サハラ・セトナクト

「ケンカじゃケンカじゃあ！ワシも混ぜい！！」

Sahara Setnakhte

外見

[添付]
鬣のように伸ばした黒髪と褐色の肌が特徴の大男。
17歳とは思えないほど筋骨隆々とした偉丈夫。
両腕には腕輪、両足は防具を兼ねた脚絆を身に着けている。
裾の短いシャツを一枚来ているだけなので上半身はほぼ丸見え

人物

ヴァキュオのスラム街出身。
孤児であるため、常に自らの生存をかけて戦う毎日を送っており、「実戦経験」は非常に豊富。
子供のころより同世代と比べて一回り大きく、腕っぷしもたつことから孤児たちのリーダー格であったが、あまりにも周囲との力の差が開きすぎたため次第に孤立していった。
ある時スラムに侵入したはぐれグリムを単独で撃破したことをきっかけに孤立は決定的なものとなり、己の居場所を求めてヴァキュオを出ることを決める。

一人称は「ワシ」二人称は「おんし」語尾が「～～じゃ」「～～じゃけえ」等、非常になまりの強い口調。
まともな教育を受けていないために一般常識は欠けているものの、習っていないはずの読み書きが一通りできるあたり頭の出来は悪くない。
ただしそのスペックのほとんどが戦闘に振られているため、成績そのものは芳しくない

性格

基本的にはおおらかで気風のいい好漢ではあるが、非常に好戦的で強そうな相手を見れば戦いを挑み、勝負を挑まれれば喜んで応じる戦闘狂。
対立や問題が起きれば即暴力による解決を図ろうとし、度々騒ぎを起こす問題児。
しかし生まれた時から生存競争の中にあったサハラにとって「戦い」とは日常であると同時にコミュニケーションの一種。
その為彼が戦うのは憎悪や敵意からではなく純粋な他人への「興味」である。

能力

圧倒的身体能力を駆使するパワーファイター。
両手持ちの斧を片手で振り回すほどの怪力であり、単純な打撃でも必殺になりえるほど。
一見すると力任せのゴリ押しに見えるが戦闘における感性は天才的であり、初見であっても攻撃の危険性を察知して受け方を使い分けるなど意外と繊細な戦い方もできる。

センブランス「硬化」
全身を柔軟性を保ったまま金属のように硬化させ、耐久力を飛躍的に向上させるセンブランス。
発動時は全身が鉄のように鈍く黒く染まっていき、色が深くなるほど硬くなる。
その硬度は高くオーラによるダメージの代替も不要になるほど。
硬化はサハラの気分の上下によって変動し、高揚するほど硬度が増す
ただし肉体の性質や構造は変わらないため、火は熱いし氷は冷たい、また毒なども普通に効くため、相手によっては何の意味もない。