キラ「え!ぼ、僕がガンダムのパイロットに!?」_第02話

Last-modified: 2008-12-25 (木) 02:13:33

アスラン「(……今のはキラだ、間違いなくキラだ
      あっちも気付いた…よな…ヘルメット被ってたとは言え…
      親友だから…きっと気付いたはず…)」

イザーク『おい、遅いぞ!何やってる!』
アスラン「ラスティがやられた!」
イザーク『何だと!』
ディアッカ『え?何?今なんて言った?電波悪くてきこえねえ』
アスラン「ラスティがやられた!」
ディアッカ『え?何だって?』
イザーク『今からミゲルが向かうはずだ!もう一機も奪取するぞ!』
ディアッカ『何?』

アスラン「え!?ミゲルが来る!?
     (ヤクイ!あ、あの中にはキラがいるのに…!!)」

 

イザーク『お前はすぐに戻れ!』
アスラン「あ、ああ…ところでニコルは?」
イザーク『さっきから通信がさっぱりだ』
アスラン「そうか…まああれだよな、ケータイとかも新しいのって全然使い方違うしな」
ミゲル『遅くなった!よし、あの新型だな!?ラスティの仇討ってやるぜ!』
アスラン「な!ミゲルもケータイとか買い換えるとアレだよな、使いにくいよな!」
ミゲル『は?』
アスラン「だからそっとしといてあげないか、あのMS」
イザーク『どっかに頭ぶつけたのか』

 

キラ「どりゃあああああ!!!!!!3chで鍛えたタイプ捌きィィィィィ!!!!!」
マリュー「すごいすごい!!君すごいじゃない!!さすが現役学生は違うわ!」
キラ「どっこいしょーーーー!!!!!」
マリュー「立った立ったwwwwwすごいwwwwwwすごいwwwwwww」
キラ「あ、あとはバランスを地面に合わせて…ぐぐぐ、バランス悪いなあああああもう!!」
マリュー「(す、すごい…本当に歩かせてる…!この子、只者じゃないわ!!
      私達もお手上げ状態だったこのスタイリッシュMSを…!!)」

 

ミゲル『おい!!おまえがアホな事言ってる間にあれ動き始めたぞ!!』
アスラン「(ナチュラルに短時間でOS設定は不可能…ということはキラか!)」
     お前はやればできる子だと思ってたよ!」
ミゲル『(重症だ…)』
イザーク『アスラン貴様!!早く!!戻れ!!!!!このカス!!!』

アスラン「(お前ならきっと大丈夫だ…!それにミゲルなら多分大丈夫!
      うまいことお互い生き残れるはず!そう信じよう!何事もポジティブにね!)」

ミゲル『チッ、動くようになったみたいだが…
    このT・ミゲル・Revolution様にはかなわないぜ!
    おとなしく投降しな!』

 

キラ「よ、よし、逃げよう、これがアクセルかな?」

 

ポチッ

 

キラ「うわわわ、全然違うじゃないかああああ」
ミゲル『うお!?』
マリュー「ちょっとちょっと!!どこ行ってるの!!」

ミゲル『こ、後退でなくあえて前進で逃げるだと…
    あのナチュラル…出来るッッッ!!!』

 

キラ「な、なるほど、このペダルがこうで…
   じゃあこのボタンが…」
マリュー「ちがうちがう、そのボタンがあれよ、アクセルよ」
キラ「え?じゃあ合ってるじゃないですか」
マリュー「あ、そう?てっきりこれのこと言ってるんだと」

ミゲル『何ぼけっとしてやがる!!今度はこっちから行くぜ!』

キラ「き、きた!!にげなきゃあわわわわに、にげにげなきああああ」
マリュー「ちょっと!そっちは市街地――」

 

