キャラクター/【レック・イット・ラルフ】

Last-modified: 2024-03-31 (日) 20:09:56

ディズニー作品「シュガー・ラッシュ」および続編の「シュガー・ラッシュ:オンライン」の主人公の一人。
身長9フィート(約2.7m)の大男。
アーケードゲーム「フィックス・イット・フェリックス」で悪役を演じている。
設定上は「住処の森を追い出され、その森の跡地に勝手にマンションが建てられた事に怒って暴れ出した」というもので、ゲーム内では建物の壁を殴り壊して主人公フェリックスの行く手を妨害するのが役目。

  • 壊す事には自信があり「多分誰にも負けない」と語っている。

しかし、当の本人はドジで短気だがとても心優しい「悪役…?」となるような性格をしており、ゲームの共演者とも仲良くしたい、ヒーローになりたいと願っている。

  • というか設定においても彼の行動は住処を乗っ取られたが故の仕返しであり、彼に落ち度は無い。むしろ主人公達が人様の居住地を不法占拠しているような状態であり、本来悪者は主人公達の方である。
    • 実際の所、彼は被害者である。
  • 上記にある様に「悪役」なのだが、本当の彼は悪い奴ではなく、仕事を失ったキャラクターに同情して果物をあげるなど、むしろ良い奴である。

ヒーロー願望が暴走して他のゲームの世界に飛び出すという禁忌を犯してしまうが、やがてそれは迷い込んだレースゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界に隠されている秘密と陰謀に迫ることとなる。
 
現時点ではKHシリーズでのCVはなし。

  • 原作のCVは山寺宏一。

バッドガイブレイカーの鍵の歯部分の拳は(恐らく)ラルフのものである。


KHIII

リンクによって召喚キャラクターとして登場。トイボックスで「VERUM REXのミニゲーム」をクリアし、「絆のお守り・ビット」を入手することでリンクが可能になる。
リンク時のコマンドは「8bitボム」。リンク時は「8Bit Smasher -Link Version-」にBGMが変わる。


今作のリンクで召喚されるキャラクターは全てこれまでのシリーズでソラが出会った・旅をした仲間達であるが、ラルフはそれに当てはまらない例外である。

  • 彼は後述のようにUχのストーリーで登場したのだが、そこからどうして今回ソラに召喚されるようになったのかも現時点では不明。
    • ソラが今作でラルフを呼び出せる理由については、インタビューによると今後のUχのストーリーが絡んでくる…とのことだったのだが、Uχのストーリーが完結した今もやはり不明のままである。Uχのみならず今後の作品のストーリーも関係してくるのだろうか。
  • KHIのダンボバンビ、KHIIのチキン・リトルも例外だが、彼らは「(絆のお守りがあるとはいえ)ソラとの絆を基にしている」と説明がある今作のリンクではなく召喚のための媒介が存在した上での召喚。上記の設定がなければ「ゲームの中に入ったからゲームのキャラクターを呼び出せるようになった」くらいの解釈で済んだだろうが、呼び出すための方法自体が異なっており、上記のディレクターの発言もあるので同じように考えていいのかは微妙。

彼のリンク技は手軽な半無限上昇に使えるため、一部界隈でソラの相棒のような扱いを受けてしまっている。

ゲーム・セントラル・ステーションから繋がっていたナイスランドというエリアに登場。
フラップバグハートレスを追ってやってきたプレイヤーに遭遇し、「ターボしようってのか?」と攻撃を仕掛けてくる。

  • この「ターボする」というのは「シュガー・ラッシュ」に登場する用語。自身のゲームを放棄して他のゲームの改竄や乗っ取り・妨害行為をする事を指し、同作品のキャラクター達からはその行動の善悪を問わず禁忌とされている行為のことである。
    • 「ターボ」というキャラクターが自分のゲームの人気低下と別のゲームのヒットに嫉妬し、この行為を最初に行って自分と相手の2つのゲームを続行不可能にしたことから名付けられた。

