登録日:2010/11/11 Thr 00:57:02
更新日:2024-03-11 (月) 22:57:28
所要時間:約 7 分で読めます
▽コメント欄
Tag: MGS メタルギアソリッド オセロット FOXHOUND GRU SAA 拷問 ライバル (σ・ω・)σ いいセンスだ シャラシャーシカ 真の主役 名(迷)言メーカー すべての蛇に会った男 山猫 メタルギアRAY 涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 リー・ヴァン・クリーフ 「よし生き返った」 スネークおじさん 三上哲 山崎たくみ 戸谷公次 ダイヤモンド・ドッグズ リボルバー・オセロット 濃すぎるキャラクター性 シリアスな笑い メサルギアソリッド
久しぶりだよ、これほど充実した闘いは……
リボルバー・オセロットはメタルギアシリーズの登場人物の1人。
【キャラクター概要】
拍車付きのブーツやコルトSAAなどマカロニ・ウエスタンをこよなく愛する、射撃と拷問のスペシャリストである。
特に射撃に関しては「弾の気持ちが解る」と豪語しており、跳弾を操って障害物に隠れた目標を的確に撃ち抜けるほどの腕を持っている。
SAAを「世界一高貴な銃」として愛用し続けている。リロードに大きな手間を要し長い隙を晒すにも関わらず、それすら楽しんでいる模様。
拷問のプロフェッショナルでもあり、「楽しんでやっている」と言われるほどの拷問マニア。
シリーズを通してスパイとして暗躍し続け、彼の現れるシーンでは高確率でモブとか脇役が殺されたりする。
またエンディング後の彼の意味深な台詞とともに、ゲームの幕が下ろされる。
初登場時こそただの敵幹部の1人と思われていたが、実はシリーズ全体の物語の根本に関わる重要な人物であることが後の作品にて徐々に判明していく。
その活躍っぷりはまさに「『MGS』シリーズの裏主人公」と言っても過言でもなく、
オセロットという人物を知れば知るほど「嫌な敵キャラ」から「最後まで忠を尽くした漢」と彼の印象が大きく変わることだろう。
【ゲームでの活躍】
『METAL GEAR SOLID』
銃に生命を吹き込んでいるようだ。
CV:戸谷公次
初登場作品。
リキッド達と共にシャドーモセス島にてFOXHOUND武装蜂起に参加する。
DARPA局長のドナルド・アンダーソンを拷問中の事故に見せかけ殺害し、さらにAT社のケネス・ベイカー社長をワイヤーとC4爆弾で拘束していた。
潜入してきたソリッド・スネークと戦闘となり「いいセンスだ」と善戦するも、突然乱入してきたグレイ・フォックスに右腕を切り落とされ、撤退する。
スネークが捕まった際に拷問を敢行。「これはゲームだ」とのたまい電気ショックを行う。
オセロットの拷問イベントの結果次第でエンディングのルートが変わる。
拷問に抵抗せずにHPをゼロになるとコンティニュー不可能のゲームオーバーなので注意。
メタ発言が多いのは気にしてはいけない。
ゲームキューブ版の『ツインスネークス』には連射パッドのセリフの時カメラ目線になったり、左手でのSAAが慣れていない描写が追加されている。
またエンディング後の無線に、DARPA局長を始末したのは、彼が愛国者達のメンバーであり自分の正体を知られていたからだと語ったり、
実はリキッドの方が優勢遺伝子だったこと、また大統領(ソリダス)の指示で動いていたことが判明する。
拷問はオセロットの独断であり、文字通りのゲームだったようで、
スネークが死んだ時にはブラックアウトした画面でリキッドに怒られて受け答えするオセロットの声が聞ける。
まだバックボーンとキャラ付けが定まっていなかったのか、『MGS2』や『V』と比べると全体的にテンションがやや高め。
特にスネークに対しノリノリで拷問するシーンは楽しそうな口調も合わさって実に変態チックである。
また、DARPA局長を拷問で事故に見せかけ殺害した際の言い訳である「すみません、つい!」は迷台詞として有名。
『METAL GEAR SOLID 2: SONS OF LIBERTY』
CV:戸谷公次 及び 銀河万丈
ゴルルコビッチ大佐が率いる私兵部隊と共に海兵隊?の偽造タンカーを占拠。しかし突然ゴルルコビッチ大佐を裏切り殺害、さらには海兵隊司令官をも殺害し、単身で試作型のメタルギアRAYを強奪。あらかじめ仕掛けておいた爆薬を起爆させ、タンカーを撃沈させて行方を眩ました。
