うーんこの球場最高や!

Last-modified: 2024-02-29 (木) 22:51:31

東北楽天ゴールデンイーグルス所属時の、中村紀洋の東京ドームに対する発言の事*1
由来は2010年、読売ジャイアンツ対楽天の交流戦*2で2打席連続本塁打を放った際のコメントから。
現在では「球場」以降を置き換えた上で「うーんこの○○」あるいは単に「うーんこの」といった形で批判を呼ぶ事象や言動や、取るに足らないもの、劣っているものへの評価として使われる。たまに本来の意味のように物事へのプラスな評価に使われる事もあるので注意が必要である。


経緯と記事

もちろんの事ながら「うーん、この球場」と発言しているが、記事中の表記がうんこ」と読めてしまったことで一躍広まった。
直後に東京ドームの蔑称として「うんこ球場」なるものも生まれたが、からくりドームなどの言葉と置き換わるほど普及はしていない。

動画(中村コメントは1:08~)

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ノリ2打席連発!「ドームはチャンスホールや」
http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20100606049.html

【楽天10-4巨人】楽天・中村紀が2打席連続アーチを放った。1回2死三塁、巨人先発・西村のシュートをとらえ、ライトスタンドへ先制の8号2ラン。1点ビハインドの4回には再び西村健から2打席連発となる同点9号ソロをレフトスタンドへ叩き込んだ。

ご機嫌の4番はゴルフにたとえて「チャンスホールや!ラッキーや!Kスタ宮城やったらレフトの前のほうや。チャンスホールはものにせんといかんからな」と、狭い東京ドームでの連発に大喜び。東京ドームでは今季、4月20日のロッテ戦でも2号2ランを放っており「うーんこの球場最高や!」と笑いが止まらなかった。

しかし中村はこの試合まで打率3割をマークするもこの発言以降は急激に成績を落とし、さらにシーズン後は自由契約に至ったため、一部で「からくりの呪い」「うんこの呪い」と呼ばれることもある。


余談

それ以前にも第一次阪神タイガース監督時代の岡田彰布が2007年に以下の発言をしていたが、当時それほど話題にはならなかった模様。
なお記事にある通り、この試合にも当時中日ドラゴンズに所属していた中村が出場している

8月15日 試合後
 (ミラー室でむしろ、さばさばした表情)
 ―朝倉を攻略できなかった。
 「あーよかったな。(対戦は)久しぶりやけどな。(ヒット)3本か…。まあもう打てんかったよ。(ジャンは)2点やからな、そらもう(責められん)なあ」
 ―ジャンは結果的に四回だけ。森野にはカウント2-1から打たれた。
 「まあカウントとか序盤やから、ストライクで追い込んでたゆうのはあるけど、でもあれ(森野の2-1からの内角攻めの球は)はうまいこと打たれたんとちゃうか」
 ―7回2失点は及第点?
 「うんこの展開やし、そら0点に抑えたら一番ええけど(ジャンより)きょうは打てんかったことやろ、結局は」
 ―八回は中村紀の場面で中日がスクイズ。
 「あれはもうビックリしたな。あるんやったら初球かなと思ったけどな。(中村紀がサインを)聞きに行ったからな。でも初球でなかったし」
 ―あした仕切り直し?
 「おー0点じゃ勝てんからな」
 ―藤本をスタメンで起用した。
 「左(打者)の方が(右の朝倉を)打ちやすいし、関本も当たってないしな」
 ―藤本は一塁悪送球の痛い失策も…。
 「あれはファーストのが止めたらなあかんわな。(打者走者の一塁で)アウト、セーフじゃなしにな」
 ―金本は六回など微妙なハーフスイングで判定はスイングを取られた。
 「微妙やけど、振ったと言われたらしゃあない。こっち(ベンチ)から見るんは後ろからやしなあ」


関連項目


*1 中村は中日時代から東京ドームでの巨人戦を得意としていた。
*2 ちなみにこの試合は中村の2本以外にも山崎武司、高須洋介、嶋基宏、ランディ・ルイーズが本塁打を放っており、1試合6本塁打は当時の球団最多記録だった。