この戦闘でプレイヤーによってマンションから落とされる。

  • プレイヤーは襲われたことに対して応戦しただけだが、結果的に「フィックス・イット・フェリックス」のゲーム通りの流れにはなっていた。といってもゲームのルール破りをしてしまったことには違いがないため、プレイヤーはフェリックスに叱られることになった。

プレイヤーとチリシィはラルフがバグについて何か知っているかもしれないと考え、彼を追いかけていくことになる。

  • チリシィ曰く「悪と闇は関係が深い」とのこと。

 
この後、原作映画通りマンションの最上階で行われていたゲーム稼働30周年記念パーティーに乱入し、パーティーを滅茶苦茶にしてしまった。
この時、自分もヒーローのメダルを手に入れてくるとゲームの住人達に宣言し、そのまま「フィックス・イット・フェリックス」のゲーム内から飛び出して「ヒーローズ・デューティ」の世界へと潜り込んでしまう。
メダルを取ったはいいものの、サイ・バグを孵化させてしまい顔にとりつかれ、そのまま「キャンディ・キングダム」の世界に飛ばされてしまう。
メダルをヴァネロペに取られ、レースへの入場料として使われてしまい激怒するも、「ヴァネロペのレース優勝を手伝う代わりにヴァネロペがメダルを取り返す」という条件で協力することになる。
カートを完成させるがハートレスを引き連れたキャンディ大王に追われてヴァネロペが隠れ住んでいる場所に行く。
そこでヴァネロペの境遇を聞き、本物の車でレースをしたことがないヴァネロペと一緒にレースの練習をすることになる。

  • ここまでの経緯でプレイヤーは、ラルフは悪役を演じているだけということを理解する。
    チリシィもそれに同意し、「少なくとも闇側じゃない」と結論づけた。
    • メダルに執着していた最初の頃は闇を引き寄せていた可能性はあるが、この後の展開からわかるように結局はキャンディ大王が一番の黒幕だった。

 
しかしキャンディ大王にヴァネロペをレースに出さないよう頼まれ、最終的にカートを破壊する。ヴァネロペは激怒し、ラルフは失意の中自分の世界に戻る。
だがラルフがメダルを投げ捨てると、そこにはヴァネロペの絵が描かれた筐体があった。ラルフはヴァネロペが正規のキャラクターであることを知り、サワー・ビルを問い詰める。そこで、フェリックスとヴァネロペが閉じ込められていることを知る。
ラルフは牢屋に行き、最初にフェリックスを助けてヴァネロペのカートを修理してもらう。そしてそのカートを持ってヴァネロペのもとへ行き、彼女と和解して共にレース場へと向かう。

  • ラルフが扉を壊せてしまうのでキーブレードの鍵としての出番はなかった。

レースの様子を見守るが、ラルフの持ち込んでしまったサイ・バグが大増殖し、「キャンディ・キングダム」の世界が危機に晒され、レースのゴールも壊されてしまう。同時にキャンディ大王の正体があのターボであることにも気づく。
脱出しようとするが、ヴァネロペは「キャンディ・キングダム」の世界から出られない。そこでサイ・バグはビーコンに吸い寄せられるという話を聞き、火山を噴火させることを思いつく。

  • 火山と言えど原理はメントスコーラである。

火口にたどり着き火山の火口にあるキャンディを上からたたき落としていくが、そこにサイ・バグと融合したキャンディ大王が現れる。キャンディ大王に拘束されてしまうが、ヴァネロペを救うために火口に飛び込む決断をする。

  • なお、一緒にいたプレイヤーは巻き込まれて落ちる。

しかしヴァネロペが力を使ってラルフとプレイヤーを救い、その後火山が噴火する。サイ・バグ、そしてサイ・バグと融合したキャンディ大王はビーコンに似たその溶岩に引き寄せられ、全滅する。
ヴァネロペのカートを押してフェリックスによって修復されたゴールを通った瞬間「キャンディ・キングダム」の世界が修復され、ヴァネロペは「ヴァネロペ王女」という本来の役目を取り戻す。
ヴァネロペに「キャンディ・キングダム」の世界に留まるよう言われるが、「俺はもう幸せだよ」と言って自分の持ち場に戻るのであった。