なお失った右腕にはリキッドのものを移植しており、ソリッド・スネークと対峙した時にはリキッドの意思が現れることもあった。
ちなみにこの右腕移植はフランスの医療チームによるものらしいが、作中で「フランス人など信用ならん」と吐き捨てているなど、フランス嫌いな一面を覗かせた。
利き腕は左に矯正したようだが、射撃の腕前は衰えていない。
プラント編においてもソリダス・スネークらと共に武装蜂起に参加。
終始ソリダスの味方に付いていたが、中盤で雷電と接触した大統領を射殺。(本人曰く「手元が狂った。とでも云おうか。」とのこと)
終盤にてタンカーを含む一連の事件が全て「S3計画」のための演習であり、愛国者達によって仕組まれたものだったことを明かす。その後、量産型RAYのミサイルで雷電たちを始末しようとするも、瀕死のフォーチュンが起こした奇跡に阻まれたうえ、リキッドに精神を乗っ取られてしまう。
完全にオセロットを乗っ取ったリキッドは「愛国者達を葬りに行く」と宣言し、再びRAYと共に姿を消した。
なお、フォーチュンの弾避けの超能力は「愛国者達」が作り出した電磁波兵器によるもの。
この装置を止められたフォーチュンが最後に起こした奇跡については、未だに原理が謎のまま。
オセロットがスネークを巻き添えにしないようにわざと外した*1、フォーチュンがまさかのガチ奇跡を起こした、何かの間違いで装置が再び作動したなど諸説ある。
本作発売後に担当声優の戸谷氏が逝去されたため、氏が演じるオセロットは本作で最後となった。
『METAL GEAR SOLID 3: SNAKE EATER』
CV:山崎たくみ
当時20歳。コードネームは「オセロット」。
拍車付きブーツを履いているのと手慣れたガンスピンをする癖はこの頃から変わらず。
GRUに所属しており、スペツナズの「山猫部隊」の隊長で階級は少佐。ヴォルギン大佐と行動を共にしていた。
物語を通して厄介な敵の1人として登場し、出番の先々でネイキッド・スネークやEVA?などを苦しめる。
この頃には既に複数の兵士を一瞬で射殺する早撃ちと、跳弾を自在にコントロールする技術を持っていたが、
若さゆえか見た目を重視したり油断しがちな部分があり、一度ザ・ボスに「戦場で運をアテにするな」と叱られてるにもかかわらず2回もロシアンルーレットで相手を撃とうとしたりなど、腕は確かだがまだまだ未熟。
山猫部隊を召集する時の妙に愛嬌のある山猫の物真似は黒歴史なので触れないであげて。
バーチャスミッション遂行中に自動拳銃のマカロフPMを持ってスネークと初対峙。
彼がCQCの姿勢を取った際には部下と共に笑うも、スネークを侮っていた事と何処かで聞きかじっただけの戦法を試した結果、肝心な時にマカロフが弾詰まりを起こして隙を曝け出した事が仇となり、まとめて一蹴される。
この時に彼から自分の未熟さを厳しく指摘されたが、射撃の癖は「リボルバー向き」であり、その才能については「いいセンスだ」と評される。
初弾を手動で排莢していたな、考え方はおかしくない。
だが聞きかじっただけの行為を実戦で試すもんじゃない、だから弾詰まりなど起こすんだ。
そもそもお前は自動拳銃に向いていない。
リコイルの衝撃を肘を曲げて吸収する癖がある、どちらかというとリボルバー向きだ。
だが早撃ちは見事だった…いいセンスだ。
スネークイーター作戦ではスネークに指摘された通り素直にリボルバーのSAAを持って再登場。
EVAを人質に取りスネーク達の前に立ちはだかるが、派手な彫刻の施された鑑賞用の銃を持ち込んだ事と装弾数を間違えて肝心な時に今度は弾切れを起こした*2事をスネークに叱られ、またも隙を曝け出してEVAの反撃を受けあっさり敗北。おまけムービーでは偶然弾が残ってたのでスネークを普通に仕留める
小説版ではやや展開が変更され、EVAを人質にした後、スネークをおびき寄せるために4発を空に向けて撃ち、対峙した時点では2発残していた。だが原作通りのスネークのお説教で(下記のお説教の…っ!とそれとお前はもう一つ、~の間)自分の銃を貶された怒りから、衝動的にスネークの足元に1発撃ってしまった。これにより、「スネークとEVAのどちらかしか殺せない」と指摘され、動揺と焦りからEVAの拘束を緩めてしまった一瞬の隙を突かれるという展開になっている。
シングル・アクション・アーミーか?
