コメントアウト
//ここからロード関係 /*と見せかけてセーブ関係*/ ~//見えなけりゃ、なんでもやりたい、透明夢 /*~アウト 全部 ~アウト 全部*/ //上のコマンドふたつはどちらも適用されません。
- 行頭に「/」が複数個あると、以降行末までをコメントとして認識し、テキストとコマンドのどちらにも反映しなくなります。
また、行頭に「/*」があると、「*/」が現れるまでの間がコメントとして認識されます。こちらは複数行に渡ることが可能です。
これらをコメントアウトと呼びます。
ただし、文章途中や、「"」によるテキスト化の影響下にある場合においては、行頭の「/」や「/*」がコメントアウトの適用範囲から除外されてしまいます。
その場合は、上記の例文3行目のように、「~」を前に付加することでコマンドのようにしてしまえばコメントアウトが適用されます。
新しい文章
"新しい文章です。\w "あー、あー、テスト文章です。\w "//これは文章として認識されていますので、//も表示されます。\w "「"」を行頭に置くことで、先程の文章は画面から消去されているのですよ。 ~待機 ここは文章として認識されていないです。上でコマンドが設定されたので、以下がテキスト扱いではなくなったからです。 //コメントアウトもきちんと適用されます。
- 行頭に「"」があると、テキストを表示している文字窓上の文章をすべて消去します。
また、「"」はテキスト部分の開始宣言も兼ねており、これ以降のスクリプト文はすべて文字窓に表示するテキストとして扱われます。
なお、コマンドの行頭に使用する「~」は、以降のスクリプト文をすべてコマンド関連であると定義します(詳しくはコマンドとはまで)。
続く文章
-"続く文章です。\w
~ 効果音 se01 chachacha.ogg
-"このような場合に使うことがほとんどでしょうね。\w
"1行目です。\w -"そして、文章が続いています。\w "新しい1行目です。\w
- 「"」の前に「-」を付加すると、文章の消去を行わずに以降のテキストを表示します。
- 「"」と同様に、「-"」も以降のスクリプト文をテキスト扱いにしますが、下記のような違いがあります。
- たとえば、上記のスクリプトにおいて“続く文章です。このような場合に使うことがほとんどでしょうね。”というテキストを表示することにしましょう。
“続く文章です。”表示後に適用されたコマンド「待機」以降ではスクリプト文がコマンド扱いになりますので、“このような場合に……”をテキスト扱いにします。
ここでテキスト扱いの定義として「"」を用いた場合、“続く文章です。”が消去されてしまいます。
これを回避するために「-"」を用います。そうした場合は“続く文章です。”が消去されなくなります。この性質のために、「-"」はスクリプトにおいて比較的頻繁に用いられる記述となります。
- たとえば、上記のスクリプトにおいて“続く文章です。このような場合に使うことがほとんどでしょうね。”というテキストを表示することにしましょう。
改行
"改行前です。\w .改行しました。\w
"改行しますよ。\w ....4行改行です。見えていますか?\w
"3! \n 2! \n 1!\n \w "DAAAAAAAAAAAA\w
- 行頭に「.」があると、そこから改行することができます。改行の行数と「.」の個数とが対応しています。
- 「\n」を挿入すると、その位置で改行を実行します。
「.」と違い、テキストの途中や末尾にも前後へのスペース挿入をせずに置くことができます。
文章待機
\w "上のスクリプト例でもよく出てきています。\w -"すごく便利ですからね。\w
- 文章の最後に待機をさせたい場合、コマンド「待機」の機能を「\w」で代用できます。
これによって、プレイヤーによるENTERキーの押下や、左クリック、ホイールダウンの使用があるまで待機状態にさせることができます。
テキスト文章の末尾に「\w」を打つクセをつけておくといいかもしれませんが、これを省略できるコマンドが存在します(項目参照:文字自動待機)。
待機回避
文字自動待機 on "この文章の終わりで待機しますが…… "末尾に「\c」を記述したこの文章は待機しません。\c .この文章で待機するはずです。
- 文末に「\c」があった場合、文字自動待機のon/offに関わらず、待機を回避し、次の行が読み込まれます。
コマンド「文字自動待機」を適用する場合には覚えておくべき記述です。
文字装飾
"「<文字色 200 120 120 | ruby ほうおう>鳳凰</>」って漢字で書けますか?
- 一部のテキスト表示コマンドを「<>」で囲んでテキストの前に記述し、テキストの後ろに「</>」を記述することで、文字装飾ができます。
- 「<>」内では、コマンドの同一行記述と同様に「|」で区切ることで複数のコマンドを記述することができます。
ただし、「ruby」は以降の文字列を「|」まで含めてルビテキストと認識するため、複数記述の際には最後に記述する必要があります。
サイズ変更
テキストのフォントサイズを指定します。
コマンドは「文字サイズ(textSize)」です。
(項目参照:文字サイズ)
色変更
テキストの色を指定します。
コマンドは「文字色(textColour)」です。
(項目参照:文字色)
フォント変更
テキストのフォントを指定します。
コマンドは「文字フォント(textFont)」です。
(項目参照:文字フォント)
文字陰変更
テキストの文字陰を指定します。
コマンドは「文字陰(textShadow)」です。
ルビ追加
テキストにルビを追加します。
コマンドは「ruby」で、文字装飾限定のコマンドです。
コマンド名の末尾にスペースを挿入し、ルビのテキストを記述します(「"」での囲みは不要です)。
ルビ位置
テキストにルビを追加します。
コマンドは「rubyAt」で、文字装飾限定のコマンドです。
コマンド名の末尾にスペースを挿入し、ルビの表示高さを数値で記述します。正の値で鉛直下方、負の値で鉛直上方に移動します。