Vivid Colors

Last-modified: 2020-07-24 (金) 08:47:00

ゲームブランド KEYのゲームの中から厳選した楽曲をMintJamがカバーしたトリビュートアルバム。2009年5月5日リリース。
ジャケットは樋上いたるの描き下ろしである。
販売にあたり、民安ともえが直々に応援メッセージを送った。 M3(2009春)にて頒布。
特設ページ開設当初と収録曲が違っているところがあり、Kanonの「風の辿り着く場所」が没になり、リトルバスターズの「遥か彼方」が収録された。
2020年7月現在で、今作におけるメンバーの対談ページが残っている。使用ギターの項目は今は消えている公式のライナーノーツページより引用。

全編曲MintJam。

・収録曲

1. instrumental -Kanon-
 setzer曰く、原曲よりもオルゴールっぽくをテーマに手がけている。

2. Last regrets
作詞:key 作曲:key 原編曲:高瀬一矢(I've)
 setzer曰くパワーバラードにしようと思っていた曲で、力強さを感じられるアレンジを心がけた。
 TERRAが歌詞の何か悟ったような世界観を表現するにあたって、「嗄れ」をテーマにした。

●使用ギター
Gibson J-45(アコースティックギター全般)
Gibson Les Paul Standard(歪んだバッキングギター全般)
T's Guitars Arc Standard Trem(ギターソロ全般)



3. instrumental -AIR-
 a2c曰く、夏影を主にガットギターでアレンジした楽曲で、鳥の詩のメロをモチーフにしたフレーズで締めている。

●使用ギター
JUAN HERNANDEZ CONCIERTOというクラシックギターを使用しました。



4. 鳥の詩
作詞:麻枝 准 作曲:折戸伸治 原編曲:高瀬一矢(I've)
 a2c曰く、原曲は歌詞やメロディを含む全てのパートが無駄なく調和している、完成度が高いかつセンスの塊といえる楽曲。
 原曲が大好きな人も違和感なく受け入れられるようなものを意識して作った。
 TERRAが「俺ってこんな歌い方もできるのか」と新しい扉を開けた曲であり、人前に晒すのに相当の覚悟を必要とした曲でもある。

●使用ギター
MUSICMAN LUKE(Aメロ後半の中央に聴こえるやや広がりのあるクリーン。ライン録音)
Martin D-12(Bメロの左右に聴こえるアルペジオ。12弦アコースティックギター)
T's Guitars Arc Standard Trem(Aメロのオブリ、Bメロの後半から入る3和音のハーモニー)
Gibson Les Paul Standard(サビ等のリフ、ギターソロ等。)



5. instrumental -CLANNAD-
 ピアノの音はシンセであるが、打ち込みではなくsetzerによる実演奏。


6. メグメル
作詞:riya 作曲:eufonius 原編曲:kiku
 setzer曰く、公式のゲーム版とアニメ版のそれぞれに好きな部分があり、どちらを基本にしようか迷った挙句、 ふたつの曲の好きな要素を混ぜたアレンジにしようと決めた。
 TERRAがriya氏の柔らかい印象に変化をつけようと思い、「タイトに」をテーマにした。

●使用ギター
MUSICMAN LUKE(クリーンギター全般)
T's Guitars Arc Standard Trem(サビのバッキングリフ、リードプレイ全般)
Gibson J-45(サビのアコースティックギター)



7. -影二つ-
作詞:魁 作曲・原編曲:戸越まごめ
 a2c曰く、原曲から大幅に変わり独自性のあるものになっている。
 TERRA曰く、試行錯誤した鳥の詩とは違い「自分ならこう歌う」というイメージが固まっていた曲。テーマは「壮大に」。

●使用ギター
T's Guitars Arc Standard Trem(ソロ / リード系パート、Bメロ後半から入るバッキング全般)
Gibson J-45(アコースティックギターパート全般)
MUSICMAN LUKE(イントロ、ブリッジ、Bメロ等のクリーンギター全般)



8. Light Colors
作詞:麻枝 准 作曲:折戸伸治 原編曲:高瀬一矢(I've)
 TERRA曰く、全編デジタルサウンドで構成されている原曲と比べて、相反する生音中心のアレンジを楽しんでほしい曲。
 テーマは「アトノリ」。 要所要所でリズムに対して遅らせ気味に歌い、タイトなビートに絡みつく粘り強さを表現した。
 2番サビ「しまってーも」の部分のLia氏の歌いまわしは、TERRAのツボに入りTERRAが意識的に真似た箇所である。

●使用ギター
T's Guitars Arc Standard Trem(ソロ / 歪みリフ全般)
MUSICMAN LUKE(Aメロのカッティング、Bメロのクリーンアルペジオ)



9. instrumental -Little Busters!-
 setzer曰くインスト枠を何の曲にしようか迷った際、KEY作品の中でも前向きや明るい感じの、作品固有のカラーを意識した選曲になった。
 壊れたラジオから聴こえてくるようなイメージ。



10. Alicemagic
作詞:都乃河勇人 作曲:折戸伸治 原編曲:MintJam
 無印版のAlicemagicがポップ寄りなロック(主にsetzerアレンジ)で、Rockstar Busters!版がデジロック寄り(主にa2cアレンジ)なのに対し、TERRAアレンジの当曲はハードロック寄りなアプローチ。
 TERRA曰く両者とも被らない骨太なサウンドとプレイを目指した曲。ベースは原曲の面影が全く無いほどに変わっている。テーマは「直線」。

●使用ギター
Gibson Les Paul Standard(歪みリフ、ギターソロ全般)
AIRCRAFT AC-7(Bメロのクリーンアルペジオ)



11. 遥か彼方
作詞・作曲:麻枝 准 原編曲:Manack
 setzer曰く、Last regretsと同じくパワーバラード以外にないと思っていた曲。a2cによるギターシンセが独特の色を添えたので、静と動のターンの区別がくっきりついた。
 TERRA曰く、テーマは「曲線」。たまたまひとつ前のAlicemagicと対になるが、偶然である。
 Aメロの「当たらない場所で」のメロディラインが、表現者として非常にリスペクトできる点だとTERRAが挙げている。

●使用ギター
T's Guitars Arc Standard Trem(エレキギター全般)
Martin D-12(アコースティックギター全般)