ミストレス=トリスケリオン

Last-modified: 2016-09-11 (日) 01:44:47

「命には、天分と言うものがある。逃れられない事こそが、天命」

Mistress Triskelion

プロフィール
シンボル三つ巴の渦巻き [添付]
種族
武器フィフス・カナリア?
性別
年齢35歳
外見
服の色明るく濃いベージュ
アクセサリー女の能面
肌の色黄色
身長179cm
髪の色
瞳の色茶色
モチーフ能『巴』より、巴御前
センブランス体内完全調和
ステータス
所属槍術流儀トリスケリオン
元所属以前に所属していた組織は?
職業トリスケリオン当代宗家
関連人物ハーネット・カーボナル(直弟子)
作者:魚頭圭

外見

[添付]
遠い国の古典演劇で用いられる、女の顔の面をつけ、顔全てを覆う。
癖のないまっすぐの黒髪を腰まで伸ばし、後ろ頭で一本に結う。
彼女の仮面の下の素顔を観た者は少ない。

流儀のルーツである『遠い国』の服装を着用する。
コンバットウェアを兼ねる普段の装いは、白衣(しろぎぬ)と濃い目のベージュの袴に、巴草の柄が入った長羽織(花柄は黄色、地は白)。
折り畳み携帯可能のグレイブ『フィフス・カナリア』は長羽織の下の後腰に帯び、自決用の短刀を懐に差す。
足元は、白足袋と女物の下駄。

道場では白衣と黒袴。

人物

古来、遠い国よりヴェイルに伝わったとされる槍術流儀『三把式《トリスケリオン》』宗家筋に生まれた、長女。
先代宗家である父が病で急逝した為、若くして流儀を継承、30歳で当代の宗家となる。
『ミストレス』はマスターの女性形、『トリスケリオン』は宗家が代々引き継ぐ号であり、本名ではない。
彼女の本当の名前は、流儀継承時から深く秘されて、今では口に出す事も禁じられている。

流儀『トリスケリオン』の権力の頂点であり、流儀の教育指導の最終責任者。各道場の指導者である師範級の高弟の教育を通じて流儀全体を管理するため、一般道場生との接触は少ない。
師範の他に、流儀の中で彼女と接触する者は、ハーネット・カーボナルのような、ミストレスから教育を受ける『直弟子』。

彼女はとても強い――ハーネット曰く、修羅地獄の鬼のように強いらしいが、ハントレスではない。
むしろ、いたずらな争いや、世間の好奇の視線を避ける。彼女の力量からすると些細なリスクでも怪我や死から遠ざかる。彼女は寿命の限り生き続けねばならないとされる。
彼女は、太古より現代に伝わる流儀の保存と伝承に責任を負っている。
彼女は、世の為、人の為に戦わない。
同時に、世の為、人の為にならない悪事を流儀の者が犯した場合、責任を以て始末する。
自らが体現する流儀の全てを、次世代に損失無く伝えなくてはならない責任がある。

未婚。
家族は、老齢の母と、事故で眠り続ける歳の離れた妹がひとり。
秘された彼女の本当の名前は、ヤマブキ・アオイ。

性格

人の前に出る時には、顔のみならず、心にも仮面をつけている。
仮面をつけている間は、彼女はトリスケリオンの宗家であり、人間的な感情の一切を封じなくてはならない。
流儀の歴史に奉仕し、流儀の歴史を体現する者でなければならない。
即ち、この時代に生きる一個の人間ではない。
武術流儀というシステムそのものである。
表向きは――そしてそれが本当の顔であるように、豊かな知恵や教養、確かな経験に基づく師の言葉を話すが、それらを取り払った彼女の本当の素顔を、知る者は少ない。

――厳しくて、優しくて、面倒見がよくて、強くて、頼れる笑顔で。
仮面をつける前、師範だった頃のヤマブキ・アオイを、ハーネットはそう記憶している。
些細な事で世話を焼いて貰う度、歯痒く思いながら、自分に姉がいたらこんな風なんだろうかと、大家族の長男であるハーネットは眩しく思っていたと言う。
自分も、彼女のように誰かを力強く導けるならと、憧れてもいただろう。
もう、宗家になった彼女は、あの頃のように笑わない。

能力

槍を扱う流儀トリスケリオンで最強の存在。
流儀トリスケリオンとは、宗家トリスケリオンの血統に由来するセンブランス『体内完全調和』、またの名を《三把式》、または《トリスケリオン》を技術として模倣し、再現を目指す武術。
彼女も弱冠30歳で《トリスケリオン》に覚醒した。
彼女は生きながら、流儀トリスケリオンのシステム、奥義そのものとなっている。

武器としては携帯可能なグレイヴ、フィフス・カナリアを好んで帯びる。