍スツーカ・エースの手によって大きな成果を挙げた。
反面、無理に搭載した37mm砲による重量過多と安定性の欠如から、ルーデルすらも「操縦が恐ろしく難しい機体」と言っている。 - スペック
Ju87G-1はD-5以前のD型。Ju87G-2は翼が延長されているD-5以降から改造されているのでJu87G-1はG-2よりやや翼が短くそれ以外はあまり変化がないと推定できる。
Ju87G-2参照
ユンカース Ju87G-2
開 発 LV | 速 度 | 機 動 | 攻 撃 | 防 御 | エンジン 温度 | 上 昇速 度 | 下 降速 度 | 機 銃 | 機関砲 | 後 方 | 武 器 スロット | 爆 弾 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
56 | 6 | 6 | 9 | 5 | 10 | 7 | 7 | 2 | 2 | 1 | 6 | 8 |
高高度 | -- | 中高度 | -- | 低高度 | 攻+10% |
- 史実の記録
Ju87G型の遅い飛行速度と大きな主翼による低い失速速度は、上陸用舟艇や、地上の戦車、トラックのような移動速度の遅い目標を攻撃するのに有効であった。
Ju87G-2はG-1型によく似ており、延長された翼を持つD-5型の機体から208機、D-3型から少なくとも22機生産されている。
またドイツ降伏時にルーデルがアメリカ側に自分の航空小隊を率いてソ連の包囲網を突破し亡命した機体としても有名である。 - スペック
全長 11.5 m 全幅 15.00 m 全高 3.84 m 重量 6585 kg エンジン Jumo 211J(推定)×1 最大速度 375 km/h 航続距離 ??? km 武装 MG15 7.92mm機銃×3(前方2、後方1)
Flak18 37mm機関砲(翼下)
爆弾最大1000kg実用上昇高度 7500 m 乗員 2名 乗員内訳 パイロット1名,射手1名
ユンカース Ju187
開 発 LV | 速 度 | 機 動 | 攻 撃 | 防 御 | エンジン 温度 | 上 昇速 度 | 下 降速 度 | 機 銃 | 機関砲 | 後 方 | 武 器 スロット | 爆 弾 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
102 | 8 | 7 | 10 | 8 | 10 | 7 | 7 | 2 | 2 | 1 | 6 | 8 |
高高度 | -- | 中高度 | -- | 低高度 | 攻+10% |
- 史実の記録
バトル・オブ・ブリテンで時代遅れとなっていたJu87の後継機として計画された機体。1750HPのユモ213型液冷エンジンを装着した全金属製、引き込み脚の機体で、与圧コクピットを採用し、後部の武装は遠隔操作されるという計画であった。
飛行中は後部機銃の射撃の邪魔になる垂直尾翼を180度回転させて胴体の下に移動させるという大胆な構想というすごい機体で、HISではなんの説明もないが実は再現されている。
1943/10にFw190が地上攻撃をさせるのが可能になったことで(Fw190G)計画中止となり、遂に試作機すら製作されることなくその存在を失った。
なお史実画像は実際に180度反転しているCG画像。 - スペック(計画値)
全長 11.80 m 全幅 18.06 m 全高 3.90 m 重量 ??? kg エンジン ユンカース Jumo213A 12気筒逆V字形エンジン(1776馬力)×1 最大速度 400 km/h 航続距離 ??? km 武装 MG151/20 20mm機関砲×2(翼根)
MG151/20 20mm機関砲×1(機首?)
