カスタマイズ(Ver13.0.2)

Last-modified: 2022-06-06 (月) 14:10:32

Light.vnは、ファイル「settings.xml」「settings_dev.xml」や、フォルダ「Config」内のファイル「Commands.xml」「Strings_editor.xml」「Syntax_core.xshd」「Syntax_lua.xshd」から、様々な動作の設定を読込んでいます。
xmlファイルの編集を行えるソフトを用いれば、これらを編集してエディターの動作等をカスタマイズできます。


settings.xml

ファイル「settings.xml」は、エディターとエンジンの両方の動作に関する設定を記録しています。
一部の項目は作品出力時に初期値として設定されるので、作品の出力前には確認しましょう。

Settings

エディター・エンジン共通の設定項目です。

  • Width
    水平方向の解像度です。
  • Height
    鉛直方向の解像度です。
  • NovelTitle
    作品名です。
  • InitialScript
    エンジン起動後、最初に読込むスクリプトです。
  • MsgboxScript
    ダイアログ等の表示時に読込むメッセージスクリプトです。
  • ApplicationSize
    過去には使われていましたが、Ver6.0.0現在では使われていない項目です。
  • UseCompressedRes
    過去には使われていましたが、Ver6.0.0現在では使われていない項目です。
  • EditorStringFile
    エディター内の各種ボタン入力に対する動作に関するファイルです。
  • CommandFile
    スクリプトの記述の変換やメッセージに代入する文章等を記録しているファイルです。
  • SyntaxFile
    エディターにおける記述の強調や色分けに関するファイルです。
  • disableDebugLog
    ファイル「debug.txt」へデバッグログを記録するかどうかを決めます。
    「False」で記録し、「True」でファイル「debug.txt」を作成しなくなり、デバッグログの記録もしなくなります。
  • Icon
    作品のアイコン画像のファイルです。
  • sysProjectFolder
    作品のプロジェクトフォルダ名です。
  • sysMemoryManagementType
    メモリ管理の動作を決めます。
    「0」は、コマンド「未使用素材開放」の適用でメモリ管理を行います。
    「1」は、コマンド「未使用素材開放」を適用してもメモリ管理を行いません。
    「2」は、自動でメモリ管理を行います。
  • writeDirectoryType
    データの保存場所を選択します。
    「0」は、作品フォルダ内になります。
    「1」は、PC内の書き込み可能フォルダになります。
  • displayFPS
    Light.exe起動時、ウィンドウ上部への描画・更新FPSの表示を切換えます。
    「True」はFPSを表示します。
    「False」はFPSを表示しません。
  • lang
    用いる言語を選択します。
    言語は「jap」(日本語)、「eng」(英語)のいずれかを選択することができます。
    英語を選択すると、日本語コマンド名を認識しません
  • logDuringSkip
    スキップモード中のデバッグログ記録動作を選択します。
    「True」はスキップモード中にも記録を行います。
    「False」はスキップモード中のログ記録を行いません。
  • AppUserResizePolicy
    Ver13.0.2現在では実験中の機能です。
  • AppBorderless
    Ver13.0.2現在では効果のないもので、削除しても問題ありません。
  • WindowSizeAdjustable
    ウィンドウサイズ調整を任意に行うことを許可するかを選択します。
    「True」は任意の調整を許可します。
    「False」はコマンド「スクリーン」で提供するサイズへの変更のみが可能となります。
  • WindowBorderless
    ボーダーレスウィンドウを用いるかどうかを選択します。
    「True」はボーダーレスウィンドウを用います。
    「False」は通常のウィンドウを用います。
  • copy_dialogue_to_clipboard
    文字窓やコマンド「文字」で表示されたテキストをクリップボードにコピーするかどうかを選択します。
    「True」はテキストをクリップボードに記録します。
    「False」はテキストをクリップボードに記録しません。
  • disallowOpen
    コマンド「開く」を無効化するかどうかを選択します。
    ブラウザ出力の作品では、外部配布サイトにおける動作不良を回避するために、出力時に無効化するよう(true)に設定されます。
    「True」はコマンド「開く」を無効化します。
    「False」はコマンド「開く」を無効化しません。
  • disallowPopup
    エラー表示を無効化するかどうかを選択します。
    ブラウザ出力の作品では、エラー表示によるプレイヤー離脱を回避するために、出力時に無効化するよう(true)に設定されます。
    「True」はエラー表示を無効化します。
    「False」はエラー表示を無効化しません。

