登場動物

Last-modified: 2023-08-09 (水) 06:57:40
時に野生は人間に牙を向く

アメリカ国境付近の動物と狩猟事情

よう。
俺はトールツリーズで長らく猟師を生業にしている者だ。
知っての通り、この豊かなアメリカ国境地帯には様々な動物が生息している。
その動物たちの素晴らしき毛皮やら肉やらを頂戴しているおかげで、俺は上手い飯が食えるんだ。

ゲームに登場するほとんどすべての動物は、銃やナイフで狩猟することができる。
これらの動物の多くは死骸に近づいてからYまたはで皮を剥ぐことができ、手に入れた毛皮や羽はあらゆる商店で現金と交換できる。戦利品ははぎ取った動物毎で価値が異なり、一般に珍しい動物の方が高額で買い取られる。また、エルクは森林に、ガラガラヘビは荒原にといったように動物には決まった生息地が設定されているため、その動物が存在しない国や地域では、より高値で売買されることがある。

以下に覚えておくと役立つ豆知識を記しておこう。

・仕留めた動物の死骸の上に馬を移動させてから剥ぎ取りを行うと、剥ぎ取りモーションをカットできる。

・仕留めた動物はミニマップ上に×印でマークされる
 小動物や鳥類を仕留めた時、どこに行ったか分からない時は参照してみろ。

・一部の小型の動物はショットガンやバッファローライフルといった強力な銃の射撃に耐えられない。
 その場でバラバラになって死骸が残らず、剥ぎ取りも行えなくなるので注意しろ。

・荒野には動物の死骸を求めている人物が他にもいる。うっかり売ってしまう前に一考すべきだろう。

・伝説の動物と呼ばれるような特別な個体が存在する。

有料追加コンテンツ「Undead Nightmare」では一部の動物がゾンビとなって登場する。

聞くところによれば、あんたの本職は猟師じゃないんだってな。
なに、狙う対象が人だろうが動物だろうが、俺には無関係な話さ。

地域名と動物出現マップ

俺のとっておきだ。
このマップはアメリカ本土だけでなく、サンルイス川を隔てメキシコまでをカバーしている優れものだ。
役立ててくれ。
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一般的な動物

西部において一般的な、肉や牙、皮や羽根といった各部位をはぎ取ることのできる動物の一覧だ。

アルマジロ【Armadillo】

人里離れた土地を歩いていると、不意にクソと屁を一緒にかましたような音が聞こえてくることがある。
自分の腹に異常がなければ、それはアルマジロの鳴き声かもしれない。周囲を探してみろ。
人間を避けるように移動するが、肝心の逃げ足はあまり速くないから得物はピストルで十分だろう。逆にショットガンといった大口径の銃では死骸が粉々になってしまい、何も得られなくなってしまう。
狩猟チャレンジレベル4ではこいつの殻が3つ必要になる。序盤の拠点、アルマジロから少し北に位置する首吊り岩周辺でそこそこよく見かけるから参考にしてほしい。
【生息地:ヌエーヴォ・パライソ及びニュー・オースティン全域、ベネディクトポイント・スクラッチングポスト間の道で群れを為している事も(ソロモンズ・フォリー西)】

クマ【Bear】

いわゆるグリズリー。
クマと出会った時に先ずすべきなのは、今まで聞いた童話の一切を忘れる事だ。体重約300kg、体長約250cmのこの動物には、殺すべき得物が新鮮か否かを完璧に見破る嗅覚が備わっている。
トール・ツリーズ全域でよく見られる危険な動物で、動きは遅いが、付近に別の個体がいる場合が多い。クーガーと違って唸り声をあげる事は少ない点も踏まえると、狩猟には細心の注意を払うに値する。
単純にクマの死体漁りがお目当てなら、高火力のライフル、例えばバッファローライフルなんかで遠距離から一撃で仕留めるのがベストだ。但し生息地の関係上、射線に木が割り込まないよう位置取りに気を付けろ。反対に、単発辺りの火力が低い武器(ハイパワーピストルなど)では弾倉全て撃ち込んでも倒しきれない場合がある。クマ狩りが目的でなくとも、トールツリーズ周辺を行くなら護身用にセミオートショットガンあたりは欲しい所だ。
一頭のクマから得られる各部位をメキシコで売却すると、合算して100ドルを超える利益(名誉レベルにもよる)が得られるというのは覚えておいて損はない。
狩猟チャレンジレベル8射撃チャレンジレベル7ではクマに対するナイフキルとワンショットキルの高いスキルが求められる。ワンショットキルに関しては前述のバッファローライフル、又はその他高火力ライフルを。ナイフで仕留めるに当たっては、チャレンジを参考にして欲しい。
因みにトロフィー「眠れる森のクマさん」獲得にも関わってくる動物で、目指すは計18頭斬りだ。
最後に、元より危険なクマの中でもさらに輪をかけてヤバい個体が存在するらしいということを書き残しておこう。
【生息地:トール・ツリーズ一帯。動物の餌を使えばグレート・プレーンズやビーチャーズ・ホープでも会える。餌で呼んだ場合は単体で来るのでチャレンジクリアにオススメ】

ビーバー【Beaver】

水中を生活圏とするデカいネズミだ。
ビーバーの毛皮は肌触りが良く、その上耐水性もあることから高値で取引されることが知られている。
一般には陸地に上がらない動物の筈だが、ゲームでは普通に地上にいたりするので中々見つけられない場合は少し水辺から目を離してみろ。
ところで野生のビーバーが危険ってのはマジの話だ。
あの悍ましい歯を見てくれ。
ビーバーに殺された馬鹿野郎は一人や二人じゃない。
【生息地:アメリカ東部の川沿いの陸地。オーロラ・ベイスンや海沿い。ブラックウォーター北の水辺で動物の餌を使えば高確率で出てくる】