MG131 13mm機銃(後方?)実用上昇高度 ??? m 乗員 2名 乗員内訳 パイロット1名,射手1名
ユンカース Ju187e
開 発 LV | 速 度 | 機 動 | 攻 撃 | 防 御 | エンジン 温度 | 上 昇速 度 | 下 降速 度 | 機 銃 | 機関砲 | 後 方 | 武 器 スロット | 爆 弾 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
120 | 8 | 8 | 10 | 8 | 11 | 7 | 7 | 2 | 2 | 1 | 6 | 10 |
高高度 | -- | 中高度 | -- | 低高度 | 攻+10% |
- 史実の記録
Ju187の改良型とされているが、HISの完全な架空機なため歴史上は存在しない。
こちらも飛行時は垂直尾翼は反転する。 - スペック
仮想機体なため不明
ハインケル He111
開 発 LV | 速 度 | 機 動 | 攻 撃 | 防 御 | エンジン 温度 | 上 昇速 度 | 下 降速 度 | 機 銃 | 機関砲 | 後 方 | 武 器 スロット | 爆 弾 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20 | 2 | 1 | 5 | 8 | 9 | 2 | 2 | 1 | 1 | 4 | 4 | 8 |
高高度 | 攻+10% | 中高度 | -- | 低高度 | -- |
- 史実の記録
開発当時は第1次世界大戦敗戦国としてヴェルサイユ条約規制があったので、このHe111も民間機という名目で開発されていた。こうして開発された機体は当初、重量過多により巡航速度が予定の数値を大きく下回り、「期待はずれの落第機」の烙印を押されたが、その後DB600Aエンジンに換装して性能向上を果たし、ようやくこの機が実戦配備された。本機は楕円翼をもち、爆弾を胴体内に垂直に搭載する独特な爆弾倉を装備していた。
大戦初期は高速爆撃機として活躍したが、バトル・オブ・ブリテンの頃にはJu87と同じく旧式化していて大損害をこうむった。その後昼間爆撃任務はJu88に移り、その後は夜間爆撃機、ミサイル母機や偵察機、雷撃機として活躍した。こうした使い勝手の良さから多くの派生型が登場し、終戦まで使用された。 - スペック(He111H-6)
全長 16.4 m 全幅 3.90 m 全高 22.50 m 重量 12030 kg エンジン ユモ 211F-1 液冷V型12気筒エンジン(1300 hp)×2 最大速度 400 km/h 航続距離 2800 km 武装 MG15orMG81 7.92mm機関銃×7 実用上昇高度 8390 m 乗員 5名 乗員内訳 パイロット,航法兼爆撃手,機首銃手,腹部銃手,尾部銃手 派生型 詳細 He111a 試作1号機。He111V1とも呼称。BMW VI6エンジン(600hp)搭載 He111V 原型機(V1,V2・・・) He111A-1 He111V3をベースにした機体。ドイツでは不採用となり中国へ売却 He111B-0 ドイツ空軍に採用された爆撃機型試作機。DB600Aエンジン(1000hp)搭載 He111B-1 初期爆撃機量産型。DB600AaまたはDB600Cエンジン搭載。爆弾1500kg He111B-2 過給器付きDB600CGエンジン(950hp)搭載。全備重量を引き上げた機体 He111C-0 民間向け機体の呼称。うち2機は秘密偵察任務に従事 He111D-0 DB600Gaエンジン(950hp)搭載のD型試作機 He111D-1 D型の量産型。DBエンジンの不足により生産数はごく少数 He111E-0 ユモ211A-1エンジン(1000hp)搭載のE型試作機。爆弾1700kg He111E-1 E-0型同様のE型試作機。構造強化により爆弾搭載量を2000kgに引き上げ He111E-3 量産型。機体内部に小変更あり。爆弾は内部搭載のみ He111E-4 量産型。爆弾の一部を外部搭載可能とした機体 He111E-5 E-4型に似ているが、追加燃料タンクを装備した機体 He111F-0 直線先細主翼装備のF型試作機。エンジン、装備はE型とほぼ同じ He111F-1 量産型。製作された24機はトルコへ売却 He111F-4 硫酸型。爆弾搭載配置はE-4型と同じ He111G-1 直線先細主翼装備の民間向け機体。