キーワード/【闇の回廊】

Last-modified: 2023-12-25 (月) 15:44:54

闇の力を持つ者や狭間に属する存在が開くことの出来る、闇の力で出来た道。
これを通ることにより別世界へ行くことが出来る。
移動の制限はなく、光の世界から狭間の世界、さらには闇の世界への行き来まで可能だとされている。それどころか、データの世界にさえ行くことが出来る。

  • グミシップ異空の回廊では闇の世界への往来はできない。データ世界も同様と思われる。
  • 大抵の場所なら何処でも移動可能なはずなのに、目覚めの部屋に辿り着けていないというのが不思議。
    それだけ城の仕掛けが凄いということだろうか。
    • もしくは闇の回廊の操作にかなり明確な目標、もしくは場所の設定が必要とも考えられる。
      • Uχでマレフィセントが闇の回廊を開けばいい壁に対して「どうやって入るんだい?」と聞いていることからその可能性はある。

物語の中ではマレフィセントリク(KHIIまで)、XIII機関のメンバー、ナミネディズマスター・ゼアノートヴァニタス青年ゼアノートアンセムが闇の回廊を自分の意思で開いている。当然も開くことができる。

  • プルートも自分の意思じゃないかと疑いたくなるような頻度で回廊を使いまくっているが、明確に示されてはいない。

闇の影響が強い空間のため、元々闇の存在である闇の勢力はともかく、心を持つ者は闇の回廊を通る度に心が闇に蝕まれてしまう。
黒コート光のビーズ及び光のケープなど、特殊な装備を着用すれば闇の侵食を防ぐことが出来る。

  • KH0.2・KHIIIで3人の妖精から光の守護者たちに贈られた服も「闇に対抗する新たな衣」とされているので、同様の効果を持つと思われる。
  • マスター・ゼアノートによってヴァニタスを分離させられ、ソラの心と繋がったばかりの虚ろな目をしたヴェントゥスは普通に生身で歩いている。彼が無事なのは心を閉ざしているからだとマスター・ゼアノートは推測している。そもそも心が壊れたばかりのヴェントゥスを生身のままで闇の回廊を歩かせるなとは思うが。
    • 下記のように世界が闇に飲まれた時に闇の回廊に吸い込まれても大丈夫だったごく普通の一般人も一定数いる。ヴェントゥスが心を閉ざしていたから平気だったように、彼らも気絶していたなどの理由で影響が少なかった可能性はある。

心を持っていない状態のノーバディの場合は心を闇に蝕まれるという心配はないが、狭間の存在であるため闇に溶けやすく、自身の消滅を防ぐために黒コートの着用は必須。

  • 王様やプルート、カイリ等、複数回生身で通っても平気な者もいるため、心の光が強い者ほど耐性が高く、数回程度の使用なら問題ないと考えられるとディレクターは語っている。
  • しかし闇の回廊を開くことが可能で、尚且つ黒コートを着用している人間のリアが、世界を巡るためにキーブレードを手に入れようとしたことを考えると多用は危険らしい。……移動に使いまくっているプルートは大丈夫なのだろうか?
    • 王様はこの時のリアに対して「闇の力を使って此処に?」と言っているが、回廊を開くこと自体闇の力の行使に当たるのだろうか。
      • KHIIの終盤で闇の回廊を開けられなかったリクに対しても「もう闇の住人じゃない」と言っているので、少なくとも王様の認識はそうなっているのかも。

狭間の世界は非常に不安定であるため、闇の回廊がしばしば口を開けることがある。
また、世界が闇に飲まれた時、巨大な回廊が独りでに開き、その世界に住んでいた住人を異空の海トラヴァースタウンに弾き出す。
稀にではあるが、闇の力を持たない者でも、強い感情によって闇の回廊を操作して別の世界へ行くことが可能になる。ただしそれは彼らが闇に堕ちかけていることをも意味するらしい。

  • KHIで王様は、トラヴァースタウンに現れた闇の回廊から単身闇の世界へと進入した。
    また、ドナルド達から離れたプルートも、トラヴァースタウンの3番街に開いた闇の回廊に入り、エンディングまで行方不明になっている。
  • KHIでホロウバスティオンビーストが現れた理由も、ビーストキャッスルが闇に飲まれた時に開いた闇の回廊を利用したのであると思われる。
  • しかし世界が闇に飲まれた元凶であったアンセムを倒したことで闇の回廊の自然発生の頻度は大幅に減り、KHIIIの時点ではほとんど確認できなくなった模様。
  • アナザーレポートによれば、ビーストはDiZと同じように心に強大な思いや憎しみを持ち、闇に近付いていたため自力で闇の回廊を開けたのだという。