GameSettings

作品内の動作の設定項目です。

  • 「vn_sysTextSpeed」
    通常進行における、1文字を表示する時間です。ミリ秒単位の値となります。
  • 「vn_sysBgmVolume」
    BGMの音量です。%単位の値となります。
    BGMの音量は主音量を基に設定されるため、実際の音量は“「既定音量」×「主音量(%)」×「BGM音量(%)」”となります。
  • 「vn_sysAutoSpeed」
    自動進行における、1文字を表示する時間です。ミリ秒単位の値となります。
  • 「vn_sysAutoWait」
    自動進行における、テキスト表示・ボイス再生完了後に待機する時間です。ミリ秒単位の値となります。
  • 「vn_sysSfxVolume」
    効果音の音量です。%単位の値となります。
    効果音の音量は主音量を基に設定されるため、実際の音量は“「既定音量」×「主音量(%)」×「効果音音量(%)」”となります。
  • 「vn_sysMasterVolume」
    主音量です。%単位の値となります。
  • 「vn_sysVoiceVolume」
    ボイスの音量です。%単位の値となります。
    ボイスの音量は主音量を基に設定されるため、実際の音量は“「既定音量」×「主音量(%)」×「ボイス音量(%)」”となります。
  • 「vn_sysTextSkipMethod」
    コマンド「文字進行」で設定する値です。
  • 「vn_sysWindowMode」
    コマンド「スクリーン」で設定する値です。
  • 「vn_sysVoicePlayType」
    コマンド「ボイス再生形式」で設定する値です。
  • 「vn_win_width」
    水平方向のウィンドウサイズです。
  • 「vn_win_height」
    鉛直方向のウィンドウサイズです。
  • 「vn_sysSfxVolumeOn」
    効果音の消音切替変数です。値は真偽となります。
  • 「vn_sysMasterVolumeOn」
    主音量の消音切替変数です。値は真偽となります。
  • 「vn_sysBgmVolumeOn」
    BGMの消音切替変数です。値は真偽となります。
  • 「vn_sysVoiceVolumeOn」
    ボイスの消音切替変数です。値は真偽となります。
  • 「vn_sysTextSkipOn」
    高速進行の消音切替変数です。値は真偽となります。
  • 「vn_sysTextReadVersion」
    文字進行形式を表します。「0」が排他適用、「1」が同時許可です。
  • 「vn_sysTextAutoOn」
    自動進行の消音切替変数です。値は真偽となります。
  • 「vn_sysTextNormalForce」
    強制通常進行の切替変数です。値は真偽となります。


settings_dev.xml

EditorSettings

エディター内の設定項目です。

  • ScriptList
    エディターのスクリプトタブに表示するスクリプトです。
  • FitProportion
    プレビュー領域の大きさを設定します。
    割合で指定するため、「1」が既定サイズとなります。
  • EditorAnimationTweens
    過去には使われていましたが、Ver6.0.0現在では使われていない項目です。
  • DistributeDestDir
    既定の出力フォルダです。
  • EditorMusicPlay
    エディターにおけるスクリプト編集中のBGM再生を決めます。
    「True」は、編集モードにおいて、カーソル行の読込み時に再生されることになるBGMを再生します。
    「False」は、編集モードにおいてはBGMを再生しません。
  • EditorBoundingBoxDisplay
    素材の境界線や配置の基準線を明示するかを決めます。
    「True」は、素材の境界線や配置の基準線を明示します。
    「False」は、素材の境界線や配置の基準線を明示しません。
  • RealtimePreview
    リアルタイムプレビュー機能を適用するかどうかを決めます。
    「True」は、リアルタイムプレビュー機能を適用します。
    「False」は、リアルタイムプレビュー機能を適用しません。
  • ScriptWordwrap
    スクリプト領域において、記述にワードラップを適用するかを設定します。
    「True」は、ワードラップを適用します。
    「False」は、ワードラップを適用しません。
  • DisplayAxes
    座標系表示を選択します。
    「true」は、座標系を表示します。
    「false」は、座標系を表示しません。
  • Font
    エディターに用いるフォントを指定します。
  • FontSize
    エディターのフォントサイズを指定します。
  • ViewMask
    マスクを可視化するかどうかを選択します。
    「true」は、マスクを可視化します。
    「false」は、マスクを可視化しません。
  • ViewWaitIcon
    文字窓待機絵の動作をリアルタイムプレビューで確認できるようにするかどうかを選択します。
    「true」は、リアルタイムプレビューで文字窓待機絵を動作させます。
    「false」は、リアルタイムプレビューで文字窓待機絵を動作させません。
  • MaximizedPreviewSize.x
    ウィンドウを最大化した際のプレビュー領域に関して、水平方向の大きさを指定します。
  • MaximizedPreviewSize.y
    ウィンドウを最大化した際のプレビュー領域に関して、上下方向の大きさを指定します。
  • StartMaximized
    エディター起動時にウィンドウを最大化するかを選択します。
    「true」は、起動時にウィンドウを最大化します。
    「false」は、起動時にウィンドウを通常サイズで表示します。


