◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【イサムラ・コーゴ】 ◆殺◆
登場エピソード
「今日も結局カッコいいぜ、俺は!」
「た……大変じゃ……ないよ……カチグミなんだから……」
人物
- アルカナム・コンプレックス社の新人カチグミ・サラリマン。非ニンジャ。
- ネオサイタマ育ちだが、現在は実家を出てマンションで一人暮らしをしている。
- マケグミが犯罪や違法行為に巻き込まれるのはそのようなポジションに居続けた自業自得であると思っており、カチグミとして前途洋々たる自分はそのような目に遭うことはないと信じている。
- ある夜、学生時代の同窓会に出席し、当時の想い人と連絡先を交換して意気揚々と帰宅したイサムラだが、そこにはクローンヤクザを引き連れた謎の女が待ち構えていた…。
外見
- 目はサイバネ・アイになっており、見聞きしたものが自動で記録される。
- 生体LANを開けているようだ。
ストーリー中での活躍
- 女の正体はアルカナムの専属尋問官ルシンダ・キョウコであり、身に覚えの無い情報漏洩の容疑を告げられ狼狽えるイサムラであったが、そこへ実家の祖父から電話がかかってきた。
- 電話後、イサムラは大人しく連行され装甲車内で生体LANを通じて取り調べを受けるが、一時的に心停止するほどの破滅的苦痛に晒されてしまう。解析の結果、自分が何者かに無意識状態で操られていたことが判明し、専用設備での精査の必要性をルシンダに告げられるが、イサムラは苦痛を伴う精査が再び行われる事実に恐慌して装甲車が事故に巻き込まれた隙に逃亡する。
- 聞こえてくる笛の音に無意識に誘導されたイサムラは袋小路に逃げ込む。そこには音の主であるニンジャパイドパイパーが待ち構えており、後から追ってきたルシンダ達を殺害してしまった。
- ジツで一週間イサムラを操っていたことを明かしたパイドパイパーは、サイバネ・アイに紐付いた情報の回収のためイサムラの命をも奪おうとする。だが、そこへニンジャスレイヤーが現れた。
- やがてパイドパイパーは爆発四散し、さらに現れたアルカナムのエージェント達によってイサムラは救出される。
- 翌朝、昨夜の記憶も曖昧に自宅で目覚めて出社するイサムラであったが、移動中の車内で一筋の涙が頬を伝う。すぐに祖父に電話して涙を拭った彼は、キアイを入れ、意気揚々と歩みを進めるのであった。
一言コメント
- 下層民を歯牙にもかけない、ともすればやや邪悪寄りの典型的カチグミ・サラリマンだが、祖父の心配する様子からは根は善良であることが見て取れる。俺はおじいちゃん子に弱い! -- 2024-02-16 (金) 18:59:03
- 10年前と比べてだいぶニンジャの存在が身近になってるはずだが、それでも突如として理不尽なニンジャ暴威が己の身に降りかかるとは思えないものなのだなあ -- 2024-02-17 (土) 00:42:01
- カチグミだがとりあえず作中では非道行為には手を染めていなかったし、忍殺には珍しい至ってまともな人物であった事だなあ -- 2024-02-17 (土) 19:32:52
- この世界のカチグミって基本成るのもその地位を維持するのも結構な苦労を強いられるから、それを成し得た自分に誇りを持ち、そうでは無いマケグミをナチュラルに見下しちゃうのもある程度仕方ない事なんよな -- 2024-02-18 (日) 20:49:31
- 厳しい修行を経てリアルニンジャとなったニンジャ存在が、基本的にモータルを見下しがちなのと似ているのかもしれませんね。カチグミとマケグミの差とニンジャとモータルの差ではだいぶ違いがありますが… -- 2024-02-19 (月) 15:39:07