トール「はあはあ、あ、あわわ…」
ミリィ「ど、どうするの!?あっちのシェルターももう封鎖されてるよ!」
サイ「お、落ち着いて!どこかにまだシェルターがあるはず…」
フレイ「もういやぁ!怖い!大体トール達がクレープ屋に寄らなかったら…」
トール「お、俺のせいかよ!」
サイ「な、なんだあのMS!!!突っ込んでくる!!!!」

キラ「うわああああ!!!!!!」
マリュー「落ち着いて!!そのハンドルを左に!!ビルを避けて!!!」
キラ「ひいいいいいいいいい!!!!!!!」

ミゲル『チッ、ちょこまかと!!』

キラ「うわあああああ!!!!ひ、人だ!!!まだ人が!!!」
マリュー「(こんなに避難し損ねてたなんて…!まずいわね…!)」
キラ「ど、どどdddddどどどっどど」

ミゲル『民間人を盾にしようとしてんのか知らないが、
    このS・ミゲル・Revolution・アイマン様には通用しないぜ
    ナチュラルごと爆発しちまえ!!!』

キラ「でええええ!!!!普通攻撃してくるかよマジKY!!!!!」
マリュー「シールドで回避よ!民間人を守らないと!!」
キラ「シールドって…」
マリュー「これ!!」
キラ「フガ!!!!(おっぱいあたってる!!)」
マリュー「きゃあ!?」

ミゲル『何!?』

 

    ズザアアアア!!!!
       シュキッ!!!!キュピッ!!!
    
      ビシィィイイイイイッッ!!!!!

 

サイ「あのMS…!!」
トール「倒立で……僕たちを守った…!?」
フレイ「三点倒立したスタイリッシュな脚で…私たちを…!?」
ミリィ「きもいwwwwwww主に動きがきもいwwwwwwwwww」

 

キラ「こ、これがシールド!?」
マリュー「あ、あなたが変なことしたせいで間違えたのよ!」

ミゲル『なんて動きしやがる…あ、ありえねえ!くっそお…!』

キラ「うっわ!!あいつまた向かってきましたよ!!」
マリュー「このままじゃまずいわ!」
キラ「当たり前でしょ!!なんとかしてくださいよ!!」
マリュー「なんとかするったって、どうやって…」
キラ「えええええ!!!!!これあんたらが作ってたんでしょ!?
   もうちょっと動かしたり動かしたりしてくださいよ!!」
マリュー「OS組んだのに動かせないわけないでしょ!もう少しがんばって!!」
キラ「あああああああああかんん!!!!!!!!しぬうううううう!!!!」

 

僕は無我夢中で操作した――

――その時、奇跡が起こった

 

       ガッキ----------ィィィィィイイイイン!!!!!!!

               ポッキィィーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!

 

ミゲル『ぐあああああああ!!!!!』

 

倒立した脚が…そのまま相手の頭に垂直に落ちたのだ!!!!

サイ「かかと落としだって!?」

ミゲル『つ、ツノがぁ~俺のMSのツノがぁぁ~~~!!』

 

         ドシーーーーーーーーーン!!!!!!

 

キラ「ぐぇええええ!!!」
マリュー「うう…だ、大丈夫…!?舌噛んでないわね!?」
キラ「ちょ、ちょっと目が…お…オエエエッ」
マリュー「きゃああああああ!!!!」

 

ミゲル『ち、ちくしょう!覚えてやがれ!!』

キラ「あ…行った…みたいdウプッ」
マリュー「と、とにかく出て!早く!!早く!!!」

 

マリュー「な、なんとか無事みたいね…民間人の被害も…うん、出ていないみたい」
キラ「うう…ず、ずびばべn…MS…よごしちゃ…t」
マリュー「いいのよ!貴方には命と…そのMSを助けてもらったんだから!」
キラ「これは…一体なんなんですか…」
サイ「キラ!?」
キラ「さ、サイ!?トール…ミリィ…!フレイさんも!」
フレイ「(あら、私ったら有名人^^私この人知らないけど…)」
サイ「お前が動かしてたのか!?」
キラ「う、うんwwwwwまあねwwwwwwwwwフヒwwwwwww」
トール「す、すげえ…!じゃあお前が助けてくれたのか!?
    お前のこと、俺、ひどいことしてたのに…心の友よ!!」
(ひしっ!!)
キラ「と、トールったらやめてよ*^^*」
トール「ゲボくさ!!!」

