ナイア「キラ君、ラクス嬢もお揃いで。世界の果て夢の終わりに何の御用かな?
そうだ。こんな機会だし世界の種明かしを少しだけしようか。」
キラ「何を・・・言ってるんですか・・・?」
ラクス「キラ!聞いては駄目です!邪神の戯言など!」
ナイア「外野は黙っててくれるかな?少々寝るといいよ。ラクス嬢。
ラクス「あ・・・。」
キラ「ラクス!?」
ナイア「大丈夫、生命には関わらない。寝かせただけだから。
そうだねぇ・・・君の出生について教えてあげるよ。」
キラ「僕の・・・出生?僕はメンデルで意図的に作られたスーパー・・・
ナイア「台本ではね。とりあえずそういうことになってるけど。
考えてもみなよ。人が人の手で人を超えるものを作れると思うかい?
あぁ、デモンベインは別だよ?アレは僕の力も加えてあるからね。」
キラ「そんな・・・じゃあ僕はどうやって・・・生まれたんですか?」
ナイア「簡単じゃないか!人以上のモノから作ったに決まってる!
そう。例えばだよ?とある神さまがいた。その神さまは試行錯誤を重ねて
人の種の極限である二人を作り出したんだ。それが・・・」
キラ「大十字さんと・・・「マスターテリオンだ。」
ナイア「その二人を作った神さまは思ったんだよ。
人の負の極限のマスターテリオンと人の正の大十字九朗を混ぜ合わせたらどうなるものか?とね。
まったく普通の人間になってもよし、両方の性質を持った完璧な人間になってもよし。
どちらにしろ僕に損は無い。ならやってみよう。」
キラ「まさか・・・真逆!」
ナイア「そう、それで君が出来たんだよ。キラ・ヤマト。
現存する全ての人間を超えた人間を作る事は出来たんだが、
如何せん決断力が不足してね。他人の思想にホイホイ共感してしまうようになっちゃて。
ラクス嬢はそんな所につけこんだんだね。さぁ、母子の対面だ。お母様と呼んでおくれ。キラ。」
キラ「あ・・・あ・・・」
ナイア「心配する事は無い。僕と共に幾千、幾億、幾兆の永劫を共にしよう。
大丈夫、マスターテリオンみたいに絶望させたりはしないから。さぁ・・・」
起動戦士GUNDAM SEED DESTINY キラ・ヤマトルート
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