DEMONBANE-SEED_小ネタ_10

Last-modified: 2013-12-22 (日) 20:58:07

シン「う…ここは?」

???「うう…」

シン「どうしたんですか!?アナタ、何が!?」

???「メ、メンデルの区画を調べていたら、崩落が…私は…もう…ダメだ…た、頼む…国の…」

シン「気を強くもって!名前は!?」

ギル「うう…ギルバード…デュランダル…ああ…タリア…すまない…ああ…本当に…すまない…」

シン「!?」

テリオン「お気づきか?」

シン「マスターテリオン!」

テリオン「これがこの輪廻の実態だ…貴公はあの戦いから数十年前に遡ったのだ。そう…あまりにも激しい戦いの余波でな」

シン「…まさか…」

テリオン「分かっているだろう?これから何をすればいいのか?では…さらばだ。また逢おうぞ、シン・アスカ。あっはっはっはっははははははは!」





それから俺は、整形を行い、デスティニープランの構想が書かれたノートを持ってプラントに帰った。

そして、必死に勉強をして、政治学、生化学、あらゆる学問を習い、また、株を利用して金を貯めた。それから、プラントの政治家への道を歩み始めた。

トントン拍子に登れるわけだ、ギルバート・デュランダル、という男は。これからおこる全ての事件を知っているのだから、どうすれば支持されるか、分かりきっている。


タリアさんとは、その過程で分かれた。タリアさんを愛したのはギルバート・デュランダルであって、ギルバート・デュランダルではないからだ。

今度こそ、今度こそあの輪廻を打ち砕くために、俺は必死になって突き進んだ。その中で、俺はアイツに逢わなければならなかった。



研究員「しかし…この子は不完全なテロメアで…」

ギル「構わないよ…私が引き取る。さあ…行こうか…レイ」



レイ、俺達は、ずっとずっと前から逢っていたんだな。今度こそ、俺はお前を助けるよ。

そして…。



ギル「君が…シン・アスカか」



どうか、シン・アスカよ。今度こそ、この輪廻を打ち砕いてくれ。俺は…信じているんだ。お前を。・・



ああ、レイ。議長がどんな気持ちでお前に接していたか、ようやく分かった。きっと君は俺を撃つだろうな。俺はそれを知っている。だけど、君がどのような顔で俺を撃つのだろうか?


ああ…でも…大丈夫だ。君に撃たれるなら、何も構わない。

ありがとう。俺と出合ってくれて、レイ。



レイ「うう…ギル…シン」

ギル「ああ……レイ…よかった…全てを…伝えることが…できて…」

レイ「…すまない…シン…ごめんなさい…ギル…!」

ギル「いいんだ…けれど…また…負けてしまったな…負けちまったな…ああ…だけど…何か…嬉しいよ…レイ…」

レイ「ギル…!…いや…シン…お帰り…なさい…」

ギル「ああ…ただいま…レイ…」

タリア「さあさあ、もう…いいわね、レイ。彼を休ませてあげて」

レイ「うん…おかあ…さん…」

ギル「ああ…お休み…お休み…レイ」



レイENDノーマル・END





レイ「うう…ギル…シン」

ギル「ああ……レイ…よかった…全てを…伝えることが…できて…」

レイ「…すまない…シン…ごめんなさい…ギル…!」

ギル「いいんだ…けれど…また…負けてしまったな…負けちまったな…ああ…だけど…何か…嬉しいよ…レイ…」

レイ「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ギル「どうしたんだレイ?」

レイ「駄目だ・・・あの言葉を言ってはいけない!諦めたら駄目だ!!」

ギル「手遅れだ、どうにもならないじゃないか。」

タリア「もう戦わなくていいの、休んでもいいのよ。」

レイ「俺は諦めない!まだシンは戦っているんだ!そうだろ?シン!」



ギルの服のポケットから光が溢れ出した。



ギル「これは?そうか、この手帳はレイ、そしてシンが持つのが相応しい。持って行くといい。」



分厚い手帳をレイに渡す。



ギル「ネクロノミコン複写機写本だ。無理に頼んでコピーさせてもらった物だ。行くといいシンの元へ。」

タリア「レイあなたが決めたなら、もう、何も言わないわ。いってらっしゃい。」

レイ「ありがとうギル、母さん行ってくる。」



レイは思い出していた。

大十字九郎の言った言葉を。

魔を断つ剣は誰の心の中にもあると無垢なる刃を信じろと。

もし、絶望に囚われ心が折れそうになったら、あの言葉を唱えろと。



レイ「ネクロノミコン!シンの元へ導いてくれ!」



空間に亀裂が入る。



空間がガラスが割れるように粉々に砕け散った。



気がつくとレイはシンの傍、キラに破壊されたばかりのディスティニーのコックピットにいた。

空間を越えた?時間が遡っている?精神を操られていた?どうてもいい奇跡が起こったのだ。





シン「レイ!?なんでここにいるんだ!」

レイ「説明は後だ!本当の敵はキラ・ヤマトでもラクス・クラインでもなかったんだ。行こうシンまだ戦いは終わってない。」

シン「でも、ディスティニーはもう動かない。」

レイ「大丈夫、ギルに貰った本がある、ネクロノミコン複写機写本を使うんだ。」

シン「どうやって使うんだよ!ただのコピーなんだろ!」

レイ「コピーでも力はある、そして奇跡が起きた、だから俺はここにいる。二人で唱えるんだ彼から教えてもらった魔を断つ剣のまじないを。」



分厚い手帳を取り出す。

縮小コピーを本にしたネクロノミコン複写機写本を。



シン「また飛べるようになるかな?」

レイ「飛べるさ、無垢なる翼は俺たちの中にある。」



シン・レイ「憎悪の空より来たりて 正しき怒りを胸に 我らは魔を断つ剣を執る! 汝無垢なる刃デモンベイン!!」



シンの元へと向かうルナマリアは見た。

満身創痍のディスティニーが光に包まれた後、完全修復され再び立ち上がったのを。

形状が変っているディスティニーを。

赤く輝く憎悪の翼が白く輝く無垢なる翼へと変化したのを。



シン「ルナマリアここで待っていてくれ。本当の敵を倒してくる。」

通信機から聞こえたシンの声は憎しみに囚われていた時と違って穏やかで優しかった。

ルナマリア「シン・・・・いってらっしゃい。」

ルナマリアは生まれ変わった魔を断つ運命の剣の飛び立つ姿をずっと見守っていた。







レイルートトゥルー



ディスティニーは更なる改造を繰り返し機械神化、シンと共にデモベ無限軍団入りして永劫の戦いに





レイルートグット



大十字九郎と共に■■■■■■■■■■を倒し本来のCE世界に帰ってくるが

レイの命数が尽きかけているのを知ったアルアジフは

テロメアを魔術で無理矢理伸ばし治療するが…







九郎「おんなのこになってるー!!」

アル「すまない余分な所まで伸ばした(Y→X)ようだ」

シン「・・・・・・・・・」←実はいうと金髪に弱い(ステラとか意味は違うがカガリとか)

レイ「シン・・・・・・・」←ギルは、かつて前回のシンであることを識っている







さてどうなる事やら







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