ああ、もう弾詰まりは起こらない。
あれがアクシデントだと?あれは貴様の虚栄心が生んだ必然だ。
何っ!?
確かにいい銃だ、だがその彫刻は何の戦術的優位性も無い。実用と観賞用は違う。
…っ!
それとお前はもう一つ、根本的な誤解をしている。
…?
お前に俺は殺せない。
なめるな!!(何度も撃鉄を起こすも銃弾が出ない)
6発だ、そいつの装弾数は6発、マカロフは8発。残弾数を体で覚えることだ。
高貴な銃だ、人を撃つもんじゃない。
三度目にはやっぱりスネークに指摘された通り素直に実用の2丁の黒いSAAを持ちスネークに決闘を挑み、プレイヤーとしてはようやくボスとして戦える。
この戦闘の最中、SAAのリロードに快感を覚えて、数多くの名(迷)言を残している。
ちなみに彼をスタミナキルすると「アニマル」という迷彩服が手に入る。この迷彩は岩場などで高いカモフラージュ率を誇り、銃の手ブレを抑える効果がある。実は同じ山岳迷彩の「チョコチップ」よりも擬装効果が高かったりする。そのせいでチョコチップがいらない子に…
また2周目以降SAAを使ってあることをすると…
グロズニィグラードではスネークが右眼を失うきっかけを作り、また脱獄を謀った彼をギリギリまで追いつめるも逃がしてしまった...ように見えるが、SAAに一発だけ弾を込めた上で空撃ちを繰り返してスネークが崖へ飛び込む隙をわざわざ作り出した上、飛び降りた彼に「まだ死ぬな」と呟いているため敢えて見逃した可能性が高い。
これによって難を逃れたスネークは再びグロズニィグラードに潜入。ヴォルギンとの一騎打ちに望み、オセロットもそれを見届けた。
その後もEVAとスネークの行く手を阻み続け、最終的には脱出用のWIGに飛び乗り、取っ組み合いになる。
この時にスネークの使うCQCを体験して技術を盗み、後に独自に発展させモノにしている。
そして2つのSAAのうち1つに銃弾を込めて「最後の勝負」をし、最後は自らWIGを降りた。
「最後の勝負」の結末は数通りあり、一部の結末では次の週の初期装備にSAAが追加される。
ヴォルギンの拷問に耐え切ったスネークを見て、「悪くない…究極の表現方法だ」と発言している。
彼が拷問に目覚めたのはこれがきっかけと思われる。
なお、後の作品に出てくるということでオセロットを殺すとタイムパラドックスとなりゲームオーバーになる。
具体的にオセロットを殺害できる場面は、バーチャスミッション終了間際とヴォルギン1戦目の2回ある。
ただし、ボス戦のオセロットはライフが0になる前にボス戦が終わる為に殺害不可。キル数にもならない。
ちなみに公式MADオマケムービーではWIGに飛び乗るも反対側の扉が開いて落ちたり、山猫は~のセリフの直後にEVAに逃げられ悔しがったり、スネークを追跡してたらシャゴホッドのコックピットから飛び出してきたヴォルギンを誤って轢いたり、タイムスリップした雷電と転んだはずみにキスしたりと、一転してネタキャラっぷりを発揮している。
(まあ本編でもスネークとの決闘で中二病みたいな台詞を連続で言ったり、二回ほどEVAのおっぱい揉んで二回とも酷い目に遭ったり、スネークが持っていた食料を同じものが食べたかったという理由で全部食べたりするので、元々ネタキャラとしてもいいセンスなのかもしれない)
実はオセロットはかの英雄ザ・ボスとコブラ部隊のザ・ソローとの間に生まれた子供であり、本名は「アダムスカ」。
生まれてすぐに「賢者達」に連れ去られ、教育を受けている。
『MGS3』においてはGRU、KGB、CIAを股にかける三重スパイ(トリプルクロス)であり、彼こそが"西側が用意したスパイのアダム"であった。
彼がアメリカ人であったことは、劇中(とおまけムービー)で散々「BI〇CH!」と連呼したり、
無線にてパラメディックが「なぜアメリカ大陸の生き物の名前をソ連の軍人が名乗っているのか」とも言っているため、気づいていたプレイヤーもいるかもしれない。それでよく正体がバレなかったものだ