BMW VI6 OZuエンジン搭載 He111G-3 G-01型同様の民間向け機体。BMW132Dcまたは132H-1エンジン搭載 He111G-4 G型の機体にDB600Gエンジンを搭載したもの。軍幹部専用輸送機として使用 He111G-5 G型の機体にDB600Gaエンジンを搭載したもの。トルコへ売却 He111H-0 段付き形状の操縦席、ユモ211エンジン搭載のH型試作機 He111H-1 段付き形状の操縦席、ユモ210Gaエンジン搭載。P-0型の量産型 He111H-2 H-1型に似るが、エンジンをユモ211A-3に換装 He111H-3 腹部に20mm機関砲を搭載した対艦攻撃任務機。ユモ211Dエンジン搭載 He111H-4 H-3型に似るが、エンジンをユモ211D-1または211F-1に換装したもの He111H-5 爆弾搭載量を2500kgに増加させた機体 He111H-6 魚雷搭載能力を付与。ユモ211F-1エンジン搭載。H-7、H-9も同様の機体 He111H-8 H-3型またはH-5型に対防空気球用ワーヤーカッターを装備した機体 He111H-10 20mm機関砲を機首部に移動させたH-6改良型。ユモ211F-2エンジン搭載 He111H-11 武装・装甲強化型。背面に密閉型銃座を搭載 He111H-12 Hs293Aミサイル搭載のため腹部張り出しを撤去 He111H-14 H-10型を爆撃先導機に改修した機体。グライダー曳航機H-14/R2もある He111H-16 標準の爆撃機型。グライダー曳航機H-16/R2や爆撃先導機H-16/R3もある He111H-18 H-16/R3型に似た爆撃先導機。排気炎減衰管を採用 He111H-20 グライダー曳航機。貨物機H-20/R2、爆撃機改修型H-20/R3、R4もある He111H-21 ユモ213エンジン搭載。爆弾3000kg搭載可能な能力強化型 He111H-23 H-20型に似るが、エンジンをユモ213に換装 He111J-0 DB600CGエンジン搭載。外部への爆弾搭載のみのJ型試作機 He111J-1 J型量産型。当初は雷撃機として開発されたが爆撃専用機として完成 He111P-0 段付き形状の操縦席。ユモ210Gaエンジン搭載のP型試作機 He111P-1 量産型。DB601A-1エンジン搭載 He111P-2 P-1型に似るが、搭載無線装備が異なる He111P-3 P-1型またはP-2型を複操縦装置付き練習機に改修 He111P-4 防御武装・搭載燃料追加,爆弾搭載量増加(外部搭載)したP型改良型 He111P-6 DB601Nエンジン搭載。爆弾は内部搭載。グライダー曳航機P-6/R2もある He111Z-1 He111Z-1ツヴァイリンク参照
ドルニエ Do217
開 発 LV | 速 度 | 機 動 | 攻 撃 | 防 御 | エンジン 温度 | 上 昇速 度 | 下 降速 度 | 機 銃 | 機関砲 | 後 方 | 武 器 スロット | 爆 弾 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
30 | 3 | 2 | 6 | 8 | 9 | 3 | 4 | 2 | 1 | 4 | 6 | 8 |
高高度 | 攻+10% | 中高度 | -- | 低高度 | -- |
- 史実の記録
Do217双発爆撃機はDo17と似た外観を持つが、より近代化されている。Do17の性能向上型Do215と同エンジンを搭載しているが、細部が異なっている。
最初の試作機であるDo217V1は備考にあるように1938/10/4に初飛行しているが、実はこの7日後に墜落してしまっている。原因はエンジンの出力不足。すでにエンジンが同時代の爆撃機に比べるとすでに旧式化しており、明らかなパワー不足だったのである。その他安定性問題もあったが、これは垂直尾翼の形状変更で解消されている。
その後BMW 801エンジンを搭載してからパワー不足も解消され爆弾の搭載量も増大した。これによりDo217はドイツ空軍爆撃機のなかで最大の爆弾搭載量を誇った。
急降下爆撃能力を得るために尾翼にダイブブレーキを搭載するはずだったが、十分な性能が得られず結局撤去または生産段階で省略されてしまっている。
Do217はハインケル He111やJu88よりはるかに大きい爆弾搭載量を持ち、最高速度でも優れていた。ハインケルHe177が完成するまではドイツ最大の爆撃機だった。
