ブラスター(Splatoon)

Last-modified: 2024-03-17 (日) 14:27:27

登録日:2022-12-27 (火) 12:13:36
更新日:2024-03-17 (日) 14:27:27
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Tag: Splatoon Splatoon2 Splatoon3 Splatoonブキ解説項目 ブラスター 爆発




ブラスターとは、『Splatoonシリーズ』に登場するブキカテゴリの一種である。
某SF映画?の銃火器では無い。


概要

シューターから派生したブキの一つ。
初代』に於いてはシューターとして扱われ、『2』からブラスターという単独カテゴリに分派した異色の経歴を持つ。
3』でも単独カテゴリで続投。

このカテゴリに属するブキは『一定距離を飛翔するとインク弾が爆発する』という他には無い特性を持つ。

これにより、距離を維持していれば能動的にボム系サブウェポンのような範囲攻撃が行える。
さらに弾自体も相手に直撃させれば1~2確と威力が高く、キル性能が高い。プレイヤーであれば一度は対面で苦手意識を持ったことだろう。

その代償として、ほとんどのブラスターは単発射撃のために連射性能が控え目で、ボタン押しっぱなしで連射したとしても連続的な攻撃は困難。加えて射撃直後は僅かながらイカ潜伏も出来ない硬直が発生するため懐に入られると脆い。
純粋なシューターと比較して塗り性能も大きく低下しており、チャージャーのように発射時の射線上と、爆発の範囲でしか地面を塗ることが出来ない、シューター以上に撃ち合いに特化した性能に纏まっている。

基本的には前衛として前線に出張り、その特異な特性を利用してクリアリングし、敵を炙り出して仕留めることを主軸として運用しよう。


性質

一定距離で爆発する弾という昨今のシューティングゲームでもそう見掛けない特殊性を備えたブキであり、その唯一無二の長所をプレイヤーの手腕で最大限にイカして戦う必要がある。

レートの都合でDPSは低いものの、直撃でも1~2確と射撃ブキ中での瞬間火力では上位に位置する。

近距離に振り切ったローラーや中~遠距離からの確殺に主眼を置いたチャージャーと異なり、近~中距離での一撃必殺に特化している。

『弾が爆発する』ことによる範囲攻撃の利点は多種多様。
爆心地を中心として円形状にダメージゾーンを発生させる特徴は距離を維持すれば『ある程度エイムが雑でも当てやすい』ことに繋がる。

初弾で直撃させる腕があれば当然それが最善だが、それなりに纏まったダメージを広範囲に撒けるブラスターは逃げる相手をも捕まえやすく、少なくない爆風ダメージと爆発のビジュアルによる心理的な威圧感があり、単純な威力以外にも様々な利点が存在する。

そして何より『サブスペに頼らずとも障害物の真後ろや高台に籠る相手を炙り出せる』というのが非常に大きなメリット。
曲射が出来るシューターやスロッシャーならいざ知らず、他のブキカテゴリであれば、

  • タンク容量7割前後のインクを消費するボム系統のサブウェポンで引きずり出す
  • 切り札のスペシャルウェポンで纏めて薙ぎ払う
  • 立ち回りでカッティングパイするなりで慎重に倒しに行く

等でもしないとボックスの裏の相手には対応出来ない。
シューターですら瞬間火力は低いので逃げられる可能性が高く、発射レートが低いガロン系は尚更。スロッシャーでも1発ごとに多量のインクを消費せねばならない。

その点ブラスターは、一部を除いて爆風でも2発で仕留められる高火力の弾をサブ等よりも低燃費で遠くに発射出来る。
これだけでも小物が多く地形密度も高いスプラトゥーンでは大きなアドバンテージとなり、狙われた相手は否が応でも退かざるを得なくなる。

その加害範囲はガチヤグラにおいて最も効果的で、乗っている敵を否応なしに叩き落とせるのは大きい。
乗り手になって防衛するのはやや不得手で技量次第だが、引き摺り降ろし役としてはこの上なく適任である。


欠点としては連射速度が非常に遅いことが挙げられる。後述のブキのように例外はあるものの、爆発する弾を生成する為に一発ごとに一呼吸置いたサイクルが存在する都合上、他のブキと違い「弾幕」を張って牽制するのは苦手。
また、ある程度エイムが雑でも当てられるとあったが、それすら外してしまった場合大きな隙を晒すことになる。

