キャラクターの運勢を表す能力値の一種。1st~Fまで導入され、4th以降は撤廃されている。
他の能力値のように数値では表されず、最高状態の"BEST"~最悪状態の"WORST"までの計5ランクによって定められており、『ドラゴンクエスト』シリーズなど他RPG作品の“運の良さ”などと違いレベルアップによってランクの上下という“変動”することこそあっても“成長”することは無い。
- 運勢の段階は以下の通り。Fのみ特殊状況下でSBESTになることがある。
SBEST BEST GOOD NORMAL BAD WORST ※Fのみ ←良い 悪い→
変動する条件は主にレベルアップや宿屋での宿泊が代表的で、その他累積プレイタイムの一定時間経過やストーリー上の重要なイベント発生などの際にも変動判定が行われるケースもある。
成長こそしないもののその存在感はかなり大きく、先制攻撃の発生率、クリティカルやカウンターなどスキルの発動判定、ダメージ計算、一部のアビリティの成功率などバトルでの様々な処理に影響を及ぼす重要なパラメータである。「運も実力のうち」とはまさにこのことであろう。
登場する全ての作品においてちいさな花によって1段階上昇させることが可能なほか、Fを除いて補正効果のあるギアを装備することにより最低限の段階を担保することが可能。
1st
ゲーム上の表記は"LUCK"で、上記の通りBEST~WORSTまでの5段階が存在。基本的に宿屋宿泊かレベルアップで±2段階までの変動が起こる。
ちいさなはなを使用すると1段階上昇するほか、以下のアイテムで恒常的にランクが補正される。
目に見える影響としては反撃確率やツインデバイスとスラッシュレイヴの再攻撃判定、ランダマイザーによって発現する効果に係る。
特にランダマイザーは運勢がBEST時以外だと全員に状態異常が掛かるテーブルを引き当ててしまうという可能性がある為、使う時にはEQUIPからセシリアのLUCKを確認しておこう。
2nd
"LCK(ラック)"の表記で登場。やはり5段階にランク分けされ、レベルアップおよび宿屋での宿泊により変動する。
装備品による補正は
この他、くまのぬいぐるみを装備しているキャラクターに限り、宿屋宿泊における変動判定でマイナス変化しなくなる(レベルアップでは下降することがあるので一応注意)。
影響が及ぶ範囲はかなり広くなり、特にカノンとマリアベルはオリジナルの修得に多大な影響を受けるので、彼女らを積極的に戦闘に参加させるなら優先的に補正してあげたい。
- ちなみに唯一本作のみ、「運勢が低い方が成功しやすい」アビリティがある。
3rd
ゲーム内表記は"LCK(運勢)"。ランク分けは過去作と同様。
本作ではレベルアップや宿屋宿泊に加え、セーブデータのロード、不意打ち・ピンチの発生、プレイタイム30分経過、シナリオ上の特定イベント発生によって上下する。
また戦闘不能になると下降してしまうことがあるので、常日頃からキャラクターを転がしまくっている場合は必要に応じてケアしてやることも忘れずに。
ちいさな花を消費することで1段階向上させることが可能なほか、チャパパンガのミーディアムやミサンガの固有スキル「ラックアップ」によって最大+4段階までの補正効果を得ることが可能なので、ゲーム中盤以降は積極的に活用すべし。
F
英語表記が撤廃されてゲーム内表記では「運勢」となっている。
5つのランクに分けられているところは過去作通りだが、本作のみホクスポクスを運勢BESTのキャラクターに用いることで、さらに一段階上の"SBEST"にすることが可能。
変動条件はほぼ3rdと同じだが、宿屋宿泊による変動はなくなった。その代わりと言ってはなんだが戦闘システムの変化に伴いバックアタックでも運勢の変動判定が起きるようになっている。
- 本作のバックアタックはスキルでも回避できないので、バックアタックを受けた際には各キャラクターの運勢を確認しておくことをお奨めする。
本作では装備品の概念が無い(=ミサンガやアミュレットが無い)上に補正するスキルもないため、運勢を高く保つにはちいさな花の安定供給が不可欠。
ブロッカーやディフェンサーなど確率発動系のスキルに多大な影響を及ぼすパラメータでもあるため、そういった意味でガーデニングによるちいさな花生産の重要性は3rdよりも増していると言えよう。