夜間戦闘機型や偵察機型も登場しこちらものちにレーダーや斜銃の搭載により活躍している。
完全な現存機は存在しない。 - スペック(爆撃機型Do217E-1)
全長 18.19 m 全幅 19.00 m 全高 5.03 m 重量 14980 kg エンジン BMW 801MA 空冷14気筒(1,580hp)×2 最大速度 515 km/h 航続距離 2300 km 武装 MG15 7.92mm機関銃×5
MG151 15mm機関砲×1
爆弾最大2000kg実用上昇高度 9500(M-1) m 乗員 4名 乗員内訳 不明(恐らくDo17と同じ) - スペック2(夜間戦闘機型Do217N-1)
全長 18.90 m 全幅 19.00 m 全高 5.00 m 重量 13200 kg エンジン ダイムラーベンツ DB603A 液冷倒立V型12気筒 1750馬力×2 最大速度 520 km/h 航続距離 1750 km 武装 MG15 7.92mm機銃×4
13mm機銃×4
20mm機関砲×4
爆弾最大400kg(後に爆弾搭載廃止)実用上昇高度 8900 m 乗員 4名 派生型 詳細 Do217V Do217型試作機(V1,V2・・・) Do217A-0 カメラ3基搭載,7.92mm機銃×3の偵察機型試作機 Do217C-0 7.92mm機銃×5、爆弾3t搭載。爆撃機型試作機。DB601Bエンジン搭載 Do217E-1 初期量産爆撃機型。15mm機銃×1,7.92mm機銃×5,爆弾3t搭載 Do217E-2 15mm機銃×1、13mm機銃×2、7.92mm機銃×3、爆弾4t搭載 Do217E-3 20mm機関砲×1、7.92mm機銃×5、爆弾倉に燃料タンクを増設 Do217E-4 BMW801Cエンジン,機首ワイヤーカッター装備。武装はE-2と同じ Do217E-5 翼下にHs293誘導ミサイルを搭載できるようにしたミサイル母機型 Do217H 試験的にDB601(ターボ過給器付)を搭載した機体(E型改修) Do217J-1 20mm機関砲×4、13mm機銃×4、7.92mm機銃×4を持つ戦闘攻撃機型 Do217J-2 J-1にリヒンシュタインFuG212レーダーを搭載した夜間戦闘機型 Do217K-1 段差のない機首に変更された爆撃機型。BMW801G-2エンジン(1,700hp)搭載。爆弾4t Do217K-2 翼下に誘導爆弾フリッツXを搭載できるようにした機体 Do217K-3 K-2の装備に加えHs293誘導ミサイルも搭載できるようにしたミサイル母機型 Do217L K-1の操縦席と防御配置を変更した試作機。2機製作 Do217M-1 DB603Aエンジンを搭載した爆撃機型。武装はK-1と同じ Do217M-3 同上のミサイル母機型。武装はK-3と同じ Do217M-5 同上のミサイル母機型。Hs293搭載可能 Do217M-11 同上の爆撃機型。武装はK-2と同じ Do217N-1 M型の機体にJ-2同様の武装を施した夜間戦闘機型 Do217N-2 N-1から背面銃座(13mm機銃×2)を撤去した夜間戦闘機型 Do217P 1万6155mまで上昇可能な高々度偵察機型。DB603Bエンジン(1,860hp)搭載。原型機改造 Do217R Hs293誘導ミサイルを搭載できるようにしたミサイル母機型。Do317の原型 Do317 与圧操縦席を持つ改良型機体。三角形の垂直尾翼が特徴
ユンカース Ju188
開 発 LV | 速 度 | 機 動 | 攻 撃 | 防 御 | エンジン 温度 | 上 昇速 度 | 下 降速 度 | 機 銃 | 機関砲 | 後 方 | 武 器 スロット | 爆 弾 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
42 | 4 | 2 | 8 | 10 | 9 | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 8 | 10 |
高高度 | 攻+10% | 中高度 | -- | 低高度 | -- |
- 史実の記録
大戦前半の主力爆撃機だったJu88の発展型として開発されたが、元々は更なる新鋭爆撃機への繋ぎとしての機体だった。後に本機をさらに強化したJu388が開発されている。
