5万ばかり貸してくれないかな

Last-modified: 2019-01-13 (日) 00:03:04

概要

5万ばかり貸してくれないかなとは、『SIMPLE2000シリーズ Vol.19 THE 恋愛シミュレーション~私におまカフェ~』で登場した台詞の一つである。
初出は『部長の 私におまカフェ【実況プレイ】 その18 -艶子編-』。

(20:52~)


クリスマス。主人公「イサニム 嘘宇烏鬱」は、艶子の軽々しいイメージからして既に別の誰かとデートしているのではないかとの不安を抱いていた。
電話をかけようとしていたところ、なんと先に相手方からお誘いがかかり、すぐにデートへ向かうこととなった。
しかし、艶子の真の目的はショッピング。荷物持ちにされた主人公はあまりの荷物の多さに降参、一旦自分の喫茶店に荷物を置き、艶子の行きつけの店に行こうとすると―――。


突然、艶父似の謎の男が艶子の前に現れ、古くからの知り合いのように話しかけてきた。

優男「よっ、艶子じゃないか。ひさしぶりだなぁ」

この珍妙なボイス*1にはナニフツウさんもま視聴者もあヅうっ!ふっきんが・・・。さらに優男はいやらしい声質で迫る。

優男「やっぱり俺のことが、忘れられなかったか?」

実はこの男、艶子の元カレである。両者の間には陰湿な過去があるようだ。*2
しつこく粘りつくような言い様に不快感を募らせていく艶子。
「気安く触らないで」と払いのけるが、男は気にせず続けざまに、

優男「なんだ、ずいぶん生意気な口をきくようになったじゃないか。フン、まぁいい。悪いけど、
   5万ばかり貸してくれないかな

と金をせびる。
その醜態に艶子は「いいわよ、でも今まで貸したお金すぐに返してくれる?」と突き放すが、「10倍でも20倍にしても返す」と言いのける男からはまるで反省が感じられない。
挙句、優男は若くして喫茶店のマスターである主人公の身分を知ると、今度は主人公に「金貸してくれないかな?」と言い寄った上、艶子の意外な性事情まで明かそうとする始末。



流石の艶子も憤りを隠しきれず、優男を平手打ち。「イテェッ」と痛くなさそうな悲鳴を上げさせた。
逆上して殴り返そうとする男だが、主人公が体を張って艶子をかばう。すでに人間性の濃淡は画然となっていた。
もうこの男に構う必要はないと考えた主人公は、艶子を連れてその場を立ち去った。


このクリスマスイベントは、艶子ルートの中でも印象的なシーンではあるのだが、何しろこの後にあの艶父が待ち構えているためにあまり記憶されていない。しかし、がもうさんのコミュニティで読み上げ音声に登録されたことでわずかながらも知名度を得た。

リフレインラブでも……

(29:06~)


ちなみに、ナニフツウさんプレイのリフレインラブでも近いセリフが登場する。
上記の動画の比較的最初のあたり(07:12~)で彼女ができたと報告する泰蔵。
セクシーパブの愛ちゃんと付き合う事になり、動画中盤にてイチャイチャっぷりを披露した。
「絶対、営業だこれ……」と訝しげなナニフツウさんだったが予想は的中。動画の後半、突然主人公の元へ現れた泰蔵は

泰蔵「何も言わずに・・・ 5万円貸してくれへんか!!」

と切実に頼み込んでくる。
結局、貸し借りを拒否された泰蔵はお金が必要になった経緯を言わずに帰ってしまうが、その後はナニフツウさんの危惧に反して無事が確認され、友人関係にも支障はないようだ。
そして愛ちゃんの方はというと、二度と姿を現すことは無かった……(攻略サイトによると失踪しているらしい。)

使用例

主に、元ネタ通り金を貸してもらいたい(借りたい)ときに使用し、必要に応じて5万以外の金額が代入される。
似たような用語として『3冊ぐらい貸してあげるよ』があるが、そちらは物を『貸す』側の発言。気前の良さを表すという意味では、言い難い下劣さを滲ませた本用語とは真逆で別物である。

関連項目


*1 妙に甲高い。ナニフツウさん曰く気持ち悪い声。
*2 直後に艶子の口から語られるのだが、彼も金欲と肉欲で近づいてきた内の一人らしい。