キャラクター/【ムーラン】

Last-modified: 2024-02-05 (月) 19:46:33

ディズニー作品「ムーラン」の主人公兼ヒロイン。
豊かで美しい黒髪と、切れ長の目を持つ美少女。男装をしても周囲から疑われなかったため、中性的な美少女ということだろう。
フルネームは「ファ・ムーラン(花 木蘭)」。
性格は製作陣曰く「いたって普通」。家族思いで頑張り屋だが、おっちょこちょいな面もある。
やらなければならないと感じたことは、誰に何を言われようがやり通す強さを持っている。
 
フン族の襲来に伴い、各家から男子1名が徴兵されることになるが、ファ家にいる男は老いた父だけだった。
ムーランの父は先の戦争で足に怪我を負っており、歩く際は杖が手放せないほど。
戦に出れば、生きて帰って来られないことは明白だった。
女が戦に加わることは法律で禁じられていると知りながら、ムーランは愛する父を救うため「ピン」という偽名を名乗って徴兵される。

女性らしい振る舞いが苦手。が、別に男勝りというわけでもなく、部隊の中では男性のふりをするのに苦労していた。
最終的には、女らしさや男らしさという固定概念にとらわれず、自分らしくあることで勝利を掴んだ。
力比べよりも、その状況に合わせて機転をきかせて戦うのが得意。

  • その機転を武器に、ディズニー映画で初めて悪役との激戦を制し勝利したヒロインとなった。
  • 女性なので力がない…と思わせつつ、劇中、「実は結構バカ力なのでは?」と思わせる描写が数回登場している。被害者は主にヤオ

 
CVはすずきまゆみ。

FM版及び北米版における声優はミン・ナ。


KHシリーズではザ・ランド・オブ・ドラゴンパーティーメンバーとして登場する。


KHII

ザ・ランド・オブ・ドラゴンの物語一周目、ピンの姿でムーシューと共に竹やぶに潜んでいたところでシャン・ユーの姿を目撃したものの、怖くて手が出せずにいた所をソラに発見される。

部隊は女性禁制であるため、ピンという男のふりをして兵隊に志願するという事情をソラ達に話し、彼らの協力を得つつ共に志願することになる。

  • この時、ピンが本当は女だと言う事に気づいたのはグーフィーのみ。ソラとドナルドは言われるまで気づいていなかった。
    • そのため、このまま行っても女だとは簡単に気付かれそうにないと安心したが、ムーシューは「(騙されやすそうな)ソラとドナルドだしなぁ」と不安だった。
      • しかしムーラン本人はこの後なんとか切り抜け、結局ムーランが女とばれたのはムーシューのせいであったというのがなんとも皮肉である。
      • ただし映画では、大怪我をしたムーランを軍医が手当てした結果、女であることがばれてしまうという流れになっており、ゲーム版とはかなり異なる。キングダムハーツでこんな半ハプニングみたいなことをやるわけにはいかなかったのだろうか。
    • ちなみにグーフィーが気づいた理由としては低い声で名前を言い直したことによって矛盾が生じてしまったことと「男同士で行けば信じてもらいやすいから」というムーランのセリフからだと思われる。とにかくあまりにも無理やり男性的イメージをアピールしすぎたのが逆効果になってしまっている。

ソラと共に兵の志願に行くが男らしく振る舞うことにもまた悪戦苦闘、時折女性らしい一面を見てヤオ達にバレそうになるがなんとかごまかした。
隊舎に現れたハートレス相手にソラと共に応戦するが、ハートレスと渡り合えたのはソラ達のみでピンは足手まといだったため、シャン隊長に認められず「おまえは家へ帰ったほうがいい」と言われてしまう。
しかしソラ達の擁護によって任務を与えられ、ソラ達のサポートもあってそれらをこなしていくが、隊長からは「すこしは働きがあったようだが…」となかなか認めてもらえずにいた。


やがて本格的な任務であるフン族の討伐のために山を登って行き、村にたどり着いた。
そこでムーシューがシャン・ユーを目撃し、シャン隊長に認めてもらうためにやっつけてしまおうと持ちかけられ、シャン・ユーを追うがそれは罠であり、ソラとピンはドナルド達から分断され、二人でハートレスと戦わされる。
なんとかハートレスを倒し村に戻ってきた頃には隊と村は襲撃されていた。