ビッグホーン【Bighorn】

山岳地帯に生息する、巻角が特徴的な羊だ。
オス同士が巻角を突き付けあう様子なんかがよく自然系のドキュメンタリーやらで放送されるが、あれは儀式的な意味合いが強く、実際に血が流れるような事は少ないって話だ。倦怠期の夫婦喧嘩みたいなものだな。
狩猟チャレンジレベル7ではビッグホーン5頭分の毛皮が求められる。
ウェストエリザベスの人里離れた場所に多く生息するので、効率的に進めようとしてチャレンジ解放後もメキシコで粘る必要などは無い。
【生息地:双子岩の北部、トール・ツリーズ、メキシコ南東部】

イノシシ【Boar】

おいおい、イノシシは急に止まれないだの曲がれないだの、本気で信じてんのか?あんたが自分の車に「イノシシ」って名前を付けてんなら話は別だがね。
イノシシに突進されると大ダメージを受けるからそこは注意が必要だが、基本的にはこちらから不用意に近付かなければ襲って来ない。
各部位の買取価格はシカ以上エルク未満といった所だが、その体格から狩りの獲物としては申し分の無い動物と言える。一撃で仕留めるならリピーターでは火力が足りないだろうから、ライフルを使うのがベターだ。
そんなイノシシだが、世界のどこかに大型で黒い身体をした伝説級の個体が存在するって話だぞ。まさかお前の車じゃないだろうな。
狩猟チャレンジレベル4達成にはアルマジロに並んでイノシシの牙が5体分必要だ。メキシコ編に進める前に達成したければ、マクファーレン牧場の北、坂なりの林の中で粘るしかない。出るときは出るが出ない時はまるきり出ないのでキャンプを使って暇な時間を潰してくれ。それからクーガーにも注意しろ。
【生息地:グレート・プレーンズ南部及びトール・ツリーズ。スチルウォーター・クリークやマクファーレン牧場北の平原】

ボブキャット【Bobcat】

最大で1m程にもなるネコ科の動物だ。
伝統的なインディアンの神話から自己顕示欲の強い飼育家のSNSにまで幅広く登場する。
実は日本でも飼育が可能。
メキシコ版のクーガーといった雰囲気だが、一回りは小柄で、こちらから手を出さなければ襲って来ることもない。
野生動物だが、馬や牛と同じように何故か自動照準が効かないので要注意(ワールドイベントで人を襲っている場合を除く)。
【生息地:ヌエーヴォ・パライソ全域及びトール・ツリーズ山間部】

雄ジカ【Buck】 ※戦績の記録ではシカへカウント

銃や狩猟に関心のある奴ならバックショットという単語に反応するかもしれない。バック(Buck)とは雄鹿の意味で、雄鹿の狩猟に適した散弾銃の銃弾(実包)をそう言うわけだ。
また歳を取るほど角が成長してゆき、角の先端の別れ具合で「8Point Buck(ゲームに出てくるのはこのタイプ)」や「12Point Buck」等と呼ばれる。
これら用語の数々からも分かる通り、狩猟の対象として鹿は大きな存在感を放っているんだ。
逃げ脚が速いので、エキスパート照準なら攻撃範囲の大きいショットガンも候補になりうる。馬を操りながら動く標的に狙いを定めるのは上昇難しいが、普段とはまた異なる狩りを楽しめることだろう。
戦績ではシカに数えられるが、収集品やチャレンジではシカと区別されるので注意。
【生息地:全域】

バッファロー【Buffalo】

西部におけるバッファローの悲劇はまずその呼称から始まっている。正確にはバイソンだ。バッファローは正確には水牛のことを言う。
これはゲームのミスではなく、実際にそう混同されていたからで、その誤用が敢えて反映されているわけだ。
オーロックス、バイソン、バッファローという牛の三分類における混同は中世ヨーロッパから続く伝統であり、21世紀になっても間違う者は多い。
バイソン(バッファロー)が大量殺戮された原因は色々と考えられるが、インディアンの生活には衣食住全てにおいてバイソンが深く根付いていたから、インディアンの存在が気に入らない連中が、彼らのライフラインを断つ目的もあって行動に至ったという説が根強い。物語の中では『ある伝説の男』がバイソンを一時期絶滅させたと伝えられている。
ゲーム内に存在する個体数は計20頭。リスポン(復活)しないので気を付けろ。
最後の1頭をプレイヤーの手で仕留めて『絶滅』させると皮肉めいた実績を解除できる。物語上では『ジョン・マーストン』が全てのバイソンを『絶滅させた』伝えられている。
※不慮の落下死・溺死などで最後の1頭が勝手に死んでしまうと、実績解除ができなくなるという報告あり。
稀に絶滅後にイベント扱いでハンターが追いかけている事がある。横取りすれば21頭以上狩ることができる。
1911年当時、バイソンの個体数はアメリカ全体で1000もなかったという話だが、現在は少しづつ回復の傾向にあるようだ。
【生息地:グレート・プレーンズ】