断定はできないがHISツリーの後継機がJu188の最初の量産型であるE型なのでこの機体はJu188Aと思われる。 - スペック(Ju188A-2)
全長 14.95 m 全幅 22.02 m 全高 4.45 m 重量 15000 kg エンジン ユンカースJumo213 V-12エンジン(1750hp)×2 最大速度 525 km/h 航続距離 2200 km 武装 MG151/20 20mm機銃機関砲×2
MG131 13mm機銃×2
MG81 7.92mm機銃最大4門
爆弾最大3000kgのまたは魚雷実用上昇高度 10000 m 乗員 4名 乗員内訳 パイロット1名,射手3名? 派生型 詳細 Ju188V 当初Ju88V44と呼ばれた原型機。BMW801もしくはJumo213エンジンを搭載可能 Ju188A-1 Jumo213Aエンジン(1750hp)搭載の爆撃機型。生産数はごく少数 Ju188A-2 Jumo213AにMW50メタノール噴射装置を付けた離昇出力強化型エンジン搭載型 Ju188A-3 A-2にFuG200海上捜索レーダーを搭載した機体 Ju188E Ju188E参照 Ju188C A-1を改修した防御火力強化型。改修は1機のみ Ju188D-1 A-1を改修の長距離偵察型 Ju188D-2 D-1と同様の機体だが海上捜索レーダーを搭載 Ju188F-1 E-1を改修の長距離偵察型 Ju188F-2 F-1と同様の機体だが海上捜索レーダーを搭載 Ju188H-2 Jumo213搭載の胴体延長型。未完成 Ju188G-2 BMW801搭載の胴体延長型。未完成 Ju188J 与圧コクピットを持つ高々度重戦闘機型。計画のみ Ju188K 与圧コクピットを持つ高々度爆撃機型。計画のみ Ju188L 与圧コクピットを持つ高々度偵察機型。計画のみ Ju188S 高速迎撃戦闘機型。Jumo213E-1エンジン(2050hp)搭載。試作のみ Ju188T S型に似る高速侵入攻撃機型。試作のみ
ユンカース Ju188E
開 発 LV | 速 度 | 機 動 | 攻 撃 | 防 御 | エンジン 温度 | 上 昇速 度 | 下 降速 度 | 機 銃 | 機関砲 | 後 方 | 武 器 スロット | 爆 弾 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
49 | 5 | 2 | 8 | 10 | 10 | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 8 | 10 |
高高度 | 攻+5% | 中高度 | 攻+5% | 低高度 | -- |
- 史実の記録
Ju188E-1はJu188最初の量産型。残念ながら当機が前線に出れる頃になった1944年頃にはすでに爆撃機として活躍できる場はなく、全タイプで1000機以上生産されたのにもかかわらず、大半が偵察機としてよういられることが多かった。
Ju188は長距離や高性能な機体が必要となる「特別」な作戦でしか使われることはなかった。 - スペック(Ju188E-1)
全長 14.94 m 全幅 22.00 m 全高 4.44 m 重量 14491 kg エンジン BMW 801D-2 空冷エンジン14気筒(1700hp)×2 最大速度 499 km/h 航続距離 1950 km 武装 MG151/20 20mm機関砲×1
MG131 13mm機関銃×3
爆弾最大3000kg実用上昇高度 9350 m 乗員 4名 乗員内訳 パイロット1名,射手3名? 派生型 詳細 Ju188E-2 E-1に航空魚雷搭載能力を持たせた爆/雷撃機型
ハインケル He177A グライフ
開 発 LV | 速 度 | 機 動 | 攻 撃 | 防 御 | エンジン 温度 | 上 昇速 度 | 下 降速 度 | 機 銃 | 機関砲 | 後 方 | 武 器 スロット | 爆 弾 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
56 | 5 | 3 | 8 | 10 | 10 | 4 | 4 | 3 | 2 | 4 | 10 | 10 |
高高度 | 攻+10% | 中高度 | -- | 低高度 | -- |
- 史実の記録
開発計画名称:He P.1041。
ドイツ軍初の戦略爆撃機的機体。グライフ(Greif:グリフォン)は愛称ではなくA-5型からついている正式名称。