前述したように一瞬ではあるものの射撃硬直とインクロックも発生するので、その点を突かれると弱い。
単独での打開力にも乏しいので『威力は高いがDPSは低い』ことを理解して立ち回ろう。

またメイン単発のインク消費量がやや多めであり、求められるインク管理能力も少々シビア。
サブと併用して戦うならそれはもうすぐに枯渇するので、メイン効率や回復等のギアパワーでの補強は必要だろう。
またジャンプや空中で放つと射軸がブレやすい。これは3から登場した『アクション強化』ギアを積むと軽減される。

そして何より塗るゲーであるスプラトゥーンにおいて総合的な塗り性能も低めなのは中々痛い。
一応は撃った方向に直線上に塗れるので、それを移動ルートとして使えはするが、やはり塗り範囲は狭い。

チャージャーよろしくカニ歩きでドッパンドッパンしても『そんなこと(塗り運用)するなら最初からシューターとかで良くね?』となるので、担ぐなら高火力をイカして積極的にキルを取っていかなければならない。いっそイカニンジャを採用し、最低限の手数で仕留めてしまうのもアリ。
弾は爆発するまでの距離であればイカタコに当たれば直撃扱いだが、弾速はそれなり程度で、障害物に引っ掛かると不発になる。

とはいえ、直撃させた際の爽快感は他ではまず味わえない醍醐味であり、直撃時のガキンッという小気味良い音も癖になる面白いブキなので、それぞれの長所と短所を上手くカバーし合って前線で活躍していきたい。

ちなみにだが、ブラスターの弾は味方のイカタコへの当たり判定が無いので、前線で積極的に味方を盾にと連携して撃つことが可能。


種類

ホットブラスター

文字通りホットなアツい炎柄をあしらったブラスター種の基本モデル。
中距離レンジから高威力のインクを浴びせられる。

カテゴリ内では射程も長めだが、低レートと弾速の遅さが災いして接近戦は苦手とする。
至近距離でもタイミングを見計らって当てられれば問題は無いが、射撃の瞬間を狙われて足元に来られると弱い。

一発一発を確実に直撃させる腕が必要なやや玄人向きのブキだが、射程の長さからくる確殺火力は確かな利点であり、当てさえ出来れば相手を一方的に狩れるポテンシャルがある。


ロングブラスター

ホットブラスターの亜種で、砲身を伸ばして遠距離への干渉を可能としたブキ。
大概の中射程ブキと渡り合えるロングレンジの代償として発射レートがさらに低下しており、硬直も延びている。そのため、接近されたり外したりした際の弱みがモロに出やすい。
要求される技量は高く、より一撃必殺を意識して運用する必要がある。高台に陣取る後衛を下方から狩りたい人にもオススメ。


ノヴァブラスター

ホットブラスターの火力を維持しつつ、射程を抑えて速射性能を強化した近距離ブラスター。近未来な曲線デザインが特徴。
中距離以上への攻撃は出来なくなったものの、ブラスターの欠点である発射レートの低さが補われており、扱いやすくなっている。
ただしブラスターの中では速いだけなので、単純な真正面での撃ち合いは避けるべき。賢く地形を利用していこう。

射程の短さはわかば?レベルだが、割り切ってとっさの近接戦闘にも対応したい、あるいはエイムが少しガバッてもゴリ押ししたいというプレイヤーにはオススメ。
復活時間短縮のギアと合わせた「ゾンビノヴァ」がガチヤグラで猛威を振るった事もある。

マイナーチェンジのノヴァネオのスプラ3verは、それまでとは一転したパープルとブラックの色合いから某バイキンの親玉?そっくりだと専らの噂。


ラピッドブラスター

弾の爆発力と火力を落とし、ノヴァブラスターを上回る速射性能とロングブラスターを上回る長射程を得たモデル。射程相応に弾速も速い。
遠距離への干渉力を獲得した上にレートも高いが、代わりに直撃でも2確、爆風は3確*1で範囲も大きく落ちている。
ただ、最速キルを狙うとしても2発直撃させる必要はなく、直撃1発+爆風1発でも倒しきれるほか、消耗している相手なら直撃1発で持っていけることも多い。
シューターほどの前衛でもないがチャージャーほどの後衛でもない特異な立ち位置で、立ち回りは味方の動きに左右される。