ニワトリ【Chicken】 ※実績「不自然な淘汰」のキル対象外

ニワトリはニワトリだ。
銃を構えずにRT(R2)でニワトリをキックすれば、自らの器の小ささを周囲に知らしめる事が出来る。
【生息地:マクファーレン牧場等】

クーガー【Cougar】

日本では馴染みの無い名前だが、ピューマと言ったら伝わるかもしれない。体格は華奢に見えなくもないが、実際へクマに匹敵する危険度を有する頂点捕食者だ。
何故か周辺地域の住民達は『大きい化け猫』だとか、とかくクーガーを『猫』呼ばわりする事が多い。
ことクーガーが厄介なのは、こちらの認識が及ぶ前に飛び掛かられる場面が多い点に尽きる。草むらに隠れる習性があり、不意打ちを得意とするため、気付かずクーガーの標的となったが最後、背面に深い傷を負う羽目になるだろう。
不意打ちを何とか凌がれ、対象が即死しなかった事を認めたクーガーは、一旦距離を置いて獲物を中心とした円弧を描くようにして間合いを計り、反撃に備える。再び突進してくるまでの間に落ち着いて狙いを定め、躊躇せずに射殺しろ。次の一撃は耐えられない可能性が高い(馬やオンラインの主人公なら一撃、マーストンでも二撃でアウトだ)
運が悪いと寝起き様を立て続けに攻撃されることもある。これは、坂など、素早く起き上がれない場所で特に起こり易いパターンだ。
低い独特の唸り声が聞こえたら急いでその場を離れるか、強力な武器を装備しろ。前述の通り、一撃を貰っても即死でなければ次の攻撃まで若干の猶予がある。諦めずに反撃しろ。
狩猟チャレンジレベル5、即ちバッファローライフル入手の為の最後の壁として、クーガーをナイフで仕留めるチャレンジが存在する。
ところで、道を極めた猟師の眼前にのみ姿を現すという、手練れの個体がいるとまことしやかに囁かれているらしい。運が悪ければ...失礼、良ければ出会えるだろう。
【生息地:ニューオースティン北部全般、フォート・マーサー近郊、グレート・プレーンズ、リオ・ブラボー。主に夜】

ウシ【Cow】 ※実績「不自然な淘汰」のキル対象外

家畜と言っても色々いる。牛、馬、豚、鶏、羊、それから山羊...。
それでも、この国の牧場で働く男の呼び名はいつだって『カウ(牛)ボーイ』だ。『チキンガイ』(本来は侮蔑だが実はアメリカに同じ名前のハンバーガーチェーン店がある)や『ホースマン』(実際はそう呼ばれる事も少なくない)などではなく。
牛肉はフロンティアにおけるもっとも重要な食料なんだ。
さて、基本的には温厚な牛達に混じって、稀に極めて攻撃的な個体がいる。突進を食らうとぶっ飛ばされるが、この時のダメージが極めて小さいことに驚くはずだ。
ふむ、カウボーイの素質があるのかもな。
【生息地:マクファーレン牧場等】

コヨーテ【Coyote】

オオカミとキツネを足して2で割ったような外観だが、毛皮の価値は足して4で割ったものよりも小さい。それがコヨーテだ。
群れで行動し、どこか悲しげにも聞こえる独特の甲高い鳴き声を発するのが特徴。
肉食だが、基本的には逃げ腰で危険度は低い。とはいえ、コヨーテに追われて逃げ惑う旅人を荒野でちらほら見かける通り、あくまでも捕食者であるのを忘れてはならない。確率は稀だが、万一襲われた場合でも手持ちのリピーター一丁で十分事足りるだろう。
狩猟チャレンジレベル1射撃チャレンジレベル3といった各チャレンジ序盤の標的にあたるが、自動ロックオンがオンであれば足の速さもそれほど問題ではない筈だ。
【生息地:全域】

カラス【Crow】

黒い鳥。カーと鳴く。
旧約聖書によれば、地上を襲った大洪水の後、偵察要因として最初に放たれた動物がカラスだったそうだ。カラスは知能の高い動物である為、これは賢明だったと言えるだろう。
カラスは古来より神聖だったり不吉だったりと様々な形で信仰や民間伝承に登場してきたが、現代においては、主として環境問題の項目に登場する機会が多い。
英語で表現するときは大型のravenとそうでないcrowに区別されるが、一般にどのカラスも鳥類全体で見れば大型の部類にある。とはいえリボルバーサイズの弾丸でも一撃で仕留められる程度。
俺はカラスの焼き鳥(実際に2で食べる機会があるがジョンやほとんどのガンマンは基本的にほぼ全ての鳥の死骸を焼いて『狩猟鳥』として持ち歩く)を一度食べたことがあるが、食べ始めはともかく、後味が最悪だった(この時代は調味料が高価だったので丸焼きにして食べるしか無かった。調味料を使えば勿論おいしく食べられる)のをよく覚えている。
喉の奥から怨念のような臭みが飛び出してくるイメージだ。
【生息地:アメリカ全域】

シカ【Deer】

角の生えていない雄鹿、もしくは雌鹿だ。
釣り師が釣果の魚と記念撮影する感覚で、猟師もまた仕留めた獲物とツーショットを撮る事がある。そんな中、角の無い鹿を仕留めて誇らしげなハンターの写真というのは中々見つからないものだ。狩猟の功績としての鹿は、やはり立派な角を持った個体(=雄)に限るというわけだな。
毛皮の値段も角のあるものより低い。
とはいえ、狩猟にも色々ある。個体数の調整といった大義名分や、もっと現実的な動機として、例えば食料の確保が目的なら獲物を選り好みする必要は全くない。
なんといっても、こいつは狩猟チャレンジレベル2の狩猟対象だ。
因みに日本の例を挙げると、駆除対象としての謝礼は雄よりも雌の方が高額になる傾向にあるようだが、その理由は敢えて述べる必要もないだろう。
【生息地:全域。主にアルマジロ周辺】

