キ94I 試作高高度防空戦闘機
名称 | LV | 速度 | 機動 | 攻撃 | 防御 | EG 温度 | 上昇 速度 | 下降 速度 | 機銃 | 機関砲 | 後方 | 武器 スロット | 爆弾 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
改造15段階 | 114 | ||||||||||||
高高度 | -- | 中高度 | -- | 低高度 |
- 史実の記録
1943年前半、それまで練習機や他社機の転換生産を主に手掛けていた立川飛行機だったが、若手の長谷川技師を中心に戦闘機の自社開発に乗り出した。しかし主力戦闘機の分野では経験豊富な中島飛行機や川崎航空機と競合した場合、後発の立川が採用される可能性は低い(会社自体も三菱などに比べて小さかった)と立川自身も気づいていたので、過去に試作した高高度試験機の経験を活用し対爆撃機用の高高度戦闘機とすることを決定。2基のエンジンを胴体の前後に配置した串型双発、降着装置に前輪式を採用した双胴単座戦闘機として計画案を纏め上げ陸軍へ提案した。同年6月、陸軍の承認を得てキ94として試作指示を受ける。
1944年12月に試作一号機完成を目指し、同年2月にまず実物大モックアップ審査にこぎつける。審査そのものは順調に進展。だが2月末の陸軍側との検討会にて脱出時に後方プロペラに巻き込まれる危険性やエンジンの生産等に問題ありとして設計中止となり、以降の方針は未定となってしまった。その後設計上も排気タービンや中間冷却器の装備等に問題が山積していたこともあり事実上の計画中止となった。
後にキ94IIが開発開始されたので当機は事実上キ94Iとなった。 - スペック(計画値含む)
全長 13.05 m 全幅 15.00 m 全高 ? m 重量 8800~9400 kg エンジン ハ-211ル 空冷複列星型18気筒(2200hp)×2 最大速度 780 km/h 航続距離 ? km 武装 37mm機関砲×2,30mm機関砲×2
50kg爆弾×2実用上昇高度 14000 m 乗員 1名 派生型 詳細 キ94II 立川社初の自社製戦闘機(キ94Iは開発中止となったため)