週刊MOD紹介/10

Last-modified: 2016-04-30 (土) 20:43:32

皆様もいんせん。黄金週間に入っちゃいました。そしてこの連載も10回目です。
なんかすっかり隔週刊になっちゃいましたが、リスト作り共々ペースを戻したいところ。
ということで電気機関車・電車(一部)を始めたのですが、103型のすごいMODがあってそれだけで一日分になっちゃいました。色々ありますけどあの中なら113号機の仕様が一番好きかな。高速機らしさが一番出ている感があるというか。
103型って東洋赤色化も最後まで徹底されず、交通赤色とかほんとに一部にとどまったようにTEE色が似合う……いや、しか似合わない? 機関車なんですよね。実在しないものではOzeanblauも模型の画像を見るとなかなかいい感じですけど。
あとはライヒスアドラー付きのリペイントが結構多かったような。ライヒスアドラーって国家鷲章、帝国鷲章なとども呼ばれていますが、この場合は国家社会主義時代の、スワスチカ(ハーケンクロイツ)を掴んだ鷲の意匠のもののことです。実際にいろんな車両に取り付けられていたのは戦前期の一時期にとどまるんだと思いますが、この時代のドイツの鉄道を象徴するアイテムとして良くも悪くも注目されるところ。DRGとDRBを別欄にしておいた理由でもあります。
ご存知の通り、ドイツでは公共の場でハーケンクロイツを表示することは禁止されているので、TF.netでもハーケンクロイツは掲示できません。ので、MODでもその部分は×印や中空などとされています。模型の場合輸出品のみは元の意匠を再現しているようなこともあるようですが。
なお禁止されているのは公共の場でのことであって、博物館などでその時代の展示を扱ってる場所では部屋中見渡す限りハーケンクロイツということもあります。どっかの国々のように戦後成立の政権が戦前の一切を抹消しているというのとは違いますので。
だからモノによっては、保存されている現物の機関車には現在もハーケンクロイツがついているのに、TFのMODではハーケンクロイツがないという逆転現象だって起こったりします。
ドイツがここまで神経質になるのは過去の精算云々だけではなく、ナチスのイデオロギーが現在の政治的主張にも容易に結び付けられやすいからという面があるからだと思います。もし、パリと同じことがミュンヘンやウィーンで起きたなら……
このへんにしときますか。


Br-Qfの線を開業させて、全都市の接続を完了しました。
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Brの駅を土手上にして高度を稼いでおいたこともあり、細い谷をまっすぐに登っていく線形になりました。
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投入したのはÖBB 5047という単行気動車。ドイツのNE 81と似ていると思って改めて読んでみたらどっちもBR 627を元に作られた様子。こちらは一応灰色と赤色が省力塗装と同じなのですが、見ての通り青色の面積も大きいです。
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もう1台は色違いでブラッド・オレンジと象牙色。駅はNeustadtの頭端駅です。仕様上駅舎の前が寂しいので、装飾系のMODで街作りしたいですね。虎柄のバス停は前ちらっと名前をあげていたSteintor電停です。
 
続いて、最初の産業チェーンを増強しました。
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石油線電化の上、レンフェの269型を重連で投入。この機関車について情報が少ないっていうかWikipediaがスペイン語しかないんですが、流石に読めない。ぐぐる翻訳使って読むなら他の人と変わらない訳で、日本語版や英語版(これもどうだろう?)以外のWikipediaにリンク張る必要性ってあるんですかね? 読める人は自分で読んでっていうか、むしろ代わりに書いてって思うんですけど。
まぁさておき。結構Renfeって三菱の機関車買ってたんですね。軌間が違うので標準軌のものをそのまま持ってくるわけにも行かず、またフランスやドイツ辺りから買ってくる政治的状況になかったからとかそういう理由なんでしょうか。案外、南米での日本製車両の評判が飛び火したのかも。
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色違いが多いのですが、この塗り分けは「マジンガー」と呼ばれているらしいです。そんなに海外で人気だったのかマジンガー。
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あと、Gh-Hbの旅客線はこの交通赤色Desiro(DBとエルツ山岳鉄道)に切り替えて速度向上しました。少しは収支がよくなるといいんだけど……
 
結構苦しんでいる第三の産業チェーン。
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完全に平面交差にするのは諦めて西側に一方通行の新線を通しました。
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増発分の機関車はBR 50で。
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案外沢山牽けるのでBR 45と編成内容が変わらない感じ。
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今度は板材が止まったのでBR56を持ってきて増発……したら、石油線が今度は止まって今回もまだ産業が稼働してません。
よい子はさっさと立体交差化しましょう
 
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ネタ少なめなので新しいトラック紹介。Wartime TrucksよりOpel BlitzのNVA(国家人民軍)仕様です。シュヴァケンのおかげで東ドイツがマイブーム。潰れたコートの代わりにNVAの軍服ほしいなぁとか思ったりします。最近のちゃちい服と違って頑丈そうじゃないですか。
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こちらはソ連軍仕様。
周りの車はカローラなんですが、うん、カローラは知ってる。けどこのカローラは流石に見たことない。平成生まれだからね。今はカローラって常に見かけるような車じゃなくなってますし、10代とかだと知らないんじゃないかな? いや、むしろ鉄な界隈だと車の名前なんて知ってる方が珍しいか。
 
今回はこの辺りで。短いですね。
Modlistの中で、中空軸可撓吊掛駆動……と呪文のように唱えていますが、この訳で正しいのか自信がないところ。ドイツ語だとHohlwellen-Antriebで、日本国鉄EF66のドイツ版Wikipediaにもそう書いてあるのでそれを信じてます。
新しく開業した京都鉄道博物館ではEF66の駆動部がじっくり観察できるとの評判なので、楽しみにしています。もし機会のある人は注目してみてください。それにしても、車体上面を絞ったスタイルといい、EF66ってかなりドイツ風ですよね。
ではまた。
Fortsetzung folgt...