DEMONBANE-SEED_小ネタ_02

Last-modified: 2013-12-22 (日) 20:55:36

黒煙と炎に包まれたオーブ山中で、愛する家族の亡骸と共に倒れている少年は
自らも傷を負い、それが致命傷である事を悟り、遠からず家族の後に続く運命を悟っていた
「ふむ、MSの戦闘に巻き込まれ、家族ともども虫けらのように死ぬ。負債世界に
生まれた名も無きキャラの運命としてはましな運命だね」
その声は宙を舞う翼をもった白いMSからのものだと少年にはなぜかわかった。
「あんたはだれだ?」
「君の味方だよ」
「味方ならどうしてもっと早く来てくれなかったんだ?父さんも母さんもマユももう・・・」
「すまない、そういう意味の味方じゃないんだ。ぼくはこの世界のシナリオライター
じゃないからね、直接手出しはできない、でも手助けすることはできる。今ここで
死ぬのは君本来の運命、その運命を受け入れるのは君の権利だ、でも僕は君に
別の運命を用意してあげる、端役じゃなくて主役の運命を。決断はいますぐでなくても
いい、君がいきたえるまでは待ってあげるよ」
「なにが目的だ?俺になにをさせたい?」
「本来端役でしかない君に主役の運命を与えたときこの駄ニメがどう転がるか
みてみたいだけだよ」
「・・・あんたが誰であってもいい、俺は…力が欲しい」
「その運命がここでいきたえるよりましなものであるとは限らないけど君に
主役の運命をあげよう、ガンダムを探すんだ」
少年は意識を失う前、白いはずの黒いMSの顔に3つのモノアイと機械なのに
たしかに嘲笑を浮かべていたのを見た

 
 
 

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