【呼び醒まされた記憶！闇の女王シェラハ！】

IS

ボスモンスター

概要

オープニング

【不幸を呼ぶ女】と呼ばれる【シェリル】の事を【吟遊詩人】は歌う、その人物は酒場に現れ、その美しさに惹かれ話しかけるも、関わった人物は命を落とし、それを目の当たりにしたシェリルは各地を彷徨っているという。
【ヴァダガラ】の目覚めが間近に迫り、【ディスノミア】に滞在する者達は【地下都市ルミナ】に向かって避難を始めた頃、辺境の村の人々を避難誘導するべくやって来た【アルベルト】がシェリルの姿を確認する。
【マルディアス】以来の再会となったアルベルトとシェリルであったが、シェリルはアルベルトの姿を見て無実の罪を着せられて、【スカーブ山】の洞窟で自ら命を絶った【ローザリア】の勇敢な騎士の事を思い出す。
アルベルトがシェリルをルミナに連れて行こうとするが、そこへ【ミニオン】の【ワイル】が現れると、シェリルが指に装着している【ディステニィストーン】である【ダイアモンド】を狙ってくる。
シェリルを狙ってくるワイルに対してアルベルトが立ち向かうが、誠実であるが故にシェリルに目掛けて放った術の盾となり直撃を受けてしまうとそのまま倒れ込んでしまう。
ワイルはこのままアルベルトを始末しようとするが、シェリルはワイルの取引に応じてダイヤモンドの指輪を取り外すと、ワイルはその指輪を持ち帰る前にアルベルトを始末しようとする。
しかし、辺り一帯に濃密な闇が周囲を覆うとシェリルの姿が変わり、【サルーイン】と同じく【三邪神】の一柱に当たる【シェラハ】が姿を現す。
ワイルがその姿を目撃した頃には既に手遅れとなってしまい、シェラハの怒りを買ったワイルは闇の中へと沈んでいった。
一方でアルベルト行方不明の報を受け【ナイトハルト】は捜索隊を結成する事になり、その道中に出現した【パワーデビル】を相手に苦戦する兵士の代わりに立ち向かったのは、【じごくの壁】の一人【ハッピーラング】であった。
元は【ツヴァイク公】の配下のじごくの壁であったが、捨て駒にされた所をナイトハルトに拾われ、今は新たな騎士隊として活動を続けていた。
合流した【ダンデライオン】との協力でパワーデビルを撃破するが、【失われた地】では日没となると魔物が凶暴化を起こし、その数も増加傾向にあった。
一度合流地点へと退却し帰還した後に、【マッドブル】が全員の帰還をナイトハルトに報告すると、兵士達に夜明けまで休息を取らせ、【ディアナ】のいる天幕へと向かう。
弟のアルベルトを心配する一方で、今回の捜索の深入りを危険視するディアナであるが、ナイトハルトはかつてマルディアスにおいて【イスマス】が陥落した際に、アルベルトは父の【ルドルフ】の遺言に従い、【クリスタルシティ】を目指して数々の遠回りを繰り返し、【クリスタルパレス】で謁見した際の出来事を振り返る。
そのアルベルトの連絡が途絶えた事に危機的状況にある事を察するナイトハルトをディアナは気遣う中で、天幕に闇の気配を感じると闇に覆われたアルベルトの姿を確認するナイトハルトとディアナ。
闇に囚われ動けない状態のアルベルト姿を目の当たりにすると、アルベルトの声から【エスタミル地下道】にある【謎の神殿】にいることが伝えられる。
闇に投影されたアルベルトの姿が消え去り、ナイトハルトとディアナは休息を取る兵士を巻き込むわけにはいかず、2人で失われた地にある【エスタミル】へと向かう事になる。

エンディング

【シェラハ神殿】と化した謎の神殿においてシェラハと戦う事になるナイトハルトとディアナ。
ダイアモンドの力から解放され限りなく放出される闇を解き放つシェラハに対して、2人の連携で確実にダメージを与えていくが、アルベルトを闇から解放するには決定力に欠けていた。
ナイトハルトとディアナは今一度連携をシェラハに繰り出すが、決定打にはならず闇が再びシェラハへと戻っていく直後に更なる一撃が繰り出される。
その場所に現れたのはじごくの壁の【ストレイキャット】、【ナッシング】、【ウィナー】、ハッピーラング、ダンデライオン、マッドブル、見張りとして警護をした際に2人の会話を立ち聞きした後に、処罰を覚悟で兵を率いて駆けつけたのであった。
思わぬ救援にナイトハルトも処罰をするわけにはいかず、じごくの壁の六連携に続いて、兵士達もシェラハに向かって一斉攻撃を仕掛ける。
シェラハを覆っていた闇の力は弱まり続け、アルベルトを覆っていた闇が消滅し、捜索隊の兵士によってアルベルトが救助される。
アルベルトの安否を確認し、再度シェラハに立ち向かっていくナイトハルトとディアナであったが、シェラハの殺気は収まり戦いは中断する。
アルベルトは立ち上がりシェラハが抱えていた事情を説明すると、シェラハは【エロール】と交渉した末に光のダイアモンドを与えられ、闇を封じた状態でシェリルとして千年以上生き続けていた事で神の力は弱まりつつあった。
しかし、それは闇の氾濫を起こすきっかけとなってしまい、シェリルからシェラハが解放された事で、自身でも制御できないほどの闇が増大してしまう事でシェラハ自身を飲み込み、闇がディスノミアを覆い尽くし、ヴァダガラにその力が行き渡る可能性があった。
シェラハは失われた地に所在するシェラハ神殿で神威を補い、闇の暴走を抑制すると、アルベルトを闇で覆い身を守らせ、ナイトハルトとディアナを呼び寄せたうえで闇の力を削ぎ落とそうとしていた。
事情を理解したナイトハルトは邪神とは言え神に刃を向けたシェラハに非礼を詫びて、その神罰を自身に仕向けるように願い出ると、シェラハもまた闇の力を制御できた事に感謝する。
闇の力の脅威を知ったアルベルトであったが、同時に自身を守るべく覆っていた正しき闇の力を知ることなった。
かつてシェラハはサルーインと共に人類に悪意を向け、戦いの末にエロールとの交渉を行い闇の力を封じられた際に、エロールが仕掛けた罠であると疑い続けていたが、人と寄り添う事で初めて見えたものがある事を振り返ると、シェラハは再び眠りにつき、ディスノミアが終焉を迎えるまでシェリルの姿に戻る事になり、不要になったダイアモンドの指輪をナイトハルトに渡し、そのままディアナに渡すように伝える。
ナイトハルトはディスノミアの危機的状況を共に乗り越えるべくディアナを妃に迎える事を約束し、祝言を挙げるべく兵士達から祝福を受けながら神殿を後にした。
神殿に残ったアルベルトもシェラハに別れを告げると、本来ならシェラハはワイルにやられた直後のアルベルトを目に留めるつもりは無かったようだが、人の世に居続けていたシェラハはシェリルを守った心意気に報いるべくアルベルトを救い出した事を語り、勇者と称えるアルベルトにシェリルの事を頼み消え去ると、アルベルトはシェリルを覆う孤独の闇から解放する事を約束した。

関連イベント