犬【Dog】 ※実績「不自然な淘汰」のキル対象外

犬と人間は紀元前から交流があったと言われる。
長きに渡る共同生活の果てに、犬は『人間の指し示す先』を理解する能力を得たとまで言われる程だ。犬は古来より人間に忠誠を示し続けてきたが、人間は時に『犬』という言葉に侮蔑的な意味合いを込めるなど、立場の差に胡座をかき続けている。
RT(R2)で蹴っとばすと反撃してくるので注意。建物に入れば大人しくなる。
口笛にも反応し、足元に寄ってきて座ったり、街の外まで付いてきたりする。
アルマジロでは町に侵入したアライグマ等と死闘を繰り広げる姿を目撃することができる。一方的に犬の勝ちではあるが…
間違えて殺してしまうと、名誉-50のペナルティを受けるので気を付けるように。
【生息地:各地の集落。ハンターズキャンプ】

アヒル(=鴨)【Duck】

メタな話で申し訳ないが、日本語版では、戦績だと「羽根をもいだアヒルの数」、雑貨だと「鴨の羽」 (ついでに、「羽根」じゃなくて「羽」になっている)と、Duckだけ翻訳がおかしくなっている。まぁ、今更突っ込んだところで『アヒルの背に水をかける(Water off a duck's back)』ようなものか。
ともあれ見た目はカモだ。
忘れ難い演出として、エピローグにおける最終ミッションでは、カモの鳴き声をバックに最後の決闘が行われる。
因みにマガモを飼育して改良したものをアヒルと言う。
人は生涯学ぶものだな。
【生息地:アルマジロの南ドン・フリオ湖、チュパロサ北の川辺、グレート・プレーンズ(牧場入り口上空・首が長いので容易に判別可能)】

ワシ【Eagle】

ワシは、正に空の王者だ。
アメリカ(ハクトウワシ)とメキシコ(カラカラ)とで計二種類存在するが、カラカラの分類はハヤブサに当たるから厳密にワシと呼んでいいのはアメリカの個体だけということになる。アメリカの国鳥がハクトウワシなのは最早言うまでも無いが、近年では個体数の減少により狩猟などもっての他で、羽の採集にすら国からの許可が必要になっているのだ。
高所を飛んでいる鳥なので、撃ち落とした時に落下地点が判らなくなるかもしれない。そんな時はミニマップで仕留めた獲物の位置を示す×印に注意するといい。これは狩猟において鳥全般に言える話だから覚えておくといいだろう。
【生息地:マンザニータ交易所、ヌエーヴォ・パライソ南部】

エルク【Elk】

北部の森林地帯に生息する大型のシカ科の一種。
バイソンの件でも説明した通り、一つの動物の名前が地域によって別の動物を指す場合がある。アメリカでエルクと言えばヘラジカではなくアメリカアカシカの事を指す。ちなみにヘラジカはムース【moose】だ。
木漏れ日を反射する特徴的な雄の枝角は、最大で4フィートまで成長する。エルク本体も体長6フィート、体重800ポンド近くあるから、ヘラジカ程ではないにしてもかなり大型の動物であるのは間違いない。
ゲームでは枝角の大小及び体毛の差異で二種類の個体が存在し、雌は登場しない。
狩猟チャレンジレベル7における狩猟対象だが、体力が高い点を加味しても見つけるのも仕留めるのも、至って難しい点はない。
アメリカアカシカが何故アメリカでエルクと呼ばれるようになったかについて、敢えてここには記載しないでおく。ただ、知識の欠如といった要因から引き起こされる醜態は、時を経て尚消えない場合があるとだけ覚えておけ。
【生息地:トール・ツリーズ】

キツネ【Fox】

犬派猫派と何やら騒々しいこの世の中、キツネの選択肢を提唱しよう。
分類的にはイヌ科に属する動物ではあるものの、群れではなく単独で狩りをするなど、習性においてはイヌよりむしろネコに近い部分がある。近くで見てみれば、瞳孔も猫のように縦長の形状をしているのが判るだろう。
キツネの毛皮は黄金色に輝く美しい代物で、商店では高値で取引される。そういう理由もあってか、荒野でキツネの皮を求める狩人の一人から協力を頼まれることもあるだろう。
基本的には臆病な動物だが、まれに襲ってくる個体もいる。3回も噛まれれば致命傷に至るだろうが、特別に望まない限りその状況に陥るようなこともないだろう。
狩猟チャレンジレベル6では計5匹狩る必要がある。
キツネは小柄な動物だから、威力よりも装弾数や連射性を重視した銃を選ぶべきだろう。スクラッチング・ポストとギャップトゥース・ブリーチ間の荒原がお勧めの狩場だ。【生息地:ツー・クロウズ、トール・ツリーズや、ブリットル・ブラッス・トロール周辺、マクファーレン牧場周辺。】

ヤギ【Goat】 ※実績「不自然な淘汰」のキル対象外

先程は牛が他から一歩抜きん出た特別な家畜であるかのように紹介したが、これはヤギにしてみれば不当な評価だ。
まず歴史的な事実として、ヤギが(犬や猫といった肉食動物を除いた)最古の家畜であると明らかにされている。酪農作業として乳が絞り出された最初の家畜もまたヤギであり、食肉用としても牛や豚と違って宗教の制限を受けない点で重要視されている。
...これだけフォローしたんだから、後は『ヤギの悪魔』が納得してくれる事を願うしかない。
ゲーム中には白、黒、茶(ブチ)の三種類が存在し、痩せた土地に強い家畜らしく、メキシコを始めとする僻地の農場でよく見られる。
【生息地:メキシコ及びクリッチリー牧場】

タカ【Hawk】

タカとワシの違いは単純に図体の大きさに依る。
いずれもタカ目タカ科に属するから、基準はタカになるわけだ。
狩った鷹からは売却価格5ドル前後の羽根が一度に複数枚採れるから、多いときは一羽につき20ドル近く稼げることもあって小遣い稼ぎにはお勧めの獲物だ。
日中にしか姿を現さないのも大きな特徴と言える。
そうそう、羽と羽根の違いについてだが...。
【生息地:マクファーレン牧場、ワーシントン牧場周辺等。日中】

