セリフ/【ひどいな ロクサス】

Last-modified: 2024-03-30 (土) 15:06:02

KHII

存在しなかった世界においてルクソードソラに敗れ、消滅する間際に放ったセリフ。
KHIIではXIII機関員はこのセリフに限らず、ソラに対して「ロクサス」と呼び掛けるなどしてソラの中のロクサスを呼び起こそうとしてくる。

  • 何らかのきっかけがあれば心の中の人物が表面に出てくるKHシリーズの描写を見る限り、ソラの中のロクサスに訴えかけるのもあながち間違いではない。しかし、(プレイヤーからの好感度は高くても)ロクサスが表面に出てくるほどルクソードに対して何らかの感情があったかというと……。
    • ロクサスの好感度的にはあまり感じられないが、一応ロクサス自身は機関にはいい奴(主にアクセル)も嫌な奴(主にサイクス)もいるという認識を持っているので、彼の中でルクソードは「いい奴」に含まれていると信じたいところ。

Daysをプレイした人なら分かるが、機関員時代のロクサスに対してアクセルやシオンの次に親切にしていたであろう彼。
その他のメンバーのロクサスの扱いはと言うと…。

と、とても散々な扱いをする先輩たちばかりである。
 
そんな中、ロクサスに対する彼の態度は、任務を終えると存在しなかった世界にすぐ帰れるよう闇の回廊を目の前で開いてくれたり、「末端の者同士苦労が絶えないな」と労わりの言葉をかけてくれたり、非常に紳士的かつ優しいもの。
そんな彼が最期に遺した言葉がこれとなると、どこかやり切れないものがある。


ちなみにこのセリフに対し、ロクサスの本体であるソラは「俺はソラだ!」と彼の言葉を強く否定するように返している。

  • この時はロクサスが自分のノーバディであることはまだ知らないので、ソラには嫌味にしか聞こえなかったのだろう。

Daysをプレイしたあとこのソラのセリフを聞くと、一瞬ルクソードに同情してしまう。

  • ただし、3Dでソラは「ロクサスはロクサス」であり自分とは違う、幾ら自分のノーバディだろうが「ロクサス≠自分」という結論を出している。
    そしてKHIIIでも本体とノーバディやレプリカは別物ということが強調されているように、KHシリーズではこの否定がシリーズの根底にある。
    • とはいえ、通常であれば本体とノーバディの記憶と人格は地続きかつ同一のものなので、自身がそうであるXIII機関員たちからしてみれば、ソラ=ロクサスとして扱うのはある意味当然の対応ではある。
      一応機関員はソラとロクサスは別人格とは把握しているだろうが、彼らからしてみればロクサスが記憶喪失になっているようなものかもしれない。
    • 作品としてはソラたちの考え方が正解であるような描き方がされるが、肝心のレプリカやノーバディ達はあまり同じ考えをしていない(と言うか考えた末還ることを納得してしまったり、半分諦めたようになる)。まあ、ストーリー上あっさり理解したり、逆に変に拗れたら、全く別のキャラクター像になっていただろうが。