漫画家・やくみつる*1を巡るなんJでの不毛な言い争いのこと。
人物像
やくは1981年に「はた山ハッチ*2」名義でデビュー。1980年代後半~1990年代初期のプロ野球四コママンガ全盛期当時に活躍したものの、その作風は誹謗中傷*3を厭わない過激なもので非常に賛否が分かれている。毒舌を旨としたユーモアはアンチ巨人の需要が有る一方で、度を越した言葉の暴力であるという批判の声も絶えない。一方で評論家としてのテレビ出演も多く、歯に衣着せぬ物言いは物議を醸し続けている。また好角家としての顔も持っているが野球ファンと同様、相撲ファンからも絶許扱いである*4*5。
そんなやくは、長年に渡り大洋ホエールズ・横浜ベイスターズファンを名乗り続けていた*6。
万年下位のチーム成績も相俟ってファンの多くない球団のため「芸能界で一番有名なベイスターズファンはやくみつる」*7とされ、やくの言動が物議を醸すたびにベイスターズファンは肩身が狭くなり、やくを理由にアンチベイスターズになる者も存在する*8。
ファン休止宣言
2011年末、身売り騒動の渦中にあった横浜ファンに突如吉報が舞い込む。
やくみつるがTVゲームや携帯ゲームを強く毛嫌いしている*9ことを理由に、DeNA社に買収されたベイスターズのファン休止を宣言したのだ*10。
なおアサ芸のインタビューでは「DeNAも新業種に遠洋漁業*11を加えてみろ。そうすればファンに戻りますよ」と語っている。
ファンではない問題へ
DeNAファンは念願の厄介払いに成功・・・・・・しなかった。
週刊ベースボールと日刊スポーツの誌上で発表されたファン休止宣言が十分に行き渡らず、「DeNAファンといえば何といってもやくみつる」という強すぎるイメージと深い刷り込みがあり、DeNAファン代表としてやくみつるを招くテレビ番組や雑誌が引き続き多く存在してしまっている。
そのため
DeNAファン「やくみつるはファンではない!」
煽りたい者「ダメだぞやくみつるはファンだぞwww」
否定と煽りが繰り返されラチのあかない言い合いが、2012年以降のなんJで続くようになった。
また、ファン休止を宣言したはずのやく本人もいけしゃあしゃあと「横浜DeNAベイスターズとなってから、“決別宣言”をした僕ですが、ベイスターズのことはずっと応援しています」と発言しており、その厚顔無恥も甚だしい手のひら返しぶりにDeNAファンからは完全に絶許扱いされている。
ただ、やくのファン休止を拡散し続けたDeNAファンの努力が実ってか、芸能人のファン代表が他の人物へ変わりつつもあり*12、主戦場である4コマを初めとする漫画雑誌における連載もほとんど無くなっている*13こともあり、漫画界におけるファン代表の座も先述のみずしなに奪われる格好となっている。
また、球団側も芸能人のファン代表をイベントや球団企画等に招待することがあるが、やくが呼ばれたことはないので球団としてもやくとは距離を置いている様子である*14。