飼い馬【Horse】 ※実績「不自然な淘汰」のキル対象外

ここで言う飼い馬とは、主人公の持ち馬や各地の集落で繋がれているウマなど、人に飼い馴らされた状態のウマのことを指す。
人間の感性とはかくも多様性に満ちているから、動物の糞を主食とする昆虫を神聖視する人々だっているだろう。しかしそれでも、ウマを美しいと感じる思いは万人に共通する筈だ。
「騎乗時は気丈であれ」と言うように、ウマには人間の感情を読み取る能力があるとされる。人類は紀元前から(背に跨っているか否かを問わず)ウマと行動を共にしてきたし、これからもそうしていくことだろう。20世紀以降、馬の役割の多くは車輪を有する金属の塊が担っていくことになる。
ゲーム中にも様々な品種の馬が存在し、それぞれ見た目だけでなく、能力も異なっている。
基本的には背に鞍が付けられていて、所有者がPCかNPCかで鞍の色が違う。
馬車を牽引するウマには当然鞍はないが、馬車を破壊すれば問題なく騎乗できる。有史以前、例えば古代ギリシャの兵士達なんかは裸馬に乗って戦っていたから、お前だってすぐに慣れるだろう。
たぶんな。
【生息地:マクファーレン牧場等】

野生馬【Wild Horse】

※実績「不自然な淘汰」のキル対象に入る。ロックオンできないが、一頭は殺しておくこと。
驚くべきことに、野生種のウマは絶滅したものとされている。
大地をのびのびと駆けている彼らも、両親か、そのまた両親かはわからないが、辿れば必ずどこかで家畜だったころの記憶に行き着くわけだ。
野生のウマはだいたい群れで生活していて、近づくと一目散に逃げて行ってしまう。
投げ縄を入手していれば、それを使って彼らを調馬してやることができるだろう。先ずは専門家に手解きしてもらえ。
メキシコには痩せ細った駄馬が多いが、美しい白馬を見かけることもある。
【生息地:全域】

ラバ【Mule】 ※実績「不自然な淘汰」のキル対象外

雑種強勢という言葉がある。
交雑により生まれた生物(=雑種)が両親の良い所をそれぞれ得ることで、生物としてより優れた種になることを言うが、この代表例としてラバはよく挙げられる。
ロバの父親とウマの母親を持つラバは、一見して巨大なロバのようにも見えるが、丈夫で強健な身体を持ち、加えて調教も容易いとあって、家畜として非常に優秀な素質を持っている事が知られている。旧約聖書においてはダビデ王をして『ロイヤルビースト』とまで言わしめており、海外の諺には『どんなに優秀なラバにも欠点がある(欠点の無い人間はいない)』というものまであるくらいだ。
ちなみにウマの父とロバの母を持つ個体はラバとは言わず、ケッテイという。
そんなラバにも乗ることができるが、騎乗動物として見ると、ラバはウマに一歩劣る
母は強し、だな。
【生息地:メキシコ】

フクロウ【Owl】

知的な動物のモチーフとしてフクロウはよく選ばれる。
ギリシャ神話における知恵の女神アテナの使者はフクロウだったから、太古の昔からそんなイメージがあったんだろう。
その大きな目は光源の乏しい暗闇を隅々まで見通し、その美しい羽は完璧な構造により夜の静寂を乱すことがない。フクロウは夜に特化した捕食者だ。
ゲームにおいても夜にのみ出現し、時折地面に降り立つことはあるものの、非常に見つけにくい。月の明るい夜は空に注目しておくことだ。
狩猟に適した銃についてだが、バッファローライフルで撃たれたフクロウは爆発して死骸が残らない。
要は使うなってことだ。
【生息地:マクファーレン牧場、ビーチャーズ・ホープ周辺等、夜のみ】

ブタ【Pig】 ※実績「不自然な淘汰」のキル対象外

野生のイノシシを家畜化した種をブタと言う。
家畜動物としての宿命というべきか、ブタという言葉に侮辱的な意味合いを込めて使う奴は多い。
実際は綺麗好きで知能も高く、少なくともそんな口汚い奴らよりは繊細な心を持つ動物だ。さらに言うとブタの身体の大半は筋肉であって、脂肪はほとんどない。一般的に肥育を目的にした食用ブタですら体脂肪率は14%、多くて18%程度って話だ。人間でいうと健康的な男性がそれくらいで、女性ならそこからさらに10%割り増しになる。
頭が切れ、清潔で、身体も引き締まっている人間ってのは中々いないものだが、そんな奴こそ、『ブタ』の称号にふさわしいと言えるのかもな。
ともあれ家畜は家畜であり、食用ブタが屠殺場でよく吊るされているのを見かけることだろう。
それもまたブタの一面だ。
【生息地:ダッチ撃破後コチネイの柵内、シーヴス港の柵内】

ウサギ【Rabbit】

ニューオースティン中で見かける、なんてことはない小型の被捕食動物だ。
ピーターラビットの父親についての話はしたか?
ウサギの肉が食用になるのは古来より周知の事実ではあるが、子供用玩具の装飾から、成人男性向けのグラビア雑誌にまで、モチーフとしてのウサギが幅広く登場するのにはそれぞれ理由がある。
射撃チャレンジレベル2での狩猟目標は5羽。
どんな銃でも一発で仕留めることができるが、サイズの関係から近距離での狩猟になりがちで、ライフルよりも連射性に優れるリボルバーあたりが望ましい。
よく馬の進路上に飛び出してくるので、意図せず轢き殺してしまうほど遭遇率が高い。
ウサギは農作物を食べるので、即ちれっきとした害獣であると覚えておけば、多少は罪悪感も紛れるかもしれないがどうだ?
【生息地:全域】