スネークがEVAになぜオセロットを殺さなかったりわざわざアドバイスを送るのかを問われた際に「奴はまだ若い」「なぜかは分からないが放っておけなかった」と語っている辺り、スネークも無意識に彼がボスの息子であることを感じ取っていたのかもしれない。
ザ・ボスの活躍でヴォルギン大佐の持っていた「賢者の遺産」の一部はアメリカの手に渡るが、その後の話である『MPO』でCIA長官を殺害。遺産と賢者達のリストを奪い、ゼロ少佐へもたらした。
ちなみに、オセロットの計略によって「賢者の遺産」の偽フィルムを中国政府に持ち帰ってしまったEVAは、任務失敗として中国を追われる大変な事態に陥った。
その後「愛国者達」の立ち上げの時に2人は再会する訳だが、この時に気不味い空気になったりしなかったのか心配である。
『METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS』
CV:山崎たくみ
『MGS3』から6年前後当時25歳ぐらい。その割にはゲーム中のイラストではやたらと老けて見えるけど
本編に直接関わる訳ではないが、中盤ジーンにゼロ少佐とみられる人物から渡されたと思われるメタルギアの軌道計算データを渡したようだ。
その後、ジーンがペンタゴンに核を撃とうとしている情報をCIAに流し、シェルターに避難してきたCIA長官を殺害。賢者達のリストを奪う。
また、ED後の会話ではゼロと会話していて、オセロットが賢者の遺産を手に入れたことを報告している。
その遺産を使った「恐るべき子供達計画」に興味を示していたが、その計画に協力するにはBIGBOSSの協力を得ろと要求していた(=遠回しに断っている)。
条件を満たすと仲間にできるが、かなりめんどくさい。
しかも仲間にするのにパスワードを使わない場合、最低2週しなくてはならない。
しかし、パスワードを使わずに仲間にすると、ボイスこそないもののスネークとの面白い掛け合いが見られる。
キャラとしての性能はハンドガンがS、キャリアには工作員とギャンブラーが付いていて、いかにもオセロットらしいステータス。
SAAとセットで使えば今日からキミもオセロットだ!
ちなみに2015年時点で、リキッドに精神を乗っ取られてないオセロットをプレイヤーが操作できるのはこのソフトだけだった。
『METAL GEAR SOLID 4: GUNS OF THE PATRIOTS』
これぞガンズ・オブ・ザ・パトリオットだ!!
リキッドに完全に精神を乗っ取られた「リキッド・オセロット」として登場。詳しくはリキッドの項目の『MGS4』の項を参照。
右腕が人工筋肉による義肢に替わっている。
実はリキッドに乗っ取られていたというのは狂言であり、実際は愛国者達の目を欺くために自らの記憶を抑制し、リキッドに関するあらゆる情報を脳に刷り込み、
移植したリキッドの右腕も人工筋肉の義手に付け替え『オセロットを乗っ取ったリキッド』になり切っていた。
これに関してビッグボスは「猫は蛇への擬態を好むもの」と述べている。
そして、愛国者達へ決起すべくビッグボス(本当はソリダス)の遺伝子コードを使ってシステムを掌握。
さらにソリッド・スネークに人工知能J.Dを破壊させたことで、愛国者達の手からビッグボスを解放させることに成功する。
つまりは最初からオセロットは、自分が惚れ、心酔した男であるビッグボスのためだけに悪の汚名を被ってでも行動していたのである。
この生き様がどことなく国の為に戦い、国の為に死んだ母親ザ・ボスに似ていなくもない。
ほぼ完全にリキッドを演じていたが、オセロットの意識自体が無くなっているわけでも無いようで、長年の仲間であるEVAが死亡した際は誰にも見られていないところで悲痛な表情を浮かべていた。
何気に珍しいオセロットの感傷的な一面である。
「愛国者たち」が崩壊した後、スネークとの個人的な決着としてアウター・へイブンの頂上で殴り合いの死闘を繰り広げ、僅差で敗北。