 

ミリィ「(じゃああのキモ動きもキラが…ププwwwwwだめwwww笑っちゃうwwwww)」

キラ「と、とにかくおねえさん、いったいこれはどういうことなんですか!」
サイ「そうですよ!何がどうなってるんです!ここは中立コロニーのはずでしょう!」
マリュー「…いいえ、ここは中立のコロニーなんかじゃないわ」
キラ「え?」

 

マリュー「ここのコロニーはね、極秘裏に地球軍に手を貸していたのよ」

ΩΩΩ「「「な、なんだってーーーー!!!」」」

 

マリュー「詳しい話はまたあとでするわ。とにかく急がないと」
キラ「急ぐって…」
マリュー「君達は早く避難を…」
トール「ひ、避難たってどこにするんですか!!もうどこも封鎖されてますよ!」

 

マリュー「!! あれは…アークエンジェル…!!!無事だったのね!!」
キラ「マジパネェ」
マリュー「みんな、ひとまずあれに乗って!」
こうして僕達はパネェ戦艦、アークエンジェル… の、搭乗口付近に連れてこられた。
僕は相変わらずゲボ臭い。
ちょっとフレイさんの近くに寄りたくない。
心なしかみんなと距離が離れている…

 

ムウ「へぇ、じゃあ君がMSを操作したのか。大したもんだ」
ナタル「民間人が重要機密のMSを操作するなど…!」
ムウ「まあいいじゃないのwwwwしかし君…キラ君だっけ?」
キラ「は、はい!」
ムウ「君、コーディネイターだろ」

サイ「だったら何だって言うんですか!」
トール「そうだ!キラはコーディだけど俺達の友達だぜ!」
キラ「(トール…なんかむかつく)」
ムウ「いやいや、そういう話じゃないんだ、悪いな
   ただ、なんでここにいるのかなーと思ってね^^」
キラ「それは…
   (言えない…成績が悪すぎてアスラン達のコロニーに行けなかったなんて言えない)
   りょ、両親がナチュラルですから」

 
 

クルーゼ「ほう、ツノが折れたから戻ってきたと」
ミゲル「はっ!ツノが折れては力が出ないであります!」
クルーゼ「ふむ、君の言うことも一理ある…」

ディアッカ「(あるんだ)」
ニコル「(いいんだ…)」
イザーク「(クルーゼ隊長…なんて寛大な方なんだ!)」

アスラン「(よかった、キラは無事みたいだ…
      でもあいつ、なんで地球軍と一緒に…?
      ――まさか、あいつ…地球軍とザフト軍を間違えて志願したんじゃないか!?
      そうに違いない!あいつはいつもどっか抜けてたからなあ…
      くそっ、ちゃんと文通とかしてればよかった…!)」

クルーゼ「では今度は私も一緒に行こう」
ミゲル「隊長もですか!?」
クルーゼ「君のツノは私が守ろう 安心して戦いたまえ」
ミゲル「かっけええええええええええ!!!!!!」
クルーゼ「よし、すぐに出撃だ」
ミゲル「いってくるぜ!」
アスラン「あばよ!」
ニコル「がんばってくださいね!」

 

イザーク「……今、アスランも付いていかなかったか?」

 

アスラン「(ふう、どうやらミゲルのマネをしたことで事なきを得たようだ)
     待ってろよ!キラ!今迎えにいく!
     ザフト軍がコーディネイター側だと説明しに行く!
     アスラン・ザラ、出る!!」

 

ディアッカ「マイガッ!!!あいつマジで付いていってやがる!!!」