アライグマ【Raccoon】

見慣れていない者からは愛らしいと言われ、見慣れている者からは忌々しいと言われる動物。原産であるアメリカにおいて、アライグマのイメージは後者に寄る。
いずれにせよ狩猟においてはイージーな動物だと言っておこう。特徴的な声を上げ、走りは遅く、的としては小さすぎず、皮をはぎ取るには大きすぎず。追跡に関しても、かかとを付けて歩くアライグマの足跡は一目でそれと分かる特徴的なものだ。
狩猟チャレンジレベル6で、なかなか目標の5匹を見つけられない?夜間町や交易所、牧場といった人気のある場所の付近をうろついていることが多いからそこを当たるると良いだろう。
【生息地:ウェスト・エリザベス及びニュー・オースティン全域。特にグレート・プレーンズ】

カモメ【Seagull】

海を象徴する鳥類。
男なら誰しも一度は、カモメの翼(ガルウィング)を持つスポーツカーに憧れを持つ。
生息場所はブラック・ウォーター埠頭のみと限られるため、非常に見逃しやすい動物の1つ。必然的に街中での発砲となるため、目立ちたくなければ投げナイフを使うんだ。
【生息地:ブラック・ウォーター埠頭】早朝を除く

ヒツジ【Sheep】 ※実績「不自然な淘汰」のキル対象外

ヒツジは主に体毛(=羊毛)の為に飼育される。
羊毛は層によって呼び名が異なり、表面を覆う荒々しい毛のケンプと、肌に近い柔らかい毛のウールに分けられる。一般に羊毛と呼ばれるのはウールの方で、近年のヒツジは意図的にウールが発達するように品種改良されているのだ。
さて、実績に関わらず全ての動物を殺しておきたい、そんなクールな奴に耳よりの情報を授けよう。
ヒツジはニューオースティンのアルマジロにしか存在しない。それから夜間の出現率も低い。
柵の中にいるのに何故時間帯で差があるのかと思うだろうが、ヒツジには『大勢で』取り掛からなければならない大事な『夜の仕事』があるんだ。
お前も寝不足だったりするか?
【生息地:アルマジロの鉄道駅となりの囲い】

スカンク【Skunk】

荒野のルールだ。素手でスカンクには近づくな。
悪名高い『屁』についてはここでわざわざ書くつもりもないが、スカンクが狂犬病の感染源としても有名であることは(日本では)あまり知られていない。
正に上は洪水、下は大火事といったところだ。
まぁゲームでのスカンクは屁をこかないし、噛み付いても来ないから狂犬病を気にする必要はないが...。
夜明け、または夕暮れ時に出現しやすい特徴がある。
狩猟チャレンジレベル6ではスカンクを5匹仕留める必要があるが、中々見つからないかもしれない。
基本的にはメキシコに多い動物だが、どうしても見つけられない時は夜間、アルマジロに停車している駅馬車を周回してみろ。
そのうち画面外からスカンクが現れる筈だ。
【生息地:全域 ニューオースティンではアルマジロ周辺、メキシコではロカデ・マデラ等】

ヘビ【Snake】

ガラガラヘビに気を付けろ。
アメリカやメキシコでガラガラヘビと言えば、ダイアガラガラヘビを指す場合が多い。
説明不要の毒蛇で、尻尾の先端に残った脱皮殻を震わせ威嚇する様子が『がらがら』のように見えることからその名が付いた。これは荒野における象徴的な音の一つであり、ゲーム中BGMの一部としてこの『がらがら』が流れることもある。実際にガラガラヘビが付近にいる場合、ヘビとプレーヤーの距離に応じてその音量がダイナミックに増減するので、聞き分けるのはそう難しくない。
落馬にヘビが絡むケースは多く、実際ウマはヘビを恐れる。乗馬中にウマが突然いななき始めたら付近に気を付けること。
不用意に近付くと噛み付かれてダメージを受けるが、本作には毒状態という概念は無く、スリップダメージもまた存在しない。
ちなみに頭から見て肛門より前が胴体、後ろが尻尾になる。
【生息地:マクファーレン牧場南の森、メキシコ中央部】

ナキドリ【Songbird】

ナキドリ(=鳴鳥)とは、特定の種の名前ではなく『鳴く鳥』全般を指すが、主に鳴禽類、即ちスズメである場合が多い。
小柄な鳥で飛ぶ速度も速く、さながら背景のようにも見えるが、彼らも立派な狩猟対象になる。
発達した声帯は勿論、青、黄、珍しいものでは赤...といった美しい原色の体毛を持ち、小柄ながらもその羽根はカラスやハゲタカなどのそれよりもよほど高値で取引される。
青いナキドリを幸運の象徴と見るか、それとも別の象徴と見るかは、各々の世代やインターネット環境に左右されるだろう(鳥のさえずり声は英語で『tweet』と書く)。
【生息地:トール・ツリーズ等主に森林地帯】

ハゲワシ【Vulture】

どこまでも続く地平線。命の気配がまるでない痩せた土地。
飲み水が付き、ふらつく足取りのまま後悔ばかりが頭をよぎる。このまま俺は孤独に死ぬのだろうか?
どうか安心してほしい。
荒野にはハゲワシがいるから、少なくとも孤独に死ぬことはない。
ハゲワシは狩猟ではなく、動物の死体を漁ることで生活しているため、清掃人としてのイメージが大きい。ハゲワシが飛んでいる下に行けば人か動物かはともかく、何かしらの死体があるかもしれない。
大規模な戦闘後にはいつの間にか上空を飛び回っている。
【生息地:全域、主にメキシコ】