Commands.xml

スクリプトの記述の変換やメッセージに代入する文章等を記録しているファイルです。
Ver6.2.0以前においては「Commands_jp.xml」と「Commands_en.xml」とに分かれていましたが、Ver7.0.0において「Commands.xml」に統合されました。

DisplayStrings

<display name="Msg_endGame" custom="やめちゃうの?" />

メッセージスクリプトにおいて「"{{vn_msg_str}}"」に代入されるメッセージのうち、特定の動作に関係のあるものの記述を設定します。
変更する場合には「custom=」以降のテキストを変更します。

  • Msg_endGame
    終了するかどうかを訊く場合に表示するメッセージです。
  • Msg_saveOverwrite
    上書き保存をするかどうかを訊く場合に表示するメッセージです。
  • Msg_saveDelete
    セーブデータを削除するかどうかを訊く場合に表示するメッセージです。
  • Msg_loadConfirm
    ロードするかどうかを訊く場合に表示するメッセージです。

Keywords

<type name="bgm" custom="背景音" />
<type name="bgm" custom="びーじーえむ" />
<option name="nodirectpass" custom="一般進入防止" />

コマンド名や設定項目に用いる単語を変更できます。
変更する場合には「custom=」以降のテキストを変更します。
たとえば上記の例の二つめのようにすれば、従来のコマンド「背景音」を適用する場合において、コマンド名として記述するのは「背景音」ではなく「びーじーえむ」になります。

Commands

エディターのコマンド目録に表示するコマンド情報が記録されています。
基本的に変更の必要はありません。


Strings_editor.xml

エディター内の各種ボタン入力に対する動作に関するファイルです。
Ver6.2.0以前においては「Strings(Editor)_jp.xml」と「Strings(Editor)_en.xml」とに分かれていましたが、Ver7.0.0において「Strings_editor.xml」に統合されました。
「command divider」以外の項目は、エディターのUIに用いられる文章等なので、基本的に変更する必要はありません。

command divider

<EString nkey="InsCmdBG" wpfControl="">
 <val lang="jap">背景</val>
</EString>
<EString nkey="InsCmdBG_ScriptCmd" wpfControl="">
 <val lang="jap">~背景 bg {0}</val>
</EString>

ショートカットボタンによる既定のコマンド記述を変更できます。
個体名やレイヤーの値等が変更できるので、頻用するコマンドの記述を変更しておくと便利です。
ただし、「[0]」「[1]」等にはショートカットボタンを選択してから指定してゆく素材ファイル名や座標等が代入されるので、消去や変更はしないほうが安全です。


Syntax_core.xshd・Syntax_lua.xshd

エディターにおける記述の強調や色分けに関するファイルです。
Ver6.2.0以前においては「Syntax_jp.xshd」と「Syntax_en.xshd」とに分かれていましたが、Ver7.0.0において「Syntax_core.xshd」に統合され、さらにLuaスクリプト用の「Syntax_lua.xshd」が追加されました。
強調をしたい場合には、「fontWeight=」以降に「"bold"」と記述します。
色分けを変更したい場合には、「foreground=」以降に色の英名を記述します。
基本的に変更の必要はありません。