残った兵力でシャン・ユーとハートレス軍団と戦う事になるが、敵の数にキリがなく苦戦する。
そこで彼女は機転を利かせ、ムーシューを利用して爆薬の導火線に火をつけてそれを近くの雪山に打ち上げて雪崩を起こり、シャン・ユー達を巻き込んで一掃する。
シャン隊長からも兵士として認められた直後、ムーシューの悪態によって自分が女性だとバレてしまい、除隊された。

  • 本来は国の兵隊を侮辱に値する罪であるため、死罪は免れないものであったがシャン・ユーを倒したと言う功績、そして自分たちを救ってくれた恩義もあって除隊処分で済まされた。事情を知っていて協力していたソラ達も例外ではなく、除隊された。

ピンの姿からムーランの姿に戻り、結局家の名に傷をつけてしまった事になったため、これから帰って父親に謝ることにしたが、その直後にシャン・ユーが生きていたところを目撃し、宮殿へ向かってシャン隊長に伝える。
宮殿前にてハートレスとシャン・ユーとの戦いをソラとの協力を経て制し、その功績を皇帝に認められた。
これで1周目は終了する。


二週目では怪しい黒衣の男のことを調べているところにソラ達と遭遇し一緒に雪山へ。
男は取り逃がしたもののストームライダーが王宮に迫っている所を確認。王宮に向かうこととなる。
王宮になんとか入り込み、危機を伝えストームライダーと戦うことに。何とか倒したものの、ストームライダーに押し潰されそうになったところをシャン隊長に庇われたことでますます二人の仲は近づくのだった。

  • 皇帝への褒美の希望もシャン隊長の休暇だった。警護の要がいなくなるので流石に認められなかったが、その代わりにムーランが皇帝の侍女になることでいつも一緒にいれるようになるようだ。

後述するピンの姿のときはあまり強くないが、ムーランの姿に戻ると一気に多数のアビリティを覚え、これまでの弱さが嘘のように活躍してくれる。

  • おかげで鎧が拘束具扱いである。御先祖様が使っていた由緒正しいものらしいが…。

基本技では剣(ゲーム内名称は「へいしのけん」)を使って攻撃するほか、「ムーシューファイア」、「フレイムタン」といったムーシューの炎を使った攻撃も可能。
敵がいると「フレイムタン」で真っ先に敵に突っ込んでいく。
連携技は「ドラゴンブレイズ」。これもムーシューの協力あっての技なのである意味3人連携である。

  • ムーランが強くなった理由は兵士として経験を積んだため。つまり「ムーランの姿に戻ること」と「強くなること」に因果関係はなかったりする。
    原作映画だとピンが訓練により少しずつ強くなっていく描写があるが、KHIIでは(システム上の都合か)ムーランの姿になると同時に一気に強化されるためこのあたりの事情が分かりづらい。
    • ムーランの姿の時にはムーシューの力を利用した技が多いのでKHIIではムーシューの力で身体能力の強化やフレイムタンなどの大技を繰り出しているという解釈が可能。守り神スゲェ。

ピン

ムーランが兵に志願するために、男装した姿。長い髪をくくっており、団子のような頭が特徴。


シャン隊長に女性だとばれるまではピンの姿で戦う。
…がその性能ははっきり言って足手まとい。

  • アビリティがドローアイテムアップのみ。アクションアビリティがない。
  • 基本技が「へっぴり腰」で攻撃したり、攻撃後に「転んでしまう」ようなものがある(アルティマニアの表現そのまま)。
  • しかも固定メンバーでパーティーから外すことができない。
    • 「おまえは家へ帰ったほうがいい」と言われてしまうのも納得である。

同じくストーリー進行で強化される仲間としてはトロンが居るが、トロンは序盤でもそこそこ戦えるのに対し、ピンは本当に役立たずな上に道中の強制戦闘が多く、難所も多いためこちらのほうが印象に残っているプレイヤーははるかに多いだろう。
特に洞窟での強制戦闘はドナルド・グーフィーもいなくなり2人パーティーでアサルトライダーシャドウの大群を相手しなければならない。特にクリティカルモードでは苦しめられたプレイヤーは多いだろう。