オオカミ【Wolf】

家畜化されたものからの派生は犬と呼ばれる。
一匹狼ではなく群れで襲いかかってくるので要注意。
先手を取られると非常に危険だが、熊やクーガーと違いワンワンうるさいので多少は安心。
ちなみに皮・肉・心臓が取れる上に各部位15ドルで売れる上、どの地方でも売値が変わらないので金稼ぎに最適。
出現率はメキシコの方が目に見えて高く、2~3の群れに立て続けに遭遇することも珍しくない。
ナイフで狩るのも結構だが、囲まれると死ぬので注意。
余談だが、クマの近くへオオカミの群れを引き寄せるとクマに喧嘩売ってクマに殺されてしまう自業自得な場面も見ることができる。
当時は散見されたようだが、現在ではアメリカアカオオカミも絶滅の危機に瀕している。
夜の闇のように黒いオオカミについての話を聞いた事がある。酒の席だったがね。
【生息地:ヌエーヴォ・パライソやウェスト・エリザベスではほぼ全ての地域で大量に居る。ニュー・オースティンならライリーズ・チャージやラトルスネーク・ホロウ。】

伝説の動物

動物界のランドン・リケッツだ。

  • 狩猟チャレンジレベル8を達成すると、初めにカーンの狩猟がアンロックされる。
  • 他の3体はカーンを仕留めた(狩猟チャレンジレベル9を達成)後で一斉に解放される。

ブルマス【Brumas】

アメリカ大陸の先住民たるインディアン達の文化には、神話としてのクマが度々登場する。
彼らの現実的な生活の中心は、確かにアメリカバイソンの土台の上にあったものかもしれないが、後ろ足の二本だけで直立する事ができ、我々のそれとどこか似た形状をした前足を器用に使いこなすクマに対して、深い尊敬や尊重の念を持って接してきたことは理解に容易い。「冬ごもり」とも言われるクマの冬眠は動物達、ひいては大地の死と再生の連続性と結び付けて考えられ、様々な部族の儀式や治癒にクマが登場する所以となっている。
ブラックウォーターのガンスミスは度々トールツリーズにいるという「巨大なグリズリー」を追いかけている男共について独りごちることがあるが、これは確かに実在する(もちろん追いかけている奴らの方じゃない。巨大なグリズリーの方だ)。
ブルマスと呼ばれたそのクマは金色に輝く毛皮と、顔に大きな傷があるのが特徴で、恐らく片方の目は見えていないものと思われる。
数多の修羅場をくぐり抜けているらしく相当にタフで、高威力のバッファローライフルでも二回はヘッドショットを決める必要があるだろう。
ただし、垂直立ちしているブルマスの後頭部への射撃なら一撃で倒すことができる。
オンラインでも同様なので余裕があれば試してみてほしい。
その背景から毛皮もべらぼうに高く売れるだろうが、俺なら迷わず家宝にしちまうだろうさ。

【生息地:オフライン-ネコティ岩 オンライン-ベアクロー・キャンプ】

ゴルド【Gordo】

巨大なイノシシの発見情報は、いつの時代も地方新聞を騒がせるものだ。
イノシシという動物はもとより食欲に際限がなく、特にこと寒い地域ともなると、体温維持の為にさらに大喰らいとなる。
その中でも度を過ぎて食欲を満たし続けた個体は、それに見合った図体へとその身を変貌させていく。
現実にロシアでは足先から肩まで1.7mを超え、体重はゆうに500キロを超える超大型個体が見つかったという事例まであるという。
元はメキシコから流れついたのだろうか、スペイン語で「肥満」を意味するゴルドと名付けられたこの巨大なイノシシは、シーヴス港以西のスチルウォータークリークに住み着き、「蠅の王」として湿地帯を我が物顔で歩き回っているという話だ。
バッファローライフルの強烈な一撃で近代文明の偉大さをとくと判らせてやれ。
【生息地:】オフライン-スチルウォーター・クリーク オンライン-グリーン・ホロウ

カーン【Khan】

枕元で母親から語られる物語ってのは不思議といつまでも記憶に残っちまうものらしい。
ジャングルブックって小説に出てくるトラの悪役̪の名前、シア・カーンだったか。
とにかく人間嫌いな恐ろしいヤツで、幼い俺にとっちゃ夢に出て来ないでほしい動物のナンバーワンだった。
オホ・デル・ディアブロで目撃されたこのネコ科の動物も、なんの因果かカーンという通り名を持つ。
この辺りでは珍しいが、鮮やかな豹紋からも分かるようにこいつは(トラでもクーガーでもなく)ジャガーだ。
行動パターンはクーガーのそれと変わらない(ゲーム上でもクーガーとして扱われる)が、俊敏性はそのままにタフであるため、安全策としてはスナイパーライフルで遠距離から頭部を撃ち続ける、安全な高台や馬車から射撃する、エヴァンスリピーターのデッドアイ射撃で一気にハチの巣にするなどの方法がある。
カーンを仕留めれば、残り3体の伝説級の動物の狩猟が一度にアンロックされる。
【生息地:】オフライン-オホ・デル・ディアブロ、オンライン-タナーズ・リーチ