新型FOXDIEに感染し、息を引き取るのも時間の問題である中、最後の最後に「リキッド・オセロット」としてではなく、「リボルバー・オセロット」としての人格が復活する。
お前は……あの男のドッペルゲンガーだ。
さすがあの男の息子……
&size(px){Text you want to change};{''''{いいセンスだ……!}}
自身を打ち破ったスネークに対し、そう言い残すとオセロットは尽き果てた。
リボルバー・オセロット。本名アダムスカ。70歳没。
心酔した一人のボスのために、長年世界を引っ掻き回しながらも忠を尽くした男の最期の言葉は、
かつてビッグボスから送られ、自身の口癖でもあった賛辞の言葉であった。
ちゃんと設定に組み込まれてるとはいえ、「実はリキッドの振りをしていたオセロット」の事実は最終盤で明かされた上に設定の無理矢理感と後付設定感が否めず、賛否両論が激しい。
事実、本当にそうであるなら『MGS2』でオセロットが明らかにリキッドに意識を乗っ取られて暴走する一連のシーンがまるで意味不明になってしまう。
これに関しては
「『MGS2』で父親のザ・ソローから受け継いだ霊媒能力によって移植した右腕に残るリキッドの意思に体を乗っ取られるが、『MGS4』ではそれを逆に利用した」
「戸谷氏が鬼籍に入った事でオセロットの新規アフレコが出来なくなったため、リキッド役の銀河氏の声で終始喋っていても違和感の無いような設定に変えたメタ的な事情」
といった解釈がある。
一部wikiサイトではこちらの設定を公式であるとしているがソースはなく、あくまでファンの推測の域を出ないので注意である。
『METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN』
自分の生き方は"誰でも"自分に返ってくる
CV:三上哲 / トロイ・ベイカー
40代。なのに老けるどころかイケメン化。この頃には「シャラシャーシカ」の異名で恐れられており、由来も語られる。
ビッグボスが9年間の昏睡状態から目覚め、病院から脱出する彼を保護。
ミラーを救う任務を与え、アフガニスタンへ案内する。
報復の念に駆られて何かとSATSUGAIしたがるミラーのブレーキ役で、実質的なスネークの相棒枠。今までのオセロットと同一人物とは思えないほどの常識人。
喋り口調もこれまでと異なりあまり仰々しい様子は無い。
作中での話を聞く限り本作の振る舞いが素の性格で、他作品での振る舞いは芝居もしくは若気の至りであると思われる。
ただしこのイメージの違いは歴代担当声優が多岐にわたる上に全員演技の方向性が違うことにも起因しているが…
振舞いこそ素だがシリーズ恒例の秘密主義は健在。シナリオを考察すればするほど、彼の証言の何が本当で何が嘘なのかわからなくなってくる。
MSFの頃は関わりがなく、今回も私兵部隊を伴って外部協力(この時点でも本属はソ連)の体を取っているに過ぎないが、まるで9年前から仲間だったかのような馴染み方を見せる。
MBに徴集されたスタッフの訓練や指導も行っているようだ。
その際に、ウエスタンかぶれの隊員を(かつて自分がビッグボスに言われたこととそっくり同じ台詞で)叱っている。本人曰く「なぜか放っておけなかった」とのこと*3。
映画でも観たか?こいつはオートマティックだ、反動を逃がす撃ち方には向いてない。リボルバー向きだ。
ダイアモンドドッグズはもはやかなりの規模になった、世界も注目している。
愚連隊まがいの振る舞いは他所でやってくれ。
いいか、正しい戦技を身につけろ。映画で観たあらゆることを忘れるんだ。
以後おかしなことをしたら…見逃さん。
こんな彫刻には…何の戦術的優位性も無い。
だが早撃ちは見事だった…いいセンスだ。
完全に「お前が言うな」状態なのだが、実際に苦い経験をしたオセロットであればこそ、このアドバイスにも重みが増すというものである。
チュートリアルで目の前に立つオセロットに麻酔銃を撃つと…?
