蒼き自由と青き厄災_00話

Last-modified: 2008-09-21 (日) 19:24:47

C.E70オーブ首長国はマスドライバーを目的とした地球連合軍の侵攻を受ける。
地球軍側は実戦配備したばかりのMS部隊と最新鋭のGATシリーズ「カラミティ」、「フォビドゥン」、「レイダー」を投入した。
一方、オーブ側も不沈艦アークエンジェルと自由の名と正義の名を持つMS「フリーダム」、「ジャスティス」を中心として奮戦するが物量の差も大きく追い込まれようとしていた。

「見つけたぜぇ、昨日の強いヤツ!」
カラミティを駆るオルガ・サブナックは先日自分が仕留められなかった蒼い羽を持つ機体を見つけると
カラミティの武装である背部ビーム砲「シュラーク」とバズーカ砲「トーデスブロック」を乱射しながら突撃していく。
「クソッ!このままじゃオーブが・・」 蒼い翼を持つ機体フリーダムを操るキラ・ヤマトはその砲撃を回避しながら両翼の「バラエーナビーム砲」を放つ。
オルガは舌打ちしてなんとか回避するが、 「これ以上は・・・!」キラは「ラケルタビームサーベル」を抜き連結させるとカラミティに向かって加速する。
「ウゼェんだよ!白いのぉ!!」 オルガもフリーダムを迎撃するために胸部のビーム砲「スキュラ」を収束させる。
「やらせない!」 「墜ちろォー!!」 二人の叫びが重なり、スキュラとラケルタがぶつかった瞬間、あたり一面を白い閃光が塗りつぶした。
そして、閃光が収まった時にはフリーダムもカラミティも完全に消滅していた。

一方、ジャスティスのパイロットであるアスラン・ザラはフリーダムと少し離れたところで
残りの2機フォビドゥンとレイダーを相手に激戦を繰り広げていた。
「クッ!コイツら・・」ジャスティスが背部のリフターから「フォルティスビーム砲」を放つが、
「うざーい」 フォビドゥンのパイロットであるシャニ・アンドラスは特殊シールド「ゲシュマイディッヒパンツァー」を展開してビームをねじ曲げる。
「そらぁぁ抹・殺!!」さらにフォビドゥンの背後から飛び出したレイダーがそのパイロットであるクロト・ブエルの叫び声とともに破砕球「ミョルニル」を放つ。 ジャスティスはビームサーベルでミョルニルを切りとばす。
「このパイロット達は本当にナチュラルなのか?」 「とっとと墜ちろよ!」「うざいんだよ。」 するといきなり白い閃光が視界を塗りつぶした。
そしてその数時間後オーブ首長国は地球連合軍に降伏した。
しかし、両軍のエース達5人はその機体もろとも発見されなかった。