ルイユ・グラソン

Last-modified: 2017-04-16 (日) 22:53:59

「お前が、お前らが…!お母さんを奪ったんだ!!」

ルイユ・グラソン

Rouille・Glacon

プロフィール
シンボル中央にヒビが入ってハートになった車輪 [添付]
種族
武器カリンガ?
性別
年齢14歳
外見
服の色灰色に赤錆色
アクセサリー特になし
肌の色やや病的な色白
身長147cm
髪の色赤褐色
瞳の色朱殷
モチーフ「雪の女王」ゲルダ
センブランスキリングストリング
ステータス
所属アゲート家
元所属アイギス
職業アイギス戦闘員
パートナーラプス・ラット?
関連人物マティース・グラソン 義理の姉/ルイユから見て「母の仇」
作者:友々歩

外見

[添付]
腰上まで伸びた赤髪を耳の下で二つ結びにしている。特徴的なリボンのついたポンチョの下に太ももの真ん中までの丈の長袖ワンピース。まだ未成年故かそれともサイズが合わないのか、アイギスのスーツは着ていない。

人物

訓練学校に入学できる年でも無いにも関わらず、抜群の戦闘力を誇るハンター(の振りした戦闘員)。
元は普通学校の生徒で父と母の3人暮らしだったが、父は警察とハンターの両立で家を留守にすることが多く、更に母の急死により精神が不安定になる。その時に父が連れてきた再婚相手とその娘のマティースを見て「お母さんを奪った化け物」と殺意を向ける。
その感情がファウナス撲滅への道を進むきっかけとなり、再婚相手を後ろから包丁で刺した勢いのまま学校を中退しアイギスに加入した。

性格

地の性格は心優しく、年上を敬う礼儀正しい少女。ファウナスの前では冷酷で残虐な性格へ変わり、人道を大きく外れた事さえ躊躇わずに実行するようになる。
マティースの事もあってか特にイヌ科のファウナスには非道となり、その死体を踏みにじることさえ正義だと盲信する。
パートナーのラプスは半ば師匠のような存在でもあり、彼のファウナス殲滅の思想にやや心酔している節あり。年齢差から暗殺の場合や通常の討伐の際には兄妹と身分を偽る時もあるが、本人は「こんなに正義感の強い人が兄だったら」と想いを寄せている。
体質か何かは不明だが頭痛持ちで、それが原因で目標を逃した事もある。

真実

「どこにも、行けません…お父さんの所にも、お義母さんの所にも……あの人の、所にも」
本来はファウナスに対する差別感情など持たず、差別や戦乱を拒み平和を良しとする清らかな少女。
母の病死に心が壊れかけたのは事実だが、周りに心配をかけまいとする彼女はカウンセリングの施設に自ら足を運び、そこでカウンセラーを偽ったアイギスの構成員によって心の隙間に付け入れられる。
元々ホワイトファングのテロに怯えていたことや当時10歳と幼かったこともあって、ファウナスへの殺意と彼らを狩る思想を植え付けられ催眠、洗脳されてしまう。耐えきれないほどの頭痛も洗脳の副作用。また、赤い瞳も洗脳されていた印であり、本当の瞳の色は鮮やかなマジョリカブルーをしている。
キリングストリングはアイギスに加入した後に覚醒したセンブランスで、その性質や制約は彼女が「ファウナスを殺す操り人形」である事を表していた。洗脳が解けた今でも、呪いの様にセンブランスは残ったまま。

ビーコン陥落時にマティースとの一騎打ちに突入し重傷を負わせるも、ノゾミの乱入によって相討ちとなる。病院で目覚めたときには負傷のショックで洗脳が解けていたが、ルイユの精神は洗脳される前で時間が止まっており、次第に思い出す自身の非業に果てしない苦痛と罪悪感を背負う。
その後病院を抜け出すが、アイギスに戻る事など望まず、しかし罪悪感から家族達の所にも行けず当てなく彷徨う。その中で初恋だったラプスを殺してしまい、その上ファウナスからの復讐を受け心身共に崩壊寸前になる。そうして森の中で満身創痍で倒れていた所をカーネリアに助けられ、そのままアゲート家で保護。しかしルイユは世話係のバトラーがファウナスだと知りトラウマを発症。再び脱走を図るも、二人の言葉によって自分の居場所を見つけ、その後はアゲート家の面々から受ける愛情によって心の傷を癒している。

洗脳される前は年相応に明るい性格だったが、洗脳の反動によって大人しく臆病な性格になり、ルイユを殺人鬼として追っていた警察からはアゲート家の説得あって観察保護処分という形で収まった。
病院を抜け出してからアイギスには連絡一つ入れてないため、死亡扱いを受けている。

未だに再会できないマティースの事を気にかけているらしい。

能力

センブランスは「キリングストリング」。手にした紐の類を引き伸ばし操作する能力。一度手にしてしまえば細さや強度も操作出来るため、戦闘時には重要な役割を果たしている。
殺人にかなり特化した能力であり、限界まで強度を上げつつ細くすることで音も無く首を跳ね飛ばすギロチンとして扱う。その他足元に引いて罠を貼ったり相手を拘束したりと、手段を選ばない彼女らしい能力。
通常はポンチョに結ばれたリボンを用いているが、紐状のものなら何でも操作できる。
しかし「紐を手に持っていないと操作できない」という制約がある為、たいていの場合は指に括りつけて操作している。あと強度は操作できても性質は元の紐に左右される為、絶縁体じゃないと電撃で大ダメージを受ける可能性もある。このことを配慮してかリボンはゴム製。
普段は車輪型に折りたたまれているカリンガでのパワー戦も得意で、斧部分で思いきり殴りつけたり跳ね切ったりするのはお手の物。必要とあらば予め縛ってから使用することも。