ジョーカー

Last-modified: 2023-11-16 (木) 23:38:34
  1. 西岡剛の蔑称。
  2. 石田健大(DeNA)の別称。先発・ワンポイント・セットアッパーを高いレベルでこなせる器用さからアレックス・ラミレス監督(当時)が命名。
  3. 牧原大成(ソフトバンク)の別称。エース級の投手や勝負どころに強いことから藤本博史監督(当時)が命名。

いずれも「何のカードにも変化できる」点からトランプカードゲームにおいて切り札になりうるジョーカーに例えられているが、その実態は大きく異なる。
本項では1.について解説する。


概要

阪神時代の2018年に西岡は金本知憲監督ら首脳陣に「ジョーカー的役割」を期待されていると報道されたのが由来。

金本監督、西岡を“ジョーカー”に指名 外野も遊撃も二塁も使える
https://www.daily.co.jp/tigers/2018/03/20/0011084376.shtml


 阪神の金本知憲監督(49)は19日、西岡剛内野手(33)を選手起用の“ジョーカー”に指名した。福留の休養日など、チームに生じた穴にはめこんでいく考えだ。

 「ベンチにとってすごくありがたい選手でね。守っていても、塁に出ていてもチョロチョロしてくれるから。相手にとってはすごく目障りな選手。剛の力は絶対に必要ですし」と評した指揮官。「孝介が休みのときにも使えるし、糸原がどうしても苦手な左投手が来たときにショートでも使えるし。セカンドでも使えるし、欠かせないパーツです」と多彩な起用パターンを検討していく方針だ。

 すでに17日の中日戦では左翼の守備に就いており、今後も実戦で起用する予定。143試合をバランスよく戦いぬくために、西岡の力が欠かせない。

俊足で、かつ内外野すべての守備位置を守ることができる人材としてジョーカーに例えたのだろうが、蓋を開けてみれば4月終了時点で打率.130という少し打てる投手程度の成績であった。その後も不振は続き、内外野どこを守ってもイージーミスを連発、かつての俊足も度重なる怪我と加齢から別人のように衰えており*1、チームの貧打に足並みを揃えて自身の代打打率も1割を切るという悲惨さのため、5月18日に二軍降格となり、10月初頭に戦力外通告を受けてしまった。
このため、メジャーなトランプゲームでは唯一逆にジョーカーが負け札となっているババ抜きのババの方のジョーカーの揶揄、または英語で無能・マヌケの俗語、さらには「ふざけた奴」という意味も持っていたため西岡の蔑称の一つになった。


関連項目


*1 脚力低下以上に怪我の影響で全力疾走できないという部分もあった。