ミラーと共に無線を担当しているが、自発的に通信を入れてくることはあんまりない。
「ボス、伏せろ!敵のヌビアンだ。ソ連兵を掃射されたら並の野生化したヤギには躱せない」
ちなみに、『MGS3』当時はヴォルギンに対して感電するんじゃないかと内心ビビってたらしい。
山下泰裕のファンらしく、モスクワオリンピックを日本がボイコットしたせいで山下の柔道が見られなかったことを残念に思っていた。
『MGS2』の項目で触れたフランス嫌いの件についても、ビッグボスから「フランス嫌いは相変わらずか」と言われた際に「エカテリーナの時代が苦手なだけです。宮廷には良い印象が無い」と答えている。
『MGO3』ではDLCでプレイヤーキャラクターとして使用することができる。
『MGS3』の様に、マーキングした相手に跳弾するリボルバーの二丁拳銃で攻撃することが可能。
【名(迷)言集】
「」がオセロット、『』は他者のセリフ
「私がFOXHOUND部隊、リボルバー・オセロット!」
「隠れても無駄だ!私には弾の気持ちが分かる、跳弾を操ることもできる!」
「戦闘中のリロードがたまらない、銃に命を吹き込んでいるようだ。」
「おっと、コンティニューはきかないぞ??」
「それと、連射パッドを使おうなどとは思うなよ??」
『馬鹿が…殺してしまうとは…』
「すみません、つい!」
「茶番はおかしいものだろう?」
「いい演説だった。さすがは海兵隊司令官、演説が上手い。だが、それだけだ。アメリカ人は、己の言葉に酔うあまり真実を語れない。」
「俺はシャラシャーシカ!またの名をリボルバー…『オセロット!』」
「新型の性能はよ~く分かった。」
『こいつを奪うつもりか?』
「奪う? 返してもらうのだよ!」
「セルゲイ…その腕では現役引退だなぁ?」
「山猫は獲物を逃さない」
『シングル・アクション・アーミーか?』
「ああ、もうアクシデントは起こらない!」
『あれがアクシデントだと?あれは、貴様の虚栄心が生んだ必然だ。』
「何っ!?」
『確かにいい銃だ。だがその彫刻には、何の戦略的優位性も無い。』
「…ッ!」
『それと、お前はもう一つ、根本的な誤解をしている。』
「…?」
『お前に俺は殺せない。』
「12発だ!…いいか、今回は12発だ!」
「不思議だ…この緊張感…!マグチェンジでは到底味わえない!」
「リロードタイムが…こんなにも息吹を!!!」
「俺のリロードは革命だ!」
『こいつを撃てっ!聞こえないのか!撃てっ!!』
「大佐、それは出来ません」
『出来ないだと?』
「ザ・ボスと約束しました」
『黙れっ!私が貴様の上官だ!貴様、私にたてつく気か? 』
「大佐・・・男らしく闘いなさい!m9(`・ω・´)」
「その動きはいただいた!」
「お前、名前は?」
『スネークだ』
「違う、そうじゃない」
「お互い、蛇と山猫では示しがつかない。俺の名前はアダムスカ。おまえは?」
『ジョンだ』
「わかった。ジョン、ありふれた名前だが忘れない。…こいっ!」
「また会おう、ジョン」
「いいセンスだ…」
「川西能勢口...絹延橋...滝山...鶯の森...よぉし!?」
「俺には効かん。薬物の訓練を積んれるんら」
「2たす2は5…2たす2は5…?」
「俺も、ヤマシタのジュウドーは見たかったが…」
「いいか、正しい戦技を身に付けろ。愚連隊まがいの行動は他所でやってくれ」
『…やけに熱心に指導していたな、何故だ?』
「いや、何と言うか…放っておけなかったんだ」
【余談】
- MGS1時のモデルは俳優のリー・ヴァン・クリーフである。
- MGS1・2における声優の戸谷公次氏の息子は俳優である戸谷公人氏。彼が仮面ライダーディケイドにおいて演じた海東大樹/仮面ライダーディエンド?が銃をクルクルと回しながら取り出すのは父が演じていたリボルバーへのリスペクトであり、氏もメタルギアシリーズは大好きであるとのこと。
MGS5ではリボルバー役に公人氏を起用する案も上がったそうだが、当時25歳ほどだった公人氏の声は40代のリボルバーを演じるのには若すぎるということで没になったようだ。
- 『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱?』にて「リボルバー・オセロット」と言う名前の謎のスポーツが登場。バトミントンとオセロを足したもので、オセロ側とバトミントン側にわかれて試合をし、仲間のオセロ側が負けそうな時にシャトルをぶつけるというもの。
- 外伝作品「[[メサルギアソリッド>MESAL GEAR SOLID:SNAKE ESCAPE]]」にはピポサル版スネーク『ピポ・スネーク』同様ピポサル版オセロット『ピポ・オセロット』が登場するが、誰がオセロットの戦闘データをインプットしたのか、詳細は一切不明。
追記・修正は右手をぶったぎられてからお願いします