KHIIのもう一つのトワイライトタウンの町外れの屋敷には、地下に「狭間の空間」という場所に通じる、闇の回廊に似た道の入り口が存在する。
他のキャラクターが闇に飛び込んだ際や、闇の回廊内を移動中と思われるシーンでも狭間の空間のような場所が背景に登場している。

UχやDR、KHIIIでは闇の回廊内部は闇に満ちた禍々しい見た目をしている。


闇の回廊を作り出す際、闇の世界にでも繋がってそうな禍々しい入口を作り出す場合と自分1人を闇に包み込みそのままワープするように移動する場合がある。遠距離を移動する時と近距離を移動する時等で異なるのだろうか?
前者は地面から立ち昇った闇の霧で作られた大型の入口で、後者は茨模様が走る黒い楕円形のような見た目をしている。

また、一部の作品ではゼムナス、アクセル、ラクシーヌが戦闘の際にも簡易的に作り出した闇の回廊のようなもので短距離を移動している。
GBA版COMでの機関のメンバーはイベントシーンや戦闘でテレポートのようなものを使用していたが、Re:COMではKHIIと同様の演出が使われるようになっており、それに伴いテレポートを利用した技を使うアクセルやラクシーヌも闇の球体に包み込まれ瞬間移動するといった演出が使われている。
 
KHIIではマレフィセントがソラ達を地面に開いた闇に落として謎の場所に移動させて助けたり、ハートレスに襲われているカイリをリクが回廊を開いて引っ張って来たりする等といった応用もされている。


Daysではミッションを終えるときはスタート地点の闇の回廊まで戻ってこなくてはならない。
ルクソード等、一部のキャラクターはミッションクリア後、すぐ側に闇の回廊を作り出してくれる。
スタート地点で開いている闇の回廊まで戻らないといけないのはおそらくゲームの仕様上こうなっているだけであり、終盤のとあるムービーではロクサスが慣れた様子で回廊を開き通り抜けている。


χでは2016年2月4日に実装された「闇の回廊トライアル」という闇の回廊を用いたモードや、闇の浸食から身を守るための道具として、トライアル挑戦時に必要な光のビーズと「ActCount」が0になった際に「ActCount」を3追加する光のケープというアイテムが登場した。ただし、や黒コートとは仕様が異なり、ビーズの効果は一時的なもので、ケープは使用回数が限られている。


KHIIIでは相変わらず機関の移動用に使われるほか、トイボックスにて、ヤング・ゼアノートが作ったと思われる回廊が開いており、バズを助けるためにソラ達一行もここに突入することになる。
ただしこの時は何故かウッディの言葉とともに闇が晴れ、これまでの闇の世界のイメージとは異なる空間に変化した。

  • 変化と言うより単に移動しただけかもしれない。

DRでは長時間いたとはいえ鎧を着ていてもかなり闇に蝕まれる様子が描写され、ゼアノートに至っては最低二度危機一髪な案件に陥るなど闇の回廊の危険性が改めて証明された。

  • うち1回は自分を試そうとして自ら鎧を脱いだ。当然すぐにぶっ倒れており、直後に会ったマスター・オブ・マスターにも説教された。
  • ただし、最初にゼアノートがアンセムの開いた闇の回廊を通ってデスティニーアイランドを出た時は(多くの負の感情に触れはしたものの)着のみ着のままでほとんど影響なく通れている。
    • エラクゥスによるとゼアノートは倒れていたらしいので、通ることは出来たがかなりの負荷を受けていたとは思われる。

マスター・ウォーデンはゼアノート達を救出する際、異空の回廊から闇の回廊に侵入している。

KHIIIのレポートにもあるように、ゼアノートはアンセムの開いた闇の回廊を通って故郷の島を旅立った際、回廊の中でいくつかの闇と触れ合ったという。その闇は自分のものではなくこれから自分が会う人々の負の感情であり、中には自分に向けられる物もあり、それらがこちらの感情を揺さぶり、それが言葉になって語りかけられてくるような不思議な感覚だったという。

マスター・ゼアノートの見立てでは本来、生命の通り道ではなく感情や思考の通り道であり、多くの感情が渦巻き、心が心を引き寄せるとのこと。闇に堕ちるプロセスも多くの感情を受け止め続けると心が耐えられなくなり、闇に蝕まれていくのだという。

  • 何気に闇と感情の関係が示されている。アンヴァースが産まれるのも納得である。
  • 闇の耐性=煽り耐性もあながち間違いではないかも。