Lnamaria-IF_523あとがき

Last-modified: 2008-04-11 (金) 17:59:19

あとがきであります。
やっと、<FIN>の文字を入れる事が出来ました。
これは、私の四作目の作品にあたりまして2007年の夏から書いたお話です。
一年近くも書いていたんだなぁと、今更ながら感慨深いものがあります。
この話は構成とかアイデアとか元となった話がありまして、それが実は私の処女作と三作目なのです。
処女作に手を付けたのはの2007年の初春でした。ぱーっと思いつくまま書いてしまって、まるであらすじみたいと言われた処女作。二作目も今確かめてみると処女作と同じくらいの分量で。
そして構想がぱったりと先に進まなくなって未完に終わった不幸な三作目。
この作品は言わばリベンジなのです。
処女作を今読み直すと、あまりの未熟さにうぎゃー! と叫びたくなります(笑)
構想も書いている内に変わりました。
最初から決まっていたのは、ルマナリアとアズラエルをくっつけてラストシーンを描こうと言う事。
それ以外は書いている内にどんどん変わりました。
ボスキャラを8(ハチ)と絡めて異星人にしようと言うのは考えていたのですが、ギガフロートあたりではマルキオを想定してまして、それが変わったのはXアストレイキャラを出そうと決めてからでした。
シーゲル(偽)も。モビルスーツも操縦するスーパーキャラになったのはエターナルフォースブリザードからディアボリック・デスバーストを知ってからでした(笑)
モビルスーツ……最初はストライクルージュで最後まで行こうと思っていたのですが、プレアが関わってきたのでせっかくなのでドレッドノートを使わせてもらいました。おかげでストライクルージュにはぼろぼろになってもらう事に……ぼろぼろと言えばドレッドノートもそうですね(苦笑)
『一族』も途中から出す事になったのですが、マティス、そして男装の麗人マティアスが気に入ってしまい、ついつい描写が長くなってしまいました。
あと、ご覧の通り地球連合寄りですが、心掛けたのは、アニメ本編の補正を外すくらいにしてヘイトにならない事。
どんな陣営にもそれぞれに、たとえボスキャラのシーゲル(偽)であっても唱えるべき正義が有るんだと言う事。
それがきちんと描写できていればよいのですが……。
逆に贔屓をしたな、と自覚しているのは、ギナ様とダナ。本編では悲惨な最期だっただけに、救済してみました。
ダナは、優先順位が自由と言う感じで人種差別感情は薄い感じだったのに、本編では仲間に後ろからばっさり。かわいそすぎました。
あと救済したと言えばナタルも、かな。
アズラエルは、贔屓を超えて、主人公の片割れとして思い入れを込めて書いていました。登場するのが遅かったので無事登場した時にはほっとしました。
あえて救済しなかったキャラもいます。アッシュとか。クルーゼとか。それでも。納得のいくような死、あるいは死が救済であるような、そんな思いを込めてキャラの最後を書きました。。
最初は死ぬ予定では無かったキャラもいます。マリュー、オルガ、シャニ、クロトです。ですが、話の展開が、構想が、どんどん彼らを追い込んで行きました。悩みました。が、話が生温くなるよりはと思って涙を呑んで死んでもらいました。
逆に死ぬ予定が、しぶとく生き残ったキャラもいます。ラクスです。当初は最後に体を乗っ取られてラスボスとしてルナマリアの前に立ちふさがる予定だったのですが……それなりに幸せな戦後となりました。
描写が薄くなってしまったな、と思っているのはヘリオポリス組。新キャラがどんどん出て来るので、割りを食ってしまいました。
小さな事で、えらく苦労した事。ピスティスの名前。メリオルの男性形を一生懸命調べたのですがなかなか見つからず、何回もwikiを書き直し、結局マークと言う簡単な名前にした事。
そう言えばお気づきの方もいるかと思いますが。作品の題名も何回か変えています。これも、ああでもない、こうでもないとあれこれ考えて。ガンダムに関係のある、そしてこの作品のラストシーンを象徴するような題名を思いつきました。
wikiと言えばこんなにお世話になった時期と言うのもない気がします。
ラクランジュポイントの把握から、ソロモン諸島(オーブ)の位置から、モニターとにらめっこしてストーリーを考えるのは楽しかった。
もちろんガンダムseed関連の項目にもお世話になりました。
それだけじゃ足りなくて。DVDBOXから、公式ガイドブック、アストレイのコミックまで買う事になりました。
影響されまいと、あえて買わなかった小説も、一冊だけ。地球周辺の図を参考にするためだけに買いました。
自分で言うのもなんですが、物を書くパワーってのはすごいです(笑)
そう言えば、執筆は自分のパソコンで書いてましたが、前のパソコンが壊れてデータ吹っ飛んでから、いまいちパソコンを信用しきれないのですね。そんな訳で、インターネットディスクと言う物を契約して、こまめに保存したり……
ああ、どんどん書きたい事が出てきてしまいますが、いい加減にして終わらないといけませんね。
出来得れば、いつか。この話を読み返した時にうぎゃー! と叫びたくなるような成長をする事を願いましてひとまず筆を置きたいと思います。
応援ありがとうございました。
そして最後に。
もし、もしもこの作品が気に入っていただけたとして。
もしもまた次の作品が書けましたら、いつの日か、また、お目にかかりましょう……。






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