他ブラスターより爆発半径も弾も小さめで、雑なAIMでは誤魔化しが利きにくい為、一層『直撃前提』を意識した射撃スキルと、適正距離を見極めて維持する操作スキルを要する。
一方で射程が長い=塗れる距離が長いので即席の道を作ることに長けており、レートの高さと合わせて塗り性能はブラスターの中ではかなりマシな部類。
またレート自体は高いので近距離でも手数とサブウェポンで無理矢理ねじ伏せることも出来なくもないが、やはりブラスターの宿命で撃ち合い能力は一歩劣る。
大半のシューターを上回る長射程を活かして一方的に攻撃するのが理想だが、そうでない時は不意打ちで2発で確実に仕留める覚悟で挑もう。


Rブラスターエリート

ラピッドブラスターの亜種で、バレルを延長して射程を伸ばしたロングモデル。
射程はブラスター中最長を誇り、なおかつ速射性能もほぼ維持されている(5フレームだけ遅い)。
その分近づかれた際の脆さは悪化し、ロングブラスターと違い2確なこともあって接近戦は不得手。
ラピッドブラスターより精密なエイムが求められる正しく『エリート』向けのブキ。


クラッシュブラスター

驚異的な速射性能を実現した超近距離特化ブラスター。
クレヨン状の触媒を機関銃の給弾機構の要領で次々に送り込み、内部のインクと反応させることで可能にしているらしい。

射程と火力を犠牲に『クラッシュ』の名の通りイカれた発射速度を有し、威力の低さを数で補っている。 
絶え間なく爆発が起こる絵面は敵からすると中々の威圧感。
射程はノヴァブラスターと同等以上で、爆風範囲は僅かながらブラスターの中で一番広いという特徴を持つ。

ブラスターの懐の弱さを近距離爆発で誤魔化したような偏重極まりない性能をしているが、戦闘力は意外と高い。

ただし、いくら連射が速いとはいえ純シューターには劣る上に直撃2確であり、爆風の威力も3~4確。
ほぼ接射で叩き込まない限り、近距離でもそれほどキルスピードが速いわけではない欠点がある。
断続的に目の前で爆風が起こることもあり、慣れない内は相手との距離感が掴みにくい為、射程と爆風範囲を頭に叩き込んだ上で運用する必要がある。

連続射撃をする中距離ブキ相手ではちょっと退き撃ちされるだけで負けるので、爆風で障害物を越えて仕留められるブラスターの特性を良く生かして、身を隠しながら地形越しに攻撃するか、イカ速度とイカニンジャで翻弄して有利なポジションを維持して戦うと良い。


S-BLAST92

「2023年夏 Sizzle Season」で追加された、2種類の発射機構を搭載したブラスター。
N-ZAP系統と同じくスーパーファミコンの周辺機器「スーパースコープ?」がモチーフ。
立ち撃ちで爆発半径は小さいが高速かつロングブラスターに匹敵する射程の長射程モードと、ジャンプ撃ちで爆発半径が大きなノヴァブラスターと同等の射程の短射程モードの2つを使い分けられる。

どちらにせよ直撃すれば一撃だが、発射後の硬直が長く連射も効かないため、直撃をイカに当てられるかが肝要となる。


クマサン商会関係者のみ閲覧可

クマサン印のブラスター

クマサンがホットブラスターを魔改造したサーモンラン限定ブキ。
単発威力こそ通常のブラスターより低いものの、それを補って余りある狂気的な連射速度が特徴。その速さはクラッシュブラスターの比ではなく.52ガロンと同等。
当然攻撃性能は凄まじいことになっており、一度手にすれば脳汁ドバドバになるアルバイターも少なくないとか。
詳細はサーモンラン?の項目を参照のこと。



追記・修正はブラスターでドッパンドッパンしながらお願いします。


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*1 基本的にブラスターの爆風の威力は爆心地からの距離で何段階かに分かれているが、『2』以降のラピッドブラスターは爆心地からの距離を問わず威力が固定されている。『1』の最も外側の爆風のみ4確相当となっている。