「ザ・ビースト・オブ・ユートピア」

Last-modified: 2023-06-28 (水) 20:43:10

◆本エピソードはニンジャスレイヤープラスにて独占公開◆しよう◆

noteまとめ

◆まとめ◆全セクション#1#2#3#4#5#6#7#8#9
◆実況付◆#1#2#3#4#5#6#7#8#9

登場人物


あらすじ

ドサンコ・ウェイストランドの山脈地に位置する街、ハイランド
表向きはエメツ鉱山都市として栄えるこの地は、流刑に処された元犯罪者を奴隷として上層市民が痛めつけ、更にその上に市民を管理する支配階級が君臨するという、濃縮されたジゴクであった。

 

「モバ=サンの容態、いかがですか」「峠は越えたわ」「良かった」

 

そんな街の下層、鉱山奴隷を治療するタリヤ診療所にて、女医の下で甲斐甲斐しく働く男が一人。
記憶が無く、善良で弱々しい彼にもハイランドは容赦無く牙を剥く。
ハイランドの治安維持機構である「ロイヤルコート」のニンジャによる理不尽な暴威に晒され、男は無残に打ち捨てられた。しかし、支配者達はわかっていなかった。それが如何なる怪物を目覚めさせたのかを。

 

「何しに……そうだなァ。見学、自分探し……ヘヘヘヘヘ、成る程、それだ。俺は色々知りてェんだよ。ここが何なのか。どうしてやろうか……そういう事をよ……」

 

その男の名はゴトー・ボリス
歪なるディストピア、ハイランドを舞台に今、救いなき物語が始まる。


解説

AoM時系列に出現したデスドレインを主人公に据えた長編エピソード。鉱山都市ハイランドの歪んだ支配体制や、そこで巻き起こる剥き出しの暴力が描かれ、全編に渡って陰惨なアトモスフィアが充満している。
「理想郷のケダモノ」の行く手に待ち受けるのは破滅の未来か、虚無の暗黒か、それとも……。



「貴方! 理想郷ハイランドにおいて全ての悪は淘汰されています。笑顔のコメントを享受してください」
  • 登場するニンジャの数はかなり多いのに最後まで生存叶った者の少ないことよ、オソロシヤ… -- 2021-04-17 (土) 22:00:56
  • 実際一切救いがない -- 2021-04-18 (日) 17:27:32
  • モノクロームがかった情景といい三次元的な建築構造といい本編より近未来的なテクノロジーといい初期のツトム・ニヘイ=センセイめいており実際大好物なエピソードンであった。読後のショッギョ・ムッジョ感もまたそれらしい -- 2021-04-18 (日) 18:08:06
  • この後、たった一人のニンジャにより、エメツ産業は深刻な出血を強いられる。人類種の天敵とすら呼ばれた彼は、史上最も多くの人命を奪った個人でもある。 -- 2021-04-18 (日) 18:27:04
  • デスドレインってこれ最初は記憶失ってたの? -- 2021-04-19 (月) 00:41:33
  • 記憶失っていた上にニンジャソウルとも実質切り離された状態でソウル感知系にも引っかからないから実質ほぼ人間と化していたと思われる テンプル殲滅から放流してハイランドに流れ着いたのも“大きな老人”に引き寄せられたと見るべきか -- 2021-04-19 (月) 10:30:57
  • アダナス社の底知れぬ恐ろしさが一層増したエピソードオーな -- 2021-04-19 (月) 19:21:22
  • 非常に良いエピソードンだった。ホーリィブラッドとかの忍殺っぽくない話で作者のワザマエが感じられるとプラスをどんどんやっていって欲しいと思う。 -- 2021-09-04 (土) 12:37:36
  • あれだけの事が起き、あれだけの人が死んで、最後はヘクサー=サンの一人勝ち。誰も報われることがなく、ただインガオホーがあるだけ。あまりにもショッギョ・ムッジョな。でもこういう話、これが好き。 -- 2023-06-28 (水) 10:07:55
  • これで、本編に置いて「ユートピアの獣」と「マッポーカリプスの獣」が出そろったわけか。今後は、どんな獣が出るのか、楽しみですね! -- 2023-06-28 (水) 20:43:10