大きな特徴のひとつとして1つのプロペラを回すのに2つのエンジンを使っていることである。つまりグライフは正確に言うと4つのエンジンの双発爆撃機である。初期型は排気管などに問題があり、エンジンが発火するという事故が多発した。後期型はエンジンなどその辺を再設計し改善されている。ただしエンジン過熱や稼働率の問題は最後までつきまとった。
英国海軍テスト・パイロット、エリック・ブラウンは著書の「Wings of the Luftwaffe」で戦時中に捕獲されたHe177A-5を操縦したとき、驚くほど「軽い」と述べている。また、彼はアメリカ空軍の有名な重爆撃機B-17と比較してHe177のエレベータ・コントロールが特に軽かったと述べている。
He177はボーイングB-29爆撃機と比較しても十分な性能を持っており、He 177は航空史の最も成功した爆撃機のうちの1つになった。迎撃戦闘機の存在、燃料不足、およびドイツの戦争の状態によりHe177は本来の性能を十分に発揮できなかっただけなのだ。
非公式だが50mm機関砲を装備したHe177A-5 スターリングラード型というモデルも存在した。 - スペック(He177A5/R2)
全長 22.00 m 全幅 31.44 m 全高 6.93 m 重量 31000 kg エンジン ダイムラー・ベンツ DB610 液冷24気筒 2950hp×2
(DB610A+DB610B×2)最大速度 565 km/h 航続距離 5600 km 武装 MG81 7.92mm機銃×3(機首1,ゴンドラ後方に2)
MG131 13mm機銃×3(背部の銃塔「単装と連装一つずつ」)
MG151/20 20mm機関砲×2(尾部とゴンドラ前方)実用上昇高度 8000 m 乗員 5名 乗員内訳 パイロット1名,射手4名? 派生型 詳細 He177V 原型機。(V1,V2・・・) He177A-0 生産前機。20mm機関砲×1,13mm機銃×3,7.92mm機銃×1 He177A-1 アラド社製作の初期モデル。装備の相違でA-1/R1~R4の4タイプがある He177A-3/R1 ハインケル社製の改良型。DB606A/BまたはDB610エンジン搭載 He177A-3/R2 A-3/R1型に防御武装を追加した武装改善型 He177A-3/R3 Hs293ミサイル搭載能力を付与した機体 He177A-3/R4 FuG203ミサイル管制装置を搭載。腹部に張り出しを持つ He177A-3/R5 腹部張り出しに75mm機関砲を搭載した攻撃型 He177A-3/R7 魚雷搭載能力を付与した対艦攻撃型 He177A-4 高々度爆撃機型の提案モデル He177A-5 構造改修型。主翼強化により吊下荷重を増加。武装の差でR1~R4型がある He177A-5/R1 ケール制御装置を搭載しHs 293やフリッツXを搭載出来るよう能力を付与した機体 He177A-5/R4 ケール制御装置と単純化された爆撃懸吊架を装備した機体 He177A-5/R5 爆弾倉後部に遠隔操作銃座を装備した機体 He177A-5/R6 前部爆弾倉2つを廃止した機体 He177A-5/R7 与圧操縦席を採用した高々度型 He177A-5/R8 機首部と尾部に銃座を追加した機体 He177A-6 追加武装と装甲強化を盛り込んだ改良型提案 He177A-7 主翼全幅を拡大した改修型A-5の呼称
ハインケル He177B グライフ
開 発 LV | 速 度 | 機 動 | 攻 撃 | 防 御 | エンジン 温度 | 上 昇速 度 | 下 降速 度 | 機 銃 | 機関砲 | 後 方 | 武 器 スロット | 爆 弾 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
68 | 6 | 3 | 9 | 10 | 10 | 4 | 4 | 3 | 2 | 4 | 10 | 10 |
高高度 | 攻+10% | 中高度 | -- | 低高度 | -- |
- 史実の記録
He177BはHe177Aにおいて2発のエンジンを合体させているのをエンジンが独立した4発タイプの開発を計画していることをライヒ航空省やヘルマン・ゲーリングや空軍最高司令部(OKL)から秘匿するためのものだったとされる。試作4機(うち1機未完成)にとどまり、なおかつ空襲ですべて失われてしまい、生産への望みは絶たれている。