ローボ【Lobo】

シートン動物記で有名なシートンだが、彼が名うてのオオカミ猟師であったのを知らない人は多いかもしれない。
シートンはニューメキシコ州のとある牧場にて、合計2000頭を超える家畜を殺したというオオカミの群れの追跡を頼まれる。
群れのリーダー「ローボ」は、驚異的な知性と体力に恵まれ、魔物とまで呼ばれる存在であった。
以上が、シートンの代表作「狼王ローボ」の概説になる。
オーロラ・ベイスンに出現する同名のオオカミ、ローボは全身真っ黒な毛皮を特徴としている特別な個体だ。
例に漏れず頑強な肉体をしており、胴撃ちではバッファローライフルでさえ3発程度の命中が必要なほど。
生息地の関係からブルマスと同時出現する可能性がある。
【生息地:】オフライン-オーロラ・ベイスン、オンライン-バランカ

ゾンビ

グオォ…。
※ゾンビはDLC追加ストーリーUndead Nightmare、あるいは一部のマルチプレイモードにのみ登場する。

フレッシュ・ゾンビ,腐ったゾンビ

最も多く見かけるゾンビ。地味に2種類に分かれている
攻撃は走り寄ってからの殴打・掴み攻撃。
ゲームで出てくるのは腐敗がかなり進行したタイプ(墓場の死体が蘇ったタイプ)がほとんど。
ゲーム内ではノーマルゾンビとして一括りに表記されるが、
ゲーム内部のステータスでは別種類扱いなので注意。
と言っても別種類扱いで困るのは修道院長の聖水ミッションだけなので普段は気にする必要はない。
ミッションで修道院長からフレッシュ・ゾンビを捕まえてきてくれと頼まれた時、
「気分が悪い」と訴えている生存者がゾンビ化してから投げ縄で縛りあげて連れて行くと良い。
フレッシュ・ゾンビは、整った服装・肌の変色と裂傷が無い点で判別できる。

ブルーザー

ピザ体系で動きの遅いゾンビ。攻撃は突進と殴打。
突進はダメージがそんなに大きくないのだが、転倒後に他のゾンビからフクロにされやすくなるので注意。
ブラックウォーター墓地のボスを務めている。

ポルター

四つん這いで走る素早いタイプのゾンビ。
見た目はガリガリで猫背なので遠目から見ても確認できる。
攻撃は殴打のみだが素早いので距離を詰められれば危険。
しかし照準タイプを通常設定にしている場合、ロックした瞬間は
頭に狙いをつけるので手早く倒すことが可能。
一対多の時、素早い動きで距離を詰めてくるうえに身長が低いので照準が狂わされる厄介な相手。
とにかく一番気をつけなければならない敵である。

レッチャー

見た目がボロボロで所々から蛍光グリーンの組織が露出したゾンビ。
口から毒の痰を吐いてくるので離れていても安心はできない。
また殺すと体内の毒が暴走して破裂する。(まれに爆発しない事もあるがヘッドショットだと確実)
これを利用してほかのゾンビを巻き込むことも可能だが自分もダメージを負うので注意。
なお、乗馬中に爆発に巻き込まれると強制的に落とされる。
1度本編クリアした後にレッチャーの自爆に巻き込まれると「即死」なので要注意。

ゾンビコウモリ

鳥を見かけない代わりに、こいつが空を飛んでいる。

ゾンビ地上の動物

ゾンビイノシシ、ゾンビクーガー、ゾンビクマ、ゾンビオオカミ、ゾンビコヨーテ、ゾンビホース、ゾンビ牛(ゾンビブル)、が登場する。本編と違い毛皮の収集ができず、歯や爪や心臓が入手できるが、売り物にならず、弾薬にも出来ない。

ちなみに黒ヤギは恐ろしく耐久が上がっているが、生きている動物である。殺した動物にはカウントされるが種類にはカウントされない。
また生存者救出時ミッションのみ、救出対象のいるあたりにハゲタカが飛んでいる。こちらは殺した動物の種類および殺害数双方ともカウントされるが剥ぎ取りは不可。

特別な動物

夢でも見ているのかもしれない。

チュパカブラ【Chupacabra】

パッと見、オオカミと見間違うので注意。
毛色が青っぽいのが特徴。
Undead Nightmareのチャレンジ ゾンビ・ハンター:ランク5で、トルケマダ北西の草原、ペルディード南西、カサ・マドルガーダ南、チュパロサ北の川岸に出現。
本来血を吸うはずなのになぜか噛み付いてくる。

ユニコーン【Unicorn】

一本の角を持つ白い馬。走ると虹を生み出し、止まっていると回りを蝶が飛び交う。
Undead Nightmareでチュパカブラ退治後、トルマケダの草原に出現。
伝説では非常に獰猛で、清らかな乙女(処女)だけがこれを鎮められるらしいが、乙女の対極、男の中の漢マーストンパパに簡単に乗りこなされてしまう。
体力は無限だが、黙示録の獣のような特殊効果は無い。その角には水を浄化し、毒を中和する効果があるらしいが、轢いたゾンビを人間に戻したりはしない。
殺した後、接触すると、死体がドタバタと勢い良くよく飛び跳ねて消失する。心臓が止まりかねないほどビックリするので注意。

角ウサギ【Jackalope】

角のあるウサギ。DLC「ハンティング&トレーディングパック」を導入すると出現する。
服装「一流の狩人」のアンロック条件の一つ。
普通のウサギとさほど変わらない大きさだが、飛び跳ねるとき草を揺らしながら進むのでわかりやすい。
剥ぎ取れるアイテムは角ウサギの肉…ではなく鹿の角と兎の皮。
これはジャッカロープのものとされる映像や剥製も、実際のところは兎に鹿の角を付けただけ、という現実を踏まえた一種のジョークだと思われる。
【生息地:アメリカ全域に生息するが、リオ・ブラボー及びフォート・マーサー付近での出現率が非常に高い。マップのリオ・ブラボーと記された部分の下部に当たるシミがついた様な部分にある小道にて目撃情報が非常に多い。】