Char-Seed_シャアとキラ_第01話

Last-modified: 2007-11-10 (土) 19:32:23

「う……、私は、……生きているのか」
シャアはゆっくりと目を覚まして、周囲な確認と自分の身体の状態と感覚を確かめた。
「………どうやら異常はないようだな」
自分の身体に異常がない事を確かめたシャアはゆっくりと身体を起こした。
「ここは何処だ?、何故、私は、こんな所にいる」
シャアは大気との摩擦熱で高温のコクピットの中で、死の覚悟を決めていた。だが、奇妙な光りに包まれまた直後に気を失った。
そこまで思い出したシャアは奇跡に近い何かが、起きて自分の命が助かった事を悟った。
「だが、ここは何処なのだ」
部屋の中を見回したが、覚えがなかった。自分がいる部屋は殺風景な何処にでもある部屋だった。
「それそれ、そっち」
「右へ行って」
部屋の外から幾人の子供達の声が聞こえてきた。
「こどもの声!?」
シャアはベッドから出ると、窓に向かい外を見た。すると教会らしき建物と教会の前で、サッカーをしている子供達の姿が見えた。
「……だが、ここは何処なのだ……」
シャアは自らの疑問に応える為に、部屋に置いてあるガウンをアンダースーツの上から羽織り、廊下に出た。
廊下を歩くとある広間の前に着いた。
『オーブ連中首長国政府は世界各国に対して、大規模軍縮交渉を行う為の、国際会議を提案しました』
オーブ連合首長国?。そんな国名、聞いた事がないぞの疑問にかられていた。すると
「どうやらお目覚めになられましたかな」
テレビの前の黒い椅子に座っている人物から声をかけられた。
「貴方は?」
「私は、マルキオと申します。ここの主です」