HISではHe177の改良型の双発爆撃機として登場しているが、双発のとこですでに間違い!He177Bは、隠蔽計画とはいえ4発爆撃機He177B-5として計画されていたのでこれは実装の際に韓国側製作チームが情報を間違ったと思われる。また名称も史実画像と同じくHe277が正しいであろう。 - スペック
※ただしこちらは4発の独立エンジン。
He177参照
メッサーシュミット Me264V1
開 発 LV | 速 度 | 機 動 | 攻 撃 | 防 御 | エンジン 温度 | 上 昇速 度 | 下 降速 度 | 機 銃 | 機関砲 | 後 方 | 武 器 スロット | 爆 弾 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
84 | 6 | 4 | 10 | 10 | 10 | 4 | 4 | 2 | 2 | 3 | 10 | 10 |
高高度 | 攻+10% | 中高度 | -- | 低高度 | -- |
- 史実の記録
開発計画名称:Me P.1061(1930年代後半頃)
ドイツ航空省がドイツ本国からニューヨークを爆撃できる長距離爆撃機「アメリカ・ボンバー」計画(Amerika Bomber Projekt)を提示したことにより、ドイツ各航空メーカーが原案を提出しメッサーシュミット社は4発中爆撃機の当機の案を出した。1941年前半にP.1061にMe264の名称が与えられた。
Me264はメッサーシュミット社が戦闘機生産に集中する必要があったために一度計画は破棄されたが、ドイツの海軍がFw200コンドルの代替機として外洋偵察哨戒機を要求したとき、Me264が着目された。Me264Aは超長距離偵察機のとして計画が進められることとなる。よってMe264は途中から爆撃機としてではなく長距離偵察機として計画が変更されている。
1942年末に初飛行したMe264V1は当初ユンカース「ユモ」エンジンを搭載していたが、その後BMWの空冷エンジンに換装されている。
結局Me262の生産に集中するように命令されMe264は試作段階で計画放棄となった。
HISでは後継機がMe264V2となっているので当機はMe264V1であると断定できる。 - スペック(Me264V1~Me264V3まで混合している)
※Me264V1は防御武装と防弾装備を持っていない状態で完成され、Me264V2にはエンジン、乗組員への防弾装備を、Me264V3には、さらに防御武装が搭載された。全長 20.90 m 全幅 43.00 m 全高 4.30 m 重量 45540 kg エンジン BMW 801G 空冷星形服列14気筒(1730hp)×4 最大速度 560 km/h 航続距離 15000 km 武装 MG131 13mm機銃×4
MG151/20 20mm機関砲×2
爆弾最大3000kg実用上昇高度 8000 m 乗員 8名 乗員内訳 パイロット1名,爆弾手1名?,射手6名? 派生型 詳細 Me264 長距離爆撃機試案名称 Me264V2 Me264V2参照 Me264V3 試作3号機。防御武装が施された。空襲により破壊され未完成 Me264A 外洋哨戒型の名称。計画中止 Me264B エンジンを6発にし高高度型にするもの。計画のみ
メッサーシュミット Me264V2
開 発 LV | 速 度 | 機 動 | 攻 撃 | 防 御 | エンジン 温度 | 上 昇速 度 | 下 降速 度 | 機 銃 | 機関砲 | 後 方 | 武 器 スロット | 爆 弾 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
102 | 6 | 5 | 10 | 11 | 11 | 5 | 5 | 2 | 2 | 3 | 10 | 10 |
高高度 | 攻+10% | 中高度 | 攻+10% | 低高度 | -- |
- 史実の記録
Me264の試作2号機の名称。V1で未装備であった防弾装備をエンジンや操縦席に追加している。
1943年末期、Me264V2が爆撃で破壊されて、Me264V1も1944年7月18日の空襲で破損して、修理されず放置されていた。 3番目の原型(未完成の状態だった)も同じ空襲で破壊された。1944年9月23日に、Me264プロジェクトに対する仕事は公式に中止